ニキビができたら皮膚科へ!どの程度のニキビで皮膚科に行くべき?

  • 9月 14, 2022
  • 3月 9, 2023
ニキビができたら皮膚科へ!どの程度のニキビで皮膚科に行くべき?

ニキビといえば思春期にできるものと思いがちですが、実は大人になっても悩む人が多いもの。中には生理前に必ずといっていいほどできるという方も。
もしもニキビが炎症を起こしてしまったら皮膚科で対処するのが一番。自己処理や放置はニキビ跡や色素沈着の原因になりかねません。
そこで今回はニキビができたときに皮膚科へ行く目安や治療についてご紹介します。

ニキビの種類

ニキビは状態によって治療法もさまざま。また、一般的には異なる種類のニキビが混在してできることが多いのです。

そんなニキビの種類ですが大きく分けて2つのタイプがあります。

・炎症を起こしていないニキビ
・炎症を起こしているニキビ

炎症を起こしていないニキビの中には「白ニキビ」「黒ニキビ」と呼ばれる2種類の初期段階のニキビが存在します。

一方で炎症を起こしているニキビは「赤ニキビ」「黄ニキビ」と呼ばれる2種類のニキビが存在し、ニキビ跡や色素沈着となってしまう危険性も。炎症が起きたら早めに皮膚科で処置をしましょう。

では次に、4種類のニキビの状態についてご紹介します。

白ニキビ

ニキビの初期段階。白く見えるのは皮脂が毛穴に詰まっている状態です。ここで無理に潰したりしてしまうと炎症の原因にもなるので注意しましょう。

黒ニキビ

白ニキビが悪化したもの。毛穴が開き、中の皮脂が酸化することで黒く変色しています。

赤ニキビ

白ニキビや黒ニキビが炎症を起こした状態。毛穴に詰まった皮脂に雑菌が繁殖しアクネ菌が増加。炎症後にニキビ跡や色素沈着の原因になりうるので、適切な処置が必要です。

黄ニキビ

赤ニキビがさらに悪化している状態。黄色く見えるのは毛穴に詰まった膿です。このとき、自己判断で膿を取り除かないように要注意。ニキビ跡や色素沈着の原因になりうるので適切な処置が必要です。

皮膚科でしてもらえる治療とは

ニキビの状態にもよりますが、一般的に皮膚科では飲み薬・塗り薬が処方されます。

飲み薬は抗生物質や炎症抑制の薬、皮脂の分泌を抑える薬、漢方などをニキビの状態に合わせて処方。

塗り薬は菌の繁殖を抑えるものや毛穴のつまりを改善するものが多く、ニキビの程度に合わせて部分的に塗るタイプと顔全体に塗るタイプが処方されます。

ニキビ跡までケアしてもらえる美容皮膚科がおすすめ

ニキビによる炎症が起こってしまった場合は早めに皮膚科に行き適切な処置をしましょう。万が一ニキビ跡や色素沈着ができてしまった場合は、美容皮膚科を受診することをおすすめします。

ニキビ跡の治療は保険適用外になるため、一般皮膚科では十分な治療ができない可能性が。しかし、自由診療である美容皮膚科ではニキビ跡の状態に合わせた治療をしてくれます。炎症を治すことを目的とした皮膚科と異なり、美容皮膚科は光治療やレーザー治療など肌を綺麗な状態にする治療ができるのです。

ニキビは適切なタイミングで治療をしていくことが大切だということを頭のすみに入れておきましょう!

監修:石川佳奈先生

藤田保健衛生大学(現:藤田医科大学)卒業。
アラガンボトックスビスタ認定医・アラガンジュビダームビスタ認定医。
市民病院にて勤務後、大手美容クリニックにて美容外科、美容皮膚科の経験を積む。
2021年6月より「bella beauty clinic」院長を務める傍ら、美容医療に関する記事の監修も多数行う。

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