矯正治療の名医
大山莉奈先生 
町屋の歯科・矯正歯科

東京の荒川区町屋駅から徒歩2分の好立地にある「町屋の歯科・矯正歯科」。平日だけでなく土日祝も含めて毎日営業しています。矯正やインプラントなど各分野の専門医も常駐しており、様々な治療を受けることも可能です。院長は一般歯科を専門とする大山裕正先生。副院長は院長の姉である大山莉奈先生。矯正歯科が専門です。 今回は、日本矯正歯科学会認定医でもある副院長の大山莉奈先生に歯科医師を志したきっかけや、矯正治療にかける思いをうかがいました。

「プラスを生み出す」矯正歯科の道を選ぶ

____先生が歯科医師を目指されたきっかけを教えていただけますか?

大山莉奈先生両親ともに医師として働いており、幼い頃から医療現場の話を聞いて育ちました。そのため、ごく自然な流れで、自分も将来は医療の道に進みたいと考えるようになりました。人と関わりながら、手先を使って目に見える形で患者さまの健康に貢献できる仕事に惹かれ、歯科という分野に関心を持つようになりました。
中でも、矯正歯科を専門にしようと決めたのは、私自身の矯正治療の経験が影響しています。
一般的な歯科治療、例えば虫歯の治療は、悪くなった状態を元の健康な状態に近づける、というイメージが私の中にはあります。もちろん、それは歯科医として非常に重要な仕事です。一方で、矯正治療は元の歯並びをマイナスと捉えても、元の状態からより良い状態に高めていきます。自身の矯正治療をとおして「ゼロからプラスを生み出す」仕事なのだと思うようになりました。そこに魅力を感じ、矯正歯科の道を専門とすることを決めました。

____クリニックは、院長である弟さんと一緒に運営されているのですね。

大山莉奈先生院長である弟が虫歯、歯周病、インプラントなど一般歯科を担当し、私は矯正歯科を担当しています。この連携体制が、当院の最大の強みです。

____具体的には、患者さまにはどのようなメリットがあるのでしょうか?

大山莉奈先生通常、矯正治療をはじめる前に、虫歯や歯周病の治療を済ませておく必要があります。さらには、歯を動かすスペースを作るために抜歯が必要になることもあります。その場合、一般的には、矯正歯科と一般歯科を行き来していただくのですが、当院ではそのようなケースであっても院内で完結することが可能です。
一般歯科から治療をはじめた場合であっても、「インプラントを入れたいけれど、スペースが少し足りない」など、矯正治療が必要になるケースもあります。当院であれば、このような場合にも対応が可能です。姉弟それぞれの専門的な視点から、患者さまにとってより良い治療を提供できることが大きな利点だと考えています。

カウンセリングで患者さま一人ひとりに合った矯正治療を

____先生のご専門である「矯正治療」について、詳しく教えていただけますか?

大山莉奈先生当院では、お子さまからご年配の方まで、幅広い年代の矯正治療*1に対応しています。そして、患者さまの歯並びの状態や、ライフスタイル、ご希望に合わせて、最適な治療法を選択していただけるよう、いくつかの治療法をご用意しています。大人の場合、歯の表面に装置をつける「ワイヤー矯正」、歯の裏側に装置をつける「リンガル矯正」、透明なマウスピースを交換していく「インビザライン矯正(マウスピース矯正)」の3つです。また、お子さまを対象とした「小児矯正」も行っています。

____どの治療法を選ぶかは、どのように決めるのですか?

大山莉奈先生カウンセリングで、それぞれの治療法のメリット・デメリットを丁寧にご説明し、医学的に最適と考える治療法をご提案します。その上で、最終的に患者さまご自身に選んでいただく、という流れをとっていますね。
たとえば「装置が見えるのが気になる」という方には「リンガル矯正」や「マウスピース矯正」をご提案します。しかし、マウスピース矯正は1日に20時間以上装着していただかなくてはなりません。
そうなると生活スタイルや性格的に、治療が難しい患者さまもいらっしゃいます。その場合は、より確実な「ワイヤー矯正」をおすすめします。
また、女性の患者さまに多い「口元の印象」へのお悩みにも、女性目線で共感しながら丁寧に対応することを心がけています。
たとえば最近では、横から見ると口元が前に突き出してみえる「口ゴボ」や、笑ったときに歯茎が大きく見えてしまう「ガミースマイル」を解消したいというご相談や、笑ったときに歯がどのように見えるかを調整したいというご相談が増えています。
そういった繊細なご要望にも、歯並びだけでなく表情とのバランスや横顔のラインなど、全体の美しさを意識してご提案しています。

____矯正治療の流れについて、具体的に教えていただけますか?

大山莉奈先生まずはカウンセリングです。初回カウンセリングは無料です。患者さまが一番気にされていることを伺います。「iTero(アイテロ)」という口腔内3Dスキャナーでお口の中をスキャンし、その場で簡単な治療後のシミュレーション画像をお見せしながら、大まかなご説明をさせていただきます。
次に「精密検査」に進んでいただきます。レントゲンやCT、お顔やお口の中の写真撮影などを行い、歯や顎の骨の状態を詳細に分析します。
そして検査2週間後に、診断結果と治療方針をご説明する「コンサルテーション」を1時間行います。ここで、具体的な治療法、期間、そして費用について詳しくご説明します。患者さまに納得いただけた場合は、矯正治療がはじまります。
歯並びの状態にもよりますが、成人の場合、歯を動かす期間は、おおよそ2年です。ワイヤー矯正の場合は1ヶ月に1回、マウスピース矯正の場合は2ヶ月に1回程度のペースで通院していただき、調整や経過観察を行います。

____治療費用はどのような仕組みになっているのでしょうか?

大山莉奈先生「トータルフィー(総額制)」を採用しています。トータルフィーとは、矯正治療開始から終了後の保定期間(約2年)までにかかる矯正装置代、毎月の調整料、メンテナンス料など全ての費用のことです。
通院のたびに調整料がかかるシステムですと、最終的な総額がわかりにくいという懸念があります。当院のトータルフィー制度は、そうした不安をなくし、患者さまに安心して治療に専念していただくためのものです。

矯正治療は、未来の自分への投資

____診察を行う上で、先生が最も大切にされていることは何でしょうか?

大山莉奈先生患者さまに、ご自身の歯の状態と治療内容についてご理解いただけるように、専門用語を使わずにきちんと説明をすることを心がけています。そのため、カウンセリングや診断説明には、十分すぎるほど時間をかけています。

____最後に、患者さまへメッセージをお願いします。

大山莉奈先生歯並びは、命に関わる病気ではありません。そのため「いつか治したいな」と思いながらも、治療期間や費用の面で、なかなか一歩を踏み出せない方が多くいらっしゃいます。
しかし、歯並びを整えることは、見た目の美しさを手に入れるだけでなく、虫歯や歯周病のリスクを減らすことに繋がります。つまり、歯を守ることは未来の健康への投資だと私は考えています。
当院では、みなさまの最初の一歩を後押しできるよう、無料カウンセリングを設けています。まずは、ご自身の歯並びについて知ることから始めてみませんか。「治療してよかった」と心から思っていただけるよう、全力でサポートをいたします。

プロフィール
大山莉奈先生
町屋の歯科・矯正歯科/副院長 大山 莉奈(おおやま りな)

2015年東京歯科大学歯学部卒業。同大学千葉病院および水道橋病院の歯科矯正学講座にて研鑽を積む。2021年に日本矯正歯科学会認定医を取得。町屋にて「町屋の歯科・矯正歯科」を院長である弟の大山裕正先生と共に開業。現在に至る。

<所属学会・資格>
日本矯正歯科学会 認定医 インビザライン 認定医 東京矯正歯科学会 日本舌側矯正歯科学会

問い合わせ: 03-6240-8002

治療メニュー等

取材日: 2025年7月10日

*1
◾️施術名:矯正治療
◾️施術の説明:
ワイヤー矯正:歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を取り付けワイヤーを通し、そのワイヤーが歯を引っ張る力で歯を動かしていきます。
マウスピース矯正:マウスピースを使用した矯正治療で噛み合わせや顎の関係を改善します。
◾️施術のリスク:
歯根吸収
歯槽骨吸収
歯髄壊死
◾️費用(税込価格)
矯正治療(トータルフィー/総額制)
【ワイヤー矯正】
・ワイヤー矯正:990,000円
・リンガル矯正:1,650,000円
・ハーフリンガル矯正:1,320,000円
・部分ワイヤー矯正:110,000円 ~ 550,000円
・ホワイトワイヤー:55,000円 ※必要に応じて追加でかかる費用です
【マウスピース矯正】
・インビザライン矯正:1,045,000円
・インビザライン矯正(部分):440,000円
【小児矯正(子どもの矯正・Ⅰ期治療)】
・小児矯正:550,000円


ライタープロフィール
二株麻依
NHKの番組キャスターとして医療分野の取材・制作・出演を経験。現在はフリーアナウンサーとして医療講演の司会などを担当。週末は卓球の実況アナウンサー。趣味はカメラを持っておでかけすることと、スコッチウイスキーの探究。