目次
今回は、いつからピルの効果が出始めるのか解説するよ!
「ピルの避妊効果が得られるのはいつから?」
「ニキビやPMS、生理痛への効果はいつから出るの?」
避妊や生理痛・PMSの緩和が期待できるピルですが、ピルの避妊効果は、飲み始めた時期によって異なります。では、服用開始からどれくらいで効果を感じられるのでしょうか?
今回は、ピルの効果を得られるタイミングについて解説します。
ピルの避妊効果はいつから表れる?
まずは、ピルの避妊効果がいつから表れるのかを見てみましょう。ピルの避妊効果は、飲み始めた時期によって異なります。
ピルの飲み始めパターン
- ピルを生理の1日目に飲み始めた場合
- ピルを生理の2〜5日目に飲み始めた場合
- ピルを生理じゃないときに飲み始めた場合
上記の3パターンにわけて、いつから効果を得られるのか解説します。
ピルは、正しく服用すれば99.7%の確率で避妊できるんだよ!
ピルを生理の1日目に飲み始めた場合の避妊効果
ピルは、生理の1日目から飲み始めるのが一般的です。生理の1日目に飲み始めた場合は、その日から避妊効果を得られます。
すぐに避妊効果を得たい人は、生理が始まったタイミングで服用を開始するのがおすすめです。
1日目から避妊効果があるんだね!
ピルを生理の2〜5日目に飲み始めた場合の避妊効果
次の生理が週末と被らないよう「サンデースタート」という服用方法を取り入れている人もいるでしょう。サンデースタートの場合、生理が始まった週の日曜日からピルの服用を開始します。
つまり、生理初日ではなく2〜5日目から飲み始める可能性があるということです。2〜5日目に飲み始めた場合は、1週間ほどかけて徐々に避妊効果が高まっていきます。
飲み始めた日から高い避妊効果があるわけではないため、性行為をする際はコンドームを併用するなど、注意が必要です。
服用から1週間程度は性行為を控えるのがベターだよ!
ピルを生理じゃないときに飲み始めた場合の避妊効果
不正出血を生理と間違えてしまったときや、生理日をずらしたいときなど、生理がきていない状態で服用を開始することもあります。
生理じゃないときに飲み始めた場合も、徐々に避妊効果が高まります。高い避妊効果を実感するには、1週間ほどかかるのが一般的です。
飲み始めたばかりのころは、ピルだけを頼りにしないでね!
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ピルのPMSやニキビ・子宮内膜症への効果はいつから表れる?
ピルには避妊効果だけではなく、PMSの症状緩和やニキビの改善などの効果もあります。避妊以外の効果は、いつから表れるのでしょうか?
以下の4つのパターンに分けて解説します。
ピルの主な効果
- PMS・生理痛・生理不順への効果
- ニキビ・肌荒れ改善効果
- ピルの子宮内膜症の治療効果
- 子宮体がんなどの予防効果
生理が重くてピルを飲み始めた人は要チェック!
PMS・生理痛・生理不順への効果は約1ヶ月後から
PMS・生理痛・生理不順など、生理にまつわる症状への効果を実感できるのは約1ヶ月後からです。
生理中に服用を開始した場合、そのときの生理から症状が緩和されるのではなく、次の生理から効果を得られます。
服用を始めたばかりの頃は、まだ体内の女性ホルモンのバランスが整っていません。
服用を続けることでホルモンバランスが整い「生理が安定した」「生理が楽になった」と感じるようになります。
飲み始めて1週間程度の人は、次の生理まで続けてみよう!
ニキビ・肌荒れ改善効果は1〜3ヶ月後から
男性ホルモンや黄体ホルモン(プロゲステロン)優位により皮脂分泌が過剰になっていた場合は、ピルを飲むことで肌が綺麗になることがあります。
ピルには肌にうるおいやハリを与えるエストロゲンが含まれており、エストロゲンが優位になることで皮脂の分泌量が減るためです。
すでにできてしまったニキビを治す効果はなく、一般的には、肌のターンオーバーに合わせて1〜3ヶ月ほどかけてニキビが減っていきます。
10代・20代の女性であれば、1ヶ月ほどで変化を感じられるでしょう。30代以降の女性はターンオーバーの周期が長いので、3ヶ月ほどかかると考えておくのがおすすめです。
ピルの子宮内膜症の治療効果は約1ヶ月後から
ピルは、子宮内膜症の治療にも使われます。ピルを飲むと排卵が止まり、子宮内膜が薄くなることから、強い生理痛や過多月経が緩和されるという仕組みです。
子宮内膜症への効果が感じられるのは、約1ヶ月後からといわれています。次の生理がきたときに、生理痛や経血量の変化を感じられるでしょう。
子宮内膜症の程度によっては、ピルの効果を感じられないこともあるよ!
子宮体がんなどの予防は1年以上継続して服用する
ピルには、子宮体がんや卵巣がんを予防する効果があります。
がんの予防効果は長く飲み続けるほど高まるため、少なくとも1年以上は継続するようにしましょう。例えば卵巣がんの場合、1年間の服用で約5%、10年間で約50%もリスクを低減できます。
子宮体がんは、10〜15年間服用すれば発症リスクが約50%まで下がります。リスクをゼロにすることは不可能ですが「少しでもがんになる可能性を下げたい」という人は、服用を続けてみてください。
ピルでがんを予防するには、服用を続けることが大事なんだね!
ピルの効果を高める3つの方法
「なかなかニキビが治らない」「あまり生理が楽になっていない」など、ピルの効果について疑問を持っている人は、ピルの効果を高める方法を試してみましょう。
正しく服用することで、体の変化を感じられるかもしれません。
正しい服用のポイント
- 毎日同じ時間にピルを服用する
- 必ず水で飲むようにする
- アルコールの過剰摂取を避ける
それぞれ、効果を高める理由や仕組みを解説するよ!
毎日同じ時間にピルを服用する
ピルは毎日同じ時間に服用するようにしましょう。「昨日は19時に飲んだけれど、今日は21時に飲んだ」というように、服用時間にバラつきがあると正しい効果を得られません。
毎日同じ時間に飲まなければ、体内の女性ホルモンのバランスが崩れてしまうためです。「朝起きたら飲む」「夕食後に飲む」のようにざっくりと服用時間を決めるのではなく、「毎日17時」など時刻を決めて、アラームなどをセットしておくのがおすすめです。
飲み忘た場合も効果が低くなってしまうよ
必ず水で飲むようにする
ピルを飲むときは、必ず水を用意するようにしましょう。炭酸飲料や、コーヒー・紅茶などのカフェインが含まれる飲み物だと、ピルの分解・吸収を妨げてしまいます。
お茶で飲むことも可能ですが、玉露や抹茶などのカフェインが多いお茶もあります。できるだけ水で飲むように意識するのがベターです。
寒い時期は、白湯で飲むのもおすすめだよ!
アルコールの過剰摂取を避ける
ピルの服用期間中は、アルコールの過剰摂取に気をつけてください。
少し嗜む程度であれば問題ありませんが、飲みすぎて下痢・嘔吐をしてしまったり、服用時間を忘れたりすると効果が低くなってしまいます。
アルコール摂取によって体が脱水症状を起こすと、血栓症になるリスクが上がるのも注意したいポイントです。血行が悪くなり、血栓ができやすい状態になってしまいます。
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ピルの効果はいつまで持続する?
ピルの服用をやめると、効果はなくなってしまいます。避妊効果が下がるのはもちろん、PMS・生理痛・生理不順などの症状も元に戻ってしまうでしょう。
ホルモンバランスが戻ることにより、せっかく改善したニキビや肌荒れが再発してしまうこともあります。
また、ピルで体質そのものを変えることはできません。
効果を実感したら服用をやめるのではなく、飲み続けるようにするのがおすすめです。ただし、妊娠を望む場合や、閉経した場合は服用を止める必要があります。
長く飲み続けると、卵巣がんや子宮体がんの予防にもなるよ!
ピルを飲み忘れたときの3つの対応方法
ピルは毎日同じ時間に飲む必要がありますが、うっかり飲み忘れてしまうこともあるでしょう。
特に飲み始めたばかりの人は、毎日の服用が習慣づいておらず忘れがちな傾向にあります。
飲み忘れパターン
- 24時間以内に飲み忘れに気付いた場合
- 2日以上飲み忘れた場合
- 3日以上飲み忘れた場合
上記の3つのパターンに分けて、飲み忘れたときの対応方法を解説します。
飲み忘れても焦らず、どの対応を取ればいいのかしっかり見極めよう!
24時間以内ならすぐに1回分を服用する
24時間以内に飲み忘れに気付いた場合は、すぐに前回分の1錠を服用しましょう。次の服用時間になったら、いつも通りに服用します。
服用時間になって気付いたときは、前日分と当日分の2錠をまとめて飲んでください。2錠までであれば、同時に服用しても問題ありません。
焦らずに、服用を忘れてから何時間経ったか確認してね!
2日以上忘れたらすぐに2回分を服用する
2日以上忘れてしまった場合は、気付いた時点ですぐに2日分の2錠を服用しましょう。
3錠以上まとめて飲むと、頭痛や吐き気などの副作用が強く出る可能性があります。次の服用時間が近かったとしても、まとめて飲むのは2錠までにしてください。
2日以上忘れると避妊効果が低くなるから、1週間は性行為を避けるか、コンドームを必ず使うようにしよう!
3日以上忘れた場合は服用を中止する
3日以上飲み忘れてしまうと、生理が始まってしまいます。一旦ピルの服用はやめて、次の生理から新しいシートを使うようにしてください。
2日以上忘れた場合と同様に、避妊効果は低くなっています。性行為を避けたり、コンドームを使ったりと、ピル以外の避妊を徹底するようにしましょう。
飲めなかった分のピル代がもったいないから、飲み忘れないように気をつけようね!
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おすすめのオンラインピル処方サービス5選
オンライン上で診察を受けられピルの処方ができるオンラインピル処方サービス。どれがいいか迷ってしまう方は以下を参考にしてみてください!
詳しくオンラインピル処方サービスを紹介するよ!
ピルのオンライン処方サービスを比較!
ピルのオンライン処方サービス5選の特徴を表にまとめました。
メデリピル
メデリピルの診療は何度でも無料で、予約から診察まですべてスマホで完結します。
LINE上で、相談や体調管理、服薬までサポートしてくれるため手軽で使いやすいサービスです。
サービス名 | メデリピル |
診療時間 | 10:00~23:00 |
取扱ピル | 低用量ピル6種類 超低用量ピル5種類 中用量ピル1種類 アフターピル2種類 |
料金プラン ※自由診療 | ピル代1,980円〜(税込) ※低用量ピルの場合 |
診察料 | 低用量ピル:回数問わず無料 中用量ピル・アフターピル:1,650円(税込) |
送料 | 550円(税込) |
定期便の特徴 | <定期便プラン> ピル代2,673円(税込) ※低用量ピルの場合 |
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マイピルオンライン
マイピルオンラインは、おまとめ処方で再診料と送料が無料になり、継続しやすい料金設定が魅力的なオンラインピルサービスです。
サービス名 | マイピルオンライン |
診療時間 | 8:00~20:00 |
取扱ピル | 低用量ピル6種類 アフターピル4種類 生理日移動ピル1種類 |
料金プラン ※自由診療 | <定期便> 低用量ピル一律2,690円(税込)/月 |
診察料 | 初診料/1,650円(税込) 低用量ピル再診料/550円(税込) |
送料 | 550円(税込) バイク便/8,690円(税込) ※バイク便は梱包代として550円(税込)が別途必要 ※バイク便は東京都23区内限定 |
定期便の特徴 | 「定期便12ヶ月処方」の場合、再診療550円が無料 |
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エニピル
エニピルは予約不要のオンライン診療が可能です。お仕事の合間や急ぎでピルを処方したい方におすすめのオンラインピル処方サービスです。
サービス名 | エニピル |
診療時間 | 10:00~24:00 |
取扱ピル | 低用量ピル2種類 中用量ピル1種類 アフターピル2種類 |
料金プラン ※自由診療 | <毎月配送プラン> ピル代3,278円(税込) |
診察料 | 診療費2,200円(税込) ※新規処方時のみ |
送料 | 385円(税込) |
定期便の特徴 | <12ヶ月一括配送プラン> ピル代2,563円(税込) |
\低用量ピルはこちら↓↓/
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クリニックフォア
クリニックフォアは、LINE上で生理と薬の管理ができます。また、アフターフォローも充実しているため不安なことは都度相談でき、アドバイスを受けられます。
サービス名 | クリニックフォア |
診療時間 | 9:00~21:00 |
取扱ピル | 低用量ピル5種類 超低用量ピル3種類 中用量ピル1種類 アフターピル4種類 |
料金プラン ※自由診療 | ピル代3,278円(税込)/月 |
診察料 | 1,650円(税込) |
送料 | 550円(税込) |
定期便の特徴 | ピル代2,783円(税込)/月 |
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DMMオンラインクリニック
DMMオンラインクリニックは最短で当日発送、当日到着ができるオンラインピル処方サービスです。すぐにでもピルが必要な方におすすめです。
サービス名 | DMMオンラインクリニック |
診療時間 | 平日8:00~22:00 土日8:00~21:00 |
取扱ピル | 低用量ピル4種類 超低用量ピル5種類 ミニピル1種類 中用量ピル1種類 アフターピル3種類 |
料金プラン ※自由診療 | <らくらく定期便> 6ヶ月ごと:ピル代13,068円(税込)/1回 ※1ヶ月あたりのピル代は2,178円(税込) |
診察料 | 無料 |
送料 | 550円(税込) |
定期便の特徴 | 一度の診察で毎月決まった日にピルが届くため手続き不要 |
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ピルの効果に関するよくある質問一覧
最後に、ピルの効果に関するよくある質問をまとめました。ピルの効果について疑問に思うことがある人は、参考にしてみてくださいね。
-
ピルの効果を感じられないときはどうすればいいですか?
-
効果を感じられなくても、1ヶ月は服用を続けましょう。3ヶ月ほど継続しても生理痛などが緩和されない場合は、薬が合っていない可能性があります。
月経困難症や子宮内膜症など、病気が原因で思うような効果を得られないこともあるでしょう。一度病院へ行き、相談したり検査を受けたりするのが賢明です。
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中絶後はいつからピルの服用を再開すればいいですか?
-
中絶の手術をした場合は、約1週間後からピルの服用が可能です。手術の傷が落ち着いてくる2週間後は排卵時期と被るため、妊娠しやすくなります。
妊娠を望まないのであれば、手術の1週間後からピルを飲み始めるほか、コンドームなどによる避妊も徹底しましょう。
きちんと避妊しないと、連続で中絶手術を受けることになってしまうよ
ピルの効果がいつから現れるのか知っておこう
ピルを飲み始めるタイミングや、ピルを飲む目的によって効果が表れる時期は異なります。また、毎日同じ時間に服用できているか、飲み忘れがあるかどうかによって効果の程度も変わるでしょう。
避妊効果は比較的すぐに現れますが、生理痛やPMS、ニキビなどの改善には1ヶ月以上の時間がかかります。「なんだか効果を感じられない」と思っても、継続して飲んでみるのがおすすめです。
3ヶ月経っても効果を感じられない場合は、医師に相談して月経困難症や子宮内膜症の可能性がないか調べてみてね!