HIFU(ハイフ)は美容医療の中でも人気の施術ですが、美容効果が期待できるだけなく、副作用やリスクも存在します。ハイフにはどのような危険性があるのかを理解し、納得した上で施術に臨むことがおすすめです。
ハイフにリスクはあるの?
ハイフはリフトアップや肌質改善など、あらゆる美容効果が得られることから人気の施術方法ですが、ある一定のリスクが伴います。
例えば、熱を使ってリフトアップや引き締めを行うので、熱関係が原因の副作用が引き起こされることもあるでしょう。
また、熱を与える回数や場所、出力レベルを間違えるとダメージとなり、健康被害を引き起こす可能性も考えられます。
ハイフ施術で起こり得る副作用
ここからは、ハイフ施術で起こり得る主な副作用6つについて詳しくご紹介します。
赤みや腫れ出る
ハイフは施術後に赤みや腫れが出ることがあります。ファンデーションで隠せる程度の赤みであれば過剰に心配する必要はありませんが、赤みが濃い場合や治りが遅い場合は医師に相談したほうがいいでしょう。
赤みを抑えるためにも、血行を促進する当日の入浴やサウナ、激しい運動などは避けるのがベストです。また、施術当日の長時間の入浴は避け、お風呂は熱すぎないシャワーで済ませましょう。
施術中に痛みを感じる
ハイフは特殊な超音波をSMAS筋という肌の深部へ照射します。その際熱エネルギーを使用するため、照射中に熱による痛みを感じる場合があるのです。
痛みの感じ方には個人差がありますが「骨に響くような痛み」「熱さを感じる痛み」と感じる方が多いよう。骨に近い部分ほど痛みを感じやすい傾向があり、頭痛を感じる方もいます。
痛みに弱い方は、麻酔を利用する、出力レベルを下げるといったことで痛みを和らげることが可能ですので、医師に相談してみましょう。
神経を損傷する
SMAS筋は肌の深い部分にあり、周りには神経や血管が通っています。そのため、出力レベルを間違えると神経を損傷してしまう可能性があるのです。
神経損傷は稀なので過度に心配する必要はありませんが、リスクとして頭に入れておくと良いでしょう。
紫外線の影響を受けやすくなる
ハイフの施術後は肌の水分量が減り、乾燥してしまいます。そのため、肌のバリア機能が低下し、紫外線ダメージを受けやすくなるのです。術後は日傘や帽子などでしっかりと紫外線対策を行いましょう。
頬がこけてしまう
顔の脂肪が少ない方がハイフを受けると頬がこけてしまい、老けた印象になってしまう可能性があります。また20代前半からハイフを受けると、将来頬がこけてしまうことも。
カウンセリング時に医師と相談し、自分に合った施術を確認しましょう。
しこりが出来てしまう
稀に、術後にしこりが出来てしまうことがあります。触った時に違和感があるなど、気になることがあれば早めに医師に相談してください。
ハイフを考えている方はクリニックで打診を
今回はハイフのリスクや副作用について紹介しました。ハイフはメスを使わずにリフトアップができ、金銭的にも手軽に受けられる施術ですが、一定のリスクが伴うことを頭に入れておきましょう。
ハイフが気になるという方は、まずクリニックのカウンセリングを受けるのがおすすめです。自分にハイフの適性があるのか、ぜひクリニックにて相談してみてくださいね。
監修:石川佳奈先生
藤田保健衛生大学(現:藤田医科大学)卒業。
アラガンボトックスビスタ認定医・アラガンジュビダームビスタ認定医。
市民病院にて勤務後、大手美容クリニックにて美容外科、美容皮膚科の経験を積む。
2021年6月より「bella beauty clinic」院長を務める傍ら、美容医療に関する記事の監修も多数行う。