東京都・新宿駅南口から徒歩30秒のところにある、新宿駅前うわじま皮膚科。院長の上嶋祐太先生は皮膚科専門医をお持ちで、これまで総合病院や大学病院などで研鑽を積まれてきたお肌のプロフェッショナルです。上嶋先生にクリニックや肌のことについてお話を伺いました。
治療法やスキンケアなどの正しい知識を広めたい
____先生が皮膚科医になったきかっけを教えてください。
上嶋祐太先生小さいときに肌が敏感で弱かったので、子どもの頃はよく皮膚科に通っていました。小さい頃から医師を志していたのですが、皮膚科のドクターが自分にとって身近な存在であったことが大きいと思います。
あと、皮膚科は結果が目に見える科なので治っているかどうかがわかりやすく、そこにやりがいを感じたこともあります。 また、お肌のケアに関してはインターネットや雑誌などで誤情報や極端な方法が広まっていることもあり、その情報に振り回される患者さまを見て、現状を変えていきたいという思いもありました。
____クリニックに来られる患者さまには、間違った情報によって肌荒れしてしまった方もいらっしゃるのでしょうか。
上嶋祐太先生そうですね。あとは、個人輸入で海外のコスメを使用して肌荒れをしたというケースもとても多いですね。
もちろん全てが悪いわけではないですが、成分や効果が強いものも多いので、そういった危険性もあることを知ってほしいなと思います。
顔の赤み「赤ら顔」に悩む方の駆け込み寺
____クリニックに来られる患者さまで多いお悩みを教えてください。
上嶋祐太先生にきびや肌荒れといった皮膚疾患で来られる方がもちろん多いのですが、当院の特徴としては顔の赤み「赤ら顔」のお悩みで来られる方も多くいらっしゃいます。 赤ら顔に関してはずっと悩んでいるのに治すことを諦めている方や、どこに相談に行けばいいか分からないという方が多く、他院では治すのは無理だと言われて当院を頼ってくださる方もいらっしゃいますね。
____赤ら顔の症状は先天的なものと後天的なもの、どちらなのでしょうか。
上嶋祐太先生赤みは両方あります。血管腫のように生まれつきのものもありますし、色んな要素が重なって常に頬が赤いとか、血管が浮いて見えるといった後天的なものもあります。 当院では先天的なもの、後天的なもの、両方に対して赤みの治療を提供しています。保険適用で治療ができるものも多いです。
____赤ら顔の治療にはどういった選択肢があるのでしょうか。
上嶋祐太先生大きくいうと飲み薬と塗り薬、あと赤みに対するレーザーの3本柱です。ただ、毎日のスキンケアも赤みを改善するのにとても重要なので、スキンケアの正しいやり方についても必要に応じて指導をおこなっています。 赤みの治療薬として日本ではまだ保険適応になっていない薬もいくつかありますが、飲み薬と塗り薬、どちらに対しても保険のものと自費のもの様々な選択肢をご用意しています。
____赤みに効くレーザーにはどういったものがありますか。
上嶋祐太先生当院ではVビーム*1レーザーを取り扱っています。Vビームは赤あざやあから顔に効果的なレーザーで、血管を減らして目立たなくさせる治療になります。
大人はもちろん、0歳児から小さいお子さまにも当てることができるレーザーです。
こちらの記事もおすすめ
ニキビ跡にはどんな治療法が効果的? 治療方法の種類や値段
できるだけ傷跡が目立たないように、日々アップデートを繰り返す
____先生は手術もお得意でいらっしゃるそうですね。どういった手術をされることが多いのでしょうか。
上嶋祐太先生一番多いケースは粉瘤です。あとはほくろやイボを取りたいという方もよく当院に来てくださいますね。 粉瘤に関しては、当院ではくり抜き法といって、必要最小限の切開のみで粉瘤の袋を取り除く方法で手術を行うので、従来の粉瘤の手術よりも傷跡が相当目立たなくなります。 小さい粉瘤であれば、傷あとはどこを手術したのかが分からない程度になる方も多いです。おかげさまで、患者様の口コミやご紹介も増えて、今では東京だけでなく全国から患者様がいらっしゃいます。 年間何千例も手術を行っているので、日々知識や技術をアップデートして最小の傷あとで手術するように心がけています。
____先生はスキンケアの指導もされるとのことでしたが、特にお伝えしたい気をつけるポイントはありますか?
上嶋祐太先生洗顔に気をつけて頂きたいですね。「こすらずやさしく洗ってください」と指導はするのですが、実際に洗顔しているところを拝見すると肌をこする力が強い方が多いように思います。 肌を擦ってしまうと、それが赤ら顔の原因になることもありますし、肝斑やくすみの原因になったりもしますので、肌に刺激を与えないということを意識するとよいと思います。
ただ、”やさしく”というのは人それぞれなので、その辺りをどう伝えていくかが課題ですね。
診療プラスアルファのものを提供したい
____最後に、先生が患者さまと向き合うときに大切にされることを教えてください。
上嶋祐太先生東京、新宿には本当にたくさんのクリニックがありますが、その中で当院を選んで来ていただいているので、 通常の診察プラスαのものを持って帰って頂けるように心がけています。 これまで知らなかったアドバイスや知識をお伝えしたり、新しい治療法のご提案をすることで、患者さまのお悩みを解決していけたらいいなと思っています。