東京都世田谷区、若者文化の発信地として知られる下北沢駅から徒歩1分にある「下北沢スキンクリニック」。同クリニックは2025年に開院したばかりで、お悩みやご希望に合わせて、美容皮膚科と美容外科が連携した多方面からのアプローチが特徴です。また、脂肪吸引については、ボディラインを美しく整える「ボディコントアリング」の施術を得意としています。今回は院長の保坂宗孝(ほさかむねたか)先生に、医師を志したきっかけや形成外科から美容医療へと進んだ道のり、脂肪吸引や患者さまへの想いについて、詳しく伺いました。
病院嫌いの少年が医師へ。原点は「安心感」を与えられた経験

____先生が医師を目指されたきっかけについて教えていただけますか?
保坂宗孝先生実は、私の家系に医療関係者は誰もいなくて、子どもの頃はむしろ病院がすごく苦手でした。小学生の時に足を怪我して、大学病院で縫ってもらったことがあるのですが、怖くて大騒ぎしてしまい、本来10分で終わる処置に3時間もかかって、先生方に大変なご迷惑をおかけしたことがあります。その時の申し訳ない気持ちは、今でも鮮明に覚えています。
そんな私が医療に興味を持つきっかけとなったのは、小学校5年生の時の、また別の怪我の経験です。友達と遊んでいる時に、昔の重いテレビが頭に直撃し、脳震盪を起こしてしまったのです。幸い大事には至りませんでしたが、病院でCTを撮り、先生から「大丈夫だよ」と丁寧に説明してもらったことで、私も両親も、心の底から安心することができました。この時、「お医者さんって、人にこれほどの安心感を与えられる、すごい仕事なんだな」と感じ、漠然と医療の道を意識するようになりました。
____その後、形成外科を選んだのはなぜでしょうか?
保坂宗孝先生患者さまにとって最も気になるのは、「目に見える部分」です。例えば、外科手術で内臓の病気は綺麗に治っても、お腹に残った傷跡が汚いことで悩まれている方が、実はたくさんいらっしゃいました。そうした経験から、体の表面の見た目を扱い、患者さまの満足度に直結する形成外科に強く惹かれるようになりました。
____形成外科から、さらに美容医療の分野に進まれた理由を教えてください。
保坂宗孝先生形成外科の保険診療では、病的な状態を治すことはできますが、患者さまが持つ、より高いレベルの審美的なご要望に応えるには限界があります。例えば、火傷の治療は保険でできますが、その後に残ったシミや色素沈着を綺麗にしたい、となると自費診療の領域になります。また、眼瞼下垂の手術でまぶたの開きは改善しても、二重の幅や形など、より細かい見た目の部分を整えたいというニーズもあります。
保険診療で土台となる機能や健康を回復させた上で、さらにその先の「美しさ」を追求したいという患者さまの気持ちに応えたい。そう考えた時、保険診療と美容医療の両方を提供できる医師になることが、自分にとっての理想の姿だと思いました。形成外科医としての知識と技術を基盤に、患者さまの悩みにトータルで応えるために、美容医療の道に進むことを決めました。
輪郭を整えるボディコントアリング

____様々な美容医療がある中で、先生がとくに力を入れている施術は何でしょうか?
保坂宗孝先生私は、脂肪吸引や脂肪注入、あるいは目の下のクマ取りやフェイスリフトにおける脂肪の移動・除去など、脂肪を扱う施術全般を得意としており、とくに脂肪吸引*1は、最も経験豊富な分野の一つです。脂肪吸引は、単に体重を減らすためのものではなく、ボディラインを美しく整える「ボディコントアリング」の施術であるという点が最も重要です。私は、患者さまがどのような体型になりたいのか、「ただ細ければ良いのか」「女性らしい丸みは残したいのか」といった、言葉の裏にある細かいニュアンスまで丁寧にヒアリングすることを何よりも大切にしています。
その上で、手術中は、実際に患者さまの体に触れ、脂肪の厚みを感じながら、どの部分をどのくらい吸引すれば理想のラインになるかを、ミリ単位で調整していきます。また、安全面にも最大限配慮しており、麻酔の管理にはとくに力を入れています。患者さまが手術中に痛みを感じたり、不安な思いをしたりすることがないよう、長年の経験に基づいた適切な麻酔を行います。さらに、機械による自動吸引法を導入することで、手術時間を短縮し、体への負担を最小限に抑える工夫もしています。
丁寧なカウンセリングから術後ケアまで、安心の脂肪吸引プロセス

____実際にクリニックで脂肪吸引の施術を受ける場合、どのような流れになりますか?
保坂宗孝先生まず、ご予約の上ご来院いただき、カウンセリングを行います。どの部位の脂肪が気になるのか、どのようなボディラインになりたいか、といったご要望を詳しくお伺いします。その上で、私が診察を行い、脂肪のつき方や皮膚の状態を確認し、最適な施術プランをご提案します。
治療計画にご納得いただいたら、手術日を決定し、術前に血液検査などを行います。手術当日は、まず吸引する部位にマーキングを行い、手術室へ移動。麻酔で眠っていただいた後、数ミリの小さな切開創から、カニューレという細い管を挿入して脂肪を吸引していきます。
手術終了後、リカバリールームで2時間ほどお休みいただき、麻酔が完全に覚めたことを確認してから、当日中にお帰りいただけます。多くの場合、午前11時頃に手術を開始し、夕方5時前にはご帰宅する流れです。
術後は、包帯で圧迫固定を行いますが、基本的には翌日に一度ご来院いただき、状態を確認します。その後も、1週間後、1ヶ月後と、こまめに経過を診させていただき、最後まで責任を持ってフォローアップいたします。
どんな悩みにも応える、地域のかかりつけ医として

____クリニックの雰囲気や特徴について教えていただけますか?
保坂宗孝先生当院は、若者の街として知られる下北沢駅から徒歩1分という、非常にアクセスの良い場所にあります。クリニックに来る前や後に、古着屋さんやカフェを巡るなど、街歩きも楽しんでいただけるロケーションです。
院内は、華美な雰囲気ではなく、保険診療の患者さまも、美容医療の患者さまも、誰もがリラックスして過ごせるような、新しく清潔感のある、落ち着いた雰囲気作りを心がけています。保険診療から自費診療まで、トータルで患者さまの悩みをフォローできるのが、当院の最大の特徴です。
____先生が日々の診療で、最も大切にされていることは何でしょうか?
保坂宗孝先生とにかく、患者さまのお話をよく聞く、ということです。患者さまは、ご自身の悩みや希望を、まず聞いて欲しいと思っていらっしゃいます。ですから、私から一方的に意見を言うのではなく、まずは患者さまが言いたいことをすべて受け止める。その上で、専門家としての自分の意見を述べ、一緒に治療方針を考えていく、という姿勢を大切にしています。
____最後に、この記事をお読みの患者さまへメッセージをお願いします。
保坂宗孝先生当院は、保険診療の形成外科・皮膚科から、自費の美容外科・美容皮膚科まで、トータルで皆さまの美と健康をサポートできるクリニックです。私自身も、副院長も、保険診療と美容医療の両方において、エキスパートであると自負しています。
美容医療には、どんな名医が執刀したとしても、必ずリスクは伴います。大切なのは、万が一何か問題が起きた時に、きちんと対処できる知識と技術、そして責任感があるかどうかです。私たちは、長年の臨床経験に基づき、その「見極め」と「対応力」には自信があります。下北沢という、どなたでも気軽に立ち寄りやすい場所にありますので、お肌や体型など、見た目に関するお悩みがあれば、どんな些細なことでも、ぜひ一度ご相談にいらしてください。