銀座・表参道を拠点として包括的な美容医療を展開するBIANCA CLINIC。美容婦人科指導医の宮本亜希子先生は「一人でも多くの女性を幸せにしたい」という信念から、産婦人科専門医の知見に基づくフェムテック医療を提供しています。今回は先生が強みとする「膣ヒアルロン酸注入」をはじめ、注力されている施術や患者さまへの思いについてお話を伺いました。
女性の困りごとに保険診療と自由診療の両面からアプローチ

____先生のご経歴について教えていただけますか?
宮本亜希子先生兵庫医大を卒業して産婦人科の医局に入り、妊娠や分娩に関わる周産期医療、生殖医療、婦人科の一般診療を担当してきました。
主に保険診療を提供する産婦人科専門医として診療を行っていましたが、一方で、女性を輝かせる美容分野の世界にも興味がありました。産婦人科も大好きなので、婦人科でできる治療と自由診療を組み合わせて女性のために何かできないかなと考えたのです。その想いで、現在は産婦人科専門医の知見をベースにした膣美容を患者さまに提供しています。
____膣美容をスタートするにあたって、何かきっかけはあったのでしょうか?
宮本亜希子先生30代のときに大腸がんを経験したのが大きな転機でした。命は有限であることを実感しましたね。「限りある人生なら、やりたいことをやらなきゃもったいない!」と強く感じ、美容の世界に飛び込んだんです。 命が有限なのは誰もが同じで、性に悩みを感じている女性にも一度きりの人生を思いっきり楽しんでほしいと考えています。患者さま一人ひとりのお悩みに応えられるよう、保険診療にこだわらず自由診療も積極的に取り入れるのが私のポリシーです。女性が女性であることを楽しめるお手伝いができればと考えています。
産婦人科専門医の知識と経験に基づいた膣美容を提供

____宮本先生は膣ヒアルロン酸注入の指導医としてご活躍されています。膣ヒアルロン酸注入とはどういった施術なのでしょうか。
宮本亜希子先生膣ヒアルロン酸注入*1は、膣壁にヒアルロン酸を入れて膣の締まりを向上する施術です。肉厚でふっくらとした膣に導くことで、性交時の密着感を高めます。ヒアルロン酸が膣壁にうるおいを与えるため、加齢による膣の乾燥や痛みの緩和も期待できます。 私が行っている膣ヒアルロン酸注入は、解剖学的観点をベースとして、一般男性アンケートも参考にしながら、効果的な注入部位と注入量にこだわっているのがポイントです。膣ヒアルロン酸注入指導医としていろいろなクリニックへの指導や講演も行っています。
____膣ヒアルロン酸注入のほかにも、先生が強みとされている施術はありますか?
宮本亜希子先生更年期の多くの女性が悩む「GSM(閉経関連尿路性器症候群)」も得意分野です。更年期になると女性ホルモンの分泌が減り、膣が乾燥して膣壁も薄くなります。その結果、性交痛や膣の痛み・かゆみ、排尿のトラブルなどを起こしやすくなってしまうんですね。
ホルモン剤や軟膏で治していく方法もありますが、当医院では自由診療の範疇で膣育注射*2も行っています。また、膣ヒアルロン酸注入を希望される方で膣粘膜が萎縮している場合、膣育注射を併用することによって相乗効果が期待できます。
____受診される患者さまは、具体的にどういった悩みをお持ちでしょうか。
宮本亜希子先生膣ヒアルロン酸注入で来院される方は、セックスの質をもっと上げたいとおっしゃることが多いですね。性交痛がつらいというお悩みもよく聞くので、ご期待に添えるよう真摯に対応しています。 また、小陰唇縮小術*3といって、余分な小陰唇を手術で除去するのも私の得意とする施術ですが、こちらはタイトなジーンズで小陰唇が挟まってしまうとか、見た目や黒ずみが気になるとか、そういったお悩みを抱えている方が多いです。
私が行う小陰唇縮小術では、縫い目が外側に出ない美しい仕上がりを心がけています。女性器を整えて自信をつけたい方にはぜひ相談していただきたいですね。
丁寧なコミュニケーションで一人ひとりの根本の悩みを引き出す

____患者さまとのコミュニケーションの中で、先生がとくに大切にしていることを教えてください。
宮本亜希子先生患者さまのお悩みや訴えを否定しないことです。性の悩みを人に話すのって、とても勇気がいりますよね。せっかく勇気を出して私のところに来てくれたわけですから、まずは患者さまのお話をじっくり聞いて、想いを大切にすることが信頼のファーストステップだと考えています。 例えば、お風呂やプールで膣に水が入り後から漏れ出てしまう「お湯漏れ」の症状が気になって膣ヒアルロン酸注入を希望される患者さまがいたとします。よくよくお話を聞いていくと、実は性交痛がつらいとか、オーガズムに達したことがないとか、他のお悩みが出てくるんですね。
そうするとより適切な施術をご提案できますし、それが患者さまの心からの笑顔につながります。私は一人でも多くの女性に幸せになっていただきたいので、患者さまのお話を全肯定で聞くこと、会話を糸口にして本当のお気持ちを引き出すことを常に心がけています。
____多くの患者さまに「あっこ先生」と親しまれている理由が伝わってきました。最後に、これから来院を検討している患者さまへメッセージをお願いします。
宮本亜希子先生膣のことなら、どんな悩みにも寄り添って、一緒に答えを探していきたいと思っています。
これは膣以外の医療にもいえることですが、ドクター選びは本当に大切です。膣も大切な臓器のひとつなので、膣のことを詳しく分かっている先生のところで治療を受けてほしいですね。
膣のことで人に言えない悩みがあるときは、いつでもお気軽に相談してください。