大人になってもニキビに悩んでいる方は多いはず。大人ニキビは「吹き出物」とも呼ばれ、思春期のニキビとは原因や性質が少し異なります。中には生活習慣が原因で改善しただけでニキビが治った!という方も。
この記事ではニキビができやすい人の特徴や治し方についてご紹介します。
ニキビができやすい人の特徴とは
思春期ニキビの原因は体質である場合が多いのですが、大人ニキビは男女共に生活習慣が大きく関わっているといわれています。では、どのような人がニキビができやすい生活をしているのでしょうか。
ニキビができやすい人の特徴は主に以下の5つです。
・ストレスが多い
・ホルモンバランスが乱れる
・睡眠不足
・食生活が乱れている
・不十分なメイク落しで完結する
それぞれについて詳しくみていきましょう。
原因1:ストレスが多い
「ストレス」と言っても、紫外線などの外的ストレスから精神的な内面のストレスまで、その理由はさまざまです。
ストレスを受けるとアンドロゲンという皮脂分泌を促すホルモンが大量に生成され、皮脂過多となり、ニキビの原因に。こまめなストレス発散を心がけましょう。
原因2:ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスが乱れると、皮脂分泌のコントロールができなくなります。これによってニキビができやすくなるのです。
ホルモンバランスが乱れる原因としては、ストレスや睡眠不足、不摂生や加齢など、理由は多岐に渡ります。また、女性は生理周期や妊娠でホルモンバランスが乱れることも。
原因3:睡眠不足
お肌のゴールデンタイムといわれる午後22時〜午前2時の間は肌の新陳代謝が活性化される時間帯。この時間に睡眠をとっていないと、肌トラブルに繋がり、ニキビができやすくなります。また、できてしまったニキビを治すことにも時間がかかるので睡眠は十分にとりましょう。
原因4:食生活の乱れ
脂っこいものを摂り過ぎたり、糖質や炭水化物を摂り過ぎたりすることもニキビの原因に。さらに、飲酒や夜食が多い人も注意が必要です。
食生活の乱れは皮脂分泌過多の原因にも、ホルモンバランスの乱れにも繋がります。
原因5:不十分なメイク落とし
メイクをしたまま寝てしまうのは厳禁。ファンデーションを長時間つけたままにすると、毛穴に汚れや余分な皮脂が溜まることに。衛生的にも悪く、初期段階のニキビに雑菌が溜まって炎症を引き起こすこともあります。
ニキビ肌を治す方法
大人ニキビを治すには、生活習慣を整えることが重要です。適度にストレスを発散させ、十分な睡眠時間とバランスの良い食生活を意識しましょう。特にビタミンB1、B2などを多く摂り入れると肌バリア機能の低下を防いでくれます。さらに、適度な運動や睡眠前に電子機器を見ないなど、自律神経を整える取り組みも有効的です。
繰り返すニキビはクリニックへ相談を
生活習慣を整えてもニキビが繰り返しできてしまう場合は、美容皮膚科に相談してみましょう。近年ではニキビ専用のクリニックも多く開院されています。
繰り返す大人ニキビにはさまざまな原因がありますが、自身に当てはまるニキビの原因を正しく理解し、美肌を目指しましょう!
監修:石川佳奈先生
藤田保健衛生大学(現:藤田医科大学)卒業。
アラガンボトックスビスタ認定医・アラガンジュビダームビスタ認定医。
市民病院にて勤務後、大手美容クリニックにて美容外科、美容皮膚科の経験を積む。
2021年6月より「bella beauty clinic」院長を務める傍ら、美容医療に関する記事の監修も多数行う。