東京メトロ銀座駅から徒歩30秒のところにある銀座マイアミ美容外科には、高い技術力をもった形成外科専門医のみが在籍しています。その一人である沖野尚秀先生は美しい輪郭を形成する、輪郭メイクの名医です。とても誠実に患者さまと向き合う沖野先生に、美容医療への想いを伺いました。
____先生が形成外科医を目指そうと思ったきっかけを教えてください。
沖野尚秀先生医師を目指そうと決めたのは高校3年生くらいのときでした。元々美術に興味があってその道も考えたのですが、美術で食べていくのは難しいなと思って…。父や兄が医師だったこともあり、レールに乗った感じで医師を目指したんです。 ただ医療の中でも形成外科は、なかったものを取り戻したり、新たに再建したり、より良くしていくという点で芸術に近いものがあるなと感じました。 命を扱う科ではないものの、患者さまのQOLを上げることができるので、そこに魅力を感じて形成外科医を目指しました。
____なるほど。ご自身が元々興味があった美術や芸術という分野と少し通ずるものがあったんですね。
沖野尚秀先生そうですね。あとは自分が社会に貢献する上で一番力になれるのが形成外科かなとも思いました。 僕は人より手先が少し器用なんですよね。去年の12月に0.7ミリの血管を縫う「2021年度日本マイクロサージャリー学会血管吻合コンテスト」があったのですが、そこでも優勝したりとか。 他の方よりも器用だという点で、お役に立てるのではないかなと思いました。
脂肪吸引と糸リフトで美しい輪郭へ
____先生は輪郭メイクの中でも脂肪吸引がお得意とのことですが、顔の脂肪吸引をする際にも手先の器用さが活かされたりするものでしょうか。
沖野尚秀先生それもあるとは思うのですが、解剖学を知っているかどうかが大きいと思います。 安心安全に脂肪吸引を行うためにも、解剖学をよく理解した上で適切な深さでやることが一番大事だと思います。
____解剖学は形成外科の先生はみなさまご存知なのでしょうか。
沖野尚秀先生形成外科専門医を持っている先生であれば、全身の筋肉から血管、神経のことまで、勉強をされている先生が多いのではないかなと思います。
____30,40代の方が顔の脂肪吸引をされることはありますか。
沖野尚秀先生ありますよ。脂肪吸引*1とセットでスレッドリフト(糸リフト)を*2組み合わせる方も多いですね。 例えば、マリオネットラインの脂肪ややジョールファットを吸引した後に糸で上に引き上げて、ほうれい線やマリオネットラインを目立たなくさせるような施術をよくやっています。 お顔に脂肪が多い30,40代の方の場合、皮膚のたるみもありますが、脂肪の厚さが原因でたるんでいることが多々あります。そういった場合は、脂肪の厚さを取ってあげないとスレッドリフトは長持ちせず、半年後や一年後には後戻りしてしまいます。 たるみの原因も患者さまによって違うので、その患者さまにあった方法で治療をすることが大切です。たるみの原因が皮膚なのか脂肪なのか、骨格なのか筋肉の分厚さなのか、というのを顔の各層で見極めるのが本当に大切だと思います。
____顔に脂肪のない痩せ型の方もいらっしゃいますが、そういった方はどういったたるみ治療がよいのでしょうか。
沖野尚秀先生肌の弾力を支えている支持組織がゆるむことによって皮膚がたるむことが考えられますが、スレッドリフトを注入するだけですと、引き上げとしては少し弱いかなと思います。 少し怖い言い方になりますが、皮膚と筋肉を剥離させてからスレッドリフトをすると引き上がり方が全然違ってきます。痩せ型の方でリフトアップをされたい方には、そういった方法のご提案もしています。
____同じ糸を使用しても、挿入する際の処理の仕方で仕上がりやもちが全然変わってくるものなんですね。
沖野尚秀先生そうですね。例えば50代くらいの方で口周りの脂肪が垂れてブルドックのようになっている方がアンチエイジングを図ろうと思うと、脂肪吸引をしてから皮膚と筋肉を剥離させてスレッドリフトを行うのが一番引き上がると思います。 脂肪の量には個人差がありますし、吸引する脂肪の量はその患者さまによって変わりますが、脂肪吸引+スレッドリフト(糸リフト)という方法が一番美しい輪郭をつくれると思いますよ。
____先生が脂肪吸引をされる際にこだわっていることはありますか?
沖野尚秀先生患者さまのお顔立ちに合わせることはもちろん、ご本人さまが気になるところを重点的に吸引してあげることです。脂肪を残さず、根こそぎ取ることを大事にしていますね。少しでも残っていると美しい輪郭が作れないので。 あと、顎下を綺麗に取ってあげると横顔も美しくなりますし、患者さまからも喜んで頂けます。
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本当に悩んだときに検討して欲しい
____脂肪吸引をするタイミングはいつがよいのでしょうか。気になってからでよいのか、早いほうがいいのか…。
沖野尚秀先生僕は気になってからでいいと思いますよ。ボトックスのような予防的な治療であれば早めに始めたほうがいいと思うのですが、脂肪吸引はボトックスやフィラー系の治療とは違って、やはり怖いと思うんですよね。 でも当院に来られる患者さまは、その怖さを乗り越えてでも何とかしたいと思って来てくださる方が多いんですよ。気になる前にやるのは本当に怖いと思うので、どうしても気になってからご検討頂ければと思います。
____確かに、ダウンタイムや予算のこともありますし、気軽にできるものではないですよね。
沖野尚秀先生そうですね。目標と予算はとても大切だと思います。 当院で顔の脂肪吸引を行う場合は脂肪吸引、エラボトックス、静脈麻酔、手術後に使用するフェイスバンド、薬など必要なものが全て含まれた価格で33万円で、糸もいれたいとなるとプラス10万円くらいかかるので、40万ちょっとくらいになるんですよね。 他院と比べるとお手頃かと思いますが、それでも患者さまにとっては40万円は大金だと思うんです。 僕は、美容医療は生活を切り詰めてまでやるものではないと思っているので、やはり目標と予算がとても大事だなと思います。
____美容医療はアップセールがあるイメージでしたが、先生のお考えもクリニックの料金設定もすごく明瞭で誠実だなと思いました。
沖野尚秀先生当院や僕自身が営利目的でやっていないからだと思います。 患者さまから頂いたお金で、自分が納得のいく仕事をすることで患者さまに笑顔になって頂き、患者さまのQOLがあがるようにと思って仕事と向き合っています。 当クリニックは骨切りや鼻の整形、脂肪吸引までやっている美容外科なので、来てくださる患者さまは本気で悩んで、劇的に変わることを望んで来られる方が多いんですよね。 だからその患者さまの思いに応えたいですし、目標や目的と予算をしっかりと聞いて満足頂けるような結果を出せるように日々心がけています。