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ピル服用のメリットとデメリットを解説!飲まない方がいい人もいる?

  • 5月 29, 2023
  • 5月 29, 2023
ピル服用のメリットとデメリットを解説!飲まない方がいい人もいる?
チョイチョイ

この記事では、ピルを服用するメリットとデメリットについて詳しく解説するよ!

「ピルの具体的な効果やリスクが知りたい」
「ピルを飲まない方がいい人もいるって本当?」

あなたは、上記のような悩みを抱えているのではないでしょうか?

避妊したい人や、PMS・生理痛が重い人におすすめのピル。
肌荒れ改善や病気の予防効果など、さまざまなメリットとデメリットについて解説します。

ピルにはメリットとデメリットがある

ピルにはメリットとデメリットがある

ピルは経口避妊薬ともいわれており、高い避妊効果を得られることで知られています。最近はPMSや生理痛の緩和を目的として飲む人も増えていて「身の回りでピルを飲んでいる人が増えた」という人も多いのではないでしょうか?

実は、ピルにはニキビ・肌荒れの改善や胸が張って大きくなるなどの美容効果もあります。しかし、頭痛や吐き気といったデメリットがあることも事実です。

チョイチョイ

一緒にピルのメリットとデメリットについて理解を深めよう!

ピルを飲むメリット8選

ピルを飲むメリット8選

ピルを飲む大きなメリットは、以下の8つです。

8つのメリット

  • 避妊効果が高い
  • 生理痛やPMSが軽くなる
  • ニキビが治り肌が綺麗になる
  • 子宮内膜症や卵巣がんなどの病気予防
  • 胸が大きくなることもある
  • 毛が薄くなる可能性がある
  • 更年期の症状が軽くなる
  • 生理を遅らせたり早めたりできる
チョイチョイ

それぞれのメリットを詳しく解説するよ!

ピルのメリット1:避妊効果が高い

ピルは、経口避妊薬とも呼ばれています。低用量ピルであれば、正しく服用すれば99.7%以上の確率で避妊できるのがメリットです。
アフターピルは女性ホルモンを補給することによって、受精卵の着床を防いだり、排卵を遅らせたりできます。
性交後でも避妊できるため、妊娠を望まない女性にとっては強い味方になるでしょう。

チョイチョイ

性病の予防はできないから、コンドームなどの避妊具を併用するようにしてね!

ピルのメリット2:生理痛やPMSが軽くなる

ピルには、「エストロゲン」「プロゲスチン」という女性ホルモンが含まれています。
服用によって体内のホルモンバランスが整うため、ホルモンバランスの乱れによるつらい生理痛やPMSの症状を緩和できるのがメリットです。

PMSによって、生理前にイライラしやすくなったり、落ち込みやすくなったりした経験のある女性は多いのではないでしょうか?ピルの服用によって感情の起伏が落ち着くことから、
「ピルを飲んで性格が変わった」と感じる人もいます。

ピルのメリット3:ニキビが治り肌が綺麗になる

ピルの服用を続けるとニキビが治り、肌が綺麗になることもあります。思春期ニキビは、一般的に男性ホルモンや黄体ホルモン(プロゲステロン)による皮脂分泌の増加が原因です。
女性ホルモンが含まれたピルを飲むと、過剰な皮脂分泌が抑制されることで、徐々にニキビが減っていきます。「食事やスキンケアに気を遣っているのに、なかなかニキビが治らない」という人は、実はホルモンが原因かもしれません。

ピルのメリット4:子宮内膜症や卵巣がんなどの病気予防

ピルを服用することは、以下のような病気の予防にも繋がります。

代表的な6つの病気

  • 子宮内膜症
  • 子宮筋腫
  • 乳腺症
  • 卵巣がん
  • 大腸がん
  • 貧血

体内のホルモンバランスが整ったり、排卵が一時的に止まったりするため、体への負担が減って女性特有の病気を防げるという仕組みです。

チョイチョイ

ピルは子宮内膜症の治療にも使われるんだよ!

ピルのメリット5:胸が大きくなることもある

ピルの服用を始めてから、「胸が大きくなった」と感じる人もいます。これは、ピルの副作用である「乳房の張り」によるものです。
女性ホルモンには、脂肪を蓄えて乳房を大きくして妊娠に備える働きがあります。もともと女性ホルモンが少なかった人は、ピルの服用によってバストアップを実感できるでしょう。

ピルのメリット6:毛が薄くなる可能性がある

男性ホルモン優位で体毛が濃かった場合、ピルの服用によって薄くなる可能性があります。男性ホルモンよりも女性ホルモンが優位な状態に変わるためです。ただし、すでに生えている毛が薄くなることはありません。濃い毛が抜け落ち、薄い毛から徐々に生え替わっていきます。

ピルのメリット7:更年期の症状が軽くなる

年齢を重ねて更年期を迎えると、女性ホルモンの量が減って頭痛・ほてり・イライラ・めまいなどの症状が出やすくなります。ピルで女性ホルモンを補給すると、そういった症状が軽くなるのがメリットです。
しかし、40代以降の人は副作用のリスクが上がるため、服用を止める医師もいます。必ず医師に相談し、自分の体調の変化に気付けるよう意識を向けることが大切です。

チョイチョイ

医師の診察を受けて問題がなければ、50歳ごろまで服用可能だよ!

ピルのメリット8:生理を遅らせたり早めたりできる

結婚式や旅行、スポーツイベントのときなど「生理が被ったらいやだな」と思うタイミングはよくありますよね。低用量ピルの服用のタイミングを調整したり、中用量ピルを服用したりすれば、生理日をずらすことが可能です。

生理を遅らせることもできますが、副作用が表れる可能性も加味して早めるのがおすすめです。直前にピルを処方してもらうのではなく、1〜2ヶ月前から準備して計画的に飲むようにしましょう。

チョイチョイ

長期間生理を止めることはできないけれど、最長で10日程度ずらせるんだ!

ピルを飲むデメリット4選

ピルを飲むデメリット4選

ピルには多くのメリットがある一方で、以下のようなデメリットもあります。

ピルのデメリット

  • 飲み忘れると効果が減る
  • 頭痛・不正出血の副作用が起きる
  • 血栓症を発症するリスクがある
  • 保険適用外なのでお金がかかる

デメリットも把握したうえで、ピルを服用するかどうか決めましょう。

チョイチョイ

次にピルを飲むデメリットについて、詳しく解説していくよ!

ピルのデメリット1:飲み忘れると効果が減る

ピルは、毎日同じ時間に服用しなければなりません。服用時間がずれたり、飲み忘れたりすると、せっかく整ったホルモンバランスがまた崩れてしまいます。

特に、避妊効果については注意が必要です。服用時間にバラつきがある場合はピルの避妊効果を過信せず、避妊具を併用するようにしましょう。

チョイチョイ

アラームをかけたり「昼食の後に飲む」などタイミングを決めたりすると忘れにくいよ!

ピルのデメリット2:頭痛・不正出血の副作用が起きる

ピルには、以下のような副作用があります。

主な副作用

  • 頭痛
  • 吐き気
  • 不正出血
  • 乳房の張り
  • むくみ
  • 眠気

生理前や生理中と同じような症状が起きるとイメージすると、わかりやすいでしょう。特に副作用が起きやすいのは飲み始めの時期で、3ヶ月ほどかけて徐々に治まっていきます。
「副作用がつらいから飲むのをやめよう」と考えるのではなく、体がピルに慣れるまで待ってみましょう。

チョイチョイ

病院によっては副作用緩和のための薬を用意していることもあるから、つらいときは相談してみてね!

ピルのデメリット3:血栓症を発症するリスクがある

ピルの重篤な副作用として、血栓症が挙げられます。血栓症は血の塊ができて血流が止まる病気で、心筋梗塞や脳梗塞が代表的な例です。
飲み始めから3〜4ヶ月以内に発症しやすいため、次のような症状が現れたときには注意しましょう。

主な症状

  • 激しい頭痛やめまい
  • 押しつぶされるような胸の痛み
  • 息苦しさ
  • 手足のまひ
  • ふくらはぎの痛み

ピルのデメリット4:保険適用外なのでお金がかかる

ピルは基本的に保険適用外なので、継続して飲むにはお金がかかります。クリニックや薬の種類によって異なりますが、毎月2,000〜3,000円ほどの薬代と1,000〜2,000円の診察料がかかると考えておきましょう。

通院する場合、交通費もかかります。少しでもピルの費用を抑えたい人は、自宅から診察を受けられるオンラインクリニックを利用するのがおすすめです。

チョイチョイ

子宮内膜症など、治療が目的の場合は保険適用になるよ!

ピルを飲むべき人と飲まない方がいい人

ピルを飲むべき人と飲まない方がいい人

ピルのメリットとデメリットについて紹介してきましたが、「結局自分にピルが向いているのかわからない」という人もいるでしょう。ここからは、ピルを飲むべき人と飲まない方がいい人の特徴を紹介します。

チョイチョイ

自分がどちらに当てはまるか、チェックしてみてね!

ピルを飲むべき人の特徴

以下の特徴に当てはまる人は、ピルを飲んでみるのがおすすめです。

おすすめな人の特徴

  • 妊娠を望まない人
  • PMS・生理痛がつらくて学校や仕事を休んでしまう人
  • 子宮内膜症などの病気のリスクを抑えたい人
  • イベントの日と生理の日を被せたくない人
  • ニキビ・肌荒れや多毛に悩んでいる人
  • 更年期の症状に悩んでいる人

特に最近は、PMS・生理痛の緩和を目的にピルを飲む人が増えています。「生理中は1日家から出られない」「生理になると倒れそうになる」という人は、試してみてはいかがでしょうか。

チョイチョイ

生理中の貧血が気になる人にもぴったりだよ!

ピルを飲まない方がいい人の特徴

次に、ピルを飲まない方がいい人の特徴を紹介します。当てはまる人はデメリットが多くなるため、服用を避けましょう。

おすすめしない人の特徴

  • タバコを吸っている人
  • 血栓症になったことがある人
  • 重度の高血圧症の人
  • 極度の肥満の人
  • 乳がん・子宮がんの人
  • 妊娠中・授乳中の人
  • 産後すぐの人

喫煙者や高血圧症、肥満の人でもリスクを抑えて服用できる「ミニピル」という薬もあります。
「タバコを吸っているけれど、ピルを飲みたい」「太っているけれどピルを試してみたい」と考えている人は、ミニピルを取り扱っているクリニックを訪れてみてくださいね。

チョイチョイ

ミニピルなら、血栓症のリスクを抑えながらピルの効果を得られるよ!

ピルに関するよくある質問一覧

ピルに関するよくある質問一覧

最後に、ピルに関するよくある質問を集めました。それぞれ詳しく回答するので、ぜひ参考にしてみてください。

チョイチョイ

ここに載っていない疑問は、直接医師に聞いてみてね!

ピルを飲むと不妊になりますか?

ピルの服用によって、不妊治療が必要な体になることはありません。服用中は排卵が止まるため妊娠しにくくなりますが、服用をやめて3ヶ月ほど経つと再開します。
ピルをやめてすぐに妊娠することはできないため、妊活を始める3〜4ヶ月前に服用を中止できるよう、計画を立てておくのがおすすめです。

「ピルをやめてよかった」という意見もありますが、なぜでしょうか?

過去にピルを服用していた人の中には、「やめてよかった」と考える人もいます。頭痛やむくみなどの副作用が強かった場合は、「やめてよかった」と感じるケースが多いようです。
また、妊娠を希望していたことから「ピルをやめたら妊娠できた」という意見もあります。

チョイチョイ

副作用の程度やライフプランによっては、飲まない方がいいこともあるんだね!

ピルは乳がんのリスクを高めると聞きました

乳がんにかかっている人や治療から5年経っていない人は、ピルの服用によって乳がんが悪化・再発する可能性があります。
健常者のピル服用については、日本においては乳がんのリスクを高めるという研究結果はないようです。
ただし、海外の文献の中には「わずかに乳がんの発症率が高まる」と結論づけているものもあります。
全くリスクがないとはいいきれませんが、ピルの服用によって乳がんの発症率が大きく高まることはないでしょう。

チョイチョイ

どうしても不安な人は、定期的に乳がん検診を受けるようにしよう!

中学生・高校生でもピルを処方してもらえますか?

中学生・高校生などの子供でも、初めての生理から半年以上経っていれば服用可能です。ただし、クリニックによっては保護者の同意が必要なこともあります。
誰にもいわず通院を始めるのではなく、親に相談してから行くようにしましょう。

チョイチョイ

「同意書が必要」「診察時に立ち会いが必要」など、クリニックごとに条件が違うからチェックしてみてね!

ピルの服用をやめるメリット・デメリットは何ですか?

ピルの服用をやめるメリットとデメリットは、以下の通りです。

ピルをやめるメリット

  • 毎月のピル代・診療代が浮く
  • 副作用がなくなる

ピルをやめるデメリット

  • PMS・生理痛・生理不順などの症状が服用前に戻る
  • エストロゲンが減少した場合、髪が抜けやすくなる

金銭的に苦しい場合や、副作用がつらい場合はやめるメリットの方が大きいといえます。ただし、症状が元に戻ってしまう可能性があることは頭に入れておきましょう。

ピルを飲むと太るのは本当ですか?

ピルの副作用で太ることはありませんが、むくみによって太ったと感じることがあります。また、プロゲスチンが増えることによって、食欲が旺盛になった結果太るというケースも。
生理痛とPMSの緩和によって、生理前〜生理中の食事量が服用前よりも増える可能性もあるでしょう。「生理中は体調が悪くて食欲がなくなる」という人は、注意した方がよいかもしれません。

ピルを飲むと女性らしくなるというのは本当ですか?

ピルを飲むと乳房が張ったり、肌が綺麗になったりと、見た目に変化が表れることがあります。
程度は人によって異なりますが、そういった意味では「女性らしくなる」というのは事実といえるでしょう。
また、毛が薄くなったことで着る服などにも変化が現れ、結果として「女性らしくなった」「雰囲気が変わった」と思われることもあるようです。

ピルは長期服用をしても大丈夫ですか?

低用量ピルは長期服用をしても問題ありません。ただし、50歳を超えた場合や、妊娠を望む場合は服用をやめましょう。

チョイチョイ

長期服用する場合でも、定期的に医師の診察を受けるのを忘れずに!

ネットで購入できるピルは本物ですか?

個人輸入や、通販サイトから診察なしで購入できるものは偽物の可能性があるため、利用を避けましょう。医師の診療を行っているオンラインクリニックなら、本物を取り扱っていることがほとんどです。
「通院する時間がない」「近所にピルを扱っている婦人科がない」という場合は、オンラインクリニックを利用してみてください。

チョイチョイ

おすすめのオンラインピル処方サービスについては、以下の記事にまとめてあるよ!

ピルのメリット・デメリットを理解して服用しよう

ピルのメリット・デメリットを理解して服用しよう

避妊・肌荒れ改善・病気の予防など、ピルには多くのメリットがあります。しかし、頭痛・吐き気・血栓症などのリスクがあるのも事実です。

また、ピルを飲まない方がいい人もいます。自己判断で個人輸入やネット通販を利用するのは避け、必ず医師の診察を受けるようにしましょう。

チョイチョイ

通院するのが面倒な人は、オンラインクリニックの利用も検討してみてね!