東京メトロ表参道駅から徒歩2分の好立地な場所に位置する「コルテスデンティスタ表参道」。理事長の本橋一彦(もとはし かずひこ)先生は、神奈川歯科大学を卒業後、横浜の著名なクリニックで長年研鑽を積み、一般歯科から矯正、インプラント、口腔外科までを網羅する幅広い技術を習得されました。医療家系に生まれ、高い技術力と深いホスピタリティを兼ね備えた本橋先生に、歯科医師を志したきっかけや、1人のドクターがお口全体をトータルに診る「包括的歯科治療」へのこだわりについて詳しく伺いました。
「手先の器用さを活かして人の役に立ちたい」料理人への憧れから歯科医師の道へ

____先生が医師を目指されたきっかけについて教えていただけますか?
本橋一彦先生小さい頃から手先がとても器用で、物を作ったり細かい作業をしたりするのが得意だったんです。また、親や祖父をはじめ、親族に医療関係の人間が多かったことも大きな環境要因でした。ただ、実は17歳くらいまではずっとフレンチのシェフ、料理人になりたかったんですよ。今でも料理はよくするのですが、料理人も手先を繊細に使う仕事ですから、そこに憧れを抱いていました。
親から医療の道を強制されたことは一度もありませんでした。ただ、進路を自分でいろいろと考える中で、「人の助けになる仕事がしたい」という気持ちが次第に強くなっていったのです。自分の最大の強みである「手先の器用さ」を最も活かせる医療分野は何かと考えたときに、歯科医師という職業が自分の中で一番しっくりときました。
____そこから開業に至るまでの経緯について教えてください。
本橋一彦先生横須賀にある神奈川歯科大学を卒業した後は、大学時代に所属していた部活の大先輩が横浜で経営されているクリニックに入職しました。そこで勤務医として9年弱ほどお世話になりました。その院長先生が非常にアグレッシブな方で、一般治療はもちろん、当時はまだ今ほど普及していなかったインプラントや矯正治療など、新しい治療法をどんどん取り入れて実践されている先生だったのです。「ここでしっかりと修行を積みたい」と思い、貪欲に技術を学びました。
歯科治療というのは、施術をして終わりではありません。数年後にその治療がどう機能しているか、経過をしっかりと確認していくことが何よりも大切です。職場を転々としてしまうと、自分が手がけた治療の予後を追うことができなくなってしまいます。ですから、1つの場所で腰を据えて長く患者さまと向き合いたいと考えていました。
勤務医時代の院長先生は、私が「これをやってみたい」と提案した治療をいつも後押しして自由にやらせてくれました。本当に感謝しています。ただ、経験を積むうちに、上の先生からの指示のもとで技術を発揮するだけでなく、自分自身が主となって患者さまと対話し、1からベストな治療計画を設計していきたいという想いが強くなったのです。患者さま一人ひとりにとって、長く信頼してついてきてもらえるような存在になるためには、やはり自分がトップに立って責任を持つ必要があると考え、開業を決意しました。
1口腔単位で適切な治療を設計する「包括的歯科治療」の強み

____先生が特に力を入れている施術について教えてください。
本橋一彦先生私の最大の特徴は、1人のドクターが「1口腔単位」でお口の中全体を包括的に診て、治療を完結させられる点にあります。通常であれば、難しい矯正は矯正専門医へ、インプラントは口腔外科医へと細分化して紹介されることが多いですが、私はそのすべての専門領域において高いレベルで対応できるよう研鑽を積んできました。大学病院で断られてしまうような難症例の親知らずの抜歯や、骨移植が必要なインプラント、複雑な矯正治療まで、すべて自分で設計・施術を行います。これにより、ブレのない合理的な治療計画を立てることができ、期間もコンパクトに進めることが可能です。
____施術の流れについて教えていただけますか?
本橋一彦先生まずはお口の中全体の状態を徹底的にチェックします。患者さま自身が自覚されているお悩みや問題点をお聞きすることはもちろんですが、私たちプロフェッショナルとしては、訴えのある部分だけを見るのではなく、そのトラブルを引き起こしている「根本的な原因」がどこにあるのかを独自の視点で見極めますね。診断結果を丁寧にご説明し、患者さまがどこまでの治療を望まれるかをすり合わせた上で、必要な治療を組み合わせた最適なスケジューリングを行い、同意のもとで進めていきます。
例えば「虫歯ができやすい」「歯並びが気になる」というお悩みに対して、ただ虫歯を削ったり、歯を並べ替えたりするだけでは不十分なことも。なぜその状態になってしまったのか、骨格的な先天的要因なのか、それとも日頃の癖や生活習慣といった後天的要因なのか。それらが複合的に絡み合っているケースがほとんどです。 原因を根本から解決していくことこそが、本当の意味でお口を良くすることにつながり、患者さまとの深い信頼関係の構築にも結びつくと信じています。
診察において最も大切にしているのは「患者さまのお気持ち」

____現在は町田と表参道の2つのクリニックを運営されていますが、それぞれどのような特徴がありますか?
本橋一彦先生地域によって患者さま層やニーズは大きく異なりますね。町田の医院はご高齢の患者さまが多く、歯を失ってしまった部分へのインプラント治療や、ご自身の歯でしっかり噛んで健康を維持したいというご要望が多いです。一方で、表参道の医院は比較的若い年齢層の方が多く、審美的な美しさや噛み合わせ、矯正治療、あるいは矯正を絡めた審美治療といったご相談が中心となっています。
____クリニックの空間づくりや雰囲気において、大切にされていることはありますか?
本橋一彦先生どちらの医院も、診療スペースは「半個室」の形を採用しています。完全な個室にしてしまうと閉鎖感や緊張感が生まれてしまうため、隣の視線は遮りつつも、周囲の気配やスタッフの声が適度に通る、安心感のある空間にこだわりました。また、歯科治療が大好きという方はなかなかいらっしゃいませんよね(笑)。皆さん少なからずストレスや緊張を抱えて来院されます。だからこそスタッフには、患者さまが自然と笑顔になれるような和やかなお声がけを徹底してもらっています。私自身も時に冗談を交えながら、リラックスした雰囲気の中で最高クオリティの治療を提供できるよう心がけています。
____最後に、この記事をお読みの患者さまへメッセージをお願いします。
本橋一彦先生お口の中のトラブルは、ご自身で気づいて「歯医者に行かなければ」と思う段階だけでなく、自覚症状がないまま静かに進行しているケースも多々あります。大切なのは、ご自身が信頼できるドクターを見つけ、定期的にプロフェッショナルの目でお口全体のチェックを受けていただくことです。それが将来にわたって健康な歯を維持するための唯一の方法です。何か少しでも気になることや、お口全体のバランスで悩まれていることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。


