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医療ダイエット(医療痩身)は危険?GLP-1のリスクとその回避法

  • 6月 22, 2023
  • 8月 27, 2023
医療ダイエット(医療痩身)は危険?GLP-1のリスクとその回避法

医療ダイエット(医療痩身)は危険?メディカルダイエットの落とし穴

医療ダイエット(医療痩身)は危険?メディカルダイエットの落とし穴

「医療ダイエットって、危険はないの?」
「医療痩身にはリスクがあるって本当?」

メディカルダイエットには興味があるけど、「副作用がありそうで怖い…」「GLP-1やリベルサスにリスクはあるの?」と気になる方も少なくありません。

確かに医療ダイエットは医師免許がないと扱えない薬や機材を使用する医療行為であり、一歩間違えると重大なリスクを引き起こしかねません。

しかし、医師による医療行為だからこそ高い効果が期待できます。今回は、医療痩身・医療ダイエットが気になっている方に向けて、医療ダイエットは危険なのかを徹底解説します。
あわせて「GLP-1」「リベルサス」のリスクや回避方法などについてもチェックしていきましょう。

この記事でわかること

  • 医療ダイエットが危険だと言われる理由(GLP-1・リベルサス)
  • 医療ダイエットのリスクを軽減する方法
  • 医療ダイエットの良い点・注意が必要な点

医療ダイエットを試してみたい人必見!なぜ危険だと言われるのかチェックしよう!

医療ダイエット(医療痩身)が危険といわれる理由<GLP-1>

医療ダイエット(医療痩身)が危険といわれる理由<GLP-1>

医療ダイエットの中でも、比較的ハードルが低いとされるGLP-1ダイエット。しかし危険性について取り上げられるのが多いのも、このGLP-1ダイエットです。

医療痩身のGLP-1ダイエットとは?

GLP-1とはホルモンの一種で、食欲を抑制する作用があります。
このGLP-1を注射や投薬により体内へ摂りこみ食欲を抑え、自然に食事制限を実現するのがGLP-1ダイエットです

GLP-1自体に痩身効果があるわけではなく、あくまでも食欲の低減による食事量減少が結果的にダイエットにつながるということを十分理解する必要があります。

GLP-1を「やせ薬」だと勘違いし、より高い効果を得ようと自己判断で医師の指示以上の量を摂取したりすると、取り返しのつかないことになりかねません。

GLP-1ダイエットの危険性

GLP-1を主成分とする薬品はもともとは糖尿病などの治療薬として開発され、食欲減退はその副作用でした。
ダイエット目的で投与する場合には食欲抑制を副作用とはみなしませんが、GLP-1には他にも副作用があります

副作用の例

  • 頭痛
  • 吐き気・むかつき
  • 下痢・便秘などの消化器系不良

上記以外に血糖値の低下もGLP-1の作用として挙げられますが、GLP-1の元々の用途である糖尿病治療では血糖値の上昇を抑える必要があるので、本来の効能というべきでしょう。

GLP-1ダイエットの特徴

GLP-1ダイエットでは食欲が抑えられることにより、無理なく食事量を減らすことができます
医療ダイエットには脂肪を直接取り去る方法もありますが、これに対しGLP-1ダイエットは食事制限によるダイエットをより確実な成功に導くメソッドともいえるでしょう。

GLP-1の特徴

  • 食欲が抑制されるため無理なく食事制限ができる
  • 投薬のみのため、オンライン診療などでも実行可能
  • 内臓脂肪の燃焼が促進される

マシンを使った施術ではダウンタイムが心配、特定の部位ではなく全体的に体重を落としたいといった場合には、GLP-1ダイエットが特に適しています。
またクリニックへの通院が難しい人などにとって、GLP-1ダイエットのハードルは低いといえるでしょう。

GLP-1ダイエットの危険性回避策

副作用のリスクは怖いけど、GLP-1ダイエットには興味がある・・・そんな場合は、次のような点に注意するとよいでしょう。

GLP-1ダイエットの危険性回避策 

  • 副作用の少ない薬剤(例:サクセンダ など)を選択する
  • 医師の指導の下で実施する
  • 自己判断で増量しない

GLP-1を含む薬にもいくつか種類がありますので、その中でも副作用のリスクが小さいものを使用するのがおすすめです。さらに医師の診断を受けながら用量用法を守ることは、副作用のリスクを下げることにつながります。

GLP-1の注射には自己注射タイプがあります。自己注射では用量を自分で調整できますが、効き目をよくしようと医師の指示以上の量を注入することは絶対に行ってはいけません。

副作用には要注意!必ず医師の指導の下で受けよう

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医療ダイエット(医療痩身)が危険といわれる理由<リベルサス> 

医療ダイエット(医療痩身)が危険といわれる理由<リベルサス> 

リベルサスは、医療ダイエットの中でもリスクが高いといわれることがあります。その危険性を取り上げた情報も多く見られますが、本当に危ないのでしょうか。

医療ダイエットのリベルサスとは?

リベルサスは、先に述べたGLP-1ダイエットに使用される薬の一種です。GLP-1はホルモンの名称で、GLP-1ダイエットにおいては注射による注入が多く行われています。

これに対しリベルサスは経口摂取できるタイプの薬なので、注射より簡単にGLP-1ダイエットを始めることができます。

1日1回服用するだけでGLP-1の効果である食欲抑制効果を得ることができるので、手軽なGLP-1ダイエットの方法としてさまざまなクリニックで採用されています。

リベルサスの危険性

リベルサスも他のGLP-1系の薬剤同様、副作用のリスクがあります。

副作用の例

  • 吐き気・むかつき
  • 消化器不全
  • 低血糖
  • 急性膵炎

他のGLP-1ダイエットと同様の副作用が見られますが、低血糖や急性膵炎など重大な症状が現れる場合もありますので注意が必要です。
リベルサスはもともと糖尿病治療薬として開発されたもので、効き目も強くその分副作用も出やすい可能性があります。

日本医師会では「糖尿病治療薬を別の目的で投与することはリスクが高い」とする情報発信をしており、そのことも「リベルサスは危険」と言われる原因でしょう。

「糖尿病治療薬の一部が、個人輸入や美容クリニックにおいて、”痩せ薬”として不適切に使用されている実態がある」と述べ、強い懸念を表明した。

日医on-line「自由診療における糖尿病治療薬の不適切使用に対する見解示す」

リベルサスの特徴

リベルサスも食欲を抑え、無理のない食事制限に導くという点は、他のGLP-1ダイエットと同様です。

リベルサスの特徴

  • 食欲を抑えるため、無理なく食事制限ができる
  • 経口摂取できるため、注射より手軽に行うことができる
  • 比較的安価に入手できることがある

リベルサスの価格はクリニックによってばらつきがあるので、あらかじめ比較するとよいでしょう。
糖尿病治療に使用される場合リベルサスは、健康保険が適用されるため価格も一定です。しかしGLP-1ダイエットは健康保険の適用外であり、薬価もクリニック次第となります。

良心的な価格で提供しているクリニックもありますが、法外な値段になっている場合もありますので注意が必要です。

リベルサスの危険性回避策

リベルサスによる副作用リスクを避けるためには、適切な入手経路と医師の指導が大きなポイントになります。

リベルサスの危険性回避策 

  • 必ず医師の処方を受け、個人輸入は利用しない
  • 健康状態に注意し医師の指導のもとに服用しする
  • 自己判断で増量しない

リベルサスを安価に入手できる個人輸入サイトなどがありますが、偽造品や粗悪品も多く扱われていますので、絶対に利用しないようにしましょう。

またリベルサスはあくまで医療用の薬剤であり、ダイエットサプリではありません。医師の指示に従って服用し、注意深く健康観察することが必要です。

もし気になる症状などが現れた際は、早めに主治医へ相談することでリスクを軽減することができます。

GLP-1ダイエットと同じ感覚でダイエット!自己判断で量を増やさないようにしよう!

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医療ダイエット(医療痩身)の施術方法各種

そもそも医療ダイエットには、どんな方法があるのでしょうか。ここで医療ダイエットの全体像を押さえておきましょう。

医療ダイエット(医療痩身)の施術方法各種

医療ダイエット1.内服薬・サプリメント

医療ダイエット1.内服薬・サプリメント

ダイエットに効果がある薬やサプリを提供することは、大規模な設備などが不要なため多くのクリニックで行われています
一口に薬・サプリと言っても、その中には何種類かあります。

主な薬剤名
食欲抑制剤サノレックス、リデュース、リベルサス、サクセンダ など
脂肪吸収阻害剤ゼニカル、オルリファスト、ビーファット、ゼチーア など
糖質吸収抑制剤アカルボース、ジャディアンス、フォシーガ など
サプリメントBBX、シボヘール、スリリンファイア、カーブトリム など
漢方薬防風通聖散、大柴胡湯、防已黄耆湯、桃核承気湯 など

サプリや漢方薬は処方箋なしで入手できる場合もありますが、医療用医薬品の入手には医師の処方が必要です。
医療ダイエットでは効き目の強い医薬品を使うことがあるので、必ず医師の指示に従って服用するようにしましょう。

医療ダイエット2.注射

内服薬同様注射による薬品注入も、多くのクリニックで用いられています。注射には大きく分けて下表のとおり3つの種類があります

注射の種類

  • BNLS、脂肪溶解注射など脂肪を分解するもの
  • GLP-1など食欲を抑制するもの
  • アルファリポ酸など代謝を上げ脂肪燃焼を促すもの

注射の種類によって期待される効果が異なるので、自分のニーズに合ったものを選択することが重要です
たとえば脂肪を分解するタイプは効果の及ぶ範囲が注射を打った場所に限られるので、部分痩せに向いています。

それに対し食欲を抑制するタイプは体重減少、代謝を促すタイプはアンチエイジングを目的に用いられることが多いという点を押さえておきましょう。

医療ダイエット3.点滴

医療ダイエットでは、点滴が用いられることもあります。
点滴では複数の成分を配合し、体調維持など痩身だけにとどまらないトータルな効果が期待されるものが多くなっています

点滴の成分

  • アルファリポ酸(代謝促進)
  • グルタチオン(抗酸化)
  • L-カルチニン(脂肪燃焼)
  • ビタミン(美肌)

( )内は期待される主な効果

「ダイエット点滴」という名称で提供されているものは、こうした成分を含むものがほとんどです。
点滴液の調合内容によって効果は異なりますが、デトックス効果により太りにくく痩せやすい体質への改善を促すタイプが多く見られます。

医療ダイエット4.医療痩身機器

医療ダイエット4.医療痩身機器

大手の美容クリニックを中心に、最新のマシンを用いた医療ダイエットも多く行われています。マシンの種類にはいろいろありますが、主なものは下表のとおりです。

医療痩身マシンの種類

  • 脂肪を減少させるもの(クールスカルプティング、ハイフなど)
  • 代謝を向上させるもの(ラジオ波など)
  • 筋力アップで引き締めを図るもの(EMS,FMSなど)

( )内は主な施術名

これらの中で直接な効果を得られるのは、脂肪減少系のマシンです。
脂肪をダイレクトに除去できるので、細くしたい部位が明確な場合は特に有効と言えます。

どの方法も効果が期待できる!自分に合った方法を受けよう!

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医療ダイエット(医療痩身)は危険なだけじゃない<メリット・デメリット>

メリットデメリット
食事制限が不要
運動によるカロリー消費が不要
健康的に痩せられる
副作用のリスクがある
ダウンタイムが発生することがある

医療ダイエットには副作用などのリスクがあることは既に触れたとおりですが、一方で多くのメリットも存在します。
メリットとデメリットをそれぞれしっかり理解することで、不安を軽減することが可能です。

医療ダイエット(医療痩身)のメリット

まずは医療ダイエットの良い点を確認してみましょう。医療機関が提供する医療ダイエットは医療行為であり、それだけ高い効果が期待できます。

無理な食事制限が不要

医療ダイエットでは、原則として食事制限の必要がありません。それに対し一般的なダイエットでは、食事制限がつきものです。

食事量を減らすのがつらくて、ダイエットに挫折したという経験を持つ人も多いでしょう。医療ダイエットでは「食欲を抑制する」「脂肪をダイレクトに除去する」など、本人の努力がほとんど要らないな方法がそろっています。

厳しい食事制限をしなくてもよいのは、医療ダイエットの大きなメリットです。

無理して運動しなくてもいい

カロリーを消費するための運動を求められることは、医療ダイエットにおいてはありません。カロリーを無理に消費しなくても、自然にカロリー摂取量を減らしたり脂肪を溶かしたりすることが、医療ダイエットでは可能だからです。

もちろん体を動かすのは健康に良いことですが、中には運動が苦手という人もいるでしょう。走ったりジムに通ったりするなんてとても無理!という人でも医療ダイエットなら問題なく痩せられます。

ダイエットによる老けや肌荒れを防止

医療ダイエットは医師の指導の下に行われますので、体へ余計な負荷がかかることはやりません。そのため医療ダイエットでは、健康的に痩せることができるのです。

一般的なダイエットでは、「痩せた結果皮膚がたるんでしまう」「食事制限のため肌のツヤがなくなった」ということが往々にして起こります。

特に短期間で急激に痩せた場合など、病的で不健康な印象を周囲に与えかねません。健康的なダイエットが実現できるのも、医療ダイエットのメリットのひとつです。

医療ダイエット(医療痩身)のデメリット

大抵の物事はメリット・デメリットという両面を持っています。これは医療ダイエットにおいても例外ではありません。

医療ダイエットのデメリットについても、しっかり理解しておきましょう。

副作用やトラブルが発生するリスク

先にも見た通り、医療ダイエットには副作用の可能性があります。副作用の症状は吐き気・消化不良・下痢など、施術内容によりさまざまです。

医療ダイエットにおいては、副作用に関する医師の説明を施術前にしっかり聞いて理解しておくことが重要になります。

こうした副作用は時間の経過とともに軽減していくことが多いので、過剰に心配することはありません。
まれに深刻な医療トラブルに陥るケースも0ではないので、事前の検査などで自分に合った施術方法なのか、十分に確認してもらうようにしましょう。

施術内容によりダウンタイムが発生

マシンを使った医療ダイエットでは、施術部位に腫れ・赤み・痛み・肌の凹凸などが出ることがあります。

これらの症状発生期間をダウンタイムと言い、施術内容や患者の体質などによって変わってきます。

ダウンタイムは数日以内に収まることがほとんどですが、中には数週間に及ぶ場合もありますので、人前に出る予定がある場合は施術のタイミングに気を付けましょう。

メリットもあるけどデメリットにも注意!デメリットは必ず把握しよう!

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医療ダイエット(医療痩身)の危険性に関する質問

最後に、医療ダイエットの危険性に関するよくある質問(FAQ)をご紹介します。

保険は適用されますか?

美容を目的とした医療行為について健康保険は適用されず、いわゆる「自由診療」となります。
ただし「高度肥満」に該当する場合は、例外として肥満症外来にて保険診療とできる場合もあります。

肥満症外来で保険診療が受けられる主な条件(複数に該当)

【共通条件】BMI(「体重(kg)÷「身長(m)の二乗」)が35以上

           +

  • 高血圧、糖尿病、脂質異常症の指摘がある
  • 肥満に伴ういびきや、睡眠時無呼吸症候群の指摘がある
  • 肥満に伴う膝痛、腰痛、その他の健康障害を伴っている

この例外はいわゆる「メタボ健診」を前提としているものであり、地域や病院によって条件が異なる場合があります。自分がメタボリックシンドロームに該当する場合は、別途医師に相談してみましょう。

医療痩身は安全ですか?

医師の指導に基づいて実施する場合は、基本的に安全です。もし施術がリスクを伴う場合は、事前に医師からその旨の説明を受けることができます。なおリスクを承知で施術に同意した場合は、自己責任になります。

医師の処方を受けず、インターネットの個人輸入サイトなど経由で医療ダイエット用の薬剤を取り寄せて服用することは、絶対にやめましょう。
偽物や粗悪品が販売されている可能性が高く、それらの服用は健康の危険を増大させます。

効果はどのくらいで感じますか?

部位や施術内容によって異なりますが、目安としては、下表のとおりです。

内服や注射による食欲抑制2週間程度(ただし以降も継続が必要)
脂肪溶解注射早い場合は2-3日程度(ただし比較的小さい範囲)
マシンによる脂肪分解2-3ヶ月程度(脂肪の排出にかかる期間)

あくまでも目安なので、ご注意ください。効果には個人差もありますので、自分に合った方法や必要な期間について、施術前に医師へしっかり確認するようにしましょう。

受けられない人はいますか?

本人の状態によって、医療ダイエットの施術を受けられないケースがあります。

医療ダイエットの施術が受けられない主なケース

  • 妊娠中・授乳中である
  • 薬物アレルギーがある
  • 持病や既往症により、医師が不可と判断した
  • 未成年である

これらに当てはまる人は、医療ダイエットの施術を受けることはできません。無理をして健康を損ねることになっては本末転倒です。
医療ダイエットにおいては医師の判断に従い、後で後悔することがないようにしましょう。

基本的には安全なので安心!施術が受けられない人は別の方法を試そう

医療ダイエット(医療痩身)の危険性は医師に相談して回避しよう 

医療ダイエット(医療痩身)の危険性は医師に相談して回避しよう

医療ダイエットは医療行為の一種であり、その分高い効果が期待できます。一方で副作用などのリスクを伴うこともあるので、必ず医師の指導に基づいて行うことが重要です。

あせらずに自分の体調も気にしながら十分な時間をかけて取り組めば、リスクは軽減します。不安な点があれば早めに医師へ相談することで、医療ダイエットの危険を避けるようにしましょう。

医療行為だから高い効果が期待できる!副作用には十分に注意しよう!

※効果・副作用には個人差があります。施術により腫れや痛み、赤み、体調の変化を感じる場合があります。
※画像はイメージです
※情報調査日:2023年6月22日