目次
この記事では、初めてピルLD・ULDを使う人にむけてまとめているよ!
- 「ピルLD・ULDはどんな薬?」
- 「初めてピルを使うから不安」
ピルLD・ULDは女性ホルモンのバランスを整えてくれる薬で、生活の質や精神面を安定させてくれる素晴らしい効果があります。
しかしピルを初めて飲む人は、副作用があるかどうか、どんな使い方をすれば良いのか気になりますよね。
生理は女性ホルモンの影響で起こるものであり、病気ではないので薬を飲まず生理の辛さを我慢している人も多いのではないでしょうか。
ピルLU・ULDは、このような女性ホルモンに関係した症状を解決してくれます。この記事を最後までお読みいただき、ピルLD・ULDの正しい理解と使用する方法を知り、すてきな日々を過ごせるようになったら幸いです。
ピルLD・ULDがおすすめな人
ピルLD・ULDはこんな人におすすめだよ!
まずピルLD・ULDがどんな薬なのかをまとめてみました。
- 避妊
- 生理痛を緩和
- ニキビの改善
- PMS
- 月経困難症の改善
ピルLD・ULDは、避妊や生理痛の緩和に用いられたり、ニキビを抑えたりする効果がある薬です。ピルLD・ULDには、自費で購入するピル(OC)と保険が適用されるピル(LEP)があります。
これは治療目的の違いによるもので、避妊を目的ならOC・婦人科の治療が目的ならLEPが適用されます。
自費で購入するピル(OC) | 避妊目的・その他の症状などの目的のピル |
保険が適用されるピル(LEP) | 月経困難症などの目的のピル |
ピルって聞くと、自費で購入するOCの避妊薬のイメージが強いよね。
すでに欧米では8〜9割の女性が服用しているほどメジャーな内服薬ですが、日本ではまだ使用者数が少ないことから、どんな薬か不安に思う方も多いでしょう。
しかし、ピルを正しく使えば生活の質が向上し、快適な時間を過ごせます。
日本でも、女性アスリートはピルを上手く活用して素晴らしい結果を残している人も多くいます。女性特有の身体の変化は、体に負担をかけるだけでなく精神的にも左右されるもの。
それを、根性論や我慢で克服するのは難しい問題です。ピルLD・ULDを使うことで、自分の身体と上手に向き合えますよ!
ポイント
- ピルLD・ULDは、避妊や生理痛の緩和に効果がある
- ピルLD・ULDは、ニキビを抑えたりする効果もある
- ピルを正しく使うことで、生活の質が向上する
ピルLD・ULDの概要を紹介
まずは、ピルLD・ULDの概要を紹介するよ。
ピルLD・ULDには、卵胞ホルモンと黄体ホルモン(プロゲステロン)という2種類の女性ホルモンが含まれており、それぞれ配合されている成分やホルモンの含有量により効果が異なります。
そして、ピルLD・ULDの特徴や使用目的によって種類も分かれます。
ピルの種類は大きく6つ
ピルの中でも、卵胞ホルモン(エストロゲン)の量の違いで大きく6つの種類に分けられます。
- アフターピル
- 高用量ピル
- 中用量ピル
- 低用量ピル
- 超低用量ピル
- ミニピル
それぞれの特徴をまとめると下記のとおりです。
アフターピル | 緊急避妊薬として使われる。 性行為直後に服用することで高確率な避妊効果が期待できるピル。 |
高用量ピル | 卵胞ホルモン(エストロゲン)が75μg以上含まれているピル。 副作用が強いことから、現在は国内外問わず使用されていない。 |
中用量ピル | 卵胞ホルモン(エストロゲン)が50μg以上含まれているピル。 主に一時的に月経日を移動する時に使われる。 |
低用量ピル | 卵胞ホルモン(エストロゲン)が30〜40μg含んでいるピル。 主に、避妊や月経困難症の改善に使われる。 |
超低用量ピル | 卵胞ホルモン(エストロゲン)が20μg含まれているピル。 月経困難症や子宮内膜症などの治療に使われる場合、保険適用になる。 |
ミニピル | 卵胞ホルモン(エストロゲン)を含まないピル。 副作用の心配がない。 現在は日本で承認されていない。 |
ピルは、卵胞ホルモン(エストロゲン)によって大きく6つの種類に分けられているんだね。
ピルLD・ULDは、低用量・超低用量ピルのこと
低用量ピルがLDで、超低用量ピルULDだよ!
ピルLD・ULDと呼ばれるのは、ピルの6種類のうち低用量ピルと超低用量ピルのことです。
高用量ピルや中用量ピルは避妊効果や治療的効果が高い一方、副作用が大きいのが特徴です。そのため、現在は副作用が少なく服用できる低用量ピルと超低用量ピルの2つが一般的に処方されています。
低用量ピルはLD
LDとは「Low Dose(低用量)」の略称で、卵胞ホルモン(エストロゲン)の量が1錠中50μgより少ないピルです。
超低用量ピルはULD
ULDは「Ultra Low Dose(超低用量)」の略称で、卵胞ホルモン(エストロゲン)の量が1錠中30μgより少ないピルです。
一般的に服用されているのは、低用量ピル(LD)と超低用量ピル(ULD)だよ!
さらにピルLD・ULDは、4世代に分かれて作られている
ピルの中でも低用量ピルは、使用されている黄体ホルモン(プロゲステロン)の種類と開発順により、4世代に分けられています。
- 第一世代(ノルエチステロン)NET
- 第二世代(レボノルゲストレル)LNG
- 第三世代(デソゲストレル)DSG
- 第四世代(ドロスピレノン)DRSP
※第一世代が古く、第四世代が新しい順番
世代が新しくなるにつれアンドロゲン効果が強くなります。アンドロゲンとは男性ホルモンのことで、アンドロゲン作用が大きく働くと食欲増進・体重増加・多毛・ニキビなどの原因になるホルモンです。
世代を追うごとにアンドロゲン効果が強くなり、第四世代ではアンドロゲン作用は0の数値になり効果の違いが表れます。
それぞれの特徴をまとめると下記のとおりです。
世代別と黄体ホルモンの種類 | 目的・特徴 | 該当する薬品名 |
第一世代 (ノルエチステロン) NET | ・出血量が減らせる ・月経困難症のコントロール | ・シンフェーズ ・フリウェルLD ・ルナベルULD |
第二世代 (レボノルゲストレル) LNG | ・不正出血が起こりにくい ・血栓症リスクが少ない | ・トリキュラー ・ラベルフィーユ ・ジェミーナ |
第三世代 (デソゲストレル) DSG | ・ニキビに効果的 ・男性ホルモンを抑える | ・マーベロン28 ・ファボワール28 |
第四世代 (ドロスピレノン) DRSP | ・副作用が起こりにくい ・子宮内膜症の治療薬にも使用 ・アンドロゲン作用に効く | ・ヤーズ ・ヤーズフレックス |
そもそもピルLD・ULDに含まれている成分量は少ないので、副作用として表れるのはどの種類でも少ない薬となっています。
しかし、適応性や副作用の出方によって黄体ホルモン(プロゲステロン)の種類で選択するのが自分に合ったピルを選ぶポイントです。
「第一世代は副作用が強い」とか「第四世代だから効果がない」とかではないよ!
ピルLD・ULDの使い方は簡単!
さっそく、ピルを服用してみよう!
ピルの使い方はシンプルで、自分で毎日決めた時間に1錠飲むだけです。
決まった時間に飲むことでピルは大きな効果を発揮します。
たとえば、就寝前や毎食後や歯磨き後など、自分の生活リズムに合わせてタイミングを選択できるので飲み忘れも防げます。
もしピルの副作用による日中の影響が心配な方は、夕食後又は就寝前の服用がおすすめです。
ピルLD・ULDは1サイクルで飲む薬
ピルLD・ULDは、21日間あるいは28日間連続で内服する1サイクル(1シート)を使用します。
日数の違いは、7日の休薬期間中に7日分の偽薬(プラセボ)を飲むか飲まないかで錠数が変わるだけです。偽薬(プラセボ)には、ホルモン剤が入っていないので生理周期には影響を与えません。
休薬期間が何日目か忘れてしまいそうな方や、日数を数えるのが面倒な方は、毎日服用を続ける28日間連続サイクルがおすすめです。
おすすめの飲み始め2パターン
初めてピルLD・ULDを飲む人に、おすすめのスタートの仕方を2つ紹介します。
週末の生理をずらしたり、生理のタイミングを合わせられたりできるので、ぜひ自分に合った始め方をしてみてください。
1.Day1スタート
生理初日から5日以内に飲み始める方法です。最初の1週間は飲み忘れなく服用することで、しっかり効果が発揮します。
2.Sunday(サンデー)スタート
生理開始後の最初の日曜日に飲み始める方法です。日曜日にスタートすることで、次の生理が4週目の月曜日から金曜日ぐらいまでにはほぼ終わり、週末にかぶらないように調整できます。
自分に合ったピルの始め方ができるね!!
ポイント
- ピルの種類は大きく6つに分かれる
- ピルLD・ULDは、低用量・超低用量ピルのこと
- ピルLD・ULDは、4世代に分かれる
- ピルの服用方法は簡単!
ピルLD・ULDの効果で、改善できることやメリットを詳しく解説!
ピルLD・ULDの効果や、改善できるメリットを伝えていくよ!
ピルLD・ULDに使われる成分には、女性ホルモンが配合されている
ピルには、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)という2種類の女性ホルモンが含まれています。卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)は、排卵や生理に大きく関係しています。
決まった時間にピルを服用することで、この2種類の女性ホルモンが身体のホルモンバランスを整えてくれる効果があります。
また、服用期間中の黄体ホルモン(プロゲステロン)の配合割合も2つに分類されます。
- 服用期間中、黄体ホルモン(プロゲスチン)が一定に配合されたピルを一相性
- 服用期間中、黄体ホルモン(プロゲスチン)が段階的に配合されたピルを三相性
三相性のピルは、より自然の月経に近いよう段階的にホルモンを調整しているため、不正出血も起こりにくいともいわれています。
ピルLDで、避妊効果が期待できる
ピルは、避妊効果が期待できます。
妊娠するためには排卵が必要ですが、ピルに含まれるホルモンが排卵を抑制するので避妊できる確率が上がる薬です。
ただし注意して欲しいのが、ピルLD・ULDはホルモン量が少ない種類のため、薬剤によっては、月経困難症に特化した薬剤です。避妊が目的ではない薬剤もあるので、目的に合わせたピルを選ぶのが良いでしょう。
たとえば、フリウェルLD・ULDの薬剤は避妊には適していないよ!
ピルLD・ULDで、辛い月経困難症を改善できる
月経困難症とは、月経時に起こる下記のような症状のことです。
- 腹痛・腰痛
- お腹の張りや吐き気
- 頭痛
- 脱力感
- イライラ
- 食欲不振
- 下痢
上記のような症状を、ピルに含まれる成分でホルモンバランスを抑えてくれるため、症状を和らげてくれます。
また、月経前症候群(PMS)の症状にも効果が得られるよ!
ピルLD・ULDで、生理不順治療も可能
日々のストレスや環境の変化で、ホルモンの分泌に影響があると生理周期が変わってしまうこともあります。生理がいつ来るか分からないと、予期せぬ時に当たってしまったり大事な場面で力を出せなかったりする場合も起こるかもしれません。
ピルLD・ULDを服用することで、生理周期を規則的に戻すことが可能です。
ピルLD・ULDの効果は、メリットがいっぱい!
その他にも、ピルLD・ULDを服用することで下記のようなメリットが挙げられます。
- ニキビの改善
- がん予防
- 月経血の減少
ピルLD・ULDは「避妊薬」としての顔が目立っていますが、「女性ホルモンを整える薬」として上手に取り入れたらメリットが多い薬です!
多感な時期や、大事な場面でもピルLD・ULDはおすすめだよ!
ポイント
- ピルLD・ULDに使われる成分は女性ホルモンが配合されている
- ピルLDは避妊効果も期待できる
- ピルLD・ULDは、月経困難症の改善や生理不順治療などメリットが多い薬
ピルLD・ULDで生じる副作用と発生頻度
残念ながら日本では副作用にフォーカスされますが、大前提としてピルは副効用(良い作用)もたくさんあります!
とはいえ、どんな副作用があるのかを知っておくことは大切でしょう。
副作用が分かれば、対応もできるね!
どんな副作用が出るのか
ピルLD・ULDの副作用は、下記のとおりです。
- 血栓症
- 吐き気
- 不正出血
- むくみ・乳房の張り
それぞれ詳しく解説していきます。
重大な副作用は血栓症
ピルLD・ULDの服用で重篤になる副作用が血栓症です。
万が一、血栓症を発症させないために、意識的に取り組んでおくことが3つあります。
- 水分をたくさん取る
- 喫煙を控える
- 飲酒を控える
もし意識的に取り組んでいても、下記のような症状が現れ身体の変化が気になる場合はすぐに医師に相談しましょう。
- 激しい頭痛
- 胸の痛み・腹痛
- ふくらはぎや太ももの腫れや痛み
- 舌のもつれ
血栓症はピルLD・ULDを飲んでる人だけが起こる症状ではありません。出産後の人や、喫煙者・肥満の人、そして40歳以上はピルを服用がなくても血栓症の発症率が高くなります。
血栓症はピルLD・ULDを服用するから起こるわけではないので、過敏に心配する必要はないでしょう。
ピルを飲むから、血栓症になるわけではないよ。
服用後の副作用はいつどのくらいの頻度で表れるのか
副作用の現れ方は人それぞれです。服用を開始したばかりから現れ始め、だいたい1〜2ヶ月ほど症状が続く場合があります。
身体がピルに慣れ始めたら、次第に症状が治まることがほとんどです。
3ヶ月飲み続けても副作用が続くような場合は、様子をみながら医師に相談してみましょう!
一時的な副作用も軽微なものがほとんど
ピルLD・ULDは少量のホルモン剤しか使われていないので、副作用もわずかなものです。
しかし、人によっては少量でも反応する作用もそれぞれ違うので、下記のような一時的な副作用についても押さえておきましょう。
- 不正出血
- 吐き気
- むくみ
副作用は、身体がピルに慣れるまでの一時的なものだよ。
女性ホルモンのバランスが原因の不正出血
不正出血は、ピルLD・ULDを飲み始めた約20%の人にみられる症状です。ピルに含まれる女性ホルモンにより、今までのホルモンバランスが崩れることで起こります。
出血する期間や量は人それぞれですが、2〜3ヶ月ほど服用すると身体がピルLD・ULDに慣れて、次第に症状は落ち着いてくるのがほとんどです。
吐き気がある場合は食後に服用
服用後に気持ち悪くなり、吐き気がでる場合があります。もし1時間以内に吐いてしまったら、もう1錠追加で飲むようにしましょう。
こちらも2〜3ヶ月ほど服用すると症状は落ち着きますが、もし3ヶ月以上も続く場合はホルモン依存性副作用や消化器系疾患などが考えられます。その場合は、すぐに医師に相談しましょう。
むくみが出る場合も
むくみの原因は、卵胞ホルモン(エストロゲン)の保水作用によるものです。それと同時に体重が増えたという場合もありますが、黄体ホルモン(プロゲステロン)の食欲増進作用が働き、食べ過ぎてしまうことがあるようです。
1〜2ヶ月で症状は治りますが、下記の対策もできます。
- 血行を良くしてむくみ予防
- 食生活を改善し食べ過ぎ防止
それぞれ反応する副作用は違うけど、わずかなものだね!
ポイント
- ピルLD・ULDの重大な副作用は血栓症
- ピルLD・ULDは少量のホルモン剤なので、副作用はわずかなもの
- 副作用は、身体がピルに慣れ始めたら次第に症状が治まる
ピルLD・ULDの正しい使い方
ピルLD・ULDを始めるにはどうすればいいのかな?
ピルは医療用医薬品なので、病院やクリニックで医師に診察・処方箋が必要です。ドラックストアや薬局では販売していません。
しかし、インターネット上には、通販でピルを購入できるサイトがあります。このような場所で購入したピルは、安全性や有効性が確認されておらず、思わぬ副作用を招く恐れがあります。
ピルを服用するなら、必ず医師の診察を受けたものを手に入れてくださいね。
誰でも飲めるわけではない!
病院やクリニックで医師に診察してもらったからといっても、必ず誰でも服用できるものではありません。
それは、下記のような人です。
- 乳がん、子宮がん、子宮頸がんの人
- 血栓性の病気をもっている人
- 妊娠中、授乳中の人
上記以外にも、ピルの使用を控える場合もあります。既往歴がある場合は、かならず診察時に伝えて自己判断しないようにしましょう。
服用する注意点
今後普及していき、手軽になりつつあるピルLD・ULDですが、服用する際の注意点があります。
下記のような人は、服用するのには注意してください。
- 生理前、50歳以上または閉経後
- 35歳以上で1日15本以上の喫煙
- 高血圧血管病変を伴う糖尿病(糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症など)
- 妊娠または妊娠の可能性、産後4週以内、授乳中
- 重篤な肝障害、肝腫瘍
- 前兆を伴う片頭痛
薬の併用や組み合わせで合併症を併発することがあります。ピルの使用が、身体への負担を増やす結果にならないように注意しましょう。
飲み忘れてしまった時の対処法
ピルLD・ULDは、1日の飲み忘れであれば避妊効果が大きく下がることはありません。飲み忘れに気づいたタイミングですぐに服用しましょう。
ですが、1日以上飲み忘れてしまった場合(2錠以上)、避妊効果が下がり効果が発揮されません。次の出血から、再度ピルLD・ULDを再開するようにしましょう。
ポイント
- ピルLD・ULDは、病院やクリニックで医師の診察・処方箋が必要
- 服用の注意点があるので、自己判断しない
- ピルを飲み忘れても1日なら効果は大きく下がらない
自分に合ったものを選ぼう!ピルLD・ULD一覧
ピルLD・ULDをまとめてみたよ!
現在、さまざまな製薬会社でピルLD・ULDの薬剤が発売されています。
使用する目的はもちろんのこと、ホルモン剤の量の違いや飲み方の特徴も変わってくるので、その中で自分に合ったものを服用してください。
LD低用量ピルの種類
商品名 | 特徴 |
トリキュラー | 副作用が軽い |
マーベロン | 高い避妊効果 |
ファボワール | 値段が安い |
ラベルフィーユ | 生理のリズムを調整しやすい |
ULD超低用量ピルの種類
商品名 | 特徴 |
ルナベル | 低コストで購入しやすい |
ヤーズ | 副作用が少ない |
ヤーズフレックス | 長く服用できる |
ピルLD・ULDについてよくある質問
ここではピルLD・ULDのよくある悩みに答えていくよ!
-
ピルLD・ULDは何歳から使えますか?
-
生理が始まったら飲めるので、初経を迎えた女性であれば10代から飲むことが可能です。
使用期間は、閉経まで飲むことが可能といわれていますが、年齢が上がると副作用のリスクが高まることもあります。
幅広い年代でピルLD・ULDは使えるんだね!
-
ピルLD・ULD服用後、生理はいつ来ますか?
-
ピルを飲み終えた後、2〜3日後に生理が始まります。
生理を移動できるのは、長くても10日間程度です。7日間の休息期間を短くすれば、次の生理を早められ、休息期間を長くすれば遅らせられます。
ピルLD・ULDで、生理の時期を調整もできるんだ!
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ピルLD・ULDとアフターピルの違いは?
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アフターピルは、避妊の失敗または避妊せずに行った性行為後72時間以内に服用する緊急避妊薬です。
ピルLD・ULDは21日・28日間と長く服用する一方で、アフターピルは性行為があった時に1錠または2錠を服用するだけの薬となっています。
アフターピルは緊急の場合に使うピルだね!
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保険は適用できるの?
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月経困難症・子宮内膜症といった治療を目的としてピルを服用する場合には保険が適用されます。
一方、避妊、肌荒れの改善、月経移動などは治療するわけではないので保険適用外です。
治療目的のピルはLEP(レップ)、避妊などの目的はOC(オーシー)と区別できるよ!
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ピルを使えば、避妊具は必要ないですか?
-
低用量ピルは毎日服用することによって高い避妊効果を持続的に得られる薬なので、飲み忘れ、飲み遅れ、嘔吐などの吸収不全に気をつければほぼ妊娠はしません。
避妊具は感染予防に効果があり、感染症のリスクがなければつける必要はありません。
ピルは避妊に効果が高く、避妊具は感染症に効果が高いんだ!
ピルLD・ULDの特徴をおさえて正しく使おう!
ピルLD・ULDは、低用量ピルと超低用量ピルのことで、一般的に服用されているのがこのタイプです。
生理にまつわる症状の緩和や避妊などに服用されるピルLD・ULDは、生活面や仕事、学校といった環境だけではなく、精神的な安定ももたらしてくれるメリットの多い薬です。
日本ではまだ使用率は低いピルLD・ULDですが、避妊の効果や生活向上に視点を当てて今後は需要が広がっていくでしょう。
ですが、インターネットサイトでの購入は安全性や有効性が不明な部分も多いので、医療機関で診察を受けた上で自己判断せずに服用して欲しいです。
ピルLD・ULDを服用するか悩んでいる人は、医師に相談してみよう!