目次
医療ダイエット(医療痩身)の危険性や注意点などについて解説
「話題の医療ダイエットが気になるけど危険性はないの?」
「医療ダイエットはエステとなにが違うの?」
このような疑問を持ちの方は多いでしょう。
今回は、医療ダイエットの危険性について解説します。医療ダイエットをするときの注意点やトラブルの対処方法もまとめました。
メリット・デメリットを理解した上で、医療ダイエットを始めてみましょう。
医療ダイエットのリスクや注意点をまとめているよ。デメリットにも、しっかりと目を向けよう!
医療ダイエット(医療痩身)の危険性とは
医療ダイエットには、リスクがひそんでいます。運動や食事制限をしなくても体重が落ちるため、苦しい思いをせずにダイエットできると思われがちです。
しかし、副作用がでる危険性もあるため、注意点をふまえてから始めましょう。
医療ダイエット(医療痩身)とは
医療ダイエット(医療痩身)とは…
- 短時間で身体にある脂肪細胞を減らす施術
- 部分的なダイエットも可能
- リバウンドしにくい施術方法
医療ダイエットとは、医療行為に位置づけられるダイエット方法です。医師の指導の下に行うダイエットであるため大きなメリットもありますが、背負う副作用やリスクも知っておく必要があります。
医療ダイエットのメリットの一つは、短時間で身体にある脂肪細胞を減らす施術です。脂肪細胞を取り除くため即効性があり、リバウンドが少ないため人気があります。
医療ダイエットの代表的な施術方法は、脂肪吸引や脂肪溶解です。脂肪吸引や脂肪溶解をすることで、身体にある脂肪細胞の数を減らし、比較的短い期間で美しいボディラインをつくります。
また、体重を落とすだけでなく、部分的なダイエットができる点も魅力です。女性が気になる二の腕やお尻など部分的に脂肪細胞を減らし、引き締まった身体を取り戻せます。
しかし、副作用やリスクも大きい点がデメリットです。医療ダイエットはメリットだけではなく、デメリットにも目を向けましょう。
話題のGLP-1ダイエット
医療ダイエットの中でも、「GLP-1ダイエット」は人気があります。GLP-1ダイエットは、GLP-1受容体作動薬(GLP-1製剤)の注射や内服役の服用によりダイエットする方法です。
GLP-1というのは、インスリン分泌を促す腸から分泌されるホルモンです。インスリンが分泌されると、血糖値が下がり食欲が抑制されるため痩せやすいといわれます。
このように、GLP-1と同じ作用を持つ「GLP-1受容体作動薬(GLP-1製剤)」を注射すれば、食欲が落ち着いてダイエット効果が得られます。
しかし、もともとGLP-1受容体作動薬(GLP-1製剤)は2型糖尿病の薬です。インスリンの分泌を促して血糖値を強制的に下げる薬のため、不適切に使用した場合は重大な合併症を起こす可能性があります。
医療ダイエット(医療痩身)と痩身エステは別物
医療ダイエットと痩身エステは、施術内容や施術の目的が違うため別物と考えましょう。
医療ダイエットは、薬や点滴、注射などによって脂肪細胞を減らします。あわせて出力の高い医療器具を使用する場合もあります。
一方、痩身エステは、サプリメントやマッサージ、痩身マシンなどにより痩せやすい身体に導くことが主な目的です。施術内容や施術の目的が違うため、自分の希望にあった方法を選びましょう。
医療ダイエット(医療痩身)の副作用やリスク
医療ダイエットの副作用やリスク
- 傷跡や内出血などが生じる
- 身体を休ませることが大事
医療ダイエットは、傷跡や内出血など副作用のリスクがあります。医薬品や医療機器を使用して高い効果が期待できる反面、不快な症状を感じる可能性があります。
施術したあと内出血したり、傷があったりするときは、数週間ほど身体を安静にしましょう。継続して医療行為を行うと傷跡の治りがおそくなり、皮膚に残るリスクもあります。
短時間で即効性が期待でき、リバウンドの少ない医療ダイエットですが、傷跡や内出血などができる副作用のリスクがあると知っておきましょう。
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失敗やトラブルが発生する可能性もある
主な失敗やトラブル内容
- 施術の効果がない
- 薬や材料、機器などで肌トラブルが発生した
- 保険適用だと思った
- 解約できない
短時間で痩せられる医療ダイエットですが、効果が出なかったり、肌トラブルや外傷などが残ったりするなど失敗が起こるこ場合があります。また、保険適用だと思った、解約ができないなどのトラブルに見舞われる場合も考えられます。
医療ダイエットを受けるときは、医師や看護師からしっかりと説明を受けましょう。
辛い運動や食事制限などはない点は嬉しいけれど、失敗の可能性や傷跡が残るなどのケースもあるんだね。
医療ダイエット(医療痩身)は具体的にどんな危険性があるの?
ここからは、医療ダイエットの危険性をまとめました。どのような危険性があるのかを具体的にご紹介します。
危険性 | |
GLP-1ダイエット | ・低血糖 |
脂肪吸引 | ・肌の表面に凹凸ができる ・傷跡が残る ・傷口から感染する可能性 ・血腫ができる ・腹膜損傷 ・神経の異常 ・血栓や脂肪塞栓 ・合併症を引き起こす |
脂肪溶解注射 | ・回数を重ねる必要性 |
痩身機器 | ・傷跡や麻痺が残る |
内服療法 | ・他の市販の薬やサプリメント、健康食品との併用で副作用が出る |
GLP-1ダイエットの副作用やリスク
話題性の高い「GLP-1ダイエット」は、命に関わる危険性があります。インスリンには血糖値を下げ食欲を抑える効果があるため、その作用を利用して食欲を減少させて痩せる身体を手に入れるという方法です。
腸から分泌されるGLP-1というインスリンを分泌するホルモンと同じ作用の「GLP-1受容体作動薬(GLP-1製剤)」を注射して、効果的にダイエットが行えるのが魅力です。
しかし、GLP-1受容体作動薬(GLP-1製剤)は本来、糖尿病患者に使う薬です。ダイエット目的で使用するために作られたわけではないので、使い方を間違えれば副作用がでる危険性があります。
参考サイト:独立行政法人 国民生活センター
脂肪吸引の副作用やリスク
傷跡が残る外傷や血栓、合併症を引き起こすなどのリスクがあります。他にも肌の表面に凹凸ができたり、腹膜損傷や神経の異状など重大な傷を負ったりする可能性があります。
脂肪を吸引すれば簡単に痩せられると思う方は多いでしょう。しかし、脂肪吸引という施術には、多くの副作用やリスクがあります。
脂肪吸引を受けるときは医師や看護師のカウンセリングをうけて、不安な点があれば質問しみましょう。
脂肪溶解注射の副作用やリスク
回数を重ねないと効果が得られない点が、脂肪溶解注射の副作用とリスクです。また、全体的にサイズダウンをしたい方には向いていません。
脂肪溶解注射は脂肪を溶解する注射を皮下脂肪に注入、脂肪細胞膜を破壊して脂肪を溶解します。この注射は施術後の腫れやかゆみなどを抑えてくれるため、身体に負担をかけたくない方におすすめです。
しかし、負担が少ない分即効性を感じられにくく、全体的に痩せたという効果を実感できない方もいます。
脂肪溶解注射は、あご周りや二の腕、お腹周りなど周囲にバレず、部分的に痩せたい方に向いている施術方法です。
痩身機器の副作用やリスク
使用した身体の部分に傷跡や麻痺が残る可能性があります。実際に、「痺れや痛みがでた」「違和感のある麻痺が取れない」といった苦情が報告されています。
また、フェイスラインがやけど跡のように細かいシワのたるみになってしまったり、⾊素沈着して跡が残ってしまったりなどの事例が後を立ちません。とくに服で隠すことのできない身体の部分に傷跡や麻痺が残ると、精神的な苦痛も大きいです。
手軽に痩せられる方法のひとつではありますが、痩身機器のデメリットにも目を向けてみましょう。
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内服療法の副作用やリスク
自宅で行えるない服療法は他の市販の薬やサプリメント、健康食品との併用で副作用が起こる可能性があります。そもそも薬には、少なからず副作用はあります。そのため、医師の指示に従って決められた容量用法を守り、服用しなければなりません。
しかし、内服療法は比較的長い期間薬を飲み続ける必要があります。他にサプリメントなどを服用したいと考えているなら、一緒に飲んで大丈夫かどうかを医師に相談の上服用する必要があります。
自己判断で他の市販の薬やサプリメント、健康食品との併用はしてはいけません。必ず医師に相談しましょう。
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副作用やリスクを考えると、医療ダイエットは、よく考えてからやるべきだね。
医療ダイエット(医療痩身)を利用する際の注意点
医療ダイエットをするときの注意点をまとめました。利用する前に注意点を確認し、トラブルを未然に防ぎましょう。
どのような施術を行うのか確認する
医療ダイエットをしたいと思ったら、どのような方法で施術が行われるのかを確認しましょう。一口で医療ダイエットといっても、施術にはさまざまな方法があります。
それぞれの施術内容を確認し、どの方法が自分に合っているのかをカウンセリング時に相談しましょう。
期待している効果が得られるのか確認する
施術方法の確認と一緒に、期待している効果が得られるのかもチェックしましょう。
施術方法によって全体的なサイズダウンに向いているものと、部分的な引き締めに向いているものがあります。期待する効果と施術の効果を照らし合わせ、マッチする方法を選びましょう。
副作用やリスクについても確認する
施術には副作用やリスクがつきものです。痩せるという大きなメリットがある反面、傷が残り身体に負担がかかるデメリットがあります。
ダウンタイムのある脂肪吸引は、内出血や傷跡のリスクがあります。医療用の痩身機器は出力が高いので、皮膚にトラブルが起きる可能性ゼロではありません。
医療ダイエットのメリットばかりに目を向けず、副作用やリスクというデメリットにも目を向けましょう。
他の方法や選択肢と比較・検討する
痩せる方法は医療ダイエットの他にもたくさんあります。医療ダイエットをする前に運動量の増加や食事内容など、他の方法や選択肢をもう一度、比較・検討してみましょう。
考え直すとリスクを負わずに痩せられる方法や、お金をかけずに痩せられる方法が見つかります。医療ダイエット以外の方法や選択肢を検討した結果、あなたが納得のいく答えを導き出しましょう。
信頼できるクリニックを選ぶ
医療ダイエットを行うときは、信頼できるクリニック選びが重要です。医療ダイエットを依頼しようとしているクリニックには、どのような分野の医師が在籍しているか、どのようなことを専門にしているかなどを念入りに調べたほうが安心です。
また、クリニックの口コミや評判から、実績や経験などを確認しても良いでしょう。調べてもよくわからない場合は、日本美容外科学会(JSAPS)の公式サイトから、正会員のリストと専門医のリストを閲覧し、クリニック選びの参考にすることをおすすめします。
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カウンセリングのときに、医療ダイエットの副作用やリスクをよく確認しよう!
もし医療ダイエット(医療痩身)でトラブルが発生してしまったら?
医療ダイエットでトラブルが起こった場合は、担当医や消費生活センター、医療安全支援センターに相談しましょう。
担当医に相談する
医療ダイエット後に腫れが引かなかったり、麻痺が残ったりなどのトラブルがある場合は、担当医に相談すると、適切な薬を処方してくれる可能性があります。
しかし、担当医への相談が難しい場合も考えられます。そのような場合は、消費生活センターや医療安全支援センターに相談しましょう。
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消費生活センターに相談する
「188」に電話をかけると、最寄りの消費生活センターを紹介してくれます。消費生活センターでは、無料でトラブルの原因について相談できます。
消費生活相談員が、クリニックとの自主交渉の方法や具体的な解決策などについて助言してくれるため、一人で不安を抱える心配はありません。契約書やトラブルに至った状況についてのメモ、トラブルが起きたときの写真などを準備しておくと、トラブル解決までがスムーズになります。
医療安全支援センターに相談する
一人でトラブルを解決できない場合は、医療安全支援センターへ相談することも一つの方法です。
医療安全支援センターは都道府県や保健所を設置する市などに設置されていて、気軽に相談できる施設です。医療業界に精通している医師や看護師などが相談に乗ってくれます。丁寧な対応で解決の糸口を探してくれるため、大変心強いです。
トラブルが起こったら、相談する場所があって安心だね。一人で抱え込まず、相談しよう!
医療ダイエット(医療痩身)は納得して利用することが大切
医療ダイエットは、医療行為にあた医師によってできるダイエットの施術です。大きなメリットが得られやすい代わりに、背負う副作用やリスクも大きくなる点を考えましょう。
効果を感じやすい、短期間で体重に変化があるなど良い面ばかりに目を向けず、デメリットもしっかりと理解しましょう。そして、医療ダイエットの一長一短を知り、納得した上で利用することが大切です。
医療ダイエットには、メリットもデメリットもあるね。デメリットも、しっかりと理解して行おう!
※画像はイメージです
※情報調査日:2023年5月16日