「美人の要件」ともいわれる小顔。芸能人やアイドルはみんな顔が小さく見えて、憧れを抱く人も少なくないことでしょう。
従来は主に2種類の小顔注射が一般的でしたが、最近では痛みが少なく効果の高い韓国発の小顔注射が人気となっています。今回はそんな従来のものから最新の小顔注射までたっぷりご紹介します。
小顔注射とは
小顔注射とは、その名の通り注射を打つことで小顔になれる美容施術。小顔注射は従来のボトックス注射・脂肪溶解注射に加え、近年人気のBNLS注射を合わせて3種類あります。それぞれメリットとデメリットがあるので次章で詳しくご説明していきましょう。
ボトックス注射
ボトックス注射とは、ボツリヌストキシンというタンパク質を使用した施術。ボトックスの作用で筋肉を萎縮させ、スッキリとした小顔にします。元々は病気の治療法として使われていました。ダウンタイムは3日〜10日程度です。(個人差あり)
メリット
・効果のスピードがゆるやかな為周囲に気づかれにくい
・比較的安価な価格で受けられる
・施術時間が5分〜10分程度と短い
デメリット
・痛みがある
・内出血や腫れの可能性がある
・効果の持続期間が短い(3〜6ヶ月程度※個人差あり)
脂肪溶解注射
脂肪溶解注射とは、脂肪が気になる部分に直接薬液を注射し、脂肪を溶解させる施術。溶解された脂肪は、老廃物として血液やリンパの流れとともに体外へ排出されます。注入した部分が腫れることが多く、1週間ほどのダウンタイムがあります。
メリット
・注入したところの脂肪が溶解されるため、部分痩せが期待できる。
・脂肪吸引では難しい骨の近くの脂肪まで施術ができる
・溶解された脂肪は排出されるためリバウンドしにくい
デメリット
・痛みがある
・比較的高価にも関わらず効果が出にくい
・定期的に施術を受ける必要があり、その度にダウンタイムがある
・理想のラインに仕上がらないことがある
BNLS注射
BNLS注射(正式名称:BNリボスカルプティング注射)は韓国の美容クリニックが開発したもの。主成分は植物由来の優しい成分を使用しています。脂肪溶解注射の一種で、気になる部分に直接注入して脂肪の溶解を促すというもの。即効性があり、痛みもほとんどないので近年とても人気の施術です。ダウンタイムは1日〜3日程度と非常に短いのが特徴でしょう。
メリット
・痛みがほとんどなく即効性に優れている
・メイクをしたまま気軽に施術が可能
・脂肪成分をしっかりと減少させるのでリバウンドしない
※食生活などにより新たについた脂肪は除く
デメリット
・効果に個人差がある
・広範囲の施術には向かない
・内出血の可能性がある(医師の技量による)
小顔注射はどんな人におすすめ?
小顔注射は、ダイエットでは思うように効果が出なかった方や、気になる部分だけ脂肪を取り除きたい方におすすめです。切開に比べてダウンタイムも短いので、気軽に施術できます。
ただし、小顔注射をしても暴飲暴食など新たな脂肪を作る原因があれば、もちろん脂肪はつくので注意が必要です。また、医師の技量により仕上がりやダウンタイムが変わることもあるため、信頼できる医師を選びましょう。
監修:石川佳奈先生
藤田保健衛生大学(現:藤田医科大学)卒業。
アラガンボトックスビスタ認定医・アラガンジュビダームビスタ認定医。
市民病院にて勤務後、大手美容クリニックにて美容外科、美容皮膚科の経験を積む。
2021年6月より「bella beauty clinic」院長を務める傍ら、美容医療に関する記事の監修も多数行う。