2022年9月、奈良市内でも人気の高い住宅街がある学園前駅にライネビューティークリニックが開院しました。院長の高柳純先生は、大の美容医療好きで医師になる前からよくクリニックに通われていたのだそう。患者としての経験から得た気づきも生かして患者さまと向き合いたいと話す高柳先生に、美容医療にかける想い、そしてクリニックへの想いを伺いました。
患者さまの”運命の美容医師”を目指して
____高柳先生が美容医療の道に進まれた経緯や理由を教えてください。
高柳純先生内科や眼科などの保険診療の道に進もうと考えたこともありました。迷っている中で色々なクリニックを見学させてもらいましたが、一番ワクワク感を感じたのが美容医療でした。 元々、美容は自分の趣味でもあり、治療を受けることも好きだったんです。医師として一生勉強をし続けるのであれば、一番好きで、女性医師としても貢献できる美容医療だと思いました。自分の中にあるワクワク感を信じて、この道へ進むことを決めました。
____ご自身が美容治療を受けるのも好きだったんですね!その頃の経験は今に生かされていますか?
高柳純先生当時は受けていた治療そのものには満足していたのですが、医師になってから振り返ってみると、運命的な医師には巡り会えなかったなと思いました。 肌の状態をしっかりと説明してくれた上で、適切なケアの道筋を立ててくれるような医師に出会えていたら、もっと楽しみながら安心して治療が受けられたのかもしれません。 だからこそ自分自身が、患者さまにとって「運命」と思っていただけるような美容のかかりつけ医を目指したいと思っています。
たるみ治療のカギとなる3要素
____先生を頼ってこられる患者さまには、どのようなお悩みを持っている方が多いですか?
高柳純先生私自身が一番得意であり、指名を多くいただいたのが、たるみ治療です。
たるみ治療に関しては見るべき要素が3つあります。1つは骨のボリュームロスで、いわゆるヒアルロン酸の減少。
2つ目が、重力によって皮膚が下がり重みがついてしまうこと。3つ目が肌の弾力低下を引き起こすコラーゲンの減少。肌のたるみは、この3つが複雑に絡んでいます。
テントに例えると、テントの幕そのものにハリがなくなってくるのが、肌でいうヒアルロン酸の減少。そして幕を支える柱が緩んでくると、重力によって張っていた幕も落ちてきます。この柱が、骨や靭帯による支えや肌でいうとコラーゲンです。
____どのように治療していくといいのでしょうか。
高柳純先生まずは必要な箇所にボリュームを補うことが大事ですが、それだけでは十分ではありません。重みによって下がってしまった箇所をスッキリさせることも必要なので、ハイフ*1で引き締めたり、脂肪溶解注射を使って重みをマイナスしてあげます。 さらにモノスレッド*2という細かい糸や大きな引き上げの糸を入れて、コラーゲンの柱の仕掛けのようなものを作ってあげる。3つのうちどの治療をどこまで行うかは年齢や肌の状態によりますが、治療を組み合わせることでしっかりとした効果につながります。
____たるみ治療といっても施術は一つではなく、たるみが起きている3つの原因それぞれにアプローチするということですね。
高柳純先生たるみ自体が悪いということではないので、その方がたるみをどう思っているか、どのように付き合っていくかを相談しながら治療方法を考えていきます。 まずは効果が出せる方法を全てご提案しますので、その上でご予算やご希望の治療方針を伺って、相談しながら治療をカスタマイズしていきたいと思います。
施術を組み合わせた治療を提案
____しわ治療にはどのような施術がありますか。
高柳純先生しわについては、ボトックス*3やヒアルロン酸、MPガン*4 で治療していきます。MPガンはいわゆるメソセラピーですが、ダウンタイムが短いので気軽に繰り返し受けやすいかもしれません。 手打ちのヒアルロン酸注射*5もおすすめです。当院で使用するボライトは、粒子がしっかりとした架橋剤と呼ばれるヒアルロン酸で、施術後、数日間は赤みが気になりますが効果は9ヶ月ほど持続します。 ある程度ダウンタイムを取って効果の持続する施術と、気軽に繰り返し行える施術をうまく組み合わせた治療も可能です。こちらも患者さまと相談しながらご提案させていただきます。
____先生が自腹を切ってでもやりたい治療を教えてください。
高柳純先生 たるみ治療だけはクリニックでやらないと難しいと思っているので、ヒアルロン酸注入、スレッドリフト*6、ハイフですね。 この3つは私も定期的に行なっていますし、本当におすすめです。先ほどお話しした「たるみ治療の3つの要素」を満たすものなので、クリニックでも組み合わせてご提案させていただきます。
____エイジングケアのためにおすすめの成分や生活習慣などがあれば教えてください。
高柳純先生良質なプロテインを摂ることをおすすめします。プロテインはタンパク質なので、コラーゲンなどの肌の材料になります。これはインナーからのたるみ治療にもなるんです。 他にもビタミン、ミネラルとオメガ3系脂肪酸などの良質な油を摂り、体を冷やさず、日焼けに気をつけて、肌を擦らない。これで最低限はきれいに保てるはずです。
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患者さまに合わせたカスタマイズ治療
____先生ご自身を何かの名医というとしたら、何の名医でしょうか?
高柳純先生たるみ治療の名医でしょうか。一番得意な施術はヒアルロン酸注入ですが、そこにスレッド治療と機械治療を組み合わせることで、さらに良い結果が得られるようになりました。 それ以来、治療はカスタマイズが大切だと考えるようになりました。施術を組み合わせてたるみを治療するのが得意ですね。
____先生が患者さまと向き合うときに、大切にしていることを教えてください。
高柳純先生例えばヒアルロン酸注入にしても、1本だけやってほしいという方がいれば、最大量を使って効果を出したいという方もいます。 その方の治療に対する思いや性格なども考えながら、一人ひとりに応じたプランを立てていくことを大切にしています。 自分自身が美容治療を受けることが好きなので、患者さまの気持ちや不安もよくわかっているつもりです。効果的な治療を提案したいという医師としての気持ちと、患者さまが持っているさまざまな思いの両方をうまく擦り合わせて、必要な治療を提案していきたいですね。 患者さまの生活スタイルの中にうまく美容を取り入れて続けていくことができるよう、ナビゲート役になれたらいいなと思っています。