目次
今回はピル「ルナベル」の効果や副作用について解説するよ!
「ルナベルの効果や副作用を知りたい」
「ルナベルの購入方法や値段が知りたい」
ピル「ルナベル」は、月経困難症の治療目的で処方される低用量ピルです。効果を得るためには、正しく服用し、飲み忘れをしないことが重要です。
今回は、ルナベルの効果や副作用、購入方法や値段などを詳しく解説していきます。ルナベルの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
・ピル「ルナベル」の正しい服用方法
・ヤーズ・ヤーズフレックスとの違い
・ルナベルの購入方法
・トリキュラー・ラベルフィーユとの違い
・ルナベルを購入できるオンラインクリニック
・月経困難症には市販薬よりもピルの服用を
・ルナベルに関するQ&A
ピル「ルナベル」とは?
ルナベルについて下記の内容について解説します。
- ルナベルの種類
- ルナベルの効果
- ルナベルの副作用
ルナベルの種類
ルナベルには下記の2種類があります。
- 低用量ピル「ルナベル配合錠LD」
- 超低用量ピル「ルナベル配合錠ULD」
違いは含まれるエストロゲンの量にあります。ルナベルULDは、ルナベルLDに比べて含まれるエストロゲンの量が少ないため、血栓症や乳がんになるリスクが軽減されています。
ルナベルの効果
ルナベルは下記の症状に効果があります。
- 月経困難症
- 月経前症候群(PMS)
- 子宮内膜症
ルナベルは、生理痛に悩んでいる方におすすめのピルです。月経困難症の治療目的で処方される場合が多く、生理痛を軽減する効果があります。他にも月経前症候群(PMS)、子宮内膜症の症状にも効果が期待できるでしょう。
避妊できる可能性もある
ルナベルで避妊できる可能性はありますが、避妊目的では処方されません。添付文書にも「避妊目的で使用しないこと」と記載されています。避妊目的の場合は、医師に避妊目的であることを伝え、適切なピルを処方してもらいましょう。
ルナベルの副作用
ルナベルの副作用は主に下記の症状があります。
- 不正出血
- 希発月経・無月経・月経過多
- 吐き気・食欲不振・腹痛・下痢
- 頭痛・乳房痛・乳房緊満感
- むくみ、にきび
副作用は個人差がありますが、これらの症状が出た場合すぐに医師へ相談しましょう。
参考:患者向医療品ガイド
ピル「ルナベル」の正しい服用方法
効果を得るためには正しい服用方法の理解が大事だよ!
ルナベルを飲み始めるタイミング
- ルナベルは月経の1〜5日目に飲み始めましょう。
- 以後、毎日決まった時間に1錠21日間服用します。
- その後の7日間は休薬期間となります。
- 休薬期間後、次のシートを再度21日間継続しましょう。
飲み忘れてしまったら
ルナベルを飲み忘れた場合は、気づいた時点で服用しましょう。1日飲み忘れた場合は前日分の1錠を服用し、当日分も通常の時間に服用してください。その後は初めのスケジュールどおりの服用になります。定期的に服用することが重要なので、毎日同じ時間の服用を心がけましょう。
服用したらカレンダーなどにチェックすると飲み忘れ防止になるよ!
他のピルから切り替える場合
まずは医師に相談しましょう。ルナベルが適切なピルか判断し、適切な処方をおこなってくれます。
切り替え方法は、まずは現在使用しているピルを服用し終えます。次の周期の初日に「ルナベル」を服用し始めます。以前のピルによっては途中での切り替えが必要な場合があるので、医師や薬剤師に正しい方法を確認しましょう。
ピル「ルナベル」服用にあたっての注意点3つ
ルナベルの注意点として下記の3つを解説します。
- 診察時に医師へ伝えるべきこと
- ルナベルを服用できない可能性がある
- 飲み合わせ・食べ合わせについて
1.診察時に医師へ伝えるべきこと
- 過去に薬剤や食物などに対するアレルギー反応があった
- 過去に血栓症や肺塞栓症、心臓発作などの血管系の問題があった
- 高血圧、糖尿病、高脂血症、喫煙などがある
- 過去に肝臓疾患、胆嚢疾患、膵臓疾患などの消化器系の問題があった
- 妊娠、授乳中、または妊娠の可能性がある
- その他の薬剤を服用している
これらの情報を医師に伝えることで適切なピルを処方してもらえます。ルナベルが適切なピルであるかの判断材料になります。
2.ルナベルを服用できない可能性がある方
下記に当てはまる場合は医師と相談する必要があります。
- 子宮筋腫がある
- 40歳以上
- 乳がんと診断された
- 喫煙している
- 肥満
- 血縁に血栓症になった人がいる
- 前兆のない片頭痛がある
- 高血圧
- 糖尿病
- ポルフィリン症
- 肝臓に障害がある
- 心臓病や腎臓病がある
- てんかん・テタニーがある
3.飲み合わせ・食べ合わせについて
ルナベルを含むピルには飲み合わせ・食べ合わせに注意が必要な薬やサプリメントが多くあります。添付文書で併用に注意されている薬・サプリメントは下記のとおりです。
ルナベルの効果を増強させる薬
- フルコナゾール
- ボリコナゾール
- アセトアミノフェン
- HIVプロテアーゼ阻害剤(アタザナビル)
- 非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤(エトラビリン)
ルナベルによって効果が増強する薬
- 副腎皮質ホルモン(プレドニゾロンなど)
- 三環系抗うつ剤(イミプラミンなど)
- セレギリン塩酸塩
- シクロスポリン
- オメプラゾール
- テオフィリン
- チザニジン
ルナベルの効果を減弱させる薬
- HIVプロテアーゼ阻害剤(ネルフィナビルメシル酸塩、 リトナビル、 ダルナビル(リトナビル併用時)、 ホスアンプレナビル (リトナビル併用時)、 ロピナビル・リトナビル配合剤など)
- 非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤(ネビラピン)
- アプレピタント
- ホスアプレピタント
- ルフィナミド
ルナベルの効果を減弱させるだけではなく、不正出血の発現率が増大するおそれのある薬
- リファンピシン
- リファブチン
- バルビツール酸系製剤(フェノバルビタールなど)
- ヒダントイン系製剤(フェニトインナトリウムなど)
- カルバマゼピン
- トピラマート
- ボセンタン
- モダフィニル
- テトラサイクリン系抗生物質(テトラサイクリンなど)
- ペニシリン系抗生物質(アンピシリンなど)
ルナベルによって効果が減弱する薬
- Gn-RH誘導体(ブセレリン酢酸塩など)
- 血糖降下剤(インスリン製剤、 スルフォニル尿素系製剤、 スルフォンアミド系製剤、 ビグアナイド系製剤など)
- ラモトリギン
- モルヒネ
- サリチル酸
その他の薬・食品
- テルビナフィン塩酸塩
- セイヨウオトギリソウ (St. John’s Wort、 セント・ジョーンズ・ ワート)含有食品
服用中の薬や健康状態などしっかり把握しておこう!
ヤーズ・ヤーズフレックスとの違い
ピル名 | ルナベル | ヤーズ | ヤーズフレックス |
有効成分 | ・黄体ホルモン:ノルエチステロン・卵胞ホルモン:エチニルエストラジオール | ・黄体ホルモン:ドロスピレノン・卵胞ホルモン:エチニルエストラジオールベータデクス | ・黄体ホルモン:ドロスピレノン・卵胞ホルモン:エチニルエストラジオールベータデクス |
世代 | 第一世代 | 第四世代 | 第四世代 |
相性 | 一相生 | 一相生 | 一相生 |
目的 | ・月経困難症の治療・子宮内膜症の痛みの軽減 | ・月経困難症の治療 | ・月経困難症の治療・子宮内膜症の痛みの軽減 |
主な副作用 | ・不正出血・頭痛・めまい・吐き気・腹痛など | ・不正出血・頭痛・吐き気・下痢など | ・不正出血・頭痛・吐き気・下痢など |
特徴 | ヤーズより血栓症のリスクが低い | 卵胞ホルモンが少ないため吐き気やむくみが軽い | 休薬期間がない |
ルナベルとヤーズ・ヤーズフレックスとの違いは成分にあります。黄体ホルモンの違いにより、ルナベルは血栓症のリスクが低いとされています。月経困難症の治療目的は共通しているので、医師と相談し適切なピルを処方してもらいましょう。
「ピル」ルナベルの購入方法
ルナベルの購入方法は下記の2パターンになります。
- 医療機関で処方してもらう
- オンライン診療を利用する
ルナベルを含むピルの購入は、かならず医師の診察を受けて処方箋をもらう必要があります。医療機関を受診して処方してもらう方法が一般的ですが、何かしらの理由があり通院がむずかしい場合はオンライン診療を利用するとよいでしょう。
オンライン診療は、遠隔地にいる医師とビデオ通話などを用いて診察を受け処方してもらう方法です。
また、オンライン診療はメリットが多いのも特徴です。
- 利便性スマホ(ひとつで完結するため交通費や時間を節約できます)
- プライバシーの確保(自宅で診療できるのでプライバシーが確保されます)
- 地域による医療格差の解消(地方に住んでいる方など医療機関が限られている場合でもオンラインなら遠隔地からでも診療を受けられます)
オンライン診療は便利なのでぜひ活用しよう!
ただしオンラインでの購入は、かならず正規の医薬品販売サイトを利用しましょう。違法な販売サイトを利用すると、安全性や効果が保証されない薬を入手する可能性があります。健康上のリスクだけでなく、法的にも問題が生じる場合があるので十分に注意しましょう。
「ピル」ルナベルを購入できるオンラインクリニックの比較
ルナベルが購入できるオンラインクリニックを比較表で紹介します。
それぞれ特徴があるので自分に合ったサービスを利用しよう!
サービス名 | Pills U(ピルユー) | マイピルオンライン(MY PILL ONLINE) | メデリピル | エニピル(Anypill) | クリニックフォア |
ピルの種類 | ・低用量ピル・アフターピル | ・低用量ピル・月経移動ピル・アフターピル | ・低用量ピル・中容量ピル・アフターピル | ・低用量ピル・中容量ピル・アフターピル | ・低用量ピル・月経移動ピル・アフターピル |
料金(税込) | 2,673円〜 | 2,849円〜 | 2,970円〜 | 2,563円〜 | 2,783円〜 |
診察料/送料 | 1,65円/550円 | 1,650円/550円 | 2,200円/550円 | 2,200円/385円 | 1,650円/550円 |
診療時間 | 365日・24時間 | 365日・8:00〜20:00 | 平日・土日:10:00~22:00 | 365日・10:00~24:00 | ・平日:9:00~20:00 ・土日祝:9:00~18:00 |
発送 | 最短翌日発送 | 最短当日発送 | 最短当日発送 | 最短当日発 | 最短当日発送 |
定期便特典/割引キャンペーン | 初回診察料無料 | はじめて割で50%オフ | 1年間続けると毎月10%オフ | 継続でお得に | 15%オフの特典付き |
月経困難症には市販薬よりもピルの服用を
市販の痛み止めを服用しても月経困難症が改善しない場合は、ピルの治療が有効です。しかしピルには副作用やリスクがあるため、使用に抵抗を感じる方も多いと思います。ピルは正しい使用方法をおこない、医師の指示に従うことで副作用やリスクを最小限に抑えられます。「周りの目が気になる」などの理由があり通院がむずかしい場合は、オンライン診療でもピルを処方してもらえるので活用してください。
また月経困難症の治療目的であれば、健康保険適用となるので経済的な負担も軽減できます。月経困難症で苦しんでいる方は、ぜひピルを検討してみてください。
ルナベルに関するよくある質問
ここでは、ルナベルのよくある質問にお答えします。
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ルナベルに血栓症のリスクはある?
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ルナベルには血栓症のリスクがあります。しかし比較的リスクは低く、正しく服用することでよりリスクを軽減できます。
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ルナベルに避妊効果はある?
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避妊できる可能性もありますが、避妊目的では処方されません。※添付文書にも「避妊目的で使用しないこと」と記載されています。
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ルナベルを誤って2錠服用してしまったら
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誤って2錠服用してしまっても大きな問題はありません。翌日以降も1日1錠決まった時間に服用してください。
ルナベルの注意点を理解し自分に合っているか見極めよう
ルナベルは生理痛に悩んでいる方におすすめのピルですが、服用する際には正しい使い方を守ることが大切です。毎日同じ時間に服用することや、飲み忘れがないように心がけましょう。
ルナベルの服用を検討しているが医療機関の受診がむずかしい場合には、オンライン診療で処方してもらう方法もあります。スマホひとつで完結し、メリットも多いのでぜひ活用してみてください。
自分の健康状態などをしっかり把握し、医師との相談のうえで正しく使用しましょう。
医師に使用目的をしっかり伝え、適切なピルを処方してもらおう!