阪急京都本線「西院駅」直結と、アクセスの良い好立地にある「なか整形外科 京都西院リハビリテーションクリニック」。院長の樋口直彦(ひぐち なおひこ)先生は、医学部卒業後、大学病院や基幹病院で整形外科およびスポーツ整形外科の臨床経験を積み、数多くの患者さまの治療に向き合ってこられた経歴を持ちます。異色の経歴を経たからこそ理解できる患者さまへの寄り添い方や、スポーツ障害・肩関節治療にかける想い、そして日々の診療において大切にしている姿勢について詳しく伺いました。
遠回りの経験から目指した、人を救う医師の道

____先生が医師を目指されたきっかけについて教えていただけますか?
樋口直彦先生私の父が内科医として開業していたこともあり、医師という存在自体は身近にありました。しかし、高校を卒業した時点ではすぐに医学部へ進学したわけではなく、自分の将来や生き方について悩む時期がありました。その頃、友人とともに日雇い労働者の方が多く暮らす街で炊き出しのボランティア活動を手伝っていたことがあったのです。その際、お酒に酔って転倒し流血している方に遭遇したのですが、当時の私には何もしてあげることができず、強い無力感を覚えました。その時に一緒にいた友人から「医者を目指してみたらどうだ」と言われたことが、直接的なきっかけとなりました。
____文系学部から21歳で医学部受験を決意されたそうですね。
樋口直彦先生当時は文学部に在籍しており完全な文系でしたので、そこから受験勉強を始めました。2年間の勉強を経て帝京大学医学部に入学することができました。一度社会や多様な世界を経験し、遠回りをしたからこそ、医療の道へ進む覚悟や患者さまのお気持ちに寄り添う視点が養われたと感じています。
____なぜ整形外科を選ばれたのでしょうか?
樋口直彦先生当初は父と同じ内科医になることも考えていたのですが、実習や初期研修を経る中で、自分の性分に最も合っていると感じたのが整形外科でした。特に大きな転機となったのは、初期研修中にラグビーの合宿地として知られる長野県の菅平にある診療所へ手伝いに行ったことです。そこには小学生からトッププロまで、多くのラガーマンが怪我を抱えて訪れていました。そこで一生懸命にプレーし、傷ついた選手たちを診察・治療する中で、スポーツ外傷や整形外科治療の重要性を肌で実感し、この道で専門性を磨いていこうと決意しました。
____当時の経験は現在の診療にも活かされていますか?
樋口直彦先生非常に強く生きています。地域によってはスポーツ障害に対する専門的なトレーニングを受けた医師が少なく、復帰時期の適切な指導が行き届いていないケースも散見されます。そうした中で、「根拠に基づいた適切な診断と復帰支援を提供できる専門医でありたい」という想いが、現在の肩関節やスポーツ整形外科に対する情熱の原点になっています。
____開業されるまでに、どのような経緯があったのでしょうか?
樋口直彦先生大学病院の整形外科・外傷センターをはじめ、茨城県の嶋崎病院や各地の病院で整形外科医として勤務してきました。特に嶋崎病院のような整形外科に特化した医療機関での経験は、自分の目指す理想の医療像を形作る大きな糧となりました。その後、東日本大震災などを機に関西へ戻り、公立病院や民間病院での勤務を経て、自らが思い描く質の高い整形外科・リハビリテーション医療を地域の方々に直接提供したいと考え、当クリニックの開院に至りました。
幅広い年代の悩みに応える治療と、注力する「PRP療法」

____クリニックにはどのような悩みを持つ患者さんが多いですか?
樋口直彦先生当院には、肩や膝、肘などの関節痛にお悩みのご高齢の患者さまから、部活動や趣味、実業団などでスポーツをされていてケガや障害を負った若年・現役層の患者さままで、幅広い年代の方が来院されます。具体的には、変形性膝関節症による膝の痛みに悩む方や、テニス肘・ゴルフ肘・野球肘などの慢性的な運動器疾患、アキレス腱障害や足底筋膜炎といったスポーツ障害・外傷による痛みを抱えている方が非常に多くいらっしゃいます。
____先生が特に注力されている施術について教えてください。
樋口直彦先生特に力を入れているのが、保存療法と手術療法の間に位置する「第3の治療選択肢」としての「PRP療法(多血小板血漿療法)」です。ご自身の血液から抽出した豊富な成長因子を利用して自然治癒力を高める再生医療で、アレルギー等のリスクが少ないことが期待できる治療法です。従来はヒアルロン酸注射か手術しか選択肢がなかった変形性膝関節症の方や、慢性化したスポーツ障害でお悩みの方に対して、手術を行わずに痛みの改善を図ることが考えられる現代的な施術として注力しております。
____施術の流れについて教えていただけますか?
樋口直彦先生まずは丁寧なカウンセリングと画像診断などを行い、PRP療法が適しているかをしっかり評価いたします。適応と判断された場合、患者さまご本人から少量の採血を行い、専用の機器を用いて血液中の血小板や成長因子が多く含まれる成分のみを抽出します。その後、抽出した自己PRPを痛みの原因となっている患部に直接注射します。採血から注射まで日帰りで完了します。
患者さまの「叶えたい目標」に二人三脚で寄り添う医療

____診察を行う上で、最も大切にされていることは何ですか?
樋口直彦先生単に「痛みのある部分に湿布や薬を出すだけ」の治療で終わらせないことです。患者さまが「なぜその痛みを取りたいのか」「治療後にどのような生活やスポーツ活動に戻りたいのか」という背景や目標まで丁寧に聞き取ることを心がけています。一人ひとりの日常生活や競技レベルに合わせた治療計画を立て、リハビリテーションスタッフと密に連携しながら、患者さまのゴールに向けて二人三脚で歩んでいくことを何より大切にしています。
____最後に、この記事をお読みの患者さんへメッセージをお願いします。
樋口直彦先生肩の痛みやスポーツによるケガ、関節の違和感などでお悩みの方は多くいらっしゃいます。当院では専門的な知識と経験に基づき、保存療法から最新の再生医療、そして徹底したリハビリテーションまで幅広く対応できる体制を整えています。「またスポーツを楽しみたい」「日常の痛みを改善して快適に過ごしたい」というお気持ちに全力でお応えしますので、どんな小さなお悩みでも遠慮なくご相談ください。






