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淋病はどんな症状?男女別の特徴や対処可能なおすすめクリニックも紹介!

性感染症の一つである「淋病」。

本記事では、淋病の症状や治療法、予防法まで解説していきます。

淋病はどんな症状が起きるのか、感染経路や危険性、今後感染しないための方法も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

淋病とは?

淋病とは、淋菌(Neisseria gonorrhoeae)という細菌に感染することで発症する性感染症です。

主に性行為(セックス・アナルセックス・オーラルセックス)によって感染し、尿道や肛門、膣などに感染するケースが多くなっています。

淋病は若い男女に多く発生している感染症で、男性、女性ともに20代の方が多い傾向です。

性行為を一度おこなうだけでも30~50%の高い確率で感染します。

淋病の原因

淋病は、自分またはパートナーが淋病に感染している状態で性行為すると感染します。

通常のセックスで性器に感染したり、オーラルセックスで喉に感染することもあります。

男性、女性ともに症状が悪化してしまうと、不妊症を引き起こす可能性もあるため、淋病は軽視できない疾患です。

淋病の症状【男女別】

淋病の症状【男性】

男性が淋病に感染した場合、尿道炎や性器の違和感・痒み、膿、前立腺炎、精巣上体炎が起こることあります。

梅毒やクラミジアは軽症の場合が多いものの、淋病はこれらの性感染症よりも痛みの強いケースが多いです。

また、症状が進行すれば前立腺炎や精巣上体炎になることもあり、精巣上体が腫れたり、不妊症につながることもあります。

淋病の症状【女性】

女性が淋病に感染した場合、卵管炎・腹膜炎・肝周囲炎などの症状が起こります。

自覚症状がないケースが多く、気づいたときには症状が進行している恐れがあります。

初期症状はおりものの増加、不正出血などがあり、進行すると骨盤内感染症を起こして不妊につながることも。

また、妊娠中に淋病を患うと流産や早産、破水の原因になることもあるため、早期の治療が大切です。

淋病の症状【男女共通】

男女共通する症状としては咽頭炎、発熱、頭痛、頸部リンパ節の腫れ、肛門直腸炎などがあります。

しかし、咽頭に淋病が感染しても、9割近く無症状であることが多く、発覚が難しいケースが多いです。

オーラルセックスの後、少しでものどに違和感がある方は淋病に感染していることも疑った方が良いでしょう。

淋病の潜伏期間

淋病は感染後2~7日ほど潜伏し、潜伏期が過ぎたあとに排尿痛や性器のかゆみ、卵管炎などが現れます。

潜伏期間は「感染してから症状が出るまでの期間」なので、症状がなくても淋病が潜伏していれば相手に感染させる可能性はあります。

特に女性は自覚症状を感じない場合が多いため、注意しなければなりません。

ただ、淋病は潜伏期間でも検査は可能なので、淋病に感染していないか不安な方は、一度検査を受けることをおすすめします。

淋病を放置すると…

男性の場合

男性が淋病に感染した場合、強い尿道炎やかゆみ、黄白色の膿が出るなどの症状が起こります。

尿道炎は強い痛みを伴うことが多いため、比較的発覚しやすいのが淋病の特徴です。

ただし、無症状のケースもあるため、無意識のうちに淋病を放置していることもあります。

淋病を放置していると、細菌は前立腺や精巣上体へ進行し、前立腺炎、精巣上体炎を引き起こします。

精巣上体に淋病が進行した場合、不妊症になる可能性が高くなります。

女性の場合

女性が淋病に感染した場合、子宮頸管炎を発症し、おりものの増加や不正出血などが起こります。

しかし、子宮頸管炎は自覚症状を感じづらく、感染していることを自覚できない場合が多いです。

子宮頸管炎を放置すると子宮内膜炎を引き起こすリスクがあり、発症するとおりものの異常増加、不正出血、下腹部痛、発熱などを発症します。

さらに症状が進行して骨盤内感染症を引き起こすと、不妊症につながることもあります。

淋病の治療法

淋病の治療には注射点滴があります。

薬剤は痛みが少なく尿道炎に効果的なトロビシン、咽頭淋病の治療で使われるロセフィンを使用。

トロビシンは筋肉注射1回で済みますが、ロセフィンは点滴のため、15~30分程度時間を要します。

抗生物質の耐性がある淋病に感染している場合、一回の治療ではあまり効果が期待できないケースもあるため、再検査を受けることもあります。

淋病を予防するには

コンドームを着用する

淋病は、性器同士の接触で感染することが多いため、性行為を行う場合はコンドーム着用が有効です。

オーラルセックスやアナルセックスでも感染するリスクがあるため、感染を予防するなら同コンドームを着用してください。

不特定多数のパートナーとの性行為を避ける

淋病は無症状のケースが多く、感染を自覚していない人もいます。そのため、不特定対数のパートナーとの性行為は避けるようにしてください。

定期的に検査を受ける

淋病は自覚症状がないケースもあるため、定期的に検査を受けるのがおすすめです。

検査を受けることで早期に感染を発覚できるため、重症化する前に完治を目指せます。

コンドームを着用せずに性行為をした方や、複数の相手と性行為をした方は、定期的に検査を受けるようにしましょう。

淋病の症状まとめ

本記事では淋病の症状や感染経過などを解説してきました。

淋病は感染を予防できる性感染症なので、本記事を参考に感染しないよう努めてみてください。

少しでも淋病に似た症状があれば、早めの受診が大事です!