ヒアルロン酸は小じわ改善や唇、涙袋のボリューム出しなど様々な効果がある魅力的な治療法です。
しかし、副作用が存在することも事実。副作用についてしっかりと理解してから施術を受けることが大切です。
そこで今回は、ヒアルロン酸の主な副作用について紹介します。
ヒアルロン酸注射の主な副作用
ではさっそく、ヒアルロン酸注射の副作用について、主な7つをご紹介します。
内出血
ヒアルロン酸注射は針を使用するため、内出血を起こすリスクがあります。
皮膚の薄い涙袋や毛細血管が集中している部分は、特に内出血が起こりやすい部位といえるでしょう。
内出血が生じた場合でも、多くの場合はコンシーラーやファンデーションで隠すことができるため、日常生活に支障をきたすことはほとんどありません。
また、1週間程度で収まる内出血が多いといえます。
腫れ・むくみ
ヒアルロン酸を注入した部位が腫れてしまう可能性があります。
安静にしていれば問題ありませんが、アルコールを摂取すると腫れやむくみが悪化する場合があるのでアルコールは控えるのがおすすめです。
痛み・違和感
ヒアルロン酸を注入する際に針を刺す痛みが生じますが、チクッとする程度なので耐えられる痛みです。
クリニックによっては麻酔クリームや笑気麻酔を使用できます。
麻酔が切れた後に痛みを感じる方もいるようです。
あまりにも痛みや違和感が長引く場合は、クリニックに相談しましょう。
肌の色味が変わる
肌の薄い部分にヒアルロン酸を注入すると毛細血管が圧迫され、肌が白っぽく変色する場合があります。
徐々にヒアルロン酸が吸収されることで、色味は改善されます。
血管閉塞
ヒアルロン酸を誤って血管に注入してしまうと、血管が塞がれ、血液が流れず壊死してしまう場合があります。
危険視されている副作用なので、違和感があったらすぐにクリニックに相談しましょう。
感染症
不衛生な環境で治療を行うと感染症になる可能性があります。
事前にクリニックの衛生状態を口コミやカウンセリングでチェックしておくと安心ですよ。
アレルギー反応
稀にヒアルロン酸注射で、赤みや腫れ、痒みなどのアレルギー反応が起こります。
これまでに他の施術でアレルギー反応が出たことがある方などは、カウンセリング時に医師への入念な相談が必須です。
しっかりとしたカウンセリングを
ヒアルロン酸注射の副作用について紹介させていただきました。
血管閉塞や感染症など危険視されている副作用もあるので、施術を考える際は事前に副作用についての知識を身につけておきましょう。
監修:石川佳奈先生
藤田保健衛生大学(現:藤田医科大学)卒業。
アラガンボトックスビスタ認定医・アラガンジュビダームビスタ認定医。
市民病院にて勤務後、大手美容クリニックにて美容外科、美容皮膚科の経験を積む。
2021年6月より「bella beauty clinic」院長を務める傍ら、美容医療に関する記事の監修も多数行う。