大阪府中央区、大阪メトロ御堂筋線 心斎橋駅徒歩3分ほどのところに所在するNINOMIYA LADIES CLINIC(二宮レディースクリニック)。泌尿器科医でありながら、婦人科系疾患にも真摯に向き合う女性のための泌尿器科の名医です。そんな二宮典子先生にクリニックが行う治療法や大切にしていること。患者さまとの向き合い方などを詳しくお伺いしました。
女性が泌尿器科で十分な診療を受けられるように
____二宮先生が医師を目指されたきっかけをお聞かせください。
二宮典子先生元々人と関わることが好きで、鍼灸師になりたいと思っていたんです。自らの手で治療をすることで悪いところを良くする魔法のような技術に憧れがありました。そのまま専門に行くことも検討していたのですが、医学部の方が幅広く治療ができることに気がついて、医師を志すことにしました。
____医師を目指された後、泌尿器科医を選ばれた理由を教えてください。
二宮典子先生泌尿器科を選んだ理由としては、女医さんが少ないことと、診断から治療や手術、その後のケアまで全て完結して診ることができる科だったことです。外科系内科系どちらも併せ持っているという意味でも魅力が多いですね。
____なるほど。ちなみに女性に特化しようと思ったきっかけはありますか?
二宮典子先生当時、女性が泌尿器科で十分な診療をすることができる病院が、日本にはほとんど無かったんです。そんな女性の患者さまのために自分がきちんとやってみようと思い、すでに女性の泌尿器科医としてご活躍されていた先生のところで学びました。 それから開業を期に女性泌尿器科を専門にしたいと思い、NINOMIYA LADIES CLINICをオープンしました。そこから泌尿器科の範囲を超えて、患者さまのお悩みに広く寄り添うために婦人科も取り入れて現在は外性器の美容だったり、性のお悩みにも寄り添えるクリニックを運営しています。
女性のお悩みにワンストップで治療する
____貴院が現在、積極的に取り組まれている治療法についてお聞かせください。
二宮典子先生NINOMIYA LADIES CLINICでは、女性の患者さまが困っていることを診察から治療、アフターケアまでワンストップで治すことに注力しています。あらゆるお悩みに対しても他のクリニックに紹介せずに、当院で全て完結できるように努めています。
また治療では、レーザー治療に取り組んでいます。
____一つのクリニックで完結できるって安心感がありますね!レーザー治療についても詳しく教えてください。
二宮典子先生大きく分けて2つのレーザーと1つの高周波を用いるのですが、インティマレーザー*1、モナリザタッチ*2、ウルトラフェミー360(高周波)*3をメインとしております。やはり泌尿器科は10代から90代くらいの幅広い患者さまが受診される科でもあるので、人それぞれ年齢や体質、症状などによって適応する機械も異なるんですね。なので、患者さまそれぞれに適切な治療法を選んでいくことも得意としています。
____なるほど。2つのレーザーと1つの高周波を使用していくのですね!
二宮典子先生そうなんです。患者さまの症状にもよりますが、1つのレーザーだけを用いるのではなく、例えばインティマレーザーで治療した後、経過を見てウルトラフェミーで治療をすることもありますし、同じ日に治療部位別にレーザー機器を変えて治療することもあるんですよ。
生活習慣の見直しも改善のカギ
____貴院のクリニックに来院される患者さまのお悩みベスト3を教えてください。
二宮典子先生当院で多いのは、尿もれ、性交痛、膣の不快感ですね。膣の不快感はおりものの量や匂いが気になることからなんとなくの不快感などあらゆるパターンがあります。
____そのお悩みに対して、貴院で取り組まれている治療法を教えてください。
二宮典子先生尿漏れに関しては、保険適用内の投薬、またはインティマレーザー、生活習慣指導、が主な治療になります。生活習慣指導では、骨盤底筋のトレーニングという運動療法も合わせて行っています。 性交痛に関しては、診察を踏まえて必要に応じて、ホルモン療法やレーザー治療、ボトックス*4や手術などを行います。膣の筋肉がうまく緩まない方はボトックスで補助してあげると痛みが緩和しますし、手術でいうと痛みのある部位を切除することで、改善が見込めます。 膣の不快感に関しては、蒸れを防止するようなアドバイスや、お風呂の際の効果的な洗浄方法など主に生活習慣の指導を行っています。
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受診するのが楽しみになるクリニックを目指して
____貴院で受診される患者さまに共通した症状はありますか?
二宮典子先生セカンドオピニオンで来る患者さまに一番多いのは「痛みの症状」ですね。女性の下腹部の痛みっていろんなシュチュエーションがあると思いますが、生活の中に痛みがあるって楽しく過ごせないし、辛いと思うんです。なので、当院では痛みの治療は、特に重要な疾患だと捉え治療にも真摯に向き合っています。
____そんな貴院の治療においてのこだわりはありますでしょうか?
二宮典子先生NINOMIYA LADIES CLINICでは、患者さまが満足できるレベルまで絶対に治療をあきらめないことを大切にしています。特にデリケートゾーンの痛みってうまく言葉で表現することが難しいと思うんですが、悩んでいる疾患を丁寧に深掘りしてヒアリングすることで、本当に治したいと思っているところを治療していきたいと思っています。 例えば、レーザー治療を行った患者さまが、その治療に効果を感じていなかったとしたら、状態や適切な治療を見極め、最終的に患者さまが良くなったと感じるゴールまで寄り添っていきたいと思っています。
____最後に二宮先生が患者さまと普段向き合う上での想いをお聞かせください。
二宮典子先生私は、患者さまが通院する度に「楽しみになる」ような治療を大切にしています。泌尿器科のお悩みってご自身では重く受け止めていらっしゃる方が多いんですよね。そんな方々が帰る頃には心が軽くなっていたら良いなと思うんです。治療をすることで身も心も軽くなって治療の経験も、良い思い出になったなと思っていただけたら嬉しいです。