年齢を重ねることで顔にあらわれるシワやたるみ。ハリのあった若々しい顔を取り戻すために、美容医療を受けたいとお考えの方もいるでしょう。そこでおすすめしたいのがフェイスリフトです。フェイスリフトは顔のたるみを引き上げ、アンチエイジング効果が期待できます。本日はその具体的な施術内容とその効果をご紹介します。
フェイスリフトとは
フェイスリフトとは、顔の皮膚や筋肉を持ち上げることで、シワやたるみを改善する施術です。耳の周りを切開し、そこから頬の皮膚や筋肉をこめかみの方向に引き上げ縫合します。
フェイスリフトのメリット
フェイスリフトのメリットをご紹介しましょう。
効果を実感しやすい
フェイスリフトはたるんでしまった皮膚を切り取る外科手術なので、効果が見た目にはっきり表れます。シワやたるみが大きく改善され、若返り効果を得やすいことが最大のメリットです。
効果が長い
どのくらい皮膚を切るのか、筋膜まで引き上げるかなど施術方法によって異なりますが、効果は3〜10年持続します。糸リフトやHIFUなどの施術は、早くて半年で効果が感じられなくなるため、効果を長く実感したい方には切るフェイスリフトをおすすめします。
フェイスリフトのデメリット
一方、フェイスリフトにはデメリットも存在します。
後遺症や傷跡が残るリスクがある
顔の皮膚にメスを入れる手術のため、稀ではありますが顔面麻痺や感染症のリスクがあります。また耳のあたりの目立たない場所ではありますが、多少の傷跡が残る可能性があります。
ダウンタイムが長い
フェイスリフトのダウンタイムは約1〜2週間。術後は腫れが生じ、サポーターをつけることになる場合も。他の施術に比べて会社や家族にバレるリスクがあるでしょう。
切らないフェイスリフトもある?
「切らないフェイスリフト」と呼ばれる施術には、糸リフトやHIFUといったものがあります。メスを入れることなくリフトアップの効果が期待できると人気の施術です。
メリット
糸リフトやHIFUのメリットは以下のようなものが挙げられます。
比較的安価かつ手軽に受けられる
大きな費用がかかる場合もあるフェイスリフトと比べ、数万円からと安価に施術を受けることが可能です。また施術時間も30分〜60分ほどと気軽に受けることができます。
ダウンタイムが短い
糸リフトの場合は2〜3日ほど腫れますが、HIFUの場合は腫れや内出血はほとんど起こりません。そのため短い休暇中などに施術を受けることが可能です。
デメリット
デメリットについても見ていきましょう。
効果がわかりづらい
切らないフェイスリフトはたるんだ皮膚を切除せず持ち上げる施術のため、切開フェイスリフトに比べて効果を感じづらいことがあります。
効果の継続時間が短い
切らないフェイスリフトの効果持続期間は半年〜2年ほどと言われています。効果が切れて再手術を繰り返した場合、切るフェイスリフトの方が結果的に安くなる可能性もあるでしょう。
フェイスリフトで得られる効果
フェイスリフトで期待できる効果は主に次の5つです。
・たるみの改善
・ほうれい線の改善
・マリオネットライン(口の両脇からあごに向けて伸びる溝)の改善
・あごのライン改善
・首のシワの改善
フェイスリフトはシワやたるみが気になってきた40代以上の方に特におすすめしています。セルフケアだけではどうにもならないたるみを改善し、若々しい輪郭を取り戻すことができるでしょう。
フェイスラインを取り戻す
フェイスリフトはシワたるみを改善し、若い頃のすっきりとしたフェイスラインを取り戻すことができるおすすめの施術です。ご興味のある方は、よく検討した上で施術を受けるようにしてくださいね!
監修:吉岡容子先生
医療法人容紘会高梨医院副院長 皮膚科・美容皮膚科医師
東京医科大学医学部医学科を卒業後、麻酔科学講座入局。
麻酔科退局後、明治通りクリニック皮膚科・美容皮膚科勤務。
院長を務め、平成24年より医療法人容紘会高梨医院皮膚科・
美容皮膚科を開設。院長として勤務しています。