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ほくろの種類とは何がある?危険なほくろの見分け方、5つの治療方法や症例写真をご紹介

ほくろの種類には、良性と悪性があります。しかし、どんなほくろが良性・悪性なのか、見分ける方法がわからないと不安ですよね。

そこで今回は、ほくろの種類やほくろ除去の治療方法を解説します。レーザーや切開などさまざまな方法があるため、ほくろ除去を決める際の参考にしてみてください。

ほくろの種類は大きく2種類
危険なほくろの見分け方

良性ほくろ
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悪性ほくろ
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イメージ 良性ホクロ 悪性腫瘍
形状 ・左右対称
・色の濃さが均一
・平坦または盛り上がりがある
ギザギザなどいびつな形
大きさ 直径6mm以下 直径6mm以上で成長速度が早い
毛の有無 あり 生えていないケースが多数

画像出典:日本赤十字社

ほくろには良性と悪性があり、悪性黒色腫(メラノーマ)という皮膚がんだった場合は、全部取り去る必要があります。

形状に違いがあり、悪性の場合は成長速度が早いため、不安な場合は専門家へ早めに相談しましょう。

【種類1】良性のほくろ

イメージ 顔ほくろ 鼻ほくろ
大型ホクロ
大きさ 直径1mm程度
直径2〜5mm程度 直径6mm程度
特徴 体幹や顔に多数できやすい 盛り上がりがあるケースが多い ・生まれつきあるケースが多い
適した治療 ・光治療
・レーザー
・電気メス
・くりぬき法
・光治療
・レーザー
・電気メス
・くりぬき法
・光治療
・レーザー
・切開法
※20cmを超える場合は早めに相談

画像出典:ツツイ美容外科共立美容外科 仙台院あおよこ皮膚科クリニック

ほくろは先天性後天性のものに分かれ、それぞれ大きさ1mm〜6mm程度のものまでさまざまな大きさがあり、平坦なだけでなく盛り上がりのあるほくろもあり、顔だけでなく全身に見られます。

先天性のほくろには20cm以上の大型のほくろもあり、悪性になる可能性もあるため、その前に除去する必要がある場合も。

後天性のほくろには下記4つの分類もあります。

  • Unna母斑:直径1センチ程度がほとんどで、やわらかいしこりのようなもの
  • Clark母斑:直径1センチ程度がほとんどで、楕円形で中央の色がやや濃い
  • Miescher母斑:膨らんでいることが多く、年齢と共に色が薄くなる
  • Spitz母斑:若い人に多い、悪性と似ているので見分ける必要がある

良性ほくろは除去しなくても健康上は問題ありませんが、悪性かどうかの判断が付かない場合は早めの受診がおすすめです。

【種類2】悪性のほくろ(メラノーマ/悪性黒色腫)

イメージ 顔悪性 手悪性
背中悪性
部位 手のひら 背中
適した治療 全身の画像検査などを行い、病期に従った治療を行う。基本的には切開法が多く、転移があった場合は、化学療法や放射線療法での治療が一般的。

画像出典:日本皮膚科学会

悪性黒色腫やメラノーマと呼ばれる悪性ほくろは皮膚がんの一種で、色にムラがありギザギザなどのいびつな形をしています。成長速度が早く、顔や手のひらなどさまざまな場所にできる可能性があり、大きく以下の4つに分類されます。

  • 悪性黒子型:高齢者の顔面に多く、長い年月をかけて広がる
  • 表在拡大型:手のひらや足の裏など末端に発生、60代以降に多い
  • 末端黒子型:境界不鮮明で全身に発生、癌の成長は比較的緩やか
  • 結節型:40~50歳代に発生することが多く、癌の成長が速い

悪性ほくろの治療は基本的に切開法が多く、がん細胞が周辺にもある可能性などを考え、3mm〜2cmほど外側までを切除するのが一般的です。

ほくろ除去の治療法5
ほくろの状態に合わせて適切な治療を選ぼう

ほくろの大きさや状態に合わせて、さまざまな治療方法があります。適した治療方法を選ぶことで、綺麗にほくろを除去できるため、ぜひ治療方法選びの参考にしてみてください。

治療 1.レーザー治療
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2.光治療
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3.電気メス
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4.くり抜き法
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5.切開法
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特に効果的なほくろ 1mm程度のほくろやいぼ 平坦で薄いほくろ 2〜5mm程度の盛り上がったほくろ 6mm以下の肌の深層まで及ぶほくろ 6mm以上の大きなほくろ
治療方法 レーザーをほくろに照射し蒸散させる 光を照射してメラニン粒子を分解 電気メスの熱を利用してほくろを除去する ほくろの形に沿って円形状にほくろをくり抜く ほくろの周辺をくり抜き端を縫合する
ダウンタイム 1日〜2日 ほとんどなし 2週間〜3週間 5日~1週間 2ヶ月〜3ヶ月
特徴 小さなほくろを除去しやすい さまざまな肌トラブルも同時に改善できる 皮膚の表面以外にダメージを受けにくい 深い部分までアプローチできる 大きなほくろやいぼも綺麗に切除できる

【方法1】レーザー治療

レーザー治療

画像出典:品川美容外科

特に効果的なほくろ 1mm程度のほくろやいぼ
治療方法 レーザーをほくろに照射し蒸散させる
ダウンタイム 1日〜2日

レーザー治療は、レーザーをほくろに照射し蒸散させる施術です。10日ほど保護テープを貼る必要がありますが、ほくろだけでなくイボなど大きいサイズの除去にも効果が期待できます。

シャワーや洗顔も患部に触れなければ当日から可能な場合が多いため、気軽に施術が受けられます。

レーザー治療の症例写真

画像出典:品川美容外科

施術名 炭酸ガスレーザー
施術詳細 レーザーによるホクロ・いぼ除去。
料金
(税込)
4,200円 ~ 5,250円(税込)
リスク・副作用 痛み/内出血:赤みが数日間位。かゆみ:皮膚が再生、成熟する度。
治療回数 記載なし
問い
合わせ
0120-175-600

炭酸ガスレーザーによるほくろ除去施術です。盛り上がった大きなほくろですが、施術後はレーザーの跡も残らずに綺麗な肌となっています。施術後はかさぶたになることもありますが、徐々に綺麗になっていきます。

【方法2】光治療

フォトシルクプラス

画像出典:シロノクリニック

特に効果的なほくろ 平坦で薄いほくろ
治療方法 光を照射してメラニン粒子を分解
ダウンタイム ほとんどなし

光治療は、光を照射してメラニン粒子を分解する施術方法です。大きなほくろには向きませんが、小さくて薄いほくろがたくさんある人におすすめの治療方法です。

ダウンタイムが比較的少ないため、日常生活に戻りやすいのも特徴の一つとなっています。

光治療の症例写真

症例写真

画像出典:品川美容外科

施術名 フォトシルクプラス
施術詳細 光照射によるシミ・くすみ・ニキビ跡治療。
料金
(税込)
7,990円 ~ 7,990円(税込)
リスク・副作用 かゆみ:わずかなかゆみ。
治療回数 3週間に1回記載なし
問い
合わせ
0120-095-200

こちらは、フォトシルクプラスを使用したほくろ除去の施術です。シミやくすみの治療にも使われる施術なので、ほくろだけでなくシミも改善しているのがわかりますね。ほくろも薄くなっています。

【方法3】電気メス

電気メス

 

画像出典:品川美容外科

特に効果的なほくろ 2〜5mm程度の盛り上がったほくろ
治療方法 電気メスの熱を利用してほくろを除去する
ダウンタイム 2週間〜3週間

電気メスは、電気メスの熱を利用してほくろを除去する施術です。2〜5mmの少し大きめの盛り上がったほくろがある人におすすめの治療方法となっています。

赤みや凸凹はしばらく続きますが、傷跡は時間の経過とともにほとんど目立たなくなっていきます。

電気メスの症例写真

画像出典:城本クリニック

施術名 電気分解法
施術詳細 電気メスの原理を応用し、熱によってほくろの細胞を焼灼します。
料金
(税込)
11,000円 ~ 33,000円(税込)
リスク・副作用 むくみ、腫れ、内出血がありますが、時間とともに治ります。
治療回数 記載なし
問い
合わせ
0120-107-929

こちらは、電気メスを使って目頭の上にあるほくろを除去した症例写真です。施術後は少し黒くなっていますが、ほくろがあったと言われないとわからない程度の色味です。徐々に元の肌の色に近づくと言われています。

【方法4】くり抜き法

くりぬき法

画像出典:自由が丘クリニック

特に効果的なほくろ 6mm以下の肌の深層まで及ぶほくろ
治療方法 ほくろの形に沿って円形状にほくろをくり抜く
ダウンタイム 5日~1週間

くり抜き法は、ほくろの形に沿って円形状にほくろをくり抜く施術です。切開法とは違い、くり抜いた穴は縫合せず自然にふさがるのを待つ場合も多いです。

6mm以下で、肌の深層まで及ぶほくろに効果が期待できます。ほくろの根っこまでしっかりとアプローチできるのが特徴です。

【方法5】切開法

画像出典:品川美容外科

特に効果的なほくろ 6mm以上の大きなほくろ
治療方法 ほくろの周辺をくり抜き端を縫合する
ダウンタイム 2ヶ月〜3ヶ月

切開法は、ほくろの周辺をくり抜き端を縫合する施術です。6mm以上の大きなほくろやいぼの切除に最適な施術です。

施術直後は傷跡が目立ちますが、時間の経過とともにだんだん目立たなくなり、綺麗に仕上がります。

切開法の症例写真

症例写真

画像出典:城本クリニック

施術名 ほくろ除去
施術詳細 皮膚を切り取り、その周りの皮膚を縫合することでほくろを除去します。
料金
(税込)
33,000円(税込)
リスク・副作用 赤み、腫れ、内出血がありますが、時間とともに治ります。
治療回数 記載なし
問い
合わせ
0120-107-929

こちらの症例写真は、ほくろ周辺の皮膚を切開をしてほくろを除去し、縫合する施術です。抜糸後は徐々に元の肌の状態に戻り、傷跡はほとんど目立たなくなっていますね。大きなほくろの除去に適しています。

ほくろの種類によっては除去しない方がいい?

ほくろの種類が良性の場合は、見た目が気にならないのであれば除去する必要はありません。しかし、悪性の場合は除去したほうがいいため、専門家に相談することが大切です。

また、悪性だと診断された場合、保険が適用される可能性が高いため、病院やクリニックで相談してみましょう。

ほくろが気になる場合でも、自分自身では絶対にほくろ除去はせず、経験や知識のある医師に施術をお願いしましょう。

自分でほくろ除去除去するリスクに関してはこちらの記事を参考にしてくださいね。

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ほくろとイボの見分け方
しっかりと見分けて正しい治療をしよう!

ほくろ

画像出典:首イボ治療研究会

ほくろ いぼ
イメージ  
深さ 比較的深い 比較的浅い
皮膚 比較的ツルツル 比較的ザラザラ
はっきりとした黒が多い 薄茶色~やや濃い茶色が多い

画像出典:品川美容外科

ほくろははっきりとした黒いほくろが多く、深さが比較的深いのが特徴です。いぼは薄い色が多く、比較的浅いのがほくろとの違いとなっています。

大きなほくろをいぼだと勘違いし、浅い部分だけ除去をしても、ほくろは再発する可能性があります。そのため、ほくろといぼの違いを見分け、適した施術を受けることが大切です。

【まとめ】ほくろの種類を知り
最適な治療法を知ろう

ほくろの種類やほくろ除去の治療の種類を解説しました。ほくろの状態によって適した施術は違うため、ぜひ施術の特徴や症例写真を見たうえで最適な治療法で施術を受けてみてくださいね。