毛穴の開きやニキビ跡の解消などに効果があるダーマペン。受けたいと思っている人も、「ダーマペンはやめた方がいい」という噂を聞いて不安になったことはありませんか?
本記事ではダーマペンはやめた方がいいと言われる理由と、ダーマペンのメリット・デメリットについて詳しく解説します。
ダーマペンはやめた方がいいって本当?
「ダーマペンはやめた方がいい」という意見を聞くことがありますが、ダーマペンはおすすめできない治療法ではありません。正しい施術を受ければ、毛穴の開きやニキビ跡の改善に高い効果を発揮する治療法だからです。
しかし、肌に針を刺して小さな穴を開けていく施術なので、ダウンタイムがあることや、施術中に痛みを感じる人がいることも事実です。
ダーマペンが気になっている人は、メリットデメリットを把握した上で治療の検討をしてみると良いでしょう。
ダーマペンのデメリット
ダーマペンのデメリットは以下の3つです。
- ダウンタイム中の禁止事項が多い
- 施術中に痛みを感じることがある
- 通院の必要がある
それぞれについて詳しくみていきましょう。
ダウンタイム中の禁止事項が多い
ダーマペンは施術後数日〜1週間程度のダウンタイムを必要とし、赤み・腫れ・痛みなどを感じる場合があります。ダウンタイム中は症状を悪化させないための禁止行為があるので、必ず守るようにしてください。たとえば施術当日の入浴や飲酒、運動、メイクなどが挙げられます。
また、施術後は肌がいつも以上に紫外線を浴びやすい状態になっているため、日焼け止めもしっかり塗ってくださいね。
施術中に痛みを感じることがある
ダーマペンは顔に針をさす施術のため、施術中に痛みを感じることがあります。
塗るタイプの麻酔薬を使用するためほとんどの方は強い痛みは感じませんが、痛みに弱い人は麻酔の種類を変える、打つ深さを変更するなどの対応を取れるので、医師に相談してみてください。
通院の必要がある
ダーマペンは継続して施術を受けることで、肌悩みの改善がより期待できます。そのため1回しか施術を受けない場合は、充分な効果を感じられないことがあるでしょう。だいたい3〜4週間おきに3〜5回くらいの通院が必要なため、費用や時間が取れるかどうか、施術前によく検討してみてください。
ダーマペンのメリット
ダーマペンのメリットは次の5つです。
- 毛穴の開き、黒ずみの改善
- ニキビ改善
- ニキビ跡、クレーターの改善
- たるみ改善
- くすみ改善
こちらも詳しく解説します。
毛穴の開き、黒ずみの改善
ダーマペンの刺激で肌のターンオーバーが促進され、たるんだ毛穴が引き締まります。また皮脂の過剰分泌が抑えられるため毛穴に角栓ができづらくなり、黒ずみの改善も期待できるでしょう。
ニキビ改善
ダーマペンの効果で皮脂の過剰分泌を抑制し、ニキビができにくい肌へと変わっていきます。
ニキビ跡・クレーターの改善
開いた穴を塞ぐ際に、肌の自然治癒力でコラーゲンとエラスチンが生成されるため、肌の再生を促し、残ってしまったニキビ跡やクレーターを改善することもできます。
たるみ改善
ダーマペン後の肌はコラーゲンとエラスチンが増えることによりハリが出るため、たるみの解消も期待できます。
くすみ改善
肌のターンオーバーを促すことによってシミの原因になるメラニンが排出されます。シミやくすみの改善が期待できるでしょう。
ダーマペンが向いている人は?
ダーマペンが向いている人は、毛穴やニキビ跡などをしっかり改善したい人、ダウンタイム中の禁止事項を守れる人、継続治療するお金や時間に余裕がある人です。
ダーマペンはやめておいた方がいいという方もいますが、治療には向き不向きがあるため、一概にやめた方がいいとは言えません。正しい施術を受ければ高い効果を発揮する治療法なので、メリットデメリットを把握して納得のいく治療を受けてくださいね。
監修:石川佳奈先生
藤田保健衛生大学(現:藤田医科大学)卒業。
アラガンボトックスビスタ認定医・アラガンジュビダームビスタ認定医。
市民病院にて勤務後、大手美容クリニックにて美容外科、美容皮膚科の経験を積む。
2021年6月より「bella beauty clinic」院長を務める傍ら、美容医療に関する記事の監修も多数行う。