ピル服用で閉経は遅くなる？ピルが閉経に及ぼす影響を解説

この記事では、ピルと閉経の関係について解説していくよ！

「ピルを飲むと閉経が遅くなる？」
「ピルを飲み続けても身体に影響がない？」

このようにさまざまな不安があるものの、人に相談ができなかったり、婦人科に行くことへの抵抗があるという方も多いのではないのでしょうか。

今回はそんなピル服用による閉経への影響について徹底解説していきます。

ピルが閉経に与える影響

ピルを服用すると閉経していても消退出血が起こる

ピルを服用していると閉経後でも消退出血が起こります。消退出血とは、「低用量のピル服用時の生理」のことです。

消退出血は休薬間中に起こるもので、不正出血はそれ以外の期間に起こる出血を指します。また、ピルにはホルモン剤が入っていて、そのお薬をお休みする期間のことを「休薬期間」といいます。

ピルを服用しても閉経が早まる心配はなし

ピルに含まれるホルモンが閉経に影響を及ぼすことはありません。

ピルとは女性ホルモンの「エストロゲン（卵胞ホルモン）」と「プロゲスチン（黄体ホルモン）」が配合されたホルモン剤です。

閉経は加齢によるエストロゲンとプロゲスチンの分泌が停止することで起こるため、ピルに含まれるホルモン剤が閉経に影響する心配はありません。

ピルを服用しても閉経しない恐れなし

ピルを服用することで閉経しない恐れはありません。しかし、ピル服用中は閉経していても消退出血が起こるため、閉経に気が付かないことがあります。

閉経を調べるためには血液検査を行う必要があり、血液検査を行う場合は１度ピルの服用を中止します。

血液検査でホルモンの数値を調べると、閉経しているかを知ることができます。

また、40歳以上のピルの服用はリスクを伴うことがあるため、医師との相談が必要です。

閉経とは

ピルへの影響がある閉経ですが、実際にどのような事なのかよくわからないという方も多いのではないのでしょうか。

以下では閉経について詳しく解説するよ！

月経が永久に来なくなること

「閉経」とは、月経が永久に停止した状態をいいます。

卵巣の活動性が次第に消失することにより、月経が停止した状態のことです。

月経が12ヶ月以上停止している場合、12ヶ月前の月経が停止した日を閉経としています。

日本人の平均的な閉経時期は約50歳

閉経時期には個人差がとても大きいです。早い人で40歳台前半の人もいれば、遅い人では50歳台後半など、人により閉経する年齢はさまざまです。

また、「更年期障害」という言葉は多くの人が1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。更年期と閉経には大きな関わりがあります。「更年期」とは、閉経の前後5年間の期間のことです。

閉経前の5年間と閉経後の5年間を併せて、更年期は10年になります。

では、次にさらに詳しく深掘りしていくよ！

①閉経で起こる体の変化

更年期には身体に様々な変化が訪れます。身体のほてり、頭痛、肩こり、イライラ、集中力の低下など、症状は数百種類に及びます。

これらの症状の現れ方には個人差があり、軽度で生活に支障のない人もいれば、生活に支障を来すほど重度な人もいます。

他の病気を伴わず更年期に現れる症状を「更年期症状」といい、その中でも症状が重く現れることを「更年期障害」といいます。

更年期障害の代表的なものは「ホットフラッシュ」、主な症状は顔や身体のほてりがあります。ホットフラッシュは約40%〜80%の女性に認められる症状です。

②更年期障害の主な原因

更年期障害の主な原因は、エストロゲンの低下によるものです。

エストロゲンとは女性ホルモンの１つで、女性らしい身体をつくるための重要な役割を担っています。

エストロゲンが低下することによりこれらの働きが弱まり、さまざまな症状が現れます。

③更年期障害の治療法

更年期障害の症状が重くなると、日常生活に支障を来すなど様々な影響が出てきます。

更年期障害によく効く治療法としては「ホルモン補充療法（HRT）」があり、不足しているエストロゲンを飲み薬や貼り薬などで補う治療法です。

薬を使わない治療法もあり、カウンセリングや自律神経訓練法で症状が改善することもあります。

④食生活で症状を改善する方法

エストロゲンは食べ物から摂取することができません。エストロゲンに変わる食べ物から摂取できるものとして有名なのが、「大豆イソフラボン」です。

大豆イソフラボンは主に、大豆由来食品（納豆、豆腐、味噌、おからなど）から摂取することができます。

エストロゲンと大豆イソフラボンは分子構造が似ていて、不足したエストロゲンの働きを補う効果があります。

⑤閉経後は女性ホルモンがほぼゼロになる。

女性ホルモンがほぼゼロになる影響で、生活習慣病や骨粗鬆症になるリスクが高まります。

更年期障害の不調が治っていても、生活習慣を整えるなどの健康管理が大切です。

ピルは閉経するまで服用可能

ピルの服用は、体に異常がない限りは閉経するまで可能です。以下では、ピル服用時の注意点などについて解説していきます。

健康に問題がなければ閉経までピルは服用できる

ピルの服用は、生理が始まっていて骨の成長が終わっている年齢の女性であれば、ほとんどの人が服用できます。

ただし、40歳以上のピルの服用は心血管系障害などのリスクが高まるため、医師との相談が必要です。また、以下に該当する場合はピルの服用ができないことがあります。

日本人の閉経の平均年齢50歳を超える場合は、病気などのリスクがなくても、処方されないことになっています。

40歳以上は血栓症のリスクが高まるため注意

40歳を超えると、ピルを服用することによる血栓症のリスクがより高まります。それは、ピルを服用する時の副作用で、年齢問わず血栓症になるリスクが高まるということが理由です。

「血栓症」について説明するよ！

「血栓症」とは、血液の中に血の塊ができてしまう病気です。

血液の中にできた血の塊が血管を閉鎖してしまうと、血液が流れなくなり、その先の細胞に栄養が届かなくなります。そのため細胞が壊死し機能障害が起こるなど、命に関わることもあるでしょう。

血栓症の予防としては、水分を十分に摂ることが大切です。水分不足になると血液がドロドロになり、血栓のできるリスクが高まるといわれています。

ピルのオンライン診療とは

ピルは、医師によって処方が必要な薬です。そのため、薬局などでの市販はされておらず、基本的には病院に足を運んで処方を受けなければなりません。

しかし、病院に足を運ぶのが面倒だったり、そもそも病院に行く時間がなかったりする方もいることでしょう。オンライン診療であれば、予約・診察・購入までの全てがWEBで完結できます。

待ち時間がないので、通院する時間がない人でも隙間時間で気軽に利用しやすいシステムです。

ピルをオンラインで処方してくれるクリニックは多数あり、クリニックによりピルの金額・診察料・送料・割引や特典などが異なってきます。

おすすめのオンラインクリニックをご紹介するぞ！

おすすめのオンラインピル処方サービス5選

スキマ時間で医師の診察からピル処方を受けられるオンラインピル処方サービスですが、最近では、さまざまなサービスが増え、どれを選べばよいのか迷うことも多いのではないでしょうか。

以下で、おすすめのオンラインピル処方サービスを紹介するよ！

ピルのオンライン処方サービスを比較！

ピルのオンライン処方サービス5選の特徴を表にまとめました。

サービス名	取り扱いピル	診察時間	料金プラン	診察料	送料	当日発送 締め切り時間
メデリピル	・低用量ピル6種類 ・超低用量ピル5種類 ・中用量1種類 ・アフターピル2種類	10：00～23：00	＜定期便プラン＞ ピル代2,970円(税込) ※低用量ピルの場合	・低用量ピルは回数問わず無料 ・中用量・アフターピルは1,650円(税込)	550円(税込) ※6シートおまとめプランは送料無料	17：00
マイピルオンライン	・低用量ピル6種類 ・アフターピル4種類 ・生理日移動ピル1種類	8：00～20：00	＜定期便＞ 低用量ピル 一律2,690円(税込)/月	・初診料/1,650円(税込) ・低用量ピル再診料/550円(税込)	550円(税込) バイク便/8,690円(税込) ※バイク便は梱包代として550円(税込)が別途必要 ※バイク便は東京都23区内限定	平日17：00 土日祝日15：00
エニピル	・低用量ピル2種類 ・中用量ピル1種類 ・アフターピル2種類	10：00～24：00	＜毎月配送プラン＞ ピル代2,563円(税込)	診療費/2,200円(税込) ※新規処方時のみ	385円(税込)	15：00 アフターピルのみ、日祝日は14：00
クリニックフォア	・低用量ピル8種類 ・中用量ピル1種類 ・アフターピル4種類	9：00～21：00	ピル代2,783円(税込)/月	1,650円(税込)	550円(税込)	低用量ピル15：00 アフターピル16：00 ※診療時間やお届けエリアによっては対象外
DMMオンラインクリニック	・低用量ピル9種類 ・ミニピル1種類 ・中用量ピル1種類 ・アフターピル3種類	平日 8：00～22：00 土日 8：00～21：00	＜らくらく定期便＞ 6ヶ月ごと：ピル代13,068円(税込)/1回 ※1ヶ月あたりのピル代は2,178円(税込)	無料	550円(税込)	平日15：30 土日祝日14：30

メデリピル

メデリピルの診療は何度でも無料で、予約から診察まですべてスマホで完結します。

LINE上で、相談や体調管理、服薬までサポートしてくれるため手軽で使いやすいサービスです。

12シートおまとめ購入キャンペーン

メデリピルは現在、12シートおまとめ購入キャンペーンを実施しています。
初月ピル代0円、1シートあたりの値段が2000円以内でピルをお試しすることができます！

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マイピルオンライン

マイピルは、おまとめ処方で再診料や送料が無料になるなど、続けやすい料金設定となっています。予約はWEBやLINEで簡単にできます。

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エニピル

エニピルは予約不要で診察が受けられます。 問診票に回答し、送信すると30分以内に医師のオンライン診療開始。予約も可能です。

アフターピルを希望する場合、最優先で割り込み診療が受けられ、15：00までに処方を受ければ即日発送されます。早く診察を受けたい人にピッタリなサービスです。

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クリニックフォア

クリニックフォアはアフターフォローが充実。 LINEで生理と服薬の両方が管理できます。飲み始めで不安な時も、体調に合わせたアドバイスを受けられます。

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DMMオンラインクリニック

DMMオンラインクリニックは最短で当日発送、当日到着ができるオンラインピル処方サービスです。すぐにでもピルが必要な方におすすめです。

DMMオンラインクリニックでは、DMM会員ならDMMポイントで決済が可能です。取り扱うピルの種類も多く、一人ひとりに合ったピルの処方が受けられます。

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ピルの閉経に関するよくある質問

最後に、ピルの閉経に関するよくある質問についてご紹介します。

ピルで女性のライフスタイルを快適に過ごそう

ピルは女性の身体の悩みを解決してくれる、とても心強いアイテムです。うまく利用することで、ホルモンバランスをコントロールするため、体調不調も起こりにくくなります。

また、ピルには避妊や生理周期の安定の他に、肌荒れの改善や卵巣がんと子宮体がんのリスクを減らすなど、様々な効果があります。更年期障害の改善効果も認められています。

ピルの服用期間には制限がなく、副作用のリスクがなければ閉経まで服用することもできます。女性に嬉しいメリットが多くあります。

閉経への影響を気にせずピルを服用し、ライフスタイルをより快適に過ごしましょう。

通院が難しい人は、オンラインピルサービスも活用しながら、うまく利用していくと良いよ！