ピルとはどんな薬？8つの効果から種類・副作用をわかりやすく解説！

この記事では、ピルの効果や種類、副作用について解説していくよ！

「ピルって避妊の効果だけじゃないの？」
「ピルって生理不調時に効果があるの？」

ピルは避妊薬というイメージが強いかもしれませんが、最近では避妊以外にも生理に伴う不調や月経前症候群（PMS）の緩和を目的に服用することも増えています。

今回は、ピルの効果や作用などの基礎知識や、服用の注意点、おすすめのオンラインピル処方サービスについて詳しく解説していきます。

ピルとはどんな薬？作用と8つの効果！

ピルとは、生理周期を調整している2種類の女性ホルモンを含む経口避妊薬のことです。ピルを服用することで得られる8つの効果は、以下のとおりです。

以下で、それぞれ詳しく解説していくよ！

1.避妊

ピルは、体内の女性ホルモンのバランスを変化させることで排卵を防ぎ、妊娠を予防する作用があります。正しく服用した場合、99％以上の高い確率で妊娠を防ぐことが可能です。

飲み忘れや服用時間がずれた場合には、避妊効果が低下するから注意が必要だよ！

2.生理周期の正常化や調節

生理不順は、ホルモンバランスの乱れが主な原因です。特に、ストレスや急激なダイエットにより、生理周期が崩れやすくなります。
ピルを服用することで、女性ホルモンのバランスを整え、正常な生理周期へと促します。また、ピルの服用時期をずらすことで、生理を移動することも可能です。

3.生理痛の改善

ピルは避妊目的だけでなく、生理痛の軽減にも効果があります。ピルに含まれる女性ホルモンが、生理痛の原因となる子宮内膜の増殖や子宮の収縮を抑えて、生理痛を緩和させます。
また、経血の量や、生理の回数を減らすことで、身体の負担を軽減できます。

生理痛には保険適用のピルが効果的だよ！

4.月経前症候群（PMSの改善）

月経前症候群（PMS）とは、月経の数日前（3～10日前）から続く、さまざまな身体的・精神的な不調のことをいいます。下記のような症状が毎月あらわれ、月経開始とともに症状が減る、または消失するのが特徴です。

月経前症候群（PMS）は、排卵から月経にむけて起こる、女性ホルモンの大きな変動が原因だと考えられています。
ピルを服用することで排卵を防ぎ、体内のホルモンを安定した状態に保つことで、症状の軽減が期待できます。

5.子宮内膜症の症状改善

子宮内膜症は、子宮内膜や子宮内膜に似た組織が、子宮の内側以外に発生し発育する病気です。

子宮内膜症には、女性ホルモンであるエストロゲンが大きく影響するとされています。ピルを服用し、ホルモンを一定にコントロールすることで、病気の進行や病巣が広がるのを防ぐことが可能です。

子宮内膜症の治療で処方されるピルは保険が適用されるよ！長期的な治療・経過観察が必要な病気だから、自分に合うピルをみつけることが重要だよ！

6.ニキビや多毛症の改善

ピルに含まれる女性ホルモン（エストロゲン）には、皮脂分泌を抑えたり、男性ホルモンの働きを抑える作用があります。
ピルを服用することで、ニキビの原因となる皮脂の過剰分泌を抑え、肌トラブルの改善が期待できます。また、女性ホルモンを補充し、ホルモンバランスを整えることで、多毛症の改善も期待できます。

女性には嬉しい効果だね！

7.貧血の改善

ピルの服用は、子宮内膜が厚くなるのを防ぎ、経血量を減らします。結果的に、血液中に含まれる鉄分の流出が抑えられ、貧血の改善につながります。

8.がんのリスク軽減

ピルを服用して卵巣を休ませることで、卵巣への負担が減り、卵巣がんなどの発生リスクを軽減できます。
また、子宮の内側以外で発育してしまった異常な子宮内膜も、定期的に剝がすことができるため、子宮体がんのリスクも軽減できます。

がんのリスク軽減には、ピルの服用が効果的だよ！

現在販売されているピルの種類

ピルには種類があり、それぞれ目的や服用方法が異なります。現在、避妊目的として服用されているのは、低用量ピルやアフターピルです。
そのほか、月経前症候群（PMS）や月経困難症、子宮内膜症などの治療に使われる超低用量ピル、生理移動に使われる中用量ピルなどがあります。

一般的に、避妊を目的とした場合は低用量ピルを服用します。低用量ピルは、毎日服用することで高い避妊効果が期待できます。

1シート28錠タイプは、偽薬を含めて毎日服用するため、飲み忘れを防止しやすいというメリットがあるよ！

また、低用量ピルの種類は多く、女性ホルモン（プロゲステロン）の種類や、1シートにおけるホルモンの配合割合によってさらに細かく分けられています。

1相性は、1シートにおいて、ホルモンの含有量がすべて一定になっています。3相性は、より自然の生理に近づけるよう、服用時期によりホルモンの含有量が段階的に変化します。
3相性は不正出血が起こりにくいのがメリットですが、1シートを順番通りに服用しないと効果が得られないため注意が必要です。

医師と相談しながら、自分にあったピルをみつけよう！

自費・保険適用のピルの違いとは

自費のピル（Oral Contraceptives；以下OC）は、低用量経口避妊薬と呼ばれ、主に避妊を目的としています。保険適用のピル（Low dose Estrogen-Progestin；以下LEP）は、
低用量エストロゲン・プロゲスチンと呼ばれ、月経困難症や子宮内膜症などの治療に使用します。自費のピル（OC）よりもエストロゲンの量が低用量化されています。

病気の治療の一環として服用が必要だと判断された場合に、保険適用のピル（LEP）が処方されるよ！

ピルの服用による2つの副作用について

ピルには副作用があり、中には重篤な症状がでる場合もあります。

1.マイナートラブル

低用量ピルを服用し始めると、ホルモンバランスが一時的に変化し、下記の症状が出る場合があります。

症状によりますが、多くの場合は服用開始から1～2か月程度で治まることがほとんどです。
どうしてもつらい場合は、吐き気止めや痛み止めを服用することで、症状を緩和できます。

ピルの飲み始めは特に体調変化に注意しよう！症状が続く場合には、我慢せずに主治医に相談しよう！

2.血栓症のリスクに要注意

血栓症は、血液内に小さな血の塊（血栓）ができ、何かの拍子に血液に乗って流れ、血管を詰まらせてしまう病気です。血栓が生命を維持するような臓器の血管に詰まると、命に関わることもあるため注意が必要です。

血栓症は、ピル服用開始から3〜6か月程度で起こりやすいといわれています。また、喫煙歴がある場合や、ピルを自己判断で中止・再開すると血栓症のリスクが高まります。

血栓症のリスクを軽減するためには、定期的な受診・検査が重要だよ！

ピルには服用禁忌や併用禁忌がある

ピルに含まれるホルモンの低用量化に伴い、さまざまな副作用が軽減されていますが、服用に注意が必要な場合があります。

以下で、ピルの服用・併用禁忌について詳しく解説していくよ！

ピルを服用できない人

ピルを服用してはいけない病気や生活習慣は以下の通りです。

上記以外にも、年齢や基礎疾患によって服用できない場合があるから、医師に必ず相談しよう！

ピルと一緒に服用できない薬

以下の薬を服用している場合には、医師への相談が必要です。

• てんかんの治療薬
• セントジョーンズワートのサプリメント

飲み合わせによって、薬の効果が弱まったり強まったりして、治療に悪影響がでてしまうから、必ず医師に相談しよう！

ピルの服用に注意が必要な人

ピルの服用で注意すべき病気や生活習慣は以下の通りです。

上記の場合、ピルの服用が可能ですが、服用にあたってリスクがあるため注意が必要です。

医師による問診・検査をふまえて、服用が可能か判断してもらおう！

ピルの正しい飲み方をチェック

ピルは1日1錠ずつ、自分の生活リズムに合わせて毎日同じ時間に飲むことが重要です。万が一、飲み忘れてしまった場合には、以下のように対応しましょう。

服用のタイミングを起床時・昼食後・就寝前にすると飲み忘れ防止になるよ！

低用量ピルの購入方法を解説

低用量ピルの購入方法は、クリニックを受診して処方してもらう場合と、オンラインピル処方サービスを利用する方法があります。
初めて低用量ピルを服用する場合には、婦人科を受診し、医師の診察のもと、自分に合ったピルを処方してもらうのが好ましいでしょう。

また、オンラインピル処方サービスを利用する場合には、婦人科医師が診察をおこなっているところや、実店舗を運用しているクリニックのサービスを利用するのがおすすめです。

おすすめのオンラインピル処方サービス5選

スキマ時間で医師の診察からピル処方を受けられるオンラインピル処方サービスですが、最近では、さまざまなサービスが増え、どれを選べばよいのか迷うことも多いのではないでしょうか。

以下で、おすすめのオンラインピル処方サービスを紹介するよ！

ピルのオンライン処方サービスを比較！

ピルのオンライン処方サービス5選の特徴を表にまとめました。

サービス名	取り扱いピル	診察時間	料金プラン	診察料	送料	当日発送 締め切り時間
メデリピル	・低用量ピル6種類 ・超低用量ピル5種類 ・中用量1種類 ・アフターピル2種類	10：00～23：00	ピル代1,980円〜(税込) ※低用量ピルの場合 ※定期便初月無料	・低用量ピルは回数問わず無料 ・中用量・アフターピルは1,650円(税込)	550円(税込) ※6シートおまとめプラン・12シートおまとめプランは送料無料	17：00
マイピルオンライン	・低用量ピル6種類 ・アフターピル4種類 ・生理日移動ピル1種類	8：00～20：00	＜定期便＞ 低用量ピル 一律2,690円(税込)/月	・初診料/1,650円(税込) ・低用量ピル再診料/550円(税込)	550円(税込) バイク便/8,690円(税込) ※バイク便は梱包代として550円(税込)が別途必要 ※バイク便は東京都23区内限定	平日17：00 土日祝日15：00
エニピル	・低用量ピル2種類 ・中用量ピル1種類 ・アフターピル2種類	10：00～24：00	＜毎月配送プラン＞ ピル代2,563円(税込)	診療費/2,200円(税込) ※新規処方時のみ	385円(税込)	15：00 アフターピルのみ、日祝日は14：00
クリニックフォア	・低用量ピル8種類 ・中用量ピル1種類 ・アフターピル4種類	9：00～21：00	ピル代2,783円(税込)/月	1,650円(税込)	550円(税込)	低用量ピル15：00 アフターピル16：00 ※診療時間やお届けエリアによっては対象外
DMMオンラインクリニック	・低用量ピル9種類 ・ミニピル1種類 ・中用量ピル1種類 ・アフターピル3種類	平日 8：00～22：00 土日 8：00～21：00	＜らくらく定期便＞ 6ヶ月ごと：ピル代13,068円(税込)/1回 ※1ヶ月あたりのピル代は2,178円(税込)	無料	550円(税込)	平日15：30 土日祝日14：30

メデリピル

メデリピルの診療を担当するのは産婦人科医だけ。また診療は何度でも無料で、すべてスマホで完結します。
診療予約から服薬中の質問や相談、服薬・体調管理まですべてLINEでサポート。 手軽に使いやすいサービスとなっています。

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マイピルオンライン

マイピルは、おまとめ処方で再診料や送料が無料になるなど、続けやすい料金設定となっています。予約はWEBやLINEで簡単にできます。

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エニピル

エニピルは予約不要で診察が受けられます。 問診票に回答し、送信すると30分以内に医師のオンライン診療開始。予約も可能です。

アフターピルを希望する場合、最優先で割り込み診療が受けられ、15：00までに処方を受ければ即日発送されます。早く診察を受けたい人にピッタリなサービスです。

　＼低用量ピルはこちら↓↓／

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クリニックフォア

クリニックフォアはアフターフォローが充実。 LINEで生理と服薬の両方が管理できます。飲み始めで不安な時も、体調に合わせたアドバイスを受けられます。

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DMMオンラインクリニック

DMMオンラインクリニックでは、DMM会員ならDMMポイントで決済が可能です。取り扱うピルの種類も多く、一人ひとりに合ったピルの処方が受けられます。

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ピルについてのよくある質問

ピルを服用する上でよくある質問をまとめています。特に初めてピルを服用する人は、事前に確認しておくと安心です。

ピルは女性に嬉しい効果が沢山！

ピルの正しい服用は、高い避妊効果があるほか、生理痛や月経前症候群（PMS）の症状軽減の効果があります。また、ニキビや肌荒れ、多毛症にも効果が期待できるなど、嬉しい効果が沢山あります。

ピルの服用には副作用や注意点がありますが、定期的な医師の診察・検査を受けることで、安全に服用を継続することが可能です。

オンラインサービスも活用しながら、自分にあったピルをみつけていこう！