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ほくろ除去の跡が消えない理由は?跡を残さないポイントやアフターケアを解説

ほくろ除去の跡は、赤みが残ったり黒いまま残ったりする場合があるので、治療前に不安になる人も少なくありません。

今回は、跡が残らない方法やほくろの種類についてまとめてみました。ほくろ除去を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

ほくろ除去の跡が消えないって本当?
治療後に起こりうる跡の事例について解説

実際に、ほくろ除去の跡が残る可能性はあるのでしょうか。治療後に起こりうる後の事例について、あらかじめチェックしておきましょう。

【前提】ほくろ除去は傷跡が残りやすい

ほくろ除去は、少なからず傷跡が残るケースが多いようです。ただし薄くなって分からないほどの跡なので、周りからはほとんど分かりません。

また、平坦で浅いほくろの場合は、跡が残らない可能性もあります。反対に盛り上がったほくろや色素の濃いほくろは、跡が残りがちです。

事例1.ほくろ除去後に黒いままが続く

ほくろを除去したにもかかわらず、黒いまま跡が消えないケースもあります。また、一度はほくろが無くなったものの後々に再発する可能性も。

人によっては黒いままでも時間の経過とともに薄くなる可能性がありますが、色素沈着してしまった場合はクリニックに相談しましょう。

事例2.ほくろ除去の跡が盛り上がり状態に

ほくろ除去した跡が盛り上がってしまう原因は、アフターケアを怠ったからです。この場合、盛り上がってしまった跡は塗り薬やレーザーでの対処ができます。

ただ、ほくろ除去した後にさらに施術を重ねるのは負担が大きいので、なるべく跡が残らないように注意して過ごしましょう。

事例3.ほくろ除去の跡が消えないまま1年以上経過した

ほくろ除去の跡が消えないまま1年以上が経過したのであれば、クリニックに相談しましょう。

切開法の場合は、半年から1年ほど傷跡が残る可能性もあります。1年を超えても気になるほどの跡が残っているのであれば、クリニックにアクセスして対処してもらってください。

ほくろ除去の跡が消えない理由①
ほくろの種類を知らずに治療を選んだ

ほくろ除去の跡が消えない理由として、種類を知らずに治療を選択したことが考えられます。

以下にほくろの種類と適した治療を選んだので、確認してみてください。

ほくろの種類1.平坦で小さめのほくろ

顔ほくろ

画像出典:ツツイ美容外科

直径1〜2mm程度と小さく、平坦なほくろの場合はレーザー除去がおすすめです。主に炭酸ガスレーザーや、YAGレーザーなどを使用します。

レーザーなので治療も比較的スピーディーに終わり、身体的な負担が少なくて済むのがポイントです。

術後は紫外線を避けるなど、日常的なアフターケアに気をつけましょう。

ほくろの種類2.盛り上がっている大きめのほくろ

鼻ほくろ
画像出典:共立美容外科 仙台院

直径が5〜6mmと大きく、盛り上がったようなほくろの場合は、くり抜き法や切開法がおすすめです。レーザーを用いるケースもありますが、手術の方がより深くまでほくろを取り除けます。

そのため再発を防ぐためには切開法を用いて、深くにあるメラニン色素までアプローチするのが一般的です。

ほくろの種類3.悪性ほくろ(メラノーマ/悪性黒色腫)

悪性腫瘍画像出典:日本赤十字社

メラノーマと呼ばれる悪性ほくろは、色素細胞が癌化した悪性腫瘍のことです。普通のほくろよりもシミに近い見た目で、発生する場所も足の裏やお腹などが多いとされています。

まずは検査して癌の状態やステージを把握し、その後腫瘍そのものを取り除くのが効果的です。

関連記事
ほくろの種類とは何がある?危険なほくろの見分け方、5つの治療方法や症例写真をご紹介

 

ほくろ除去の跡が消えない理由②
自分のほくろに合う治療を選ばなかった

 

ほくろの種類は全部で5つあり、それぞれに適した治療を選ばなければなりません。以下の表や治療法を参考にして、自分に合った治療を選びましょう。

治療 1.レーザー治療
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2.光治療
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3.電気メス
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4.くり抜き法
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5.切開法
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特に効果的なほくろ 1mm程度のほくろ 平らで薄めのほくろ 2〜5mm程度の膨らみのあるほくろ 6mm以下の肌の深い部分まで及ぶほくろ 6mm以上のほくろ
治療方法 炭酸ガスレーザーなどで焼く フォトフェイシャルなどで焼く 電気メスで切開する 専用のメスでほくろをくり抜く ほくろ周辺の組織から切除する
治療直後の状態     傷跡 ほくろ 傷跡 傷跡 傷跡
特徴 短時間で終わる 肌への負担が少ない 傷跡が目立ちにくい 仕上がりが自然 再発率が少ない

画像出典:KMクリニック古河いけがき皮膚科シンシアガーデンクリニックしむら皮膚科さかい形成外科

方法1.レーザー治療

レーザー治療

画像出典:みやた形成外科・皮ふクリニック

特に効果的なほくろ 1mm程度のほくろやいぼ
治療方法 ほくろの表面を削り、その後メラニン色素を破壊するレーザーを照射

レーザー治療に効果的なほくろは、1mm程度と小さいサイズです。また、平坦で盛り上がりのないほくろもレーザーが適しています。

施術後は傷跡が赤くなったり、黒くなったりするのでアフターケアをしましょう。個人差はありますが、術後数ヶ月程度で傷跡は目立ちにくくなります。

レーザー治療の経過写真

症例画像

画像出典:みやた形成外科・皮ふクリニック

施術名 炭酸ガスCO2レーザー
施術詳細 局所麻酔の後、傷跡があまり残らない深さで、ほくろを削ります
料金
(税込)
1mmにつき1万1000円
リスク・副作用 赤み、色素沈着、多少の凹凸
治療回数 メラニンの量が多かったり、深いところまでメラニンがあるようだと、
一回では除去しきれないことになります。
問い
合わせ
 03-3507-0480

レーザー治療後は、患部が赤くなります。ただし盛り上がっていたほくろも平坦になり、黒い色素もほとんど残っていません。

その後は赤みが取れて、跡も周りからは分からないほどまでキレイになっています。

 

方法2.光治療

光治療

画像出典:上田皮ふ科

特に効果的なほくろ 平坦で薄いほくろ
治療方法 メラニン色素を破壊し、真皮でコラーゲンを生成する

光治療に効果的なのは、平坦で薄いほくろです。大きすぎるものや立体的なほくろよりも、シミに近いようなほくろに適しています。

レーザー治療と光の照射出力が異なるだけなので、治療後の傷跡はレーザーと変わりません。術後は赤くなり、時間の経過とともに落ち着いていくことがほとんどです。

光治療の経過写真

症例画像

画像出典:BEAUTY TUNING CLINIC

施術名 光治療
施術詳細  例光治療で肌の色むらを整える
料金
(税込)
 25,000円
リスク・副作用  痛み、出血、感染、色素沈着、シミやホクロの再発
治療回数 記載なし
問い
合わせ
 092-717-8640

施術前と比較すると、ほくろだけでなくシミも薄くなっていることが分かります。

ほくろは完全になくなったわけではありませんが、メイクで隠せるほどです。

方法3.電気メス

電気メス

画像出典:品川美容外科

特に効果的なほくろ 2〜5mm程度の盛り上がったほくろ
治療方法 電気メスで焼きながら切除する

 

電気メスでの施術は、2〜5mm程度の盛り上がったほくろに効果的です。そこまでサイズは大きくないものの、立体的になっているほくろに適用されます。

焼きながら切除するので出血も少なく、メスで切開するより時間も短縮できるのが特徴です。また、価格も比較的リーズナブルなのが電気メスのメリットでもあります。

電気メスの経過写真

症例画像

画像出典:品川美容外科

施術名 ほくろ取り・ほくろ除去
施術詳細  ほくろを電気メスや切開によって除去する施術。
料金
(税込)
 3,820円(税込4,200円)~4,770円(税込5,250円) 
リスク・副作用  ハレ:2~3ヶ月位わずかな赤み。かゆみ:皮膚が再生、成熟する度。
治療回数 記載なし
問い
合わせ
 0120-189-900

施術前と術後3週間後を比較すると、盛り上がっていたほくろが取れて薄くなっています。

指摘されないと分からない状態まで薄くなっているので、メイクで隠しやすい状態です。

方法4.くり抜き法

くり抜き

画像出典:リベールクリニック

特に効果的なほくろ 6mm以下の肌の深層まで及ぶほくろ
治療方法 細胞ごとメスや専門の器具を使ってくり抜く

くり抜き法は、6mm以下で肌の深層にまで及ぶほくろに効果があります。レーザーでは深すぎてアプローチできない場合は、くり抜き法でダイレクトに色素細胞を除去するのがおすすめです。

細胞ごとくり抜くので、再発の可能性が低い治療法でもあります。

くり抜き法の経過写真

症例画像

画像出典:TAKEDA SPORTS & BEAUTY CLINIC

施術名 ほくろ除去術(くり抜き4㎜まで)
施術詳細  比較的小さなホクロの場合に使われる方法です。当院では4mm以下のほくろに対してのみ行います。 縫合はせずホクロの境界ギリギリをくり抜くので、大きな傷痕になる心配はありません。
料金
(税込)
1個(初回のみ) ¥13,200
2個目~(1個につき) ¥11,000
リスク・副作用 1週間~6ヶ月程度治療後2~3週間ほどで、かさぶたが出来ます。その後、2~4週間赤みが残る場合があります。
治療回数 記載なし
問い
合わせ
092-874-3711

くり抜き法は、術後患部が赤くなり皮膚に空洞ができたような状態です。その後縫合をして、だんだんと跡が目立たないようになっていきます。

方法5.切開法

くり抜き

画像出典:静岡中央クリニック

特に効果的なほくろ 6mm以上の大きなほくろ
治療方法 ほくろ周辺の組織から切除する

切開法が効果的なほくろは、大きくて立体的なものです。レーザーやその他の施術では難しいサイズのほくろでも、切開法ならば切り取れます。

ただし傷跡が残りやすく、アフターケアをしっかりしないとケロイドになってしまう可能性が高くなります。ダウンタイムも長めなので、施術する時期を考えましょう。

切開法の経過写真

切開

画像出典:酒井形成外科

施術名 ほくろ除去手術
施術詳細 右目の横にあったほくろを除去した症例です。
料金
(税込)
 傷痕・瘢痕 顔面部(美容的・2cm以上)1cmあたり 88,000円
傷痕・瘢痕 顔面部以外(5cm以上)1cmあたり 55,000円
リスク・副作用 感染、血腫、内出血、瘢痕、肥厚性瘢痕(ケロイド)、色素沈着、アレルギー、予定形態との差、微妙な左右不対称
治療回数 記載なし
問い
合わせ
03-3576-7788

 

切開法の術後すぐは、糸が残っているので目立ちます。

ただし、抜糸をして半年経過すると、傷跡はほとんどわからない状態まで綺麗です。

ほくろ除去の跡が消えない理由③
ほくろ除去後のアフターケアが間違っていた

アフターケアは、傷跡を残さないためにも重要です。アフターケアを怠ってしまうと、赤みや色素沈着などの跡が残りやすくなります

以下をチェックして、除去後のケアを確認しましょう。

アフターケア1.傷がふさがるまで保護テープや塗り薬を継続する

どの方法で施術したとしても、術後は傷が塞がるまでテープや塗り薬で保護しましょう。

術後の敏感になっている傷跡に、摩擦や紫外線などの刺激が加わると跡になります。テープを貼って、物理的に傷跡を刺激から守りましょう。

また、塗り薬で保湿しながら肌の状態を保つのも大切です。

アフターケア2.無理にかさぶたを剥がさない

レーザーやメスなどでほくろを除去した後は、かさぶたができてきます。むずむずしたり、見た目的にも気になったりして取ってしまいそうになりますが絶対にやめて下さい。

かさぶたを取ってしまうと、色素沈着して跡が残りやすくなります。かさぶたは自然に剥がれ落ちるのを待ってください。

アフターケア3.紫外線対策を怠らない

施術した後の傷跡は、紫外線に敏感です。そのため、紫外線を患部に当てないように気をつけましょう。

クリニックにもよりますが、数ヶ月から半年は注意するように指導されます。日焼け止めや保護テープを使って、色素沈着しないように心がけてください。

万が一紫外線を浴びてしまったら、保湿などのケアをしましょう。

アフターケア4.触ったり摩擦などの刺激を与えない

ほくろ除去をした後は、なるべく触らないようにしましょう。デリケートになっているので、刺激を与えてしまうと跡になったり、色素沈着してしまったりします。

気になってしまって触りたくなりますが、我慢してください。また、洗顔やスキンケアは優しく行いましょう。

ほくろ除去で跡が残らない方法はある?
できるだけ傷跡を残さないための対策

ほくろ除去で跡を残さないためには、どんな方法が効果的でしょうか?

事前に対策することによって、跡を残さないようにできます。

対策1.ほくろの種類を理解した上で治療を選ぶ

自分のほくろの種類を理解しておくことで、跡が残りにくい対策ができます。ほくろの種類に合った施術を受ければ、跡も残りにくくなるでしょう。

また適する治療法を選ぶことで、再発も防げます。今回の記事をチェックして、自分のほくろはどの種類かを理解しましょう。

対策2.ほくろ除去の治療種類が豊富なクリニックで受ける

ほくろ除去に対する施術の種類が豊富なクリニックならば、傷跡も残りにくいでしょう。自分に合った施術が選びやすくなるだけでなく、なるべく傷跡が残らない施術を選択できます。

カウンセリングの際に、傷跡に関して不安があることを伝えて、施術法を提案してもらいましょう。

対策3.保証やアフターケアが手厚いクリニックで受ける

保証やアフターケアの手厚いクリニックならば、傷跡に対しても対処してくれます。

傷跡が残らないように、アフターケアのやり方などの丁寧なレクチャーが受けられるクリニックもあるので、施術後の生活が不安な人は保証やアフターケアが充実したクリニックを選びましょう。

【まとめ】ほくろ除去について事前に知り傷跡の少ない治療を選択しよう

ほくろ除去にはさまざまな治療法があるので、まずは自分に合った方法を選ぶことが大切です。

自分はどの種類のほくろなのかをチェックして、適した施術をカウンセリングの際に提案してもらいましょう。

また、術後の過ごし方やアフターケアも、傷跡を残さないために大切です。