しみは年齢を重ねるとできやすくなる? 30代からのしみへの対処法

  • 7月 8, 2022
  • 8月 31, 2022
しみは年齢を重ねるとできやすくなる? 30代からのしみへの対処法

しみを改善したい、これ以上増やしたくないなどしみについてのお悩みは尽きませんよね。今回はしみと年齢の関係性や、対処法について紹介します。

しみは年齢と共にできやすくなる

しみは年齢と共にできやすくなります。
ロート製薬株式会社の研究によると、顕在シミ(目に見えるシミ)の増加スピードは、20〜5歳に比べると、35歳以降で2.3倍に増加することを確認しました。
またシミ予備群(まだ目に見えないシミ、未来のシミ)は、35歳までに急増することも明らかにされています。

参考:ロート製薬「大人のシミ、急増!シミの増加スピードは、年齢によって種類と速さが違うことを確認」

なぜ年齢を重ねるとしみができやすくなるのか

年齢を重ねるとしみができやすくなる理由を2つ紹介します。

紫外線の累積

肌は紫外線を浴びると、肌の細胞を守ろうとメラノサイトという色素細胞が活性化し、メラニンが生み出されます。
通常はターンオーバーによりメラニンは排出されますが、過剰に紫外線を浴び、長年メラニンが蓄積されることで、しみや色素沈着として肌の表面に現れてしまうのです。

ターンオーバーの乱れ

ターンオーバーとは肌の代謝サイクルで、古い皮膚から新しい皮膚になるまでの期間のことを指します。
このターンオーバーには周期があり、正常な人は28日程度で新しい皮膚に生まれ変わると言われていますが、加齢によってターンオーバーの日数は伸びていきます
30〜40代だと45日程度必要といわれており、なかなか新しい皮膚に生まれ変わらないので、しみやそばかすができやすくなってしまうのです。

またターンオーバーが乱れるとしみの原因になる以外にも、角質層が厚くなり肌の透明感も失われます。

しみをこれ以上増やさないためにできること

しみをこれ以上増やさないためには、紫外線対策適切なスキンケアを行うことが大切です。

外出する際は日焼け止めや日傘、帽子などで紫外線対策を行いましょう。
5月や6月は「真夏ではないから」と紫外線対策を怠りがちですが、真夏よりも紫外線が強いこともあるので1年中油断は禁物です。

またゴシゴシ洗顔をしないことや、しっかり保湿を行うなどスキンケアも見直してみてくださいね。

しみの予防&対策は入念に

しみの原因や紫外線、ターンオーバーについて紹介しました。

女性なら誰しもが気になるしみですが、今からでも対策はできるので、紫外線対策やスキンケアに気を使ってみてください。

監修:石川佳奈先生

藤田保健衛生大学(現:藤田医科大学)卒業。
アラガンボトックスビスタ認定医・アラガンジュビダームビスタ認定医。
市民病院にて勤務後、大手美容クリニックにて美容外科、美容皮膚科の経験を積む。
2021年6月より「bella beauty clinic」院長を務める傍ら、美容医療に関する記事の監修も多数行う。

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