東京メトロ「東銀座駅」より徒歩わずか200m程のところにあるCONTOUR CLINIC TOKYO。2023年11月のオープン以来、輪郭を整える両顎手術などの「骨切り」手術や審美歯科治療、肌の悩みに対応する美容皮膚治療など、患者さまからの幅広い要望に応えています。中でも注目を集めているのが、山本崇弘院長が手がける「骨切り」。SNSでは「骨切り山ちゃん」としても数多くのフォロワーに支持され、全国から患者さまが足を運んでいます。今回、山本先生の「骨切り」へのこだわりと患者さまへの想いをお伺いしました。
手術のビフォーアフターが劇的に変化する「骨切り」
___山本先生が美容医療の道を歩み始めたきっかけを教えてください。
山本 崇弘先生医大の学生だったときに実習で顎変形症の症例を見る機会があり、手術の前後で大きく顔が変化することに興味を持ったことが最初のきっかけです。デザインやアートにも関心がありましたので、それに近い要素を持つ形成外科医をめざしました。その後、東京にある形成外科のメッカとも呼ばれている病院で、私にとって恩師とも師匠ともいえる先生と出会い、その下で研修を受けながら「骨切り」の経験を積みました。
もともと父が美容皮膚科を経営していたんですが、私がそちらのクリニックも承継することになり、美容医療の分野で「骨切り」の技術を活かすようになりました。
___「骨切り」に特化した治療をめざしたのはなぜでしょうか?
山本 崇弘先生かなり大きなインパクトがある治療だということ。それから医師を続ける上で、自分にしかできない治療を追求したいという思いもありました。さらに、その治療で多くの患者さまをサポートしたいと思ったからですね。
___現在、「骨切り山ちゃん」という名でSNSを運営されていますが、インスタグラムのフォロワー数が2.6万人ということで驚きました。
山本 崇弘先生SNSは2018年くらいから始めたんですが、その頃はまだ「骨切り」という治療が今ほどメジャーではなかったんです。最初は「骨切り山ちゃん」というニックネームだけで名前は伏せ、「骨切り」についての情報、例えば、治療法や合併症、術後の食事など患者さまのためになることをと思って発信していました。そしたら、いつの間にか患者さまが増えていったんです。「骨切り」は手術のビフォーアフターが劇的に変化しますので、皆さんに伝わりやすかったということもあると思います。
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患者さまにとって人生が大きく変化する一度きりの手術
___CONTOUR CLINIC TOKYOを開業されて数ヶ月ですが、患者さまが希望される治療は「骨切り」が多いのでしょうか?
山本 崇弘先生多いですね。ただ、「骨切り」を行うとどうしても骨格が小さくなりますので、鼻が広がったり、たるみが出たりします。それらへの対応も行うことで、総合的に輪郭形成をプロデュースさせていただいています。さらに、美容外科の治療に加えて美容皮膚科としても患者さまを受け入れていますので、かなり広範囲のご要望へも対応しています。というのも、患者さまが求めること全てにお応えしたい、という信念があるからです。
___「骨切り」の治療で先生が心がけていることを教えてください。
山本 崇弘先生これまでに数え切れないくらい手術を行っていますが、その一つひとつが、患者さまにとっては人生に一度きりの手術なんだ、という気持ちで臨んでいます。常に全力で患者さまと向き合いますし、細かい希望にも配慮できるように心がけています。もちろん、手術も一度で終わることに越したことはないんですが、もし再びということがあれば、迷わず私を選んでいただけるような信頼が得られればと思っています。
___「骨切り」はかなり大きな手術ですが、その際に必要なことはなんでしょうか?
山本 崇弘先生経験に基づいたスキルはもちろんですが、患者さまとの信頼関係を築くことも同時に重要です。術前のカウンセリングから始まり、手術、術後のケアとかなり長期間にわたって治療することになりますので、常に真摯な姿勢で向き合わなければならないと感じています。
「骨切り」で輪郭が変わるということは、患者さまの人生にも大きな変化をもたらします。その後、人生の転機を報告していただくこともあり、みなさんの歩みを共有させていただけることは、私にとっても嬉しいことです。
医者冥利に尽きるという言葉を具現化できる「骨切り」
___「骨切り」で最も多い手術、またこれまでで印象に残っている症例があれば教えてください。
山本 崇弘先生両顎手術*1が最も多いですね。いわゆるシャクレといわれる下顎前突症や、上顎前突症、ガミースマイル、それから顔の中心がずれている顔面非対称の方など、様々な悩みを持つ患者さまが来院されます。特に、これから社会生活を充実させたいと思っておられる20代から30代の患者さまが多いですね。
これまで何組か一卵性双生児の方々の手術も行ってきました。最初にお一人が手術され、その変化を見てもうお一人も手術に臨まれることが多いんですが、最終的にお二人ともご結婚されたり、お子さんに恵まれたりと幸せな道を歩んでおられるようです。
___先生が美容医療に携わる中で、一番やりがいを感じる瞬間はどんなときでしょうか?
山本 崇弘先生やはり患者さまに喜んでいただいたときですね。「骨切り」は骨格が変わりますので、顔の印象も大きく変化します。患者さまもその変化を求めておられますので、必然的に医師である私とも深い関わりになります。中には命の恩人のように言ってくださる方もいらっしゃるほどです。「骨切り」は医者冥利に尽きるという言葉を具現化したようなものだと感じますね。
かなりのスキルが必要な手術ですので、もちろん大変なこともありますが、患者さまとの関わりがあるからこそ頑張れますし、大きなやりがいも感じています。
___患者さまと向き合う際に、大切にされていることはなんでしょうか?
山本 崇弘先生「骨切り」でいえば、まずは患者さまのCTやレントゲンでお顔の状態を分析して、手術計画も含め、カウンセリングでしっかりとお話しするということですね。実は、きれいな骨格というのはある程度形が決まっていますので、できる限りご要望にお応えできるように努めています。 それから、先程も話したように、患者さまにとっては一度きりの手術ですので、安心できるような環境の下で安全な手術を行うことも重要だと思っています。
誰もが「骨切り」を選択できるような文化を
___最後に、「骨切り」に興味を持つ方にメッセージをお願いします。
山本 崇弘先生顔の輪郭や骨格は、その方を印象付ける大きな要素ですので、人によっては大きな悩みにも繋がります。「なぜ自分はこんな顔なんだろう」と思っている方も多いと感じます。ただ、そこで諦めないでほしいと思うんです。ほんの少し勇気を出せば、確実に変わることができます。
私が医師としてできることは、まずは 「骨切り」という手術をより多くの方に知っていただくことだと思っています。今はまだ、「骨切り」を行っている医師はそれほど多くはありませんが、この手術を当たり前のこととして受け入れていただくために、世の中に広めていくことも私の大きなミッションです。
だからこそ、患者様が社会生活を営みながら、安心かつ安全に手術に臨めることも大切です。それらを担保した上で、標準的に「骨切り」の手術を選択できるような文化を作りたいと願っています。皆さんが考えている「骨切り」の常識を超えていきたいと思っています。