たるみに即効性のある施術はどれ? 美容医療の選び方

  • 9月 25, 2022
  • 3月 9, 2023
たるみに即効性のある施術はどれ? 美容医療の選び方

鏡を見たときに、「昔よりも顔がたるんできた気がする」と気付いたことはありませんか?顔のたるみは老けてみられる原因になるため、一刻も早く改善したいポイントです。しかし、たるみはセルフケアだけですぐに効果を出すのはなかなか難しいものですよね。
早くたるみを解消したいのであれば、美容施術を受けるのが一番。そこでこの記事では、たるみの原因と即効性のある施術について紹介します。たるみに悩んでいる方はぜひ最後までお読みください。

たるみの原因とは

顔のたるみが目立ちやすい部分は下記の3点です。

  • ほうれい線
  • 目元
  • フェイスライン

部位別にたるみの原因を解説します。

ほうれい線

ほうれい線ができる原因は頬のたるみです。加齢によって表情筋が衰えることや、顔のハリを保つコラーゲンやエラスチンなどの成分が減少することで頬のたるみが起きてしまいます。

また、紫外線ダメージや保湿不足による肌の乾燥もたるみを招き、ほうれい線がくっきり刻まれる原因に。

目元

目元のたるみの主な原因は、加齢や乾燥、紫外線ダメージにより肌の弾力やハリが少なくなることです。その他にも目の下にある眼窩脂肪(がんかしぼう)が前に出てきてしまうこともたるみの原因になります。

眼窩脂肪が出てしまう原因は、主に眼輪筋と呼ばれる筋肉の衰え。眼輪筋は眼窩脂肪を抑える役割をしていますが、加齢によって抑える力が弱まり、眼窩脂肪が出てたるみに見えることがあるのです。

パソコンやスマートフォンの見すぎによってまばたきの回数が少なくなることでも眼輪筋は弱まるので、パソコン仕事の間に目を休めることもたるみ対策になるでしょう。

フェイスライン

フェイスラインのたるみも加齢や乾燥、紫外線ダメージによる肌の弾力やハリが少なくなることが原因です。また、加齢により体の筋力が衰えていくように、表情筋と呼ばれる顔の筋肉も徐々に衰えて下がり、たるみが生じます。

むくみや体重の増加もフェイスラインをたるませる原因になるため、急激な体重増加や塩分の摂りすぎ、暴飲暴食にも気をつけましょう。

たるみに即効性のある美容医療

たるみは一度生じてしまうと、セルフケアだけで元通りにすることは難しいでしょう。目の周りやフェイスラインのたるみは顔のストレッチなどでよくなることもありますが、即効性を求めるのであれば美容医療に頼るのが一番です。ここではおすすめの施術方法について解説します。

ハイフ

ハイフは肌に高密度の超音波を肌に当てて、肌の奥にあるSMAS層を刺激してリフトアップする施術です。熱による引き締め効果と、コラーゲン生成を促すことで肌にハリを出す効果があります。施術後1ヶ月ほどで効果を感じることができ、施術後3ヶ月頃に効果のピークを迎える人が多いでしょう。効果の持続期間は人によって差がありますが、3ヶ月〜6ヶ月ほど続きます。

糸リフト

肌にトゲのような出っ張りがある糸を埋め込み、顔のリフトアップをはかる方法です。トゲ部分を皮下組織に引っ掛けて引き上げることで顔のたるみを解消します。

ダウンタイムが1週間ほど必要ですが、施術後すぐに効果を感じられるのがメリットです。効果は6ヶ月〜1年ほど続きます。

ヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸を顔のくぼみ、深いシワなどに打つことによって顔を内側からふっくらとさせ、たるみを目立たなくさせる方法です。ほうれい線がくっきりと出てたるみが目立つ人に特におすすめです。施術後すぐに効果を感じられ、6ヶ月〜1年ほど効果が継続します。

ボトックス注射

ボツリヌス菌から「ボツリヌストキシン」と呼ばれる成分を抽出し、顔に注入する施術です。シワ改善のイメージが強いボトックス注射ですが、たるみの解消にも効果を発揮します。

たるみの気になる部分に注射をすることで、皮膚の引き締めやリフトアップ効果を感じることができるでしょう。施術後数日〜10日ほどで効果を実感でき、3ヶ月〜6ヶ月ほど効果が持続します。

これ以上たるませないために

たるみは「老け顔」の大きな原因の一つです。一度できてしまったたるみはセルフケアで解消するのは難しく、即効性を求める場合は美容医療を受けるのが一番です。効果が出るまでの期間や効果の持続期間は施術方法によって差があるため、ご自身の希望にあったものを選ぶようにしてくださいね。

これ以上お顔をたるませないためには、生活を見直して対策することが大事です。加齢は避けられませんが、乾燥や紫外線は対策できるはず。スキンケアによる保湿や家にいるときでも日焼け止めを塗るなど、普段からしっかりたるみ対策をしてくださいね。

監修:石川佳奈先生

藤田保健衛生大学(現:藤田医科大学)卒業。
アラガンボトックスビスタ認定医・アラガンジュビダームビスタ認定医。
市民病院にて勤務後、大手美容クリニックにて美容外科、美容皮膚科の経験を積む。
2021年6月より「bella beauty clinic」院長を務める傍ら、美容医療に関する記事の監修も多数行う。

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