J R千葉駅から徒歩9分のところに位置する「みどりクリニック 千葉中央」。院長を務める林みどり先生は、大学病院や地域の中核病院で、形成外科医として数々の高難度手術を経験してきた実力派ドクターです。その知識と経験を活かし、現在は美容医療の分野で、とくにバストやデリケートゾーンといった、女性特有の悩みに寄り添っています。今回は林先生に、医師を志したきっかけや、女性のコンプレックスを解消する治療へのこだわりについて、詳しくお話を伺いました。
医師一家に育ち、選んだ「QOLを上げる」道

____先生が医師を目指されたきっかけについて教えていただけますか?
林みどり先生家族がほとんど医師という家庭で育ったので、幼い頃から医療は、ごく身近な存在でした。医学部に進むことになったのも、ある意味、自然な流れだったのかもしれません。
また、病気を治すだけでなく、患者さまの「生活の質(QOL)」を高める形成外科に、関心を抱いていました。事故や病気で失われた身体の一部を再建したり、生まれつきの形の悩みを解消したりすることで、患者さまがより良い人生を送れるようになる。そこに、大きな魅力を感じていました。
____形成外科医として、十分な経験を積まれてから、美容外科の道へ進まれたのですね。
林みどり先生私は、まず形成外科医として一人前になることを目指していました。大学病院や地域の三次救急病院などで、様々な症例を経験し、ハードな環境でしたが、そこで培った知識と技術が、今の私の、美容外科医としての土台となっています。
形成外科専門医の資格を取得した後は、もともと興味のあった美容外科の分野へと、本格的に進みました。千葉で開業したのは、私が医師として育ててもらった、この地域に恩返しをしたいという思いからです。
女性にしか分からない悩みだからこそ、女性医師として寄り添う

____先生は、女性特有のお悩み、とくにバストや婦人科形成の分野を得意とされていますね。
林みどり先生女性の美容医療全般の幅広い分野の手術を手掛けており、豊胸手術は、専門書を執筆させていただくなど、とくに力を入れてきた分野です。
また、現在、当院で非常に多くご相談をいただいているのは、婦人科形成の分野です。当院は、医師である私を含め、スタッフ全員が女性ですので、デリケートなお悩みも、安心してご相談いただけることが、大きな理由かもしれません。
____婦人科形成の中でも、とくに多いご相談は何でしょうか?
林みどり先生「小陰唇縮小術」 *1に関するご相談が、最も多いですね。小陰唇の大きさや形は、個人差が非常に大きい部分ですが、日常生活で、様々な不快感やお悩みを抱えている方が、実は、少なくありません。「お風呂上がりに鏡で見たときに、足の間から、はみ出して見えるのが気になる」とか、「タイトなズボンを履くと、擦れて痛い」「自転車に乗ると、サドルに当たって不快感がある」といったお悩みです。ご自身で気にされていなければ、全く治療の必要はありませんが、気になる方は、手術のご相談をいただきます。
____実際にクリニックで小陰唇縮小術を受ける場合、どのような流れになりますか?
林みどり先生まずは、カウンセリングで、お悩みを詳しく伺い、診察させていただきます。手術をご希望される場合は、血液検査などを行い、手術日を決定します。
手術当日は、眠ってしまう「静脈麻酔」と、痛みを取り除く「局所麻酔」を併用し、眠っている間に、余分な部分を切除していき、縫合する流れです。縫合には、自然に溶けてなくなる糸を使用しますので、基本的に、術後の抜糸は必要ありません。手術が終わりましたら、麻酔が覚めるまで少しお休みいただき、その日のうちにご帰宅いただけます。
悩む時間は、もったいない。でも、ドクター選びは慎重に

____診察を行う上で、先生が最も大切にされていることは何でしょうか?
林みどり先生患者さまのお話を、じっくりと伺うことです。そして、医学的に正しい情報と、考えられる全ての選択肢を、分かりやすくご説明し、最終的なゴールを、患者さまと一緒に見つけていくこと。それを、常に心がけています。
____最後に、この記事をお読みの患者さまへメッセージをお願いします。
林みどり先生私自身、昨年、美容手術を受けた経験があります。それまで長い期間、悩んでいたのですが、いざ受けてみると、「もっと早くやればよかった!」と、心から思いました。人生は、限られています。悩んでいる時間が、もったいない、と感じることもあります。
ですが、一方で、安易な決断が、後悔に繋がるケースも、残念ながら少なくありません。美容医療は、素晴らしい可能性を秘めていますが、同時に、リスクも伴います。大切なのは、信頼できるドクターを、ご自身の目で、慎重に見極めることです。
いくつかのクリニックで話を聞き、それぞれの医師の考え方や、提案内容を、比較検討してみてください。その上で、最終的に、納得できる選択をしていただけたらと思います。



