目の下のたるみ、どうにかしたい! 原因と対処・治療法とは

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  • 3月 9, 2023
目の下のたるみ、どうにかしたい! 原因と対処・治療法とは

お疲れ顔や老けの原因となる目の下のたるみ。目の下がたるんでいると一気に老けた印象を与えてしまいますよね。特にマスク生活が続く昨今では、目元の印象はとても大事です。若々しい目元を保つために、たるみを解消したいとお考えではないですか?そこで本日は目の下のたるみの原因と対処法、美容医療でたるみを改善する治療法についてご紹介します。

目の下のたるみの原因とは?

そもそも目の下にたるみができてしまう原因にはどのようなものがあるのでしょうか。主な3つの理由をご説明します。

肌の弾力やハリの低下

人の皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つで構成されており、「真皮」にあるコラーゲンやヒアルロン酸などの組織によって肌のハリを保っています。しかし加齢や乾燥、紫外線によるダメージによってだんだんとそれらの成分が減少し、肌の弾力やハリが失われることによってたるみが生じるのです。

目元の筋肉の衰え

目の周りには眼輪筋(がんりんきん)という筋肉があり、眼球を支える眼窩脂肪(がんかしぼう)と呼ばれる脂肪が前に出てこないように抑える役割をしています。ところが加齢により筋力が低下すると、眼窩脂肪が眼輪筋を押し出して出てきてしまい、目元がたるんで見えることがあります。

間違ったスキンケア

目元のたるみを防ごうと必要以上に目の周りをマッサージしたり、アイメイクを落とすときに目元をごしごしと擦ってしまったことはありませんか? 摩擦は皮膚に負担をかけ、目元のたるみにつながる原因になります。

目の下のたるみを解消する方法

目の下のたるみを解消するには、目元の筋肉を鍛えること、目の周りの皮膚に効果的なスキンケアをすることが必要です。具体的なたるみ解消方法をご紹介します。

眼輪筋を鍛えるエクササイズ

目の下のたるみにつながる眼輪筋は日常的に使うことがほとんどありません。意識的に鍛えることで、たるみの解消を促すことができます。

眼輪筋を鍛える一番簡単な方法はウインクをすることです。片目20回から始め、慣れてきたら回数をどんどん増やしていきましょう。眼輪筋が鍛えられ、たるみの改善につながります。

目元のスキンケア

目元の皮膚が乾燥した状態が続くとコラーゲンやヒアルロン酸が減少しやすく、たるみにつながります。目元の保湿は毎日必ず行うようにしましょう。

特にたるみ改善効果のあるコラーゲンを生成するビタミンCや、保湿力の高いセラミドが含まれているスキンケア製品がおすすめです。また化粧水や乳液だけでなく、目元専用のアイクリームを塗ることで、目元の保湿効果をさらに高めることができるでしょう。

美容医療で目の下のたるみを治療する

たるみを改善するセルフケアについてご紹介しましたが、たるみが目立つ方やセルフケアをしても効果が見られない方は美容医療に手を借りる方法もあります。たるみを改善する3つの施術方法についてご紹介します。

サーマクールアイ

サーマクールアイはメスを使わず高周波を照射し、皮下組織を引き締めることでたるみを目立たなくする施術方法です。施術後48時間以内にハリが感じられ、効果は6ヶ月ほど続きます。(効果には個人差があります)施術後は赤みが出たり、紫外線を吸収しやすくなるので、その点は注意が必要です。

ヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸は肌の乾燥を防ぎ、肌にハリを与えてくれる成分です。目の下のたるみは乾燥が原因となっている可能性があるため、保水力の高いヒアルロン酸を注入することは効果的でしょう。しかし乾燥ではなく脂肪がたまってたるんでしまっている場合はヒアルロン酸だけでの改善が難しく、きちんと効果を得るためには、施術前に自分の目元のたるみの原因について医師にカウンセリングを受けることが必要です。

下眼瞼脱脂術

下眼瞼脱脂術(かがんけんだっしじゅつ)とは、下瞼の裏側からたるみの原因となっている脂肪を取り除く施術です。脂肪を直接取り除くため、下瞼のふくらみが気になっている方に特に効果的です。効果が半永久的に持続することも嬉しいポイントです。まぶたの裏側を切開するため表面に傷は残りませんが、施術後は赤みや腫れ、内出血が生じる可能性があるため注意しましょう。

メリット・デメリットを踏まえて治療を

目の下のたるみは加齢による筋肉の衰えや乾燥によって引き起こされます。たるみが気になる、予防したいという方は目元のエクササイズやスキンケアを毎日しっかり行うようにしましょう。

しかしセルフケアだけではすぐに効果を感じることは難しく、その場合は美容医療に頼ることもおすすめします。美容医療は目に見える効果がすぐ表れるのがメリットですが、その一方で自分には効果が得られなかった、施術跡が残ってしまったなど、納得いかない結果になってしまう可能性もあります。そうならないためにも事前にカウンセリングをしっかり受けて、各施術のメリットデメリットをきちんと踏まえ、納得した上で治療に臨むようにすることが大切です。