目元治療の名医
村田将光先生 
博多もへじのクリニック

福岡市博多区、博多駅「筑紫口」より徒歩1分にある「博多もへじのクリニック」では、自由診療から保険診療まで幅広い治療メニューを取り揃え、丁寧なカウンセリングとこだわりの技術で患者さまに寄り添った美容医療を提供しています。今回は、心臓外科から美容外科へ転身し、数多くの手術を執刀してきた院長・村田将光先生に、医師を志したきっかけや眼瞼下垂治療へのこだわりなどを詳しく伺いました。

高い目標を求めて心臓外科の道へ

____先生が医師を目指されたきっかけを教えてください。

村田将光先生小さい頃から医学に興味があり、家や学校に置いてある医学書を読むのが好きだったんです。医療系に勤める親族がいたので、その影響もあったかもしれません。子どもながらに「なんだか面白そう」と思いながら医学書をめくっていました。そんな好奇心が高じて、本格的に医師を目指しましたね。熊本大学医学部を卒業後は、大学病院や地域の総合病院で心臓血管外科医として研鑽を積み、さまざまな手術に携わってきました。

____外科の中でも、心臓外科を選んだ理由はなんでしょうか。

村田将光先生私はもともと「結果が即座に分かる手術」が好きな性格で、内科より外科のほうが向いていると感じていました。その中でも、心臓外科はとくに難易度が高いと言われる分野なんです。実際に10年に1人育つか育たないかという世界とも言われていて「そこで挑戦してみたい」という向上心から、心臓外科医の道に進みました。

____その後、美容外科に進まれたきっかけを教えてください。

村田将光先生心臓血管外科専門医として、多くの手術に携わる機会を得ましたが、やはり大きな病院でしか実現できない手術が多いんですね。いつかは開業したいという理想もあり、心臓外科の最前線で学んだ後に、新たな道を模索するようになりました。
そこで、開業を見据えていた私に血管手術や美容外科の技術を学ぶ機会を与えてくれた恩師との出会いがあったんです。実際に美容外科手術を目の当たりにすると、これまでの外科的手技の経験が活かせるうえ、患者さまから喜びの声を直接いただけることにやりがいを感じました。

その後「自分のクリニックを持ちたい」という希望を叶え、2024年8月、福岡市博多駅前に「博多もへじのクリニック」を開院するに至りました。「技術」「人情」「楽しさ」をコンセプトに、患者さまに寄り添った美容医療を提供することを大切にしています。

保険診療と美容医療、どちらにも対応した「眼瞼下垂手術」

____先生が注力している治療について教えてください。

村田将光先生「眼瞼下垂治療」に力を入れています。眼瞼下垂とは、まぶたを開く筋肉が弱まることで上まぶたで黒目が隠れ、視野が狭くなったり、目が開きにくくなったりするなど、生活に支障が出るような状態のことです。加齢や目の酷使、コンタクトレンズの長期装用、目を強く擦ることなどが原因で起こります。肩こりや頭痛などの副次的な症状が現れるほか、見た目としても「いつも眠そうに見える」「目つきが悪く見える」などのデメリットが生じるんですね。

これらは、切開式の眼瞼下垂手術 *1切らない埋没式眼瞼下垂手術*2によって改善が期待できます。とくに切開式では、保険治療が可能です。当院では「日帰り治療」にも力を入れていますので、面倒な入院準備なども必要なく、一日で手術を行えることが大きな強みです。

____保険診療と美容外科での眼瞼下垂手術はどう違うのでしょうか。

村田将光先生一般的に、保険診療では「目が開きにくい状態を改善する」という機能面を中心に考えます。一方、美容外科では見た目のバランスや二重のラインなどにこだわるため、よりデザイン性や左右差の調整に力を入れることが可能です。当院では両面からアプローチを行えるため、患者さまの症状や希望を伺ったうえで、どちらの適用が良いか診断できることも強みですね。

____先生がこの治療をおすすめする理由はなんでしょうか。

村田将光先生眼瞼下垂は日常生活にも支障をきたし、保険も適用できる症状なのですが、美容外科の手術になると思って受診に至らない方が多いんですね。また、眼瞼下垂治療は高い技術が求められる難しい手術のため、取り扱っているクリニックも多くありません。本来保険適用のある方や保険診療での治療を希望される方にも、自由診療の手術が勧められるケースがあります。
当院では「病気の治療」と「見た目の改善」のどちらが適切かを丁寧に診察したうえで、保険診療でも自由診療でも、ご満足いただける眼瞼下垂治療を提供できるように努めています。

リラックスして気軽に相談できるクリニックを目指して

____カウンセリングでとくに心がけていることはなんですか。

村田将光先生一番は「自分がされて嫌なことは患者さまにもしない」というスタンスです。美容医療が初めての方は「営業的なカウンセリングがあるんじゃないか」と不安をお持ちの方も多いと思います。当院では患者さまのニーズをしっかりヒアリングし、必要以上の施術を勧めることはしないように徹底しています。
また美容クリニックというと、どうしても「気疲れしてしまう場所」というイメージがあるかもしれません。当院では患者さまがリラックスして何でも相談できる雰囲気づくりを大切にしています。言いたいことを自由に言える、一緒に悩みを解決していくための場所としてご活用いただければ嬉しいですね。

____最後に、患者さまへメッセージをお願いします。

村田将光先生美容外科は敷居が高いと思われがちですが、当院は保険診療も扱っておりますので、一般のクリニックのようにぜひ気軽にお越しください。 眼瞼下垂をはじめとした目元の悩みは、保険診療で解決できる場合もありますし、美容的なアプローチを取り入れれば、より理想のデザインに近づけることも可能です。また、他院で行った施術の修正や、術後の左右差などのお悩みにも対応していますので、お気軽にご相談いただければと思います。自然な美しさと機能性を両立するお手伝いができれば幸いです。

プロフィール
村田将光先生
博多もへじのクリニック/院長 村田 将光(むらた まさみつ)
熊本大学医学部卒業後、心臓血管外科医として研鑽を積む。外科手術の精密さと美容外科の技術を融合させ、2024年に「博多もへじのクリニック」を開院。特に眼瞼下垂治療を得意とし、保険診療と美容医療の両面からアプローチした治療を得意とする。

<資格>
ボトックスビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医
日本心臓血管外科学会 元専門医
日本外科学会 元専門医
下肢静脈瘤血管内焼灼術 元認定医・指導医

<所属学会>
日本美容外科学会
日本美容医療学会
日本美容外科医師会
日本美容医療リスクマネジメント協会

問い合わせ: 092-402-1988

治療メニュー等

取材日:2025年2月5日

*1
◾️施術名:眼瞼下垂手術(切開式)
◾️施術の説明:加齢や筋肉の問題でまぶたが開きにくくなる「眼瞼下垂」を改善する手術です。一般的には「眼瞼挙筋前転法」を行いますが、患者さまの状態に応じて「眼瞼挙筋短縮法」「ミュラー筋タッキング法」を使い分ける場合があります。デザインや左右差の調整にもこだわり、自然な目元を目指します。 ◾️施術のリスク:腫れ、内出血、左右差、二重ラインの変化、傷跡の赤み・盛り上がりが一時的に出る場合あり
◾️費用(税込価格)
・ 598,000円(もへじのメンバー割: 502,320円)

*2
◾️施術名:切らない埋没式眼瞼下垂手術
◾️施術の説明: 糸を用いて目を開く筋肉を短縮し、目の開きを良くする手術です。 二重埋没法のひとつで、目元の開きを良くしパッチリと目を大きくみせる効果が期待できます。 切開はせず結膜(まぶたの裏側)からアプローチしタッキング(短縮)するため、小さな針穴のみなのでダウンタイムも少なく済みます。
◾️施術のリスク:傷跡の赤み、盛り上がり、腫れ、内出血、左右差、まれに感染症や瘢痕化
◾️費用(税込価格)
・384,000円(もへじのメンバー割:322,560円)

▪️保険診療について
眼瞼下垂の保険治療でかかる手術費は、全国一律の「保険点数」を元に計算されます。
眼瞼挙筋前転法(片目につき7,200点=72,000円)と眉下切開(片目につき6,070点=60,700円)で手術費には少し差があります。
また、眼瞼下垂治療には手術費以外にも診察料・検査費用・麻酔費用、入院治療の場合は入院費用や食費などがかかってきます。
治療経過中に合計何回診察したか、どのような項目の検査を行ったか、どんな麻酔を使ったか、入院が必要だったかどうかによってかかる費用は変動することになります。
クリニックによって費用の総額に差が出るのはこういったことが理由です。
おおよそですが、負担割合ごとにかかる費用の総額をまとめると以下のようになります(日帰り治療、両眼あわせての費用です)。
▪️費用
保険診療による眼瞼下垂治療費の総額
3割負担の方の場合:約50,000円程度
2割負担の方の場合:約35,000円程度
1割負担の方の場合:約17,000円程度


ライタープロフィール
Kato Natsu
都内出版社勤務を経て、女性向けコンテンツの編集兼ライターとして活動する。現在は北海道に移住し、WEBメディアを中心に執筆中。