京王井の頭線の下北沢駅から徒歩4分、夜間は19時まで・土日も診察を行う「下北沢歯科医院」。”コミュニケーションから始まる医療”を理念に掲げ、忌避されがちな歯科を行きたい場所に変えるための診療を日々続けています。今回は院長の忠縄龍哉先生に、歯科医を志したきっかけから、インプラント治療への思いまでを詳しく伺いました。
「歯医者が怖い」気持ちを払拭してくれた先生に憧れ、歯科医の道へ

____先生が歯科医を志されたきっかけを教えてください。
忠縄龍哉先生
子どもの頃から虫歯になりやすく、歯科医院に通う機会が多かったことが最初のきっかけです。通っていた歯科医院の先生がとても穏やかで、対応も丁寧だったことが印象に残っています。
そのおかげで「歯科は怖い」という感覚が次第に薄れ、人に感謝される職業として歯科医師に自然と関心を持つようになりました。
また、自身も治療を重ねる中で、歯の健康が生活の質に大きく関わることを実感しました。そうした経験が積み重なり、歯科医師の道を選びました。
____下北沢で開業された理由はありますか。
忠縄龍哉先生
下北沢は多くの方に知られている街でありながら、どこか下町のような温かさがあると感じています。幅広い年代の方が暮らし、日常の中で自然に立ち寄れる雰囲気がある点にも魅力を感じました。
そうしたポイントを元に、地域に根ざし世代を問わず通っていただける歯科医院を目指すうえで、自分らしさにも合った場所として下北沢での開業を決めました。
目先の治療ではなく、将来にわたって長く歯を使えるように。可能な限り、ご自身の歯を残す。

____インプラント治療を患者さんに説明される際は、どのようなことを重視されているのでしょうか。
忠縄龍哉先生
大切にしているのは、患者さんご自身がインプラント*1をご希望で来院された場合でも、まずは「できる限りご自身の歯を残せないか」という視点です。現在の歯の状態を確認したうえで、保存した場合のリスクや、抜歯が必要となるケースについても丁寧に説明します。
抜歯を選択する場合にはインプラントだけでなく、ブリッジや入れ歯といった他の治療法も含めて、それぞれの特徴や今後起こり得る変化についてもお伝えします。そうして始めて、患者さんと相談しながら治療方針を決めていくのが当院の流れです。
インプラントは周囲の歯に負担をかけにくく、違和感が少ない点が特長ですが、長く使っていくためには定期的な管理も重要になります。目先の治療だけでなく将来を見据えた選択ができるよう、長期的な視点でご説明することを心がけています。
____顎の骨に触れるインプラント治療に対して、不安を感じる患者さんにはどのようにお伝えされていますか。
忠縄龍哉先生
インプラント治療では、「痛みがあるのでは」「手術が不安」と感じる方もいらっしゃいます。そのため、治療の流れや麻酔の方法については、事前にできるだけ具体的にお話しするようにしています。
施術中は麻酔を十分に効かせた状態で進め、痛みを感じにくい状態に調整。また腫れや違和感が出やすい時期や、その経過についてもあらかじめ説明し、治療後のイメージを持っていただくことを大切にしています。
疑問や不安の感じ方は人それぞれ異なるため、説明の途中でも何か気になっているご様子があれば、その都度確認しながら進めています。無理に急がず、納得感を持って治療に臨んでいただける状態を整えることが、結果としてより良い治療につながると考えているからです。
実は、恥ずかしながら私自身も顎に4本のインプラントが入っています。皆さんが不安を感じやすい部分も理解できますので、患者さんには私の実体験も交えてケースのご説明を行なっています。
____治療の流れについて、教えてください
忠縄龍哉先生
まずは無料カウンセリングで、患者さんのお悩みやご希望を詳しくお伺いします。その後、いくつかの方向性を立てながら、精密検査・診断を実施。歯科用CTをもちいた3次元CT画像撮影、マイクロスコープ、お口の中の写真撮影、型採りなども経て、顎の骨の状態や残っている歯の状態を詳細に確認します。
こうしたデータからインプラント施術計画をシミュレーションし、患者様専用の詳細な治療計画を立案。ご説明の時間を十分に確保し、不安のない状態で手術を迎えられるように勤めています。
手術当日は、計画をもとに施術を実施。このタイミングでは、固定の仮歯を装着します。その後3ヶ月から6ヶ月かけてインプラントが顎の骨と強固に結合してから、オーダーメイドのブリッジを装着。噛み合わせの最終確認を行い、治療は終了です。
診療室はすべてが個室。手術が怖い方には、麻酔を専門とする歯科医を呼ぶことも。

____「下北沢歯科医院」ならではの、特徴を教えてください。
忠縄龍哉先生
当院はすべての診療室が個室となっており、周囲の目を気にせず治療を受けていただける環境です。また治療前・治療中・治療後の口腔内の状態を写真で記録し、モニターを使って分かりやすく説明しています。
これらはご自身の口の中がどのような状態で、どのように変化したのかを共有することで、治療内容への理解を深めていただくための過程です。必要に応じて、より精密な治療を行うための設備も活用しています。
―― スタッフの皆さんが患者さんと接する際に、大切にされていることはありますか。
忠縄龍哉先生
治療の場にいると、歯科治療全般に対して不安を感じている方が多いと感じます。だからこそスタッフ全員で「歯医者は相談しにくい、怖い場所」という固い印象ではなく、気軽に相談できる場所に変えていきたいですね。
こちらでは、治療中に少しでも違和感や痛みを感じた場合は、我慢せずに伝えていただくようお声がけしています。これは治療中の不安や痛みは、我慢するものではないという私の考えからです。
たとえばインプラントを中心とした手術を行う際にも、とくに恐怖心が強い場合には、麻酔を専門とする歯科医(歯科麻酔科医)を招くことも可能です。腕の静脈から点滴によって鎮静薬を投与し、リラックスした状態をつくり施術を受けていただけます。
それぞれの患者さんの気持ちを受け止めながら、その都度調整することで安心して治療を受けていただける環境づくりを心がけています。
____最後に、患者さんへメッセージをお願いします。
忠縄龍哉先生
歯科治療は、不安を抱えたまま進めるものではありません。気になることがあれば、一人で悩まず、まずは相談していただけたら嬉しいです。
私たちは歯医者を「怖くて行きたくない場所」ではなく、「気軽に足を運べる場所」にしていきたいと考えています。ご自身の歯と長く付き合っていくためにも、納得できる歯科医院を選んでいただければと思います。



