笑顔を守るインビザラインの名医
矢作有紀奈先生 
ルーチェMP矯正歯科

東京都港区南青山、地下鉄「表参道」駅B3出口から徒歩3分という好立地にあるマウスピース矯正専門医院「ルーチェMP矯正歯科」。こちらに勤務する矢作有紀奈先生は、歯科医師でありながら、かつて人気アイドルグループSKE48のメンバーとして活躍した異色の経歴の持ち主です。今回は矢作先生に、歯科医師を目指した経緯や、アイドル活動が今の仕事に与えた影響、そして得意とするインビザライン治療について、詳しくお話を伺いました。

アイドル活動で痛感した「口元の印象」、笑顔を守る歯科医師へ

____先生が歯科医師を目指された経緯について教えていただけますか?

矢作有紀奈先生もともとは、美容外科医など、人を綺麗にする仕事に漠然とした憧れがありました。親からも「資格を持ちなさい」と言われていたので、医療系の道を考えていたのです。実際に歯学部に進学しましたが、当時はまだ曖昧な気持ちで将来のことを考えていました。
本格的に歯科医師に興味を持ち始めたのは、大学在学中に経験した芸能活動が大きなきっかけです。実は2年ほど、SKE48のメンバーとして活動していました。芸能人は見た目が非常に重視される職業。メンバー同士で歯並びについて相談し合ったり、悩みを打ち明けられたり。その中で、見た目は綺麗でも、実は奥歯に問題を抱えているメンバーがいたりするのを見て、感じたのです。
「芸能人たちも、デンタルリテラシーは、まだ十分ではないのかもしれない」
こうした経験から、「口元が人に与える印象の大きさ」や「歯の健康と美しくあることの大切さ」を痛感し、「誰かの笑顔を守る側になりたい」と強く思うようになり、歯科医師として本格的に勉強に身を入れ始めました。

____アイドル時代の経験は歯科医師の仕事にも活かされていますか?

矢作有紀奈先生カウンセリングの際には、患者さまの「こうなりたい」という理想のイメージを的確に捉える上で、アイドル時代の経験が非常に役立っていると感じます。単に歯を綺麗に並べるだけでなく、その方の骨格やお顔立ち、「どういう笑顔になりたいか」について、ご希望を細かくヒアリングし、それを治療計画に反映させることを大切にしています。
私自身も少し出っ歯気味なのですが、ファンの方から「それが可愛い」と言っていただいた経験があります。ですから、「ここの部分はチャームポイントだから動かしたくない」といった患者さまのお気持ちも、とてもよく理解できますね。また、アイドル時代に日々研究していた「どういう笑顔が一番自然で魅力的に見えるか」という知識や感覚も、患者さまへのアドバイスに活かせていると思います。ご自身では気づいていない魅力を引き出し、「もっとこうしたら素敵ですよ」とお伝えすることもありますね。

「AI×医師」で実現するインビザライン治療

____先生が特に注力されている治療について教えてください。

矢作有紀奈先生マウスピース矯正、とくにインビザライン*1に強みをもっています。インビザラインは、医師の治療計画の精度と、これまでの経験値が、結果を大きく左右する治療方法です。実際に多くの患者さまを治療し、さまざまなケースに対応する中で、技術が磨かれていきます。
また当院では「自信の持てる笑顔をより多くの患者さまに届けること」を理念としています。その理念に従い、初回のカウンセリングには十分な時間をかけ、患者さま一人ひとりとしっかり向き合うことを大切にしていますね。ですから、カウンセリングは、必ず私たちドクターが担当いたします。初めに歯科衛生士が治療の概要や流れ、お口の中の写真撮影など資料採得を行い、ドクターが最終的な治療計画をご提案しながら、患者さまのお悩みやご希望を深く掘り下げていきます。

____インビザライン治療は、具体的にどのような流れで進められるのでしょうか?

矢作有紀奈先生まず初診時には、3D光学スキャナー「iTero element(アイテロ エレメント)」で口の中をスキャンし、精密な歯型データを取得します。同時に、顔や口の中の写真撮影、場合によってはCT撮影なども。これらの資料を基に、歯科衛生士が問診を行いながら、治療の大まかな流れや費用についてご説明します。
その後、ドクターとのカウンセリングに入ります。iTeroでスキャンしたデータを使うと、AIがその場で治療後の歯並びの予測シミュレーション動画を作成してくれます。3Dで色々な角度から見たり、少し動かしたりすることも可能です。そのシミュレーションを患者さまと一緒に見ながら、「もっとこうしたい」「ここは気になる」といったご希望を具体的に伺い、理想の歯並びのイメージを共有していきます。

____AIもうまく活用されているんですね。

矢作有紀奈先生最終的な治療計画は、AIシミュレーションを基に、私たちドクターが、患者さま一人ひとりの骨格や歯の状態、「なりたい笑顔」に合わせ、ミリ単位で歯の動きを設計し直します。この治療計画の精度が、インビザライン治療において非常に重要です。
治療計画に納得いただけたら、オーダーメイドのマウスピースを作ります。

____治療が始まってからは、どのように進むのでしょうか?

矢作有紀奈先生最初に、マウスピースのセットを渡した後、「アタッチメント」と呼ばれる、歯と同じ色の小さな樹脂の突起を歯の表面にいくつか装着します。これは、マウスピースが歯をしっかりと掴み、計画通りに動かすための重要なものです。アタッチメントの装着と、マウスピースの正しい使い方、お手入れ方法などを最初にご説明いたします。
その後は、基本的にはご自身で、5日〜1週間ごとに新しいマウスピースに交換しながら治療を進めていきます。来院頻度は、歯と歯の間にわずかな隙間を作る処置(IPR)が必要なタイミングなど、治療段階に応じて2ヶ月に1回程度です。遠方からの方や留学などで来院が困難な方には、ライフスタイルに合わせ、柔軟に対応しています。

「悩みの根っこ」に耳を傾け、患者さまを笑顔に

____診察を行う上で、先生が最も大切にしていることは何でしょうか?

矢作有紀奈先生患者さまの「悩みの根っこ」にしっかりと耳を傾けることです。例えば、「結婚式までに綺麗になりたい」「営業職なので、もっと自信を持って笑いたい」など、歯並びを治したいという思いの裏には、必ず具体的な目標や背景があります。そこを私たちと患者さまが共有し、一緒に同じゴールに向かって進んでいくことが、治療を成功させる上で非常に大切だと考えています。
私自身、アイドル活動を通じて「笑顔の大切さ」を身をもって経験してきました。だからこそ、患者さまの「こうなりたい」という気持ちに深く共感し、専門家として、そして時には同じ目線で、全力でサポートしていきたいと思っています。

____最後に、この記事をお読みの患者さまへメッセージをお願いします。

矢作有紀奈先生歯並びや口元にコンプレックスがあると、思いっきり笑えなかったり、人と話すのが少し億劫になったりすることがあるかもしれません。でも、ほんの少し勇気を出して一歩を踏み出すことで、その悩みは解消できる可能性があります。
当院では、患者さま一人ひとりの「悩みの根っこ」に真摯に耳を傾け、より良い治療計画を一緒に考えていきます。私個人としては、「笑顔」へのこだわりと、歯科医師としての専門知識を融合させて、理想の表情を実現するためのお手伝いができれば嬉しいです。ぜひ一度、カウンセリングにお越しいただき、「なりたい笑顔」についてお聞かせいただけたらと思います。

プロフィール
矢作有紀奈先生
ルーチェMP矯正歯科/歯科医師 矢作 有紀奈(やはぎ ゆきな)

昭和大学歯学部在学中にアイドルグループ「SKE48」のメンバーとして活動。その経験から口元の印象の重要性を痛感し、歯科医師として「笑顔を守る」ことを志す。卒業後は一般歯科、鎮静麻酔を用いた歯科治療などを経験した後、矯正歯科を専門とする「ルーチェMP矯正歯科」にてインビザライン治療に注力する。

問い合わせ: 03-6427-4688

治療メニュー等

取材日: 2025年5月8日

*1
◾️施術名:インビザライン治療

◾️施術の説明:透明で取り外し可能なマウスピース型矯正装置(アライナー)を段階的に交換していくことで、歯を徐々に移動させ、歯並びを改善する治療法。3D光学スキャナー(iTero Element)などで精密な歯型を採得し、AIと歯科医師による治療計画に基づいてオーダーメイドのアライナーを作製する。出っ歯、八重歯、すきっ歯など様々な歯並びに対応可能。装着中も目立ちにくく、食事や歯磨きの際には取り外せるため、従来のワイヤー矯正に比べて日常生活への支障が少ないのが特徴。治療期間や効果は、1日の装着時間(20時間以上推奨)や、医師の指示通りの使用が守られるかによって変動する。

◾️施術のリスク:
矯正中、一時的に咬合しにくくなる
歯肉退縮(歯茎が下がること)

◾️費用(税込価格)
調整費用、保定管理料、初診費用、AIシミュレーション作成費用は下記料金に含まれます。
・8枚コース (Invisalign アーリー)
 約3ヶ月半~4ヶ月
 330,000円 (医療ローン 月額3,300円~)
・14枚コース (Invisalign ライト)
 約4ヶ月~6ヶ月
 440,000円 (医療ローン 月額4,400円~)
・26枚コース (Invisalign モデレート)
 約6ヶ月~9ヶ月
 550,000円 (医療ローン 月額5,500円~)
・Invisalign フル1プラン
 約9ヶ月~1年3ヶ月
 770,000円 (医療ローン 月額7,700円~)


ライタープロフィール
二株麻依
NHKの番組キャスターとして医療分野の取材・制作・出演を経験。現在はフリーアナウンサーとして医療講演の司会などを担当。週末は卓球の実況アナウンサー。趣味はカメラを持っておでかけすることと、スコッチウイスキーの探究。