東京・表参道駅より徒歩1分にあるLIANクリニック 表参道院。「やさしさをつなぐ、想いをつなぐ、安心をつなぐ、美しさをつなぐ」をバリューとして掲げています。クリニックの名前であるLianは、フランス語で「絆」を意味するLienから取りました。美容医療を通じて、お客さま一人ひとりとの絆を大切にしたいという思いが込められています。今回、院長の藤尾謙太(ふじおけんた)先生に、リフトアップヒアルロン酸や患者さまとの向き合い方などについて詳しくお話を伺いました。
「患者さまのやる気に応えたい」と美容医療を目指すように

____先生が医療の道を志したきっかけについて教えていただけますか?
藤尾謙太先生私は目がそんなに良くなかったので、眼科医である叔父のところで眼鏡をつくったり、コンタクトをつくったりしていました。叔父が患者に接している姿を見て、医師に憧れるようになり、医学部を目指すようになったんですね。最初は眼科に入局して、眼科クリニックを開く予定でしたが、妻と出会い、美容医療に興味をもつようになりました。
____美容医療の道を目指した経緯を教えてください。
藤尾謙太先生最初はとくに美容にはそんなに興味をもっていたわけではありません。 しかし、土日に脱毛医療バイトをするようになり、そこから皮膚科にも行くようになりました。そこで、知ったのはヒアルロン酸治療によって患者さまが非常に喜んでいる姿でした。こんなに喜んでもらえる美容医療はいいなと思うようになったのです。当時は眼科がメインでしたが、やはり高齢の方は、これだけ社会保険が高いと言われる中で、それほど治療が必要のない方でも安いからという理由で、薬を貰いに来ている方もいらっしゃいます。一方、美容医療は患者さまのやる気が違います。その気持ちの強さに応えようとする美容医療はすごくやりがいがあると感じてしまいました。
____そこからクリニック開業までどのような経緯があったのでしょうか?
藤尾謙太先生眼科で5年ぐらい勤めて博士号を取得後、大手の美容皮膚科で勤務した後、LIANクリニック 表参道院を開業しました。妻とは以前から二人で開業したいと考えていましたし、経営者のやり方が自分と同じとは限りません。もっといい美容クリニックがつくれるのではないかと感じていました。
ヒアルロン酸が嫌だという患者さまにも柔軟に対応

____クリニックに来院される患者さまに、多いお悩みを教えてください。
藤尾謙太先生当院はたるみ治療に特化しておりますので、9割の患者さまがたるみで悩んでいる方ですね。年齢は30〜50代の方が多いのですが、中には60〜70代の方もいらっしゃいます。逆に20代の方は少ないですね。毛穴治療とアートメイクをご希望される方もいますが、ほとんどの方はたるみ治療を希望しています。
____先生が得意とされている施術や注力されている治療を詳しく教えてください。
藤尾謙太先生ヒアルロン酸は通常、有名なものだと涙袋やおでこ、リップの形づくりで使われていますが、当院が一番力入れているのはリフトアップのヒアルロン酸*1です。たるみで悩んで来院される方が多いので顔の靭帯を少し補強してリフトアップしながら注入します。実はほうれい線の原因は組織がたるんできて、ほうれい線の靭帯の上に乗っているからなんです。単純にほうれい線を線に沿ってヒアルロン酸を埋める方法もありますが、当院では外側の靭帯を補って、引き上げてからほうれい線にヒアルロン酸を注入します。ほうれい線がなくなったとしても、顔全体で見ると見た目の雰囲気が変わらないというのはよくあります。そのため、引き上げながらヒアルロン酸を注入するようにしています。
____ヒアルロン酸に抵抗がある患者さまもいらっしゃるかと思いますが、その場合はどのような治療を行っているのでしょうか?
藤尾謙太先生当院ではヒアルロン酸のリスクも説明していますが、そうすると、リスクを見て怖いと感じてヒアルロン酸は絶対に嫌だと思ったり、整形顔になるのが嫌だったり、異物が入るのに抵抗がある患者さまもいらっしゃいます。そのような患者さまの場合、リフトアップする水光注射ジャルプロのスーパーハイドロ*2を使います。通常のヒアルロン酸は溶けないものですが、ジャルプロのスーパーハイドロは溶けるヒアルロン酸でかつ靭帯を補強するものです。自然なリフトアップと肌育成が期待できるため、ハリをだしたいとか小じわを改善したいと希望される患者さまにはこちらを使っています。
____リフトアップのヒアルロン酸の施術の流れについて教えてください。
藤尾謙太先生麻酔シールまたは麻酔クリームを利用します。痛みが不安な方は、笑気麻酔(リラックス効果がある麻酔)も可能です。所要時間は90分程度で、洗顔・入浴は翌日からできますが、患部はお湯で流す程度にしてください。前日・当日の飲酒や運動は控える必要があります。
患者さまの潜在的ニーズにも応える

____クリニックの雰囲気や特徴について教えてください。
藤尾謙太先生当院のLIANにはフランス語で絆という意味があります。その名の通り、患者さまが来院しやすく、親しみやすい雰囲気を心がけています。内装に関しても安心感が出るような柔らかい雰囲気の色で統一し、患者さまへの接客についても、安心していただけるようにしています。
____先生が知識を増やしていく上で普段から行っていることがあれば教えて下さい。
藤尾謙太先生国内の学会にも出ていますが、海外の学会にも出て勉強するようにしています。つい最近も韓国の企業から招待され、当院の治療法を共有いたしました。当院で扱っているHIFUや高周波も韓国製なので、なるべく学会で知識を増やすようにしています。
____診察を行う上で大切にしていることはなんでしょうか?
藤尾謙太先生ヒアリングで患者さまの悩みを引き出すようにしています。患者さまの悩みだけを解決するのではなくて、潜在的ニーズにも応えるようにしていますね。例えば、ほうれい線が気になるとおっしゃったとしても、辿っていくと違うところに原因がある場合があります。ですから、患者さまとのコミュニケーションは非常に大事にしていますね。
____最後に、患者さまへメッセージをお願いします。
藤尾謙太先生たるみが気になっている方は、最初は心配だと思います。気になる方はカウンセリングから来てください。YouTubeやInstagramでたるみ治療について発信していますので、そちらもぜひご覧ください。