ほくろを自分で除去することはできるのでしょうか?
今回は、レーザーペンやクリームなど、自分でほくろ除去ができるのかについてまとめてみました。
また、除去できるクリニックの口コミや施術法もまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
ほくろ除去は自分でも簡単にできる?
レーザーペンやクリームの口コミを紹介
気になるほくろを、自分で除去できないだろうかと考えたことはありませんか?
実際に、ほくろをクリニックではなく自分で除去する方法はあるのでしょうか。
1.ほくろ除去レーザーペン
私はレーザーペンでイボは300個以上取りましたが、ホクロは小さいのが2〜3個ですかね。見える部分なら皮膚科で取ったほうが無難ですよ。
引用:Yahoo!知恵袋の回答
腕のホクロに使用しました。何個か取ってみましたが、一度無くなったもののまた浮き出てきてしまいました。顔のホクロは皮膚科で取ってもらいました。跡もほぼ残らず綺麗に無くなったので、やはり皮膚科が確実かなと思いました。
引用:Yahoo!知恵袋の回答
レーザーペンは、通販などで2000円〜3000円のお手頃価格で手に入ってしまいます。レーザーを気になる部分に当てて、ほくろを焼き切るようなイメージです。
自分で安価に手軽にできる点が魅力的ですが、跡が残ったり再発したりなどのリスクが高いのでおすすめはしません。
2.ほくろ除去クリーム
次にほくろ除去クリームを使用した人の口コミを見ていきましょう。
ほくろ除去クリームは、私も試して見ましたが、あまり効果がありませんでした。
引用:Yahoo!知恵袋の回答
男がほくろ取りに行くのが恥ずかしかったので、市販のヤツをずっと使ってみたんですけどダメで、結局クリニックに行きました。
引用:Yahoo!知恵袋の回答
ほくろ除去クリームは、塗ることで患部を火傷のような状態にしてほくろを剥がし取ります。日本国内では正式に販売されておらず、個人輸入で購入するケースが多いようです。
個人輸入によって粗悪品が届く可能性があるだけでなく、跡が残ったり皮膚に炎症が起こったりするリスクも高く、おすすめできません。
3.もぐさ(お灸)
もぐさとは、よもぎから作られたお灸用のアイテムです。ほくろの上に置くことで皮膚を火傷させ、ほくろを除去できるとされています。
小さなほくろでは目立たないようにできるケースはありますが、使用はおすすめできません。医師の診断なしでほくろ除去をすると、良性なのか悪性なのかの判断もつかないので危険です。
ほくろを自分で除去するのは危険?
危険な理由や起こりうるリスク5つ
ほくろ除去を自分で行うのは危険なのでしょうか。
なぜ危険なのか、起こりうるリスクをまとめてみましたので、チェックしておきましょう。
リスク1.悪性腫瘍がどうかの判断ができない
ほくろには良性と悪性があり、医師の判断がないと見分けはつきません。そのため自分で切除しようとして、悪性腫瘍だった場合は発見が遅れることになります。
悪性腫瘍は放っておくと進行してしまうので、早めに治療しなければなりません。自分で切除して、病気の進行を許してしまうのはリスクが高くなります。
リスク2.皮膚トラブルが起きる可能性がある
自分でほくろ除去すると、トラブルが起きる可能性があります。赤くなったり色素沈着したり、ケロイドになったりなど跡が残る可能性が高くなるでしょう。
美容クリニックでもほくろ除去は跡が残る可能性があるため、自分でやるとなるとリスクが上昇します。また、感染症の危険性もあるので、おすすめはできません。
リスク3.症状が悪化する可能性がある
自分でほくろ除去をすると、症状が悪化する可能性があります。もともと小さかったのに、大きなケロイドになってしまっては意味がありません。
医師が診断をして、その患者に合った施術法を施さないと悪化する可能性があります。自己判断するのは難しいので、美容クリニックでの除去がおすすめです。
リスク4.ほくろ除去できない、できてもすぐ再発する
自分で除去しようとすると、除去できなかったり再発したりする可能性があります。専門的な技術や知識を持っていない場合、うまく除去できない可能性が高くなります。
また、ほくろの色素細胞を取り除けないと再発してしまいます。美容クリニックの施術ですら再発の確率はある程度あるので、自分でやるとなると再発を回避するのは難しいでしょう。
リスク5.トラブルが起きた際は全て自己責任
自分でほくろ除去をしようとしてトラブルが起こった場合、全て自己責任になります。そうなると、結局最終的にはクリニックにお世話になることになるはずです。
クリニックであれば、保証制度などを提供しているので、トラブルが起こった場合でも安心感があります。
ほくろ除去を自分でするのは危険
クリニックとの違いについて解説
そもそも、ほくろ除去を自分でするのはおすすめできません。では、クリニックと自分では何が違うのでしょうか?以下を参考に、チェックしてみましょう。
ほくろ除去レーザー治療 (クリニック) |
ほくろ除去レーザーペン (市販) |
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イメージ | ||
方法 | 医療用レーザーを当ててほくろにアプローチする | 自分でレーザー機器をほくろに当てて焼く |
効果が見られる時期 | 3ヶ月〜 | 3ヶ月〜少しずつ見られる |
メリット | 医師に診断してもらえる | 安い価格で手軽にできる |
デメリット | 値段が安くはない | リスクが大きい |
市販のレーザーペンは、肌トラブルやほくろを除去できないなどのリスクが高くなります。
一方クリニックの場合、専門的な知識のある医師やスタッフが担当します。そのため自分のほくろに合った方法で、的確に処置してもらえるのがメリットです。
ほくろ除去のレーザー治療は何がある?
クリニックで行う主なレーザー治療3つ
ほくろ除去にはレーザー治療が一般的ですが、どんな方法があるのでしょうか?以下の3種類のレーザーをピックアップしたので、確認してみましょう。
治療 | 炭酸ガスレーザー →詳しく見る |
LP-YAGレーザー →詳しく見る |
Qスイッチレーザー →詳しく見る |
---|---|---|---|
特に効果的なほくろ | 1mm程度のほくろやいぼ | 1〜3mm程度の赤いほくろ | 平らで黒いほくろ |
治療方法 | ほくろを形成する細胞を破壊 | ヘモグロビン(赤い色素)を吸収 | メラニンを排除しやすい状態にする |
治療回数 | ほくろの根の深さによっては数回 | ほくろの根の深さによっては数回 | 2~3ヶ月に1回 |
ダウンタイム | 10日〜180日 | 7日〜180日 | 7日〜180日 |
【種類1】炭酸ガスレーザー
画像出典:品川美容外科
特に効果的なほくろ | 1mm程度のほくろやいぼ |
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治療方法 | ほくろを形成する細胞を破壊 |
治療回数 | ほくろの根の深さによっては数回 |
ダウンタイム | 10日〜180日 |
炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)は、細胞を破壊できます。ほくろの原因にアプローチするので、再発を防いだり根本的に治したりできるのが魅力です。またほくろ以外には、シミやいぼにも効果があります。
ただし1mm程度で盛り上がりのない小さなほくろには効果的ですが、大きなほくろにはおすすめできません。
炭酸ガスレーザーの症例写真
画像引用:品川美容外科
施術名 | 炭酸ガスレーザー |
---|---|
施術詳細 | レーザーによるホクロ・いぼ除去。 |
料金 (税込) |
1mm×1mm 3,820円(税込4,200円)~4,770円(税込5,250円) |
リスク・副作用 | 痛み/内出血:赤みが数日間位。かゆみ:皮膚が再生、成熟する度。 |
治療回数 | 記載なし |
問い 合わせ |
0120-575-900 |
術後3ヶ月後は、レーザーを照射した部分が赤くなっています。黒い色素は消えているので、遠目からだと目立ちません。
赤みなどは時間の経過とともに薄くなっていくので、アフターケアを継続させましょう。
【種類2】LP-YAGレーザー
特に効果的なほくろ | 1〜3mm程度の赤いほくろ |
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治療方法 | ヘモグロビン(赤い色素)を吸収 |
治療回数 | ほくろの根の深さによっては数回 |
ダウンタイム | 7日〜180日 |
LP-YAGレーザーは、血管腫という赤いほくろに効果的な機器です。
赤みの原因となっているヘモグロビンという色素に反応し、照射します。そのため、毛細血管拡張症などの治療にも効果的です。
盛り上がった血管腫にも照射できるので、気になる方は相談してみましょう。
LP-YAGレーザーの症例写真
画像引用:品川美容外科
施術名 | LP-YAGレーザー |
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施術詳細 | レーザーによる血管腫や毛細血管拡張症の改善。 |
料金 (税込) |
3mm×3mm 3,770円(税込4,150円)~4,710円(税込5,190円) |
リスク・副作用 | カサブタから色素沈着で茶色になるが3~6ヶ月位で肌色に。 |
治療回数 | 記載なし |
問い 合わせ |
0120-575-900 |
赤く盛り上がっている血管腫が、照射後7週間経過するとほぼ消えています。
多少跡は残っているものの、周りからは気づかれない程度なのでメイクでも隠しやすいでしょう。
【種類3】Qスイッチレーザー
画像引用:メディアージュクリニック青山
特に効果的なほくろ | 平坦で黒いほくろ |
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治療方法 | メラニンを排除しやすい状態にする |
治療回数 | 2〜3ヶ月に1回 |
ダウンタイム | 7日〜180日 |
Qスイッチレーザーとは、メラニンを排除しやすい状態にできる機器です。メラニンを異物に変異させることで、体に自動的に排出してもらいます。
そのためほくろだけでなくシミにも効果的で、ほくろとセットで除去する人も多いと言えます。ただし、黒い色素に反応するので、黒く平坦なほくろでないと効果がありません。
Qスイッチレーザーの症例写真
画像引用:ツツイ美容外科
施術名 | Qスイッチレーザー |
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施術詳細 | 平らなホクロ・シミ除去します。 |
料金 (税込) |
平らなホクロ:3㎜以下 2,200円 / 6㎜以下 4,400円 / 9㎜以下 7,700円 / 9㎜より大きい場合 要相談 |
リスク・副作用 | 施術中の痛み・熱感・痒み・色素沈着・ケロイド・傷ができる・再発 |
治療回数 | 記載なし |
問い 合わせ |
例:0120-6281-44 |
術後当日は、ほくろにあまり変化がありません。その後1週間経過するとほくろは薄くなり始め、シミも薄めです。
1ヶ月経つとほくろはまだありますが、2年後にはキレイに無くなっています。
ほくろ除去の跡についてさらに知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
関連記事
ほくろ除去の跡が消えない理由は?跡を残さないポイントやアフターケアを解説
ほくろ除去は中学生でも受けられる?
ほくろ除去に関するよくある質問5つ
ほくろ除去は、中学生でも受けられるのでしょうか?見た目を気にしだす年頃なので、悩みを抱えるお子さんも多いようです。
ぜひ、参考にしてみてください。
質問1.ほくろ除去は何歳から受けられるの?
基本的に、ほくろ除去をするのに年齢制限はありません。ただし、18歳未満の場合は保護者の同意書が必要となります。
また、赤ちゃんやまだ幼い子供にレーザーを当てたり切開したりするのは、あまりおすすめできません。必ず、医師に相談をして医学的な観点からのアドバイスをもらいましょう。
質問2.家にあるものでほくろを消す方法はある?
家にあるものでほくろを消す方法は、おすすめできるものがありません。
自分でのほくろ除去はリスクが大きすぎるので、除去する場合はクリニックを訪れましょう。中学生や高校生の場合は学割が利用できるクリニックもあるので、リサーチしてみるのがおすすめです。
質問3.ほくろ除去は保険適用される?
ほくろ除去が保険適用されるのは、日常生活に支障がある場合や悪性腫瘍の場合のみです。
基本的に審美的な理由でほくろ除去をするのであれば、自費診療になります。保険適用になるかどうかは医師が判断するので、カウンセリングの際に聞いてみてください。
関連記事
ほくろ除去が保険適用される条件や生命保険はおりるのかを解説!ほくろ除去の値段や手術方法もご紹介
質問4.クリニックで受けるほくろ除去はレーザー以外に何がある?
クリニックでほくろ除去を受ける場合、レーザー以外にもさまざまな治療法があります。例えば光治療・電気メス・くり抜き法・切開法などです。
自分のほくろの種類や状態、ニーズに合わせて適切な治療を選びましょう。カウンセリングの際に、医師と相談しながら治療法を決めるのがおすすめです。
質問5.ほくろは除去せずほっといてもいいの?
悪性腫瘍ではないほくろは、除去せずにほっといておいても問題ありません。ただし悪性腫瘍ならばすぐに治療が必要なので、不安な方は病院に行きましょう。
また、悪性腫瘍でなかったとしても、ほくろが気になるならば除去するのがおすすめです。見た目が変わるだけでなく、メンタル面でも変化があるでしょう。
【まとめ】ほくろ除去を自分でするのはリスクが高い!
まずは近くの皮膚科に相談しよう
ほくろ除去を自分でするのはリスクが高いので、やめてください。ほくろ除去が自分でできるグッズや方法はありますが、危険なのでクリニックで取ってもらいましょう。
まずは近くの皮膚科に相談して、予算や治療法を相談するのがおすすめです。