目次
今回はピルの病院での値段相場や、購入費用を抑えて手軽にもらえる方法について紹介するよ！
- 「ピルを病院で処方してもらうときの値段はいくらなの？」
- 「ピルの値段を抑える方法や手軽に受け取れる方法が知りたい！」
日本ではピルの市販は行なわれておらず、入手するには医師の診察が必要です。病院での診察には診察料や処方箋代などがかかり、総合的にいくらの値段がかかるのか気になる方も多いでしょう。
今回は病院からもらうピルの値段相場や、購入費用を抑えて手軽に処方できる方法について紹介します。ピルを保険適用にする方法についても紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。
病院でもらうピルの値段は1ヶ月約2,000～10,000円（税込）
ピルはエストロゲン（卵胞ホルモン）の配合量によって種類や値段が異なり、病院での相場は1ヵ月あたり約2,000円〜10,000円です。
これはピル単体の値段相場であり、くわえて診察料や交通費、必要によっては検査代もかかります。
まずはピルの料金相場とピル以外でかかる費用について解説するよ！
ピルの種類ごとの月額料金相場
ピルはエストロゲン（卵胞ホルモン）の配合量によって4種類に分けられ、それぞれ料金相場が異なります。
| ピルの種類 | ピルの特徴 | 使用目的 | 1ヶ月あたりの値段(税込) ※自由診療 |
| 超低用量ピル | エストロゲンの配合が少なく、副作用の心配が少ない | ・PMS治療 ・生理回数の抑制 ・肌荒れ、ニキビ対策 | 約2,000円〜10,000円 |
| 低用量ピル | 1日1回の服用で体内生成される女性ホルモンを調整する | ・避妊 ・生理痛緩和 ・PMS治療 ・肌荒れ、ニキビ対策 | 約2,500円〜3,000円 |
| 中用量ピル | 含まれるエストロゲン量が多く、副作用が強く出る場合がある | ・緊急避妊 ・生理日移動 ・月経困難症治療 | 約2,000円〜3,000円 |
| アフターピル | 1回の服用で強い避妊作用あり | 緊急避妊 | 約10,000円 |
1ヵ月あたりの値段で比較すると、緊急避妊用のアフターピルは高額であり、そのほかのピルはほぼ同等です。しかし、すべてのピルが単純にこの値段とはいえず、保険適用になるかどうかで大きく変わります。
ピルは種類ごとに目的も異なるため、値段だけで判断するのは違います。とはいえ、ピル処方には医師の診察が必須であるため、自分で判断して服用することはありません。
医師の診察をするときは目的を伝え、値段と照らし合わせて相談してください。
避妊目的で相談した方のなかにも、PMSや月経困難症を持っている場合があります。診察結果によっては保険適用後の値段になるため、少しでも生理に関する悩みや不調がある方は医師に相談するのがおすすめです。
病院によっては検査代なども必要
病院でピルを処方してもらうには診察料や交通費にくわえ、必要時には検査代もかかります。初診料や再診料は国が決めている公定価格のため、どこの病院でも同じ値段です。
違う内容で診療を受けるとき、同日では1回分の初診料のみで済む場合もありますが、診察料自体を無料にすることはできません。
避妊目的でピルを使用する場合、アフターフォローとして血液検査や性感染症検査、子宮がん検診が行なわれる場合もあります。病院によっては頻度が異なるため、通院している方は予定されている時期を聞いておくのもおすすめです。
くわえて、病院でピルの値段を抑えるには薬剤をジェネリック医薬品に選択する方法もあります。ジェネリック医薬品は先発医薬品と同じ成分・作用をもっており、新薬の特許が切れたあとに製造されるため値段を抑えられます。
薬剤によってはジェネリック医薬品がない場合もあるけれど、選択できるなら活用しよう！
病院でのピルの値段は保険適用で抑えられる
病院でピルを処方される場合、健康保険から給付できる対象であれば保険適用でき、値段を抑えられます。実質負担額は保険適用されると3割、適用外であれば全額の10割です。
ピルを希望した当初に避妊やニキビ改善などの保険適用されない悩みを相談した方でも、実は適用される可能性があります。
あなたの該当する悩みで保険適用される可能性があるよ！適用範囲を確認しよう！
【保険適用】PMSや子宮内膜症など治療目的
ピルが病院で保険適用されるのは、以下の症状に対する「治療」を目的としたケースです。
- 月経前症候群（PMS）
- 子宮内膜症
なかでもPMSに悩まされる女性は多く、治療としてピル処方される場合もあります。今まで自覚がなかったとしても該当するケースもあるため、生理前に以下のPMS症状が当てはまるか確認してみてください。
PMSの症状
- イライラしたり落ち込んだりする
- 眠気や集中力が低下している
- 寝つけない、途中で起きる
- 食欲がない、または過食する
- めまい、だるさ
- 腹痛、頭痛、腰痛
- むくみやすい
- 胸が張って痛い
保険適用でのピルの実質負担額は3割になり、くわえてジェネリック医薬品の選択で値段を抑えることが可能です。
病院のほかにもピルのオンライン処方サービスでは、定期便やまとめ買いなど、値段を抑えられるシステムもあります。
保険適用やジェネリック、定期便システムなどを賢く活用してね！
【保険適用外】避妊や生理日移動目的
ピルが保険適用外になるのは、避妊および生理日のコントロールを目的とした場合です。治療ではない目的の場合、健康保険からの給付対象にはならず自由診療扱いとなります。
しかし、避妊もしくは生理日のコントロールで相談した方のなかには月経困難症やPMSなどに該当するケースもあります。
生理や女性ホルモンの変動に関わる不調がある場合には、医師に相談し治療目的としてピルが使用できるかを確認してください。
病院の産婦人科でピルだけもらうことは不可能
医師は身体の状態からピル内服の継続が可能かを判断するため、定期的に内服している低用量ピルであっても、診察せずに処方のみをもらうことはできません。病院とオンライン診療どちらにしても同様です。
ただし、処方場所によってピルをもらうまでの流れは異なります。
| 病院 | オンライン診療 | |
| 診察の流れ | 1.問診表の記入 2.血圧、体重測定 3.診察、注意点の説明 4.支払い、処方箋をもらう 5.薬局にてピルの受け取り | 1.会員登録 2.医師・予約日時を選択 3.問診表の入力 4.指定の方法で診察(電話、チャット、テレビ通話など) 5.決済手続き 6.ピルが自宅に届く |
病院でのピル処方にはその場で受け取れるメリットがありますが、待ち時間もあり手間がかかります。
一方、オンライン診療ではスキマ時間にスマホを操作し、予約日時に好きな場所で受診が可能です。自宅にピルが届くため薬局に行く必要もなく、なかには即日発送してくれるサービスもあります。
人気のクリニックや病院では持ち時間も長く拘束時間が出てくるため、半日から1日ほど要するケースもあるでしょう。好きな日時に予約しスキマ時間で問診表を入力できるオンライン処方サービスは、忙しい方も手軽に利用できます。
ピルの値段を抑えるオンライン病院サービス6選
交通費や検査代のかからないオンライン病院サービスは、使い方によってはピルの値段を抑えることが可能です。
ここからは、おすすめのオンライン病院サービスを紹介！再診料や定期便の送料が抑えられるサービスもあるよ！
| サービス名 | 診察時間 | 取り扱いピル | 料金プラン ※自由診療 | 診察料 | 送料 | 定期の特徴 |
クリニックフォア | 9：00～21：00 | ・低用量ピル8種類 ・中用量ピル1種類 ・アフターピル4種類 | ピル代3,278円(税込)/月 | 1,650円(税込) | 550円(税込) | ピル代2,783円(税込)/月 |
マイピルオンライン | 8：00～20：00 | ・低用量ピル6種類 ・アフターピル4種類 ・生理日移動ピル1種類 | ＜定期便＞ 低用量ピル 一律2,690円(税込)/月 | ・初診料/1,650円(税込) ・低用量ピル再診料/550円(税込) | 550円(税込) バイク便/8,690円(税込) ※バイク便は梱包代として550円(税込)が別途必要 ※バイク便は東京都23区内限定 | 「定期便12ヶ月処方」の場合、再診療550円が無料 |
メデリピル | 10：00～23：00 | ・低用量6種類 ・超低用量ピル5種類 ・中用量1種類 ・アフターピル2種類 | ピル代1,980円〜(税込) ※低用量ピルの場合 ※定期便初月無料 | ・低用量ピルは回数問わず無料 ・中用量・アフターピルは1,650円(税込) | 550円(税込) ※6シートおまとめプラン・12シートおまとめプランは送料無料 | ＜定期便プラン＞ ピル代2,673円(税込) ※低用量ピルの場合 |
エニピル | 10：00～24：00 | ・低用量ピル2種類 ・中用量ピル1種類 ・アフターピル2種類 | ＜毎月配送プラン＞ ピル代2,563円(税込) | 診療費/2,200円(税込) ※新規処方時のみ | 385円(税込) | ＜12ヶ月一括配送プラン＞ ピル代2,563円(税込) |
DMMオンラインクリニック | 平日 8：00～22：00 土日 8：00～21：00 | ・低用量ピル9種類 ・ミニピル1種類 ・中用量ピル1種類 ・アフターピル3種類 | ＜らくらく定期便＞ 6ヶ月ごと：ピル代13,068円(税込)/1回 ※1ヶ月あたりのピル代は2,178円(税込) | 無料 | 550円(税込) | 一度の診察で毎月決まった日にピルが届くため手続き不要 |
Pill U(ピルユー) | 24時間 | ・低用量ピル7種類 ・アフターピル2種類 | 低用量ピル2,673円（税込）～ | 1,650円（税込） | 550円（税込） ※定期便は無料 | 15時までのお支払い分のみ |
クリニックフォア
| サービス名 | クリニックフォア |
| 診療時間 | 9:00~21:00 |
| 取扱ピル | 低用量ピル8種類 中用量ピル1種類 アフターピル2種類 |
| 料金プラン ※自由診療 | ピル代3,278円(税込)/月 |
| 診察料 | 1,650円(税込) |
| 送料 | 550円(税込) |
| 定期便の特徴 | ピル代2,783円(税込)/月 |
クリニックフォアでは低用量ピルすべてが日本製・国内認証薬であるうえ、通常よりピルの値段が抑えられるジェネリック医薬品の処方が可能です。
診察は実際にクリニックに在籍する医師から受けられ、LINEで生理周期と薬の管理もフォローしてくれる手軽さもあります。
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マイピルオンライン
| サービス名 | マイピルオンライン |
| 診療時間 | 8:00～20:00 |
| 取扱ピル | 低用量ピル6種類 アフターピル4種類 生理日移動ピル1種類 |
| 料金プラン ※自由診療 | ＜定期便＞ 低用量ピル一律2,690円(税込)/月 |
| 診察料 | 初診料/1,650円(税込) 低用量ピル再診料/550円(税込) |
| 送料 | 550円(税込) バイク便/8,690円(税込) ※バイク便は梱包代として550円(税込)が別途必要 ※バイク便は東京都23区内限定 |
| 定期便の特徴 | 「定期便12ヶ月処方」の場合、再診療550円が無料 |
マイピルオンラインは定期便12ヶ月処方の利用で再診料の値段が抑えられます。LINEやアプリから24時間いつでも予約でき、スキマ時間の活用が可能です。
今すぐほしいけど金銭的に余裕がない、という方も利用しやすい後払いシステムもあり、ピル以外に妊娠検査薬も購入できます。
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メデリピル
| サービス名 | メデリピル |
| 診療時間 | 10:00～23:00 |
| 取扱ピル | 低用量ピル6種類 超低用量ピル5種類 中用量ピル1種類 アフターピル2種類 |
| 料金プラン ※自由診療 | ピル代1,980円〜(税込) ※低用量ピルの場合 ※定期便初月無料 |
| 診察料 | 低用量ピル：回数問わず無料 中用量ピル・アフターピル：1,650円(税込) |
| 送料 | 550円(税込) |
| 定期便の特徴 | ＜定期便プラン＞ ピル代2,970円〜(税込) ※低用量ピルの場合 |
2022年1月にスタートしたサービスのメデリピルは、はじめての利用でピル代が無料になります。
診察は顔を合わせながらテレビ電話で行なわれ、緊急時のアフターピルも当日診察・即日発送が可能です。
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エニピル
| サービス名 | エニピル |
| 診療時間 | 10:00～24:00 |
| 取扱ピル | 低用量ピル2種類 中用量ピル1種類 アフターピル2種類 |
| 料金プラン ※自由診療 | ＜毎月配送プラン＞ ピル代3,278円(税込) |
| 診察料 | 診療費2,200円(税込) ※新規処方時のみ |
| 送料 | 385円(税込) |
| 定期便の特徴 | ＜12ヶ月一括配送プラン＞ ピル代2,563円(税込) |
エニピルは予約不要で、365日いつでも受診可能です。スマホで5分ほどの問診票を入力すると、医師から30分以内に電話がきます。
さらに公式LINEではピルの服用方法や副作用について相談することも可能です。
＼低用量ピルはこちら↓↓／
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DMMオンラインクリニック
| サービス名 | DMMオンラインクリニック |
| 診療時間 | 平日8：00～22：00 土日8：00～21：00 |
| 取扱ピル | 低用量ピル9種類 ミニピル1種類 中用量ピル1種類 アフターピル3種類 |
| 料金プラン ※自由診療 | ＜らくらく定期便＞ 6ヶ月ごと：ピル代13,068円(税込)/1回 ※1ヶ月あたりのピル代は2,178円(税込) |
| 診察料 | 無料 |
| 送料 | 550円(税込) |
| 定期便の特徴 | 一度の診察で毎月決まった日にピルが届くため手続き不要 |
DMMオンラインクリニックは診察料がかからないうえ、事前の価格提示で値段を確認できます。
土日診療も行っており、23区内であれば3時間以内のアフターピル発送が可能です。配送先は自宅のほか、クロネコヤマトの営業所・コンビニ・宅配BOX「PUDO」も利用できます。
Pills U(ピルユー)
| サービス名 | Pill U(ピルユー) |
| 診療時間 | 24時間 |
| 取扱ピル | 低用量ピル7種類 アフターピル2種類 |
| 料金プラン ※自由診療 | 低用量ピル2,673円（税込）～ |
| 診察料 | 1,650円（税込） |
| 送料 | 550円（税込） ※定期便は無料 |
| 定期便の特徴 | 送料無料 ※更新1年ごと |
Pills U(ピルユー)は365日24時間対応しており、今すぐ処方してもらいたいときは最短5分でオンライン診療が可能です。
低用量ピルは月額2,673円（税込）から利用でき、定期便の利用で送料やピルの値段を抑えられます。
目次Pills U（ピルユー）の基本情報・特徴Pills U（ピルユー）がおすすめな理由Pills U（ピルユー）の口コ…
病院でもらうピルの値段についてよくある質問
ここからは病院で処方してもらうピルの値段について、よく聞かれる質問を紹介します。
3つ紹介するので参考にしてね！
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避妊目的で費用を抑えられるおすすめのピルは？
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避妊目的でピルを使用するときに一般的に処方されるのは、2,000円台から購入できる低用量ピルです。避妊のために使用するピルは保険適用されず自由診療となり、全額自己負担になります。
しかし、体質や生理状況により、ほかのピルを処方される可能性もあります。治療を目的とする処方は保険適用になるため自己負担額が3割となり、結果的に値段を抑えることが可能です。
身体に不調がない方は、あらかじめ予算についても医師に相談してみてください。
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ピルを継続服用するときの受診回数や費用はどのくらい？
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はじめてのピル服用では副作用の様子を確認するため、1シートのみの処方です。病院にもよりますが、再診で継続可能と判断されると、3シートからまとめて処方をしてくれます。
身体の状態を診るため、病院での受診頻度はおよそ3ヶ月に1回です。通院のたびに再診料や処方箋代がかかり、さらに半年から1年ごとに検査を行なう病院もあります。
オンライン病院サービスでは定期便やまとめ買いサービスの利用で、12ヶ月分の処方も可能です。定期便はサービスにより、送料無料やピル自体の値段を抑えられるケースもあります。
チョイチョイ ピルを継続する予定の方は、うまく活用してね！
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病院でのピル処方に使える医療費助成制度はある？
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病院でのピル処方で使える医療費助成制度が、性犯罪が絡むアフターピル処方です。アフターピルは72時間以内に服用する必要があるため、警視庁がサポートしすぐに産婦人科を受診できます。
性犯罪による避妊希望のケースでは、警視庁が以下の費用も負担してくれます。
- 診察料、診断書料
- 緊急避妊薬
- 性感染症検査薬
- 人工妊娠中絶費用
性犯罪は望まない妊娠のほか、性感染症のリスクも伴います。値段の面で受診できない場合には、警視庁の医療費助成を利用し、早期に受診してください。
病院でもらうピルの値段を抑えるならオンラインサービス活用
ピルの値段を抑えたい方はオンライン病院サービスを活用するのがおすすめです。
オンライン診療は検査代もいらず、病院に通うための交通費もかかりません。ピルは自宅に配送されるため、薬局に移動する手間もなく手軽に利用できます。
オンライン病院サービスごとに取り扱うピルの豊富さや定期便のシステムなどは異なるため、自分のスタイルに合う処方場所を見つけてください。