JR京浜東北線・りんかい線・東急大井町線から徒歩1分という好立地にある「大井町フラミンゴ歯科」。できるだけ「 抜かない・削らない・痛みの少ない治療」 が基本方針です。また、「難しい専門用語」ではなく、レントゲン画像などを活用し、目で見て理解できる形で説明しています。今回は、理事長の桒水流 隼人（くわずる はやと）先生に、歯科医師を志したきっかけから、歯を極力削らない治療へのこだわり、そして患者さまへの想いについて詳しくお伺いしました。
遠回りしたからこそ辿り着いた「患者さまのための歯科」
＿＿＿＿先生が歯科医師を目指されたきっかけについて教えていただけますか？
桒水流隼人先生私が歯科医師を志した背景には、幼い頃からの「手を使って何かを創り上げることが好き」という原体験があります。小さなパーツを組み合わせて模型を作ったり、壊れた物を修理したりする時間が何より楽しく、その精密な作業に没頭する感覚が自分の武器だと感じていました。成長する中で、歯科医療は「緻密さ」が求められる領域であり、さらに人の生活や表情、自己肯定感に直接関わる職業だと知りました。
歯の不調ひとつで食事や発音が変わり、人前で笑えなくなることもある。逆に、正しい治療や美しい歯が整うだけで、その人の印象や人生の選択が前向きに変わる。自分の手先の器用さを、そんな深い変化の支えとして活かしたい、それが私の原動力です。だからこそ科学的根拠にもとづく診療と正確な技術研鑽を惜しまず、目の前の患者の未来を守れる歯科医師であり続けたいと思っています。
＿＿＿＿そこから「大井町フラミンゴ歯科」開業までは、どのような経緯があったのでしょうか？
桒水流隼人先生私が歯科医院を開院したのは、「自分が信じる最善の医療を、妥協なく提供できる場所をつくりたい」と思ったからです。勤務医時代、歯科医療が患者の生活を大きく変える力を持つ一方で、時間的制約や診療方針、材料の選択など、組織の都合によって理想との間に隔たりを感じる場面がありました。「本当は、もっとこうすべきなのに……」という迷いを抱えながら診療を続けるのではなく、科学的根拠にもとづいた治療、質にこだわった材料選択、長期的視点に立った治療計画を、目の前の患者に真っ直ぐ届けられる環境を自らつくる必要性を痛感しました。
その結果たどり着いたのが、開業という決断です。自分で責任を負う場所だからこそ、研鑽を惜しまず設備や技術を磨き続けられる。患者にとって最も良い道を提示し、未来の健康まで守れるクリニックをつくりたい、その想いが今の私の原点です。
理想の口元を叶える、ダメージが少ない「削らないラミネートベニア」
＿＿＿＿クリニックに来院される患者さまに多いお悩みは何ですか？
桒水流隼人先生「歯が痛い」といった緊急的な主訴よりも、「歯が全体的に悪くなっていて、この先どうすればよいのか」という将来を見据えたご相談で来院される患者さまが非常に多いのが特徴です。そのため、まずは約1時間かけて丁寧にカウンセリングを行うことが多いですね。
＿＿＿＿先生が特に注力されている施術について教えてください。
桒水流隼人先生当院が特に注力しているのは、「削らないラミネートベニア」*1です。これは、歯を削る量が限りなく少ない、または全く削らずに行うラミネートベニア治療です。エナメル質に強固に接着するため、歯へのダメージが少ないことが期待できます。
色調改善はもちろん、生まれつき歯が小さい、軽度の歯列不正、矯正後に残ったブラックトライアングル（歯と歯の隙間）など、さまざまなコンプレックスを削らずに修正できると考えられます。ホワイトニングのような後戻りもなく、セラミッククラウンのように大きく削る必要がないのが特徴です。
＿＿＿＿「削らないラミネートベニア」の施術の流れを教えてください。
桒水流隼人先生まず初診時に型取りを行い、診断用ワックスアップという手法で最終的な歯の形を再現します。これにより、どこを削るべきか、削らなくて良いかを正確に分析することが可能です。次の来院時に麻酔を行い、歯茎の境目を明確にするための圧排糸を挿入してから精密な型取りを行います。最後に、出来上がったベニアを装着して完了です。
「いきなり削らない」が基本方針
＿＿＿＿知識や技術をアップデートするために普段から行っていることはありますか？
桒水流隼人先生国際口腔インプラント学会や日本歯科審美学会など、複数の学会に所属し、日々研鑽を積んでいます。また、インプラントメーカーのセミナーにも積極的に参加し、常に最新の知識と技術を習得するように努めていますね。
＿＿＿＿診察を行う上で、最も大切にされていることは何でしょうか？
桒水流隼人先生カウンセリングを最も大切にしていますね。患者さまには、自分の口の状態と、将来どうなるかを深く理解・納得していただいた上で、治療の選択ができる場を提供したいと考えています。また、歯科治療は一本だけを治せば良いというケースは少なく、全体を見てバランスを取っていく必要があります。そのため、最初に写真撮影などの資料採集をしっかり行い、その場で医師である私が直接、長時間かけて説明と対話を行う体制を整えていますね。
____最後に、この記事をお読みの患者さまへメッセージをお願いします。
桒水流隼人先生当院では、削らない審美歯科から、親知らずの抜歯、インプラント治療まで多岐にわたる診療を行っています。当院の基本方針は「いきなり削らない」ことです。患者さまのお悩みに対し、しっかりと時間をかけて相談し、私と一緒に納得のいく治療計画を立てていきたいと考えています。「まずは自分の口の状態を相談したい」という方は、ぜひお気軽にご来院ください。
