マウスピース矯正の名医
横田元熙先生 
KAM Dental OKAYAMA

岡山県岡山市、JR「岡山駅」から徒歩約3分ほどに所在するKAM Dental OKAYAMA。 院長の横田元熙先生は、より多くの患者さまが、歯の悩みを解消できることを目指して、日々治療に向き合っています。また歯科医師グループ「MeLoS」の代表講師も務め、歯科医師向けの講座を全国各地で行っています。今回はマウスピース矯正の施術についてや、横田先生自身の活動、患者さまへの思いについてお話を伺いました。

できるだけ多く、歯に悩む人の悩みを救いたい

____歯科医師として現在に至るまでの経緯を教えてください。

横田元熙先生元々は自分のクリニックを開業せずに勤務医でありながら、各地に行き来する中で、私にしかできないことを全うしようと考えていました。都心にはあっても地方にはないものを自分の手で伝えることができたら、広く日本の歯科医療に貢献できるんじゃないかなと思っていたんですね。 そうした想いがベースにありながら勤務医として従事する中で、理想の医療を展開できない現状もありました。それなら、同じ志をもったメンバーで理想の歯科医療を作っていこうと考え、開院に至りました。まずは強みを活かせる拠点を作り、今後さらに発展していければと考えています。

____貴院のマウスピース矯正治療の特徴について教えてください。

横田元熙先生当院のマウスピース矯正治療は、主にインビザライン*1を行なっています。単なる矯正治療ではなく、口腔・顔全体の仕上がりまで重視しています。患者さまによっては修復やインプラントなどの噛み合わせ治療も組み合わせるなど、総合的な仕上がりを目指したご提案をしています。

____貴院が使用している装置はどういったものを選択されているのでしょうか?

横田元熙先生マウスピース矯正治療をする患者さまは年々増えており、伴って多くのマウスピース製造会社も増加しました。そのためさまざまな種類のマウスピースが存在しますが、当院が使うマウスピースは、インビザラインといったシェア率トップのものを採用しています。当院は患者さまの歯の状態に応じて、適切な選択をすることが重要だと考えています。そのため治療の実績が十分であり、複雑な症例でも適応するような装置だけを使用しています。

その場しのぎではなく、悩みの根底から解決したい

____横田先生が持つ治療のこだわりを教えてください。

横田元熙先生治療の計画を大切にしています。近年は、医療技術が進化してきて誰がやっても一緒ではないかと思われる方も多いです。ですが実際は、歯の動かし方や歯の削り方など医師が多面的に考える必要があります。 その中の工夫や計画次第で、治療にかかる期間や歯に与える侵襲など、治療のゴールが全然変わるんですよ。そのため、治療方針はとても重要なものだと考えています。

____なるほど。ちなみに横田先生にご相談される患者さまへは、どんな治療計画をご提案されることが多いのでしょうか?

横田元熙先生基本的に、歯への侵襲を加えない治療法で仕上がりの状態を長くキープできるような治療計画をご提案しています。ただし、できるだけ歯を削らない治療法は、歯への負担がかからない分、どうしても治療期間が必要になります。たとえば歯全体の矯正では、平均して1年〜2年程度の治療期間がかかりますね。

____マウスピースの種類や治療によって見た目や仕上がりに差があるとお聞きしましたが・・?

横田元熙先生そうですね。選ぶマウスピースや治療法によって、施術後の仕上がりが変わります。よくあるケースでは、歯並びを整える際に歯を削って隙間を作ると手っ取り早く治すことができるんですが、術後しみたり、歯の形が変わったりするといったトラブルも起きやすくなります。ただ安価で治療が早いというメリットもあるので、クリニックによってはこちらを良しとしている所もあると思います。 当院では、ワイヤーと同様の時間はかかるけれど、歯を削ることを極力避けて侵襲が加わらない治療法を採用しており、見た目の美しさや、歯磨きがしやすいといったメリットをご提案させていただいております。

過去の根気と向き合い続ける姿勢が今に繋がってる

____横田先生はなぜマウスピース矯正を得意とするのか?その理由を教えてください。

横田元熙先生一つ目に若手の時に勤務していた歯科医院での経験と努力です。当時から、痛みを感じている1本の歯だけを治療するのではなく、一口腔単位で全体を捉えた治療計画を立てることを大切にしてきました。それは、患者さんの生涯に渡って、口腔内のトラブルを予防し、人生最後の1日まで食べたいものを食べれることに寄与します。また、歯周病治療、被せ物の治療、精密根管治療、インプラント治療と、全ての治療を複合的に考えた上での矯正治療だからこそ、それが実現できると自信を持って言えます。 二つ目にマウスピース矯正に関して、他の医院や歯科医師、医療法人に教育をさせていただく機会が多いことです。この活動を始めて5年が経過しましたが、矯正治療の導入やスタッフの教育、症例相談や治療計画の立案など、自分の診療だけではなく、誰かに教えることで自分自身も成長につながっていると実感しています。

____貴院には、どんなご相談でご来院される患者さまが多いですか?

横田元熙先生最近では、いくつかの歯医者を周り2件目、3件目のご相談としていらっしゃる方が増えました。カウンセリングを通して、当院に決めていただく方が多いようです。当院は自由診療専門の歯科医院なので基本的に患者さまでごった返していることはなく、十分な時間をかけて手厚いカウンセリングができます。その点を気に入ってくださる方が多いのではないでしょうか。 また、当院のモットーとして、ご来院いただいた患者さまには、その日にわかることは全て伝えることを大切にしています。当院を見つけて来てくださった患者さまのためにできることを最大限するのは大事な役割だと考えています。

____患者さまへのメッセージをお願いいたします。

横田元熙先生近年、「見た目を改善したい」「見える範囲の歯並びだけ気になっている」という患者さまが圧倒的に多いと感じています。ですが歯科医師として、まずは悩みの根本的な原因を探さないといけないと思っています。たとえば前歯が気になってご来院されたものの、実際に前歯だけを治療した結果で良い症例って1割もないんです。このように自分では気付けていない部分も私たちプロの歯科医師が気付いて、人生を通じて自分の歯を失わないような口の中の環境を作ることを大切にしたいと思っています。歯科知識を伝えるためのYoutubeチャンネル『デンタルMeンタリング』でも話していますが、私の使命は、診療と教育、情報発信を通して、日本の歯科医療と患者さんの健康意識をさらに向上させていくことです。当院に任せたいと言ってくださる患者さまの歯を守りたいです。こうした思いに共感してくださる方は、ぜひご相談いただければと思います。

プロフィール
横田元熙先生
KAM Dental OKAYAMA/横田 元熙先生
2018年に国立大阪大学歯学部を卒業後、大学病院口腔外科にて診療に従事その後は、診療拠点を大阪と岐阜とに持ちながら、時期を同じくして、全国の歯科医院へマウスピース矯正治療の教育事業を開始。2022年には自費専門クリニック(京都)の診療統括医師を務める。現在は、歯科衛生士学校での学生教育や、Youtubeチャンネル『デンタルMeンタリング』にて歯科知識の発信、歯科医師向けにはオンラインセミナーを数多く行う。
2024年より拠点の一つとしてKAM Dental OKAYAMAを開院。
<所属学会・団体>
インビザラインドクター
ORTC online講師
医療者による歯科・医科の勉強会bloom講師
MeLoS代表講師
ADI(Advanced Dental Institute)
B.O.P.T Japan
BLSプロバイダー(AHA)
PEARSプロバイダー(AHA)
日本口腔外科学会
日本口腔インプラント学会
日本歯周病学会
日本歯科審美学会
<所在地> KAM Dental OKAYAMA
〒700-0901
岡山県岡山市北区本町7-25 Qbe本町2階

治療メニュー等

取材日:2024年11月18日

注釈:*1
◾️施術名:インビザライン
◾️施術の説明:抜歯を行わず、歯並びの改善及び矯正治療
◾️施術のリスク
最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。
◾️費用(税込価格)
880,000円(矯正)+220,000円
(ラミネートベニヤ)


ライタープロフィール
Akihiro
湘南を拠点にフリーランスとして活動中。ライター・編集者として多岐にわたる分野でWebメディアの運営や記事制作に携わる。