目次
医療ダイエットはリバウンドしないって本当?
「医療ダイエットの効果は持続する?」
「医療ダイエットってリバウンドしないの?」
自己流のダイエットを繰り返し、そのたびにリバウンドしている方は少なくないでしょう。リバウンドの怖い点は毎回少しずつ体重が増えて、ダイエットの難易度が高くなることです。
医師の指導の下に行われる医療ダイエットは、脂肪のもととなる細胞を直接減少させる方法があるのでリバウンドしづらいといわれます。
今回は科学的に根拠づけられた医療ダイエットの種類とリバウンドしない理由を解説します。また、クリニックでの医療痩身でも、リバウンドするケースも紹介します。
この記事でわかること
- 医療ダイエットがリバウンドしにくい理由
- リバウンドしにくい医療ダイエットの施術法
- 医療ダイエットでリバウンドしやすい代表的なケース
最先端の医療技術を使ったダイエットだからリバウンドしにくいのが特徴なんだ!
医療ダイエットがリバウンドしにくいといわれる3つの理由
医療ダイエットがリバウンドしにくいのは事実です。一般的なダイエット方法がカロリーの摂取量と消費量のバランスにより行われるのに対し、医療ダイエットはより直接的な方法がとられます。
医療の力でリバウンドを防止する3つの施術法
全ての医療ダイエット法がリバウンドしないわけではありませんが、リバウンドしにくい施術法が医療ダイエットには存在します。
リバウンドしない3つの施術
- 脂肪を機材で破壊する脂肪冷却痩身マシン
- 脂肪を薬品で溶かす脂肪溶解注射
- 脂肪を機材で除去する脂肪吸引
医療ダイエットにおける施術方法はさまざまですが、中でも脂肪を取り去るタイプの施術はリバウンドしにくいとされています。
脂肪を取り除く施術ほどリバウンドしにくいんだ。部分痩せしたい人におすすめだよ!
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脂肪細胞が減るからリバウンドしない
一般的なダイエットでは脂肪細胞に含まれている「脂肪滴」を、カロリー消費によって小さくすることでサイズダウンをはかります。これに対し医療ダイエットでは脂肪細胞自体を減らしてしまうので、脂肪の溜まる場所自体が少なくなりリバウンドしづらくなるのです。
もちろん脂肪細胞を減らした後に暴飲暴食を繰り返したり運動不足の状態になったりすれば、残った脂肪細胞の大きさが肥大しやがてリバウンドにいたる可能性はあります。
部分痩せもリバウンドしない
通常部分痩せは筋力アップによる引き締めを目指しますが、この方法だとトレーニングを止めれば元に戻ります。これに対し医療ダイエットの場合は、単なる引き締めではなく余計な脂肪を物理的に取り除くので根本対策となりリバウンドしないのです。
部分痩せに向く部位
- 腕や足(二の腕・太ももなど)
- 体幹部(お腹・お尻など)
- 顔(フェイスラインなど)
一般的なダイエットは食事と運動でカロリーをコントロールしますが、その場合は全体的に痩せることになります。特定の部位だけ部分痩せしたいなら、脂肪吸入や脂肪溶解注射などで直接皮下脂肪を取り除くほうが確実です。
医療ダイエットでリバウンドしにくい5つのコース・マシン
医療ダイエットにはさまざまな種類がありますが、その中でもリバウンドしにくい代表的なコースやマシンを紹介します。それぞれ特徴があるので、自分のニーズや目的の部位などに合ったものを選ぶことが必要です。
どくに医療マシンを使った施術はリバウンドしにくいといわれているよ!痩せたい部位に合わせて施術を選んでみてね
メディカルサイズダウン シリーズ
湘南美容クリニックを中核とするSBCグループが提供する痩身施術の総称がメディカルサイズダウンシリーズです。2021年5月に発表され、リバウンドの抑制に効果的だといわれています。
メディカルサイズダウン シリーズの特徴
- 機器によって脂肪細胞を冷凍(クールスカルプティング)・もしくはラジオ波で破壊(トゥルースカルプiD)
- 脂肪溶解注射で脂肪細胞を分解(BNLSアルティメット)
- 機器を装着して横臥するのみで手術は不要
- 破壊された脂肪細胞は、2~3カ月かけて対外へ排出
- 痛みやリバウンドの可能性が小さく部分痩せ可能
施術直後であっても、飲酒や入浴も含め普段通りに過ごして大丈夫なのがメリットです。
脂肪溶解注射メソセラピー
脂肪溶解注射メソセラピーとは、レシチンなど脂肪の分解を促進する成分を皮下注射で注入するダイエット方法です。大規模な設備などが不要なため、多くの美容クリニックで採用されています。
脂肪溶解注射メソセラピーの特徴
- 痩せたい場所へ注射するだけ
- 溶解した脂肪は数週間かけて体外へ排出
- 数週間おきに数回~10回程度の施術が必要
- 痛みやリバウンドの可能性が小さい
- 注射した場所の部分痩せができる
注射一本で効果の出る範囲は手のひらサイズ程度となっており、特に部分痩せに向いているといえます。
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クールテック・ディファイン
専用の機器によって脂肪を冷却・凍結させ、死滅(アポトーシス)させるのがクールテック・ディファインです。水分と比較し脂肪の方が凍結温度が高いという性質を利用した、数々のクリニックで取り入れられている手法です。
クールテックディファインの特徴
- 機器を当てた部位に効果があり部分痩せ向き
- 死滅した脂肪は2~4ヶ月かけて体外へ排出
- 痛みやリバウンドの可能性が小さい
- ダウンタイムなど体への負担が少ない
- 機器を装着し横になるだけ
施術当日は凍結した脂肪細胞を温めて復活させないよう、入浴を控えた方がよいといわれます。
エボルブ
ラジオ波(RF)の照射によって脂肪細胞にダメージを与え破壊するのがエボルブです。同じくラジオ波の作用で、筋力強化や皮膚の引き締めなどに効くタイプのマシンもあります。
エボルブの特徴
- 脂肪現象だけでなく筋力強化や肌も引き締める
- 部分痩せが実現できる
- 破壊された脂肪細胞は1~2ヶ月かけて体外へ排出
- 痛みやリバウンドの可能性が小さい
- 数か月間にわたり数回の施術が理想的
エステでもラジオ波を利用した痩身方がありますが、医療ダイエットは医師や看護師が施術するため、エボルブのように出力の高い機器が使用できます。
テラスフォーマー
テラスフォーマーとは磁気の刺激により筋肉を収縮させることでインナーマッスルを鍛え、ボディラインを引き締める痩身マシンです。
似たようなマシンに家庭用も数多く販売されているEMSがありますが、筋肉を電気で収縮させるEMSに対し、テラスフォーマーはFMSという磁気を用いた技術を応用しています。
他の施術のように直接脂肪を取り去るわけではありませんが、脂肪の除去によりボディラインが凸凹になるケース避けたい場合は有力な選択肢になります。
医療ダイエットでリバウンドしやすい施術はGLP-1ダイエット?
リバウンドしにくいといわれる施術法を紹介してきましたが、多くの医療痩身クリニックで採用されるGLP-1ダイエットはリバウンドする可能性が高いといわれます。
GLP-1ダイエットとは?
GLP-1とはホルモンの一種で、血糖値の上昇を抑制し満腹感を持続させる作用があります。このGLP-1を注射または投薬で体内へ取り込むことで、食欲を抑え無理なく食事量を減らそうというのがGLP-1ダイエットです。
GLP-1ダイエットが向く人
- 全体的に体重を落としたい人
- 施術を定期的に受ける時間がない人
- なるべく低コストで医療ダイエットしたい人
GLP-1の処方をオンライン診療で受けられるクリニックもあるので、マシンを用いた施術より手軽に取り組める点はGLP-1ダイエットのメリットです。
話題のGLP-1はダイエット効果が高いと言われているんだ。ただ、リバウンドする可能性があるよ。あと、副作用の可能性もあるから医師と相談して決めることが大切だよ!
GLP-1ダイエットへの注意喚起
血糖値が上がらないようにするGLP-1ダイエットは、本来糖尿病患者に使用する薬を使います。そのため、副作用の可能性があり、日本医師会や糖尿病学会、国民生活センターから注意喚起がなされています。
本来GLP-1は糖尿病の治療薬であり、副作用などの危険性があります。
引用:自由診療における糖尿病治療薬の不適切使用に対する見解示す | 日医on-line (med.or.jp)
日本医師会でも注意喚起していますので、リスクを理解した上で処方を受けるようにしましょう。
GLP-1ダイエットを検討している方は、自分でも説明できるくらい治療のことに詳しくなる必要があります。施術の際は医師の説明をよく聞いて、体調の異変があったときは医療機関を受診しましょう。
GLP-1ダイエットでリバウンドする理由
GLP-1ダイエットがリバウンドしやすいといわれる理由、投薬をやめると食欲が元に戻ることがあるからです。食欲が復活すれば食事量も増え、リバウンドにつながりやすくなります。
ただ、GLP-1の投与中の食事量に慣れて胃のサイズが縮んだ状態になると、以前ほどの食事量が必要なくなる方がいます。この場合は体重を維持できる可能性が高いでしょう。
また、食事を我慢するストレスが少ない分、GLP-1ダイエットの方が反動で食べ過ぎるリスクは減ります。その点はリバウンドしづらいダイエット法といえます。
GLP-1ダイエットでリバウンドを防ぐ4つの方法
リバウンドを防ぐ方法
GLP-1ダイエットでリバウンドを防止するためのポイントは、上表のとおりです。それでは少し詳しく見ていきましょう。
リバウンド防止策1.できるだけ長期間続ける
GLP-1ダイエットは、食欲が抑制されている間に食事内容や生活習慣を改めることが重要です。短期間でGLP-1ダイエットをやめると、理想的な食事量や行動様式が十分身に付くことなく元の太りやすい生活へ戻る可能性があります。そのため「できるだけ長期間続けること」が、GLP-1ダイエットにおける一番簡単なリバウンド防止策です。
しかし、長期間投薬を継続すると費用がかさみ副作用などのリスクがあります。主治医と相談し、適切なダイエット期間を設定するようにしましょう。
リバウンド防止策2.腸内環境を改善する
ダイエット全般にいえますが、腸内環境を整える「腸活」により太りにくい体を手に入れることができ、ダイエット後のリバウンド可能性を下げることができます。
腸内環境改善により期待される効果
- 消化機能が向上し余分な脂肪が溜まりにくくなる
- 代謝が良くなりカロリーが消費される
- 老廃物などの排出が促進され体重が減りやすくなる
リバウンド防止策3.ダイエット中はリラックス
GLP-1ダイエットの多くは食事指導などと同時に行われるため多少のストレスを感じます。そのため、ダイエット終了後に反動でリバウンドする方がいるので、ストレスを緩和しながらダイエットに取り組むといいでしょう。
ほとんどのGLP-1ダイエットは1~3か月程度で終わります。体質を改善するつもりで少しずつ食事の見直しや運動を行った方がリバウンドしづらいです。
リバウンド防止策4.お腹が空いた状態に慣れる
ダイエットでリバウンドを避けるコツは、お腹が空いても慌てないことです。太りやすい人にありがちな特徴として、空腹を極度に恐れるというものがあります。少しでも空腹になるのが嫌なので、無意識のうちに食べ物を口にするのです。
しかし四六時中食事や間食をしていたのでは、カロリー過多になりやすいのは当然でしょう。空腹でないのに食事を摂ることをやめ、お腹が空くのを待てるぐらいになると、リバウンドすることはありません。
目次医療ダイエットはリバウンドしないって本当?医療ダイエットがリバウンドしにくいといわれる3つの理由医療ダイエットでリバ…
医療ダイエットはこんな人におすすめ
リバウンドしにくい医療ダイエットですが、薬などを使うことがあるため自分に合っているのか不安な方も多いでしょう。
医療ダイエットがおすすめの人
多かれ少なかれこのように感じている人は、医療ダイエットを検討してみるとよいでしょう。
自己流ダイエットで効果が得られなかった人におすすめなんだ。部分痩せもできるから理想の体型を目指せるよ!
リバウンドを繰り返す人
ダイエットに失敗した経験が一度や二度ではない、という人は医療ダイエットがおすすめです。そのような人はリバウンドしやすい体質であったり、一般的なダイエットには向いていない可能性があります。
医療ダイエットは医学的根拠にもとづいたリバウンドしにくい方法です。医療ダイエットで効率よく痩せてしまうのもひとつの方法です。
食事制限が苦手な人
食事の量を減らすことが大きな苦痛である人は、医療ダイエットを試してみる価値があります。食事制限のストレスでイライラすると、食べ物で発散したい欲求が生まれる可能性があります。
多くの人にとって食べることは、人生における大きな楽しみのひとつです。それを失いたくない人は、リバウンドしにくい医療ダイエットを検討してみましょう。
部分痩せしたい人
医療ダイエットでは見た目の明らかな効果が期待できるため、特定の部位にダイエットの成果を求める人におすすめです。一般的なダイエットは全体的に体重を減らすので、痩せたい箇所が細くなっていない、体重は減ったけど体形は変わらないという事態が起こります。
二の腕や太ももを痩せたいなど、目的が明確な場合は医療ダイエットが向いているのです。
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医療ダイエットはリバウンドしづらい!部分痩せにおすすめ
脂肪に直接アプローチできる医療ダイエットは、リバウンドが起こりにくいダイエットです。即効性を求めるなら脂肪吸引、傷跡や副作用を少なくしたいなら脂肪冷却など、希望によりさまざまな施術法を選ぶことができます。
また、医療ダイエットなら難しいといわれる部分痩せが可能です。太ももや二の腕、ウエストなど気になる部位の脂肪を減少させます。高い効果をもたらす医療ダイエットを利用して、リバウンドしない体を目指しましょう。
※効果・副作用には個人差があります。施術により腫れや痛み、赤み、体調の変化を感じる場合があります。
※画像はイメージです
※情報調査日:2023年5月28日