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「ピルをやめたら痩せた人はいる?」
「ピル服用中だけど太りたくない…。」
「ピルをやめたら痩せた」という意見を耳にした経験はありませんか?ピルと体重増加にはどのような関係があるのでしょうか。
この記事では、ピルで太る原因、服用中でもダイエットできる方法を解説します。ピル服用中の体重変化に関するよくある質問にも回答しているので、ぜひ最後までご覧ください。
正しい方法が分かれば、ピル服用中でもダイエットはできるよ!
・ピルをやめた際の痩せる以外の2つのメリット
・ピルをやめる前に注意すべき3つのデメリット
・ピルをやめずに痩せる対処方法6選
・「ピルをやめたら痩せた」に関する質問への回答
ピルをやめたら痩せた人がいる2つの理由
ピルをやめたら痩せた人がいる理由には以下2つがあげられます。
- むくみが取れる
- 食欲が減る
ピルに含まれるホルモンが関係しているよ!
むくみが取れる
ピルをやめると痩せる理由の1つ目は、むくみが取れることです。
むくみが取れる理由は、ピルに含まれる卵胞ホルモンの保水作用が無くなるためです。服用を中止しむくみが取れると体は元の状態に戻るので、体重が減って見た目がすっきりします。
脂肪量の変化はありませんが、むくみが取れるので痩せたと感じるケースがあります。
ピル服用中は体の水分量が多くなるんだね!
食欲が減る
ピルの服用中止によって、食欲増進作用のある黄体ホルモンが減少するため食欲が抑えられ、体重も減少するケースがあります。
黄体ホルモンは食欲をうながす作用などがある女性ホルモンで、月経前に分泌が増えます。月経前「いつもの何倍もご飯を食べてしまった…。」などと異常な食欲を感じた経験はありませんか?実は、黄体ホルモンの分泌増加が月経前の食欲増進の原因です。
ピルには黄体ホルモンが含まれているため、ホルモンバランスが整っていない服用開始直後は月経前のような空腹感が生じやすくなります。ピルの服用を中止すると黄体ホルモンの分泌は減るので食欲も抑えられます。
ホルモンバランスと食欲は大きく関係しているんだね!
痩せる以外の2つのメリット
ピルをやめた際に生じる、痩せる以外のメリットは以下の2つです。
- 副作用が改善する
- ニキビや肌荒れが治る
順に解説します。
ピル服用中で悩んでいる人は参考にしてね!
副作用が改善する
当たり前のことではありますが、ピルの服用を中止すれば、ピルによって生じていた副作用は出ません。
ピルの副作用は、頭痛・吐き気・食欲増進・不正出血などがあり、中には日常生活に支障をきたすほど副作用が強く出る方もいます。ピルが体に合わない場合、他の薬に変更するもしくは、服用自体を中止する方がよいケースがあります。
服用を中止すれば、副作用に悩まされる心配はありません。
毎日飲むものだから副作用はつらいよね…。
ニキビや肌荒れが治る
ピルをやめたあと、ニキビや肌荒れが治るケースもあります。
ピル服用中は一時的にホルモンバランスが乱れるため、ニキビなどの肌荒れ症状が起きやすくなります。ホルモンバランスの乱れ以外にも、ピルに含まれる黄体ホルモンの皮脂分泌作用は、毛穴詰まりの発生原因です。
基本的には、ピルを飲み続ければホルモンバランスが安定して肌荒れ症状はおさまりますが、服用初期の肌トラブルは服用中止で収まる可能性があります。
ニキビができにくくなるのは嬉しいメリットだね!
以下の記事では、ニキビケアの方法を解説しています。ニキビに悩む方はあわせてご覧ください。
ピルをやめる前に注意すべき3つのデメリット
ピルの服用中止にはメリットだけでなく、もちろんデメリットもあります。ピルをやめる前に注意すべきデメリットは以下の3つです。
- PMS/月経困難症の症状がもどる
- 月経が止まることがある
- 服用と中断を繰り返すと血栓症リスクが高まる
体に悪い影響をあたえるデメリットもあるから、ピルをやめる時は慎重に決めてね!
PMS/月経困難症の症状がもどる
ピルの服用前にPMSや月経困難症で悩んでいた方は、服用中止後に症状が戻る可能性が高まります。
PMSとは、月経前の3〜10日間にかけて、イライラや抑うつ感などのメンタル不調、便秘や下腹部の痛みなどの身体的不調が起きる症状です。月経困難症は、日常生活がままならないほど月経時の体調が悪くなることを指します。
PMS・月経困難症の改善を目的としてピルを服用する方も多いでしょう。ピル服用時は、ピルに含まれる成分によってホルモンバランスが整えられ、病状の改善が見込めます。しかし、ピルの服用をやめると体は元の状態に戻るため、PMS・月経困難症の症状がひどかった方は再発する可能性がかなり高いのです。
症状がひどい人にとっては大きなデメリットだね…。
月経が止まることがある
月経が止まることは、ピル服用中止の際に注意すべきデメリットです。
ピルの服用をやめた直後は、女性ホルモンの供給の途切れにより、子宮内膜がはがれ落ち、消退出血(しょうたいしゅっけつ)とよばれる膣からの出血が起きます。通常は、ピルの服用中止後1〜3ヶ月で月経がはじまりますが、消退出血後の本来の月経がこないケースがあります。
ピル服用中止後、しばらくしても月経にならない場合、妊娠もしくは病気の可能性も考えられます。
ピルの服用中止で生理が止まった場合、病院に相談してね!
服用と中断を繰り返すと血栓症リスクが高まる
ピルの服用と中断を繰り返すと、血栓症(けっせんしょう)リスクが高まるおそれがあります。血栓症とは、血液中にできた血栓(血の塊)が血管をふさいでしまう病気です。
飲みはじめてから4ヶ月の間は、血栓症リスクが高まりますが、長期間にわたる服用で血栓症リスクは低下します。服用経験のある方であっても、4週間以上ピルの服用を中止した後にふたたび飲みはじめた場合、開始後の数ヶ月は血栓症リスクが高い状態です。
「ピルをやめて痩せたい。」などの理由で深く考えずに服用を中止すると、ピルを再開する時にまたしても体にリスクがかかります。
血栓症はピルのキケンな副作用だよ。
ピルをやめずに痩せる対処方法6選
「ピルの服用はやめたくないけれど、太りたくない…。」と考えている方も多いのではないでしょうか。ここでは、ピルをやめずに痩せる方法を、ピルで太る原因のむくみ、食欲へのアプローチ別に6つ紹介します。
ピルで太る原因を理解して、正しく対処しよう!
むくみの対処法
ピルに含まれる黄体ホルモンには保水作用があるため、服用をはじめてから数ヶ月間は水分を排出しにくくなりむくみやすい体になります。むくみは体重の増加や手足が太く見える原因ですから、しっかり対処しましょう。
むくみへしっかり対処すれば、体がすっきりするよ!
体を温める
体を温めると血行がよくなるため、体に溜まった水分が回収され、むくみ解消につながります。体を温め血の巡りを良くするために、以下のような対策を日常生活に取り入れてみましょう。
- 家の中でも靴下を履く
- 湯船につかる
- 肌の露出を控える
- 冷たい飲み物は控える
ピル服用中は特にむくみやすいので、上記の対策を毎日取り入れてみてください。
特に、手や足の先は冷えやすいから注意してね!
マッサージをする
マッサージには全身の血行をよくする効果があるので、むくみの改善に役立ちます。
むくみを取るためのマッサージは、1日の中でもっとも全身の血行がよくなる入浴後に行なうのが効果的です。特に重点的にマッサージしてほしい部分は、全身の中でもリンパの流れが滞りやすく、むくみが発生しやすい足です。お風呂上がりにボディクリームを塗り、足先からお尻付近の付け根に向けて、手を順に移動させながらもみほぐしましょう。
お風呂上りのマッサージを習慣にしよう!
カリウムの多い食材を食べる
カリウムには余分な水分を体外に出す働きがあり、むくみの改善に役立ちます。以下の食材にはカリウムが多く含まれるので、ピル服用中でむくみが気になる方は積極的に摂取しましょう。
普段口にする食材も意識して、体の内側からもむくみ解消へアプローチしましょう。
カリウムを多く含む食材は健康にも良いよ!
食欲の対処法
ピルに含まれる黄体ホルモンには食欲増進作用があるため、人によっては普段では食べられないほどの食事量を取ってしまうなど、かなり食欲が増えるケースがあります。ここでは、ピルで過剰になりやすい食欲への対処法を紹介します。
食欲をただ我慢する以外のアプローチ法を紹介するよ!
少量の食事をこまめにとる
空腹を感じやすい場合、少量の食事をこまめにとり、空腹時間を減らすのが効果的です。
こまめな食事を心がければ胃の中に食べ物がある時間が増えるため、ピルで食欲が増えている時でも空腹を感じにくくなります。1日の食事量が増えると摂取カロリーが増えて太る原因になるため、食事は変えずにパックなどでごはんを小分けにしてみましょう。
小さいおにぎりをいくつか作るのがおすすめ!
血糖値が上がりにくい炭水化物を摂取する
血糖値が上がりにくい炭水化物の摂取で、食欲をコントロールしましょう。血糖値が下がるタイミングで人は空腹を感じるため、血糖値の変化がゆるやかになれば食欲は収まりやすくなります。
以下のような血糖値が上がりにくい炭水化物の摂取を心がければ、強い空腹を感じにくくなります。
普段の食事を、白米から玄米にしたり、食パンをやめてオートミールや全粒粉パンに変えたりして、血糖値の急激な変化を防ぎましょう。
基本的に、色が茶色っぽい炭水化物は血糖値が上がりにくいよ!
適度な運動を心がける
食欲を抑えるには、軽いウォーキングやジョギングなどの運動も効果的です。
「運動すると、消費カロリーが増えてお腹が空きやすくなる」と考える方もいますが、実は運動には食欲を抑える効果があるといわれています。運動と食欲の関係にはホルモンが影響しており、運動によって食欲を弱めるはたらきのある「ペプチドYY」とよばれるホルモンが増えるため、適度な運動は食欲抑制につながります。
食欲に悩む方は、通勤で1駅分歩いてみたり、エスカレーターの利用をやめて階段で移動したりして普段の生活での運動量を増やしてみましょう。
食欲増進やむくみはピルを飲み始めて1~2ヶ月でおさまることも多いよ!体重が気になる人は、しばらく紹介した方法を試してみてね!
ピルを服用している人が疑問に感じているよくある質問
ここでは、ピルを服用している人が疑問に感じるよくある質問を3つ紹介します。
ピルと体重増加に関する疑問を解決しよう!
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ピルで太る原因は?
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ピルで太る原因は、むくみと食欲増進です。体に水分が溜まりやすくなり、食欲が増して摂取カロリーが増えた結果、体重が増え「ピルを飲んだら太った…。」と感じる人がいます。
むくみと食欲増進は、3ヶ月でおさまることが多いよ!
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ピルを飲みながら痩せる方法は?
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ピルを飲みながら痩せる方法は、むくみと食欲増進へのアプローチがおすすめです。むくみと食欲増進へのそれぞれの対処法は以下の通りです。
正しい方法でダイエットしよう!
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ピルをやめるデメリットは?
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ピルをやめるデメリットは、以下の3つです。
- PMS/月経困難症の症状がもどる
- 月経が止まることがある
- 服用と中断を繰り返すと血栓症リスクが高まる
服用をやめる時は医師と相談して決めてね!
ピルはやめなくても痩せられる!むくみや食欲とうまく付き合おう
本記事では、ピルと体重増加の関係を解説しました。
ピルで太る原因は、むくみと食欲増進です。ピルを服用して太ったと悩む方もいますが、原因に対し、正しい方法でアプローチすれば、体重増加は比較的おさえられます。安易にピルの服用をやめると、再服用の際に血栓症リスクがもどる、PMS症状が再発するなど、体に危険をおよぼすデメリットがあります。
ピル服用中にダイエットする方は、むくみや食欲とうまく付き合いましょう。
紹介した方法を試してみてね!
以下の記事では、家にいながらピルを受け取れるピルのオンライン処方サービスを8つ紹介しています。「ピルを服用したいけれど、通院はめんどう…。」などと悩む方はぜひ参考にしてください。