低用量ピル「アンジュ」の効果や副作用は？他のピルとの違いも

今回はピル「アンジュ」の効果や副作用について解説するよ！

ピル「アンジュ」は、主に避妊目的で処方される低用量ピルです。高い避妊効果を得られますが、副作用やリスクもあるため正しく服用することが重要です。

今回は、アンジュの効果や副作用、トリキュラーとラベルフィーユの違いについて詳しく解説します。
アンジュの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

ピル「アンジュ」とは？

アンジュは主に、避妊目的で処方されるピルです。
ここでは、アンジュに関する下記3つのポイントについて詳しく解説します。

アンジュの効果

アンジュには避妊できる確率を上げる効果があります。正しく服用することで、99％の確率で妊娠を防止できます。アンジュによる避妊の確率が確認できる目安は服用開始から8日目以降となり、服用開始すぐは効果が期待できないので注意しましょう。

月経困難症やPMSの緩和も期待できますが、アンジュは避妊目的での処方がほとんどです。

性病の予防はできないからコンドームなどの避妊具を併用してね！

アンジュの種類

アンジュには下記の2種類があります。

アンジュ21は21錠入りのパッケージで、21日間連続での服用になります。7日間の休薬後に新しい21錠のパッケージを開始します。

一方アンジュ28は、28錠入りのパッケージで1サイクル28日間の使用を前提としており、28錠のうち7錠は偽薬です。この偽薬錠は「休薬期間」と呼ばれ、生理が始まる間際に服用されます。

どちらも避妊が期待できますが、使用方法が異なり、それぞれの正しい服用方法は後項で紹介しています。
医師の指示に従って正しい種類を選び、正しい服用方法を守ることが大切です。

アンジュの副作用

アンジュの服用で以下の副作用が起こる可能性があります。

ただし、これらの副作用には個人差があります。

副作用がでたらすぐに医師へ相談しよう！

ピル「アンジュ」の正しい服用方法

アンジュの正しい服用方法や飲み忘れてしまった場合、他のピルから切り替える場合について詳しく解説していきます。

アンジュ21の正しい服薬方法

1日目の服用

原則として最初のピルは、生理周期の1日目から5日目までに服用しましょう。
この日を「1日目」として1錠服用します。

2日目からの服用

翌日以降は、毎日同じ時間に1錠服用します。
服用したらカレンダーなどにチェックしておくと飲み忘れ防止にもなるのでおすすめです。

21日目までの服用

1サイクルは21日間です。この間は、毎日同じ時間に服用しましょう。

休薬期間

21錠をすべて服用したら7日間の休薬期間を設けます。この期間中は、ピルを服用しないようにしましょう。この期間中に生理が起こります。

次のサイクルの開始

7日間の休薬期間後、新しいパッケージから1錠を服用して次のサイクルを開始しましょう。この場合も、最初のピルを1日目とします。

アンジュ28の正しい服薬方法

最初のサイクル

最初の28錠のうち21錠は有効成分が含まれており、残りの7錠は偽薬（プラセボ）です。最初の21錠は、アンジュ21と同様に生理周期の1日目から5日目までに服用を始め、毎日同じ時間に1錠ずつ服用しましょう。

2サイクル目以降

2サイクル目以降は、偽薬の7錠を含む28錠を毎日同じ時間に1錠ずつ服用しましょう。偽薬の7錠は生理を誘発するためのもので、ピルを服用していない期間に相当します。この偽薬を含む28錠を1サイクルとし、21錠の有効成分が含まれる錠剤を「有効錠」と呼びます。

休薬期間

21錠の有効錠を28日間にわたって服用したら、7日間の休薬期間を設けましょう。この期間中は偽薬の7錠を服用し、この期間中に生理が起こります。

次のサイクルの開始

7日間の休薬期間後、新しいパッケージから1錠を服用して次のサイクルを開始しましょう。この場合も、最初の有効錠を1日目とします。

正しい服用方法を心がけ飲み忘れにも気をつけよう！

飲み忘れてしまったら

飲み忘れが1日の場合は、飲み忘れに気づいた時点ですぐに服用しましょう。さらに、その日の分も通常どおり服用してください。つまりその日は2錠服用することになります。

2日以上連続して飲み忘れた場合は次の月経をまち、新しいシートから飲み始めます。
飲み忘れにより妊娠効果が低下するため、その周期は他の避妊方法を使用しましょう。

アンジュを他のピルから切り替える場合

まずは現在使用しているピルを服用し終えましょう。次の周期の初日に「アンジュ」を服用します。
以前のピルによっては途中での切り替えが必要な場合があるので、医師や薬剤師に正しい方法を確認しましょう。

ピル「アンジュ」服用にあたっての注意点

ここでは、アンジュを服用するうえでの注意点について解説します。

服用中は血栓症のリスクが伴う

一部のピルには血栓症のリスクがあり、アンジュもまれに血栓症が発生する可能性があります。しかしアンジュのような低用量ピルは、血栓症のリスクが低いといわれています。また、適切な服用方法を守ることでリスクはさらに軽減されるでしょう。

症状が出たらすぐに救急医療機関を受診

アンジュによる血栓症のリスクが低いことをお伝えしましたが、アンジュを使用する前には医師の説明を受け、健康状態に問題がないか確認することが重要です。

特に下記のような病歴がある場合は、血栓症のリスクが高くなる可能性があるため忘れずに医師へ報告しましょう。

また、服用中に下記の症状があらわれた場合にはすぐに救急医療機関を受診しましょう。

アンジュを使用する際には適切な使用方法を守り、健康的な生活習慣の維持が重要になります。

参考：患者向け医薬品ガイド

医師との相談や定期的な健康診断を受けるのがおすすめだよ！

ピル「アンジュ」が合う人・合わない人

アンジュの使用にあたって、自分に合っているか確認する必要があります。合っていないものを使用すると正しい効果を得られなかったり、副作用が起こったりするからです。

ここでは、アンジュが合う人と合わない人について解説します。

アンジュが合う人

アンジュが合う人の特徴は下記のとおりです。

アンジュが合わない人

アンジュが合わない人の特徴は下記のとおりです。

上記に当てはまる人はアンジュには向きません。ただ、アンジュが適しているかを判断するためには医師との相談が重要になります。状況を考慮し、適切な避妊方法のアドバイスを提供してもらえるでしょう。

自分に合っているかしっかり見極めよう！

ピル「アンジュ」の購入方法

アンジュの購入方法は下記の2パターンになります。

アンジュの購入は、かならず医師の診察を受けて処方箋をもらう必要があります。医療機関を受診して処方してもらう方法が一般的ですが、何かしらの理由があり通院がむずかしい場合はオンライン診療を利用するとよいでしょう。オンライン診療は、遠隔地にいる医師とビデオ通話などを用いて診察を受け処方してもらう方法です。

オンライン診療はメリットが多いのも特徴です。

ただし、オンラインでの購入はかならず正規の医薬品販売サイトを利用しましょう。個人輸入や違法な通販サイトからの購入は、偽物や劣悪品の可能性もあるため利用は避けるべきです。

オンライン診療は便利なのでぜひ活用しよう！

トリキュラー・ラベルフィーユとの違い

同じく避妊目的で処方される「トリキュラー」「ラベルフィーユ」との違いをご紹介します。

トリキュラーとの違い

トリキュラーはアンジュと同じ成分の低用量ピルです。アンジュと同じく避妊できる確率を上げる効果があります。製薬会社以外に違いがないため、医療機関で処方された方を服用しましょう。

ラベルフィーユとの違い

ラベルフィーユはアンジュのジェネリック医薬品です。
ジェネリック医薬品とは、先発医薬品と同じ有効成分、同じ効果・効能をもっている薬です。アンジュより安価で購入できる特長があります。

ピル「アンジュ」を購入できるオンラインクリニックの比較

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ピル「アンジュ」に関するよくある質問

ここでは、アンジュに関するよくある質問に答えていきます。

自分に合っているか見極めてから服用しよう

アンジュは避妊の確率を上げられる一方、副作用や血栓症のリスクもあります。リスク軽減のためにも正しい服用方法を理解し、飲み忘れがないよう心がけましょう。

何らかの理由で通院がむずかしい場合は、オンライン診療でピルを処方してもらう方法があるのでぜひ活用してみてください。アンジュの服用を検討している方は、まず自身の健康状態を把握し、医師に相談してみましょう。