東京・乃木坂駅より徒歩3分に位置するYou's clinic Aoyama。院長を務めるのは、糸リフトやヒアルロン酸注射など、女性が若返るための治療を得意とする長谷川悠先生。「人と話すのが好き」と優しくお話しくださる長谷川先生に、美容医療に対する想いをうかがいました。
日々変わる美容のお悩みに寄り添い、患者さまと長く付き合っていきたい
____なぜ美容皮膚科/美容外科の道を選ばれたのですか?
長谷川悠先生最初は形成外科を学んでいたのですが、もっと広い範囲で施術したいと思ったことがきっかけでした。美容皮膚科・美容外科は保険診療内ではできない美容施術も扱うことによって、あらゆる見た目の悩みに対応できる点が大きな魅力です。 新しい治療法や機械もどんどん出てくる中で、検証しながらいいものを取り入れていくという先進的なところも好きですね。 また、美容の悩みは1つではなくて、日々変わっていくものですよね。わたしは人と話すのが好きなので、じっくりカウンセリングをして、その時に合った施術を提案しながら、患者さんと長いお付き合いができるところがいいなと思っています。

____クリニックに来院される患者さまのお悩みTOP3と、それに対してどのようなアプローチをされているのか教えてください。
長谷川悠先生たるみ、クマ、毛穴です。 たるみに対するご提案のひとつが、糸リフト*1です。糸リフトで使う糸には、大きく分けてリフトアップする糸と肌をきれいにする糸の2種類があります。後者の方がダウンタイムや痛みが少ないので、まずはそちらを希望される方も多いです。 肌をきれいにする糸を使った場合、瞬間的にリフトアップするわけではありませんが、2週間くらいすると肌の調子が良くなってきて、3~4ヶ月くらいかけてキュッと肌が締まります。そうすると全体的に引き締まって見えるので、結果的にたるみを解消できる場合があります。なんか最近老けてきたかも…という方にはおすすめですね。 初めてのたるみ治療だと、糸リフトは怖いという方も。そういった方には、ハイフ*2*2やマッサージピール*3といったやさしめの施術をご提案しています。
____続いて、クマに関してはどのようなご提案をされているのでしょうか。
長谷川悠先生クマに関しては血行不良や色素沈着、凹みなどいろいろな原因があるのですが、それらを併発している患者さんが多いんです。患者さんによってどの傾向が強いのか、どの施術が早く効くかといったところを見ながらご提案していきます。 凹みがあればベビーコラーゲン*4と少量のヒアルロン酸*5を注入したり、皮膚のゆるみがあればアイスレッド*6という目周りに入れられる糸をお勧めしたりします。色素沈着が強ければ、フォトフェイシャル*7を当てることもありますね。

____原因はひとつではないのですね。では、毛穴に悩んでいる方へのアプローチを教えてください。
長谷川悠先生毛穴悩みに関しては、30代くらいまでだとダーマペン*8を希望されることが多いです。ダーマペンは一緒に入れる製剤が選べるのですが、同じ製剤ばかり入れていると皮膚が飽きてしまいます。 汗や皮脂が気になるときはボトックス、乾燥しそうなときはプラセンタやヒアルロン酸、美白目的ならビタミンCなど、製剤を変えつつダーマペンを続けていく方が多いですね。
どうしてもダウンタイムが必要になるので、ダウンタイムが取れない方にはマッサージピールをご提案しています。 ただ、ダーマペンは細胞を活性化させて肌質を改善する方法なので、自身の細胞が重要なんです。年齢を重ねると細胞の数や働きが減ってしまうので、ダーマペンで肌質改善は難しいこともあります。そういった方におすすめしているのが、皮膚の再生医療*9です。 耳の裏から皮膚を取ってきて、細胞自体を培養・増殖し、皮膚に直接入れていきます。再生医療は私自身も1年半前に初めて経験していて、良さを実感している治療法です。これからも続けていきたいなと思っています。
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長谷川悠先生肌をきれいにする治療って、結局は自分の細胞がどれだけ働くかによって効果の出方が変わってくるんです。再生医療をしていると細胞が増えるので、他で行う治療に関しても効果が上がってきます。 なので、再生医療をやりつつプラスで必要な施術を取り入れていく方法はおすすめです。年齢的な衰えを感じたら、30代でも40代でもぜひやってもらえたらと思います。
ビタミンAを含むスキンケアは早めに取り入れるのがおすすめ
____30代~40代の女性が取り入れた方がいい成分などはありますか?
長谷川悠先生レチノールやバクチオールなど、ビタミンAを含むスキンケアは早めに取り入れるのがおすすめです。 美容皮膚科にあまり行けず、自宅でしみ治療したいっていう方は皮むけするようなものでもいいのですが、そうでない場合は皮むけしないやさしいもので大丈夫。低濃度のビタミンAを、日々使ってあげることが大切だと思います。
____先生はご自身を何の名医だと思われますか?
長谷川悠先生「糸リフト」ですね。 糸リフトは仕上がりがナチュラルなんです。糸の種類はたくさんあるので、糸の種類や入れる場所など、入れ方さえ間違えなければ向いていない人がいない施術だと思います。そういった糸リフトのデザインと施術に関しては、お任せください。 入れる時の麻酔が痛いんですけど、効果の実感は絶大。痛かったとしても、半年経つと「また入れたい」と言ってくださる方が多いです。
患者さまの本当のお悩みを聞き出し、適切なアドバイスをしていきたい

____患者さまと向き合うときに意識していることを教えてください。
長谷川悠先生患者さまと仲良くなって、本当の悩みを聞き出すことを重視しています。 例えば唇にヒアルロン酸を入れたいというご要望だったとしても、女の子っぽくなりたいのか、老けて見られたくないのかでは施術が変わることもあります。
何か特定の施術からおすすめするよりも、悩みに対してご提案できるように、深いところにある本当の悩みまで聞き出していきたいです。
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