» おすすめクリニックコラム公開のお知らせ(詳細はコチラ)

性病はどんな症状?男女別の特徴や対処可能なおすすめクリニックも紹介!

近年、日本の社会問題ともなっている性病。

性病にもいくつか種類があり、人によって症状は異なります。

本記事では、性病の症状や治療法、予防法まで解説していきます。

性病にはどんな種類があるのか、感染経路や危険性、今後感染しないための方法も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

性病とは?

性病とは、性行為による感染症を総称した病気です。

性器をはじめ、口腔、肛門、泌尿器などに多く感染しています。

性病の多くは無症状のため、自分が感染していることに気づけないのが怖いところです。

性病の症状【男女別】

性病の症状【男性】

男性が性病に感染した場合の主な症状は、以下の通りです。

  • 排尿痛
  • 性器周辺の痒み
  • 睾丸の腫れ
  • 皮膚の発疹
  • 尿道分泌液
  • 太もも付け根のリンパ節の腫れ
  • のどの痛み
  • 水泡

上記以外にも発熱や下痢、肝腫大などの症状もあり、菌が全身に拡大すると症状も重くなっていきます。

最悪の場合、不妊症になることもあるため注意しなければなりません。

性病の症状【女性】

女性が性病に感染した場合の主な症状は、以下の通りです。

  • おりものの異常増加
  • 不正出血
  • 下腹部痛
  • 性交痛
  • 分泌物の増加
  • 性器の痒み
  • のどの痛み
  • 性器の悪臭

症状が悪化すると、卵管炎や卵巣炎、子宮内膜炎などの症状も現れます。

骨盤内感染症まで進行すると不妊症のリスクがあるため、重症化する前に治療を受けることが大切です。

性病の種類

性病には以下のような種類があります。

  • HIV
  • 梅毒
  • 淋病
  • クラミジア
  • カンジダ
  • トリコモナス

性病の種類①
HIV

HIVとは、ヒト免疫不全ウイルス(Human Immunodeficiency Virus)の略称です。HIVに感染すると、エイズ(AIDS)を引き起こすリスクが高くなり、免疫機能低下を招きます。

HIVには、性行為をはじめ、注射などによる血液感染や母子感染など、さまざまな要因があります。

性病の種類②
梅毒

梅毒とは、梅毒トレポネーマによる性感染症です。最初は口や性器、肛門に3mm~3㎝ほどのできものが現れます。

症状が悪化すると、全身に発疹ができたり、脳や心臓に疾患が及ぶこともあります。

最初は軽症で終わるケースが多いことから放置してしまうリスクがあり、感染したまま性行為することで感染を広げてしまいます。

性病の種類③
淋病

淋病とは、淋菌に感染することで発症する性感染症です。主に性行為によって感染し、男性は尿道炎、女性は子宮頸管炎を引き起こしやすいのが特徴。

クラミジアよりも症状が強く出ることがあり、悪化すると前立腺炎や精巣上体炎を引き起こします。

性病の種類④
クラミジア

クラミジアとは、クラミジア・トラコマチスという菌が、粘膜に感染することにより発症する性感染症のことです。

主に性行為によって感染し、男性は尿道炎、女性は子宮頸管炎などの症状が現れます。

感染しても最初は症状を自覚しにくく、気づかないうちに性行為をしてしまうことで感染を広げてしまいます。

淋病よりも症状が弱い傾向ですが、適切な処置をしなければ症状が悪化してしまうこともあります。

性病の種類⑤
カンジダ

カンジダとは、膣内に常在するカンジダ菌が、免疫力の低下で増殖して起きる症状のことです。

主な症状として、おりものの増加、外陰部のかゆみ、性交痛、排尿痛などがあります。

カンジダは女性から男性に感染させるケースが大半ですが、女性に関しては性行為せずとも自己感染することもあります。

性病を放置すると…

男性の場合

男性が性病を放置すると、精巣上体炎を引き起こしたり、パートナーに感染させてしまうなどさまざまな悪影響を及ぼします。

精巣上体炎は、男性不妊症や日常生活が困難な症状を引き起こすリスクもあります。少しでも感染を疑われる場合は、医療機関で治療を受けることが大切です。

女性の場合

女性が性病を放置すると、子宮の炎症が悪化して不妊症や子宮外妊娠を起こしたり、パートナーに感染させたりなど悪影響を及ぼします。

また、性病は赤ちゃんに感染するリスクもあります。赤ちゃんが性病に感染すると結膜炎や肺炎になることがあるため、感染してしまった場合は早めの治療が不可欠です。

性病の治療法

性病の治療は錠剤の服用がほとんどで、ほかに注射や点滴を行うこともあります。

性病は自然治癒することがほぼないため、医療機関による治療を受けることが欠かせません。

また、性病は気づかないことがあるため、少しでも思い当たることがあれば、検査を受けることをおすすめします。

性病を予防するには

コンドームを着用する

性病は、セックスによる感染が多いため、感染を予防するためにコンドームを着用するのが有効です。

オーラルセックスでもコンドームを着用することで感染リスクを下げられます。

不特定多数のパートナーとの性行為を避ける

不特定多数のパートナーと性行為をすると、性病持ちのパートナーと性行為してしまったり、健全なパートナーに感染させてしまう恐れがあります。

そのため、不特定多数のパートナーとの性行為は避けるようにしてください。

定期的に検査を受ける

性病は感染しても自覚症状がない場合が多いです。そのため、性行為後に性器が痒かったり、違和感があればすぐに検査するようにしましょう。

定期的に検査を受けることで早期発見ができます。

性病の症状まとめ

本記事では性病の症状や感染経過などを解説してきました。

性病は感染を予防できる疾患なので、本記事を参考に感染しないよう工夫してみてください。