医師監修は何科の医師に頼むべき?商品ジャンル別の診療科の選び方を解説

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この記事でわかること
商品ジャンル別・最適な診療科がひと目でわかる早見表
化粧品・サプリ・医療商品それぞれに向く専門医
診療科が合わない「専門外監修」のリスクと回避法
失敗しない専門医の選び方チェックリスト

「記事や商品に医師監修をつけたいが、何科の医師に頼めばいいのかわからない」——これは、監修を検討する担当者からもっとも多く寄せられる悩みのひとつです。ひと口に「医師」といっても専門分野はさまざまで、商品やコンテンツの内容と診療科が合っていないと、監修の説得力も信頼性も大きく下がってしまいます

この記事では、医師監修を「何科の医師」に頼むべきかを、商品・コンテンツのジャンル別に整理します。化粧品・サプリ・医療商品それぞれに向く診療科の早見表から、専門外監修のリスク、失敗しない専門医の選び方チェックリストまで、依頼前に知っておきたいポイントをまとめました。

※本記事は一般的な考え方を整理した解説です。最適な診療科は商材の成分・訴求内容・掲載媒体により異なるため、具体的な選定は専門家にご相談ください。

WHY

医師監修で「診療科(専門医)選び」が重要な理由

医師監修とは、記事・商品・広告などの内容を、医師が医学的な観点からチェックする取り組みです。ここで見落とされがちなのが、「医師なら誰でもよいわけではない」という点です。医師は診療科ごとに専門性が大きく異なり、専門外の分野については、必ずしも最新かつ正確な監修ができるとは限りません。

たとえば、スキンケア化粧品の成分の監修を、専門外の医師が担当した場合、内容が正確でも「なぜその医師が?」と専門性の一致(トピカル・オーソリティ)が弱くなります。反対に、商材にぴったり合った診療科の専門医が監修すれば、読者の納得感もGoogleの評価も高まります。診療科選びが重要な理由を3つに整理します。

1
監修内容の正確性が変わるから
商材のテーマに近い専門医ほど、最新の知見にもとづいた的確な監修ができます。専門外だと見落としや一般論にとどまるリスクがあります。
2
信頼性・SEO評価(E-E-A-T)に直結するから
「皮膚のテーマは皮膚科医」のようにテーマと専門が一致していると、読者の納得感と検索エンジンの専門性評価の両方が高まります。
3
誇大・誤認表示のリスクを避けるため
専門外の医師が効果を保証するような監修表示は、実態とのずれを生み、景品表示法や薬機法上のリスクにつながることがあります。

そもそも医師監修の意味・目的・費用・依頼方法を体系的に知りたい方は、医師監修とは?意味・目的・費用・依頼方法もあわせてご覧ください。本記事は、その中でも「どの診療科に頼むか」に特化して解説します。

MATCH

【早見表】商品・コンテンツのジャンル別・最適な診療科

まずは全体像として、商品・コンテンツのジャンル別に、監修を頼む目安となる診療科を早見表にまとめました。あくまで一般的な目安であり、実際の成分や訴求内容によって最適な専門医は変わります。

商品・コンテンツのジャンル目安となる診療科(専門医)主な監修テーマの例
スキンケア・化粧品皮膚科・美容皮膚科肌の構造、保湿・バリア機能、成分の一般的な説明
美容・エイジングケア美容皮膚科・形成外科美容医療の基礎知識、肌老化のメカニズム
ヘアケア・育毛皮膚科(毛髪外来)頭皮環境、髪と頭皮のケアの一般知識
サプリ・健康食品内科・消化器内科・栄養に詳しい医師栄養素の働き、生活習慣、体調管理の一般論
ダイエット・体づくり内科・代謝内分泌に詳しい医師代謝、生活習慣、健康的な体づくりの基礎
女性向け・フェムケア産婦人科女性の健康、ライフステージ別の体調変化
メンタル・睡眠精神科・心療内科睡眠の基礎、ストレスとの向き合い方
オーラルケア歯科(歯科医師)口腔ケア、歯と歯ぐきの健康の基礎知識

※医師が標榜できる効能効果には法律上の制限があります。監修があっても、化粧品・健康食品などで認められた範囲を超える表現はできません。

LIST

主要な診療科と監修に向くテーマ一覧

次に、主要な診療科ごとに、どんなテーマの監修に向いているかを整理します。自社の商材がどの領域に近いかを考える際の参考にしてください。

皮膚科・美容皮膚科
  • スキンケア・化粧品全般
  • 肌トラブル・肌の構造の解説
  • 美容医療・エイジングケアの基礎
  • ヘアケア・頭皮環境(毛髪外来)
内科・消化器内科
  • サプリ・健康食品
  • 栄養素・食生活のテーマ
  • 生活習慣・体調管理の一般論
  • 腸内環境・消化器のテーマ
産婦人科
  • 女性向け商品・フェムケア
  • ライフステージ別の健康
  • 妊娠・授乳期の一般的な注意
その他の専門科
  • 形成外科:美容・傷あとケア
  • 精神科・心療内科:睡眠・メンタル
  • 歯科:オーラルケア
  • 眼科:アイケア・目のテーマ

なお、テーマが複数領域にまたがる場合は、主となる訴求に合わせて診療科を選ぶのが基本です。判断が難しいときは、複数の診療科の医師が在籍する監修サービスに相談すると、最適な専門医をマッチングしてもらえます。サービスの選び方は医師監修サービスの比較・選び方で解説しています。

COSME

化粧品・スキンケアはどの診療科の医師に頼む?

化粧品・スキンケア商品の監修は、皮膚科・美容皮膚科の医師が第一候補です。肌の構造や保湿・バリア機能、成分の一般的な働きなど、スキンケアのテーマは皮膚科の専門領域と重なるため、監修の説得力が高まります。

美容・エイジングケアなら美容皮膚科・形成外科も

美容医療の知見やエイジングケアの訴求が強い商材では、美容皮膚科や形成外科の医師が適しています。ただし、化粧品でうたえる効能は薬機法で範囲が決まっているため、監修があっても医薬品のような効果を断定することはできません。化粧品広告の表現ルールは化粧品広告の薬機法とは?で確認しておきましょう。

ポイント:化粧品ECやオウンドメディアでは、皮膚科医監修の記事が集客とブランド信頼の両方に効きます。化粧品分野のSEO設計は化粧品ECサイトのためのSEO完全ガイド、コスメ広告の考え方はコスメ(化粧品)広告を成功させる方法もあわせてご覧ください。

SUPPLE

サプリ・健康食品はどの診療科の医師に頼む?

サプリメント・健康食品の監修は、内科や消化器内科、栄養・生活習慣に詳しい医師が目安です。栄養素の一般的な働きや、体調管理・生活習慣といったテーマは、内科系の専門医が扱いやすい領域です。腸内環境を訴求する商材なら消化器内科、女性向けなら産婦人科など、訴求の中心に合わせて選びます。

注意したいのは、健康食品・サプリは「効果・効能」を標榜できる範囲が薬機法で厳しく制限されている点です。医師監修をつけても、医薬品のような効果を断定する表現はできません。監修はあくまで内容の正確性を担保するものと位置づけましょう。健康食品の表示ルールは健康食品と薬機法の関係性とは?、サプリ広告の考え方はサプリメント広告の成功法則で確認できます。

※機能性表示食品・特定保健用食品(トクホ)など、制度により表示できる内容が異なります。制度の要件に沿った表現かどうかも別途確認が必要です。

MEDICAL

医療・ヘルスケア商品/記事はどの診療科に頼む?

医療機器・ヘルスケア商品や、疾患・症状に近いテーマの記事では、その症状・部位を専門とする診療科を選ぶのが基本です。テーマと専門の一致度が高いほど、監修の信頼性が上がります。

テーマの例目安となる診療科補足
睡眠・ストレス関連精神科・心療内科睡眠や心の健康の一般的な解説に
女性の健康・フェムケア産婦人科ライフステージ別のテーマに強い
口腔ケア・歯歯科(歯科医師)歯・歯ぐきの健康は歯科医師が監修
目・アイケア眼科目の健康やアイケア商材に
生活習慣・食事内科・代謝内分泌に詳しい医師健康的な生活習慣のテーマに

医療・健康分野の情報は、Googleが特に信頼性を重視するYMYL(Your Money or Your Life)領域にあたります。専門が一致した医師監修は、この領域での検索評価に効きやすいポイントです。詳しくはYMYLジャンルのSEO攻略法E-E-A-Tとは?をご覧ください。

RISK

診療科が合わない「専門外監修」のリスク

診療科の選定を軽視し、商材と専門が合っていない医師に監修を頼むと、次のようなリスクが生じます。監修をつけたのに逆効果になってしまうケースもあるため、注意が必要です。

専門外監修で起こりがちな問題
  • 監修内容が一般論にとどまり深みが出ない
  • テーマと専門の不一致で信頼性が伝わらない
  • 最新の知見の反映が不十分になりやすい
  • 「なぜこの科の医師が?」と不自然に見える
放置した場合のリスク
  • 読者の納得感・ブランド信頼の低下
  • E-E-A-T評価が思うように伸びない
  • 効果保証と誤認される表現につながる
  • 監修の費用が成果に結びつかない

特に、専門外の医師が効果・効能を保証するかのような監修表示は、実態とのずれを生み、景品表示法(優良誤認)や薬機法のリスクにもつながりかねません。医師監修と薬機法の関係は医師監修は薬機法違反になるのか?で詳しく解説しています。「テーマに合った専門医が、監修した範囲を正しく表記する」ことが大原則です。

CHECK

失敗しない専門医の選び方チェックリスト

最後に、何科の医師に頼むかを決めるときに確認したいチェック項目を、目的別にまとめました。依頼前にひととおり確認しておくと、専門外監修の失敗を防げます。

専門性の一致を確認する
  • 商材のテーマと医師の診療科は合っているか
  • その分野の診療・監修の実績があるか
  • 最新の知見にもとづく監修が可能か
  • 監修範囲が専門領域に収まっているか
信頼性・リスクを確認する
  • 氏名・肩書き・資格を明示できるか
  • 効果保証と誤認される表記になっていないか
  • 薬機法・景表法の表現ルールを踏まえているか
  • 監修日・監修範囲を正しく記載できるか

複数の商材や幅広いテーマを扱う場合、社内だけで最適な診療科の医師を探すのは簡単ではありません。多数の診療科の医師が在籍する監修サービスを使えば、商材ごとに最適な専門医をマッチングしてもらえます。監修医師を探す具体的な手順は医師監修の依頼方法、監修医師のキャスティングは医師キャスティングとは?をご覧ください。

医師監修パートナーでは、500名以上の医師が在籍し、皮膚科・内科・産婦人科など各診療科の専門医から、商材・記事のテーマに最適な監修者をマッチングします。診療科の選定から、監修範囲の設計・薬機法に配慮した表記チェックまでワンストップで支援。実際に医師コメントを付けた商品では購買意欲が向上したという調査結果(医師監修パートナー調べ・2021年12月/出典:PR TIMES)もあります。まずは資料でサービス内容をご確認ください。
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    ・セミナー、イベント等の運営および管理のため

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    FAQ

    よくある質問(FAQ)

    Q医師監修は何科の医師に頼めばいいですか?
    A商材やコンテンツのテーマに近い診療科を選ぶのが基本です。目安として、スキンケア・化粧品は皮膚科・美容皮膚科、サプリ・健康食品は内科や栄養に詳しい医師、女性向け商品は産婦人科、睡眠・メンタルは精神科・心療内科などが向いています。テーマと専門が一致していると、監修の信頼性とSEO評価(E-E-A-T)の両方が高まります。
    Q専門外の医師に監修を頼んでも問題ありませんか?
    A監修自体は可能な場合もありますが、テーマと専門が合っていないと、内容が一般論にとどまったり、「なぜこの科の医師が?」と信頼性が伝わりにくくなったりします。特に効果を保証するような表示は、実態とのずれから景品表示法や薬機法上のリスクにつながることもあるため、商材に合った専門医を選ぶことをおすすめします。
    Q化粧品の監修は皮膚科医でないとダメですか?
    A法律で「皮膚科医でなければならない」と決まっているわけではありませんが、肌や成分に関するテーマは皮膚科・美容皮膚科の専門領域と重なるため、これらの医師が第一候補になります。美容医療の訴求が強い場合は美容皮膚科・形成外科も適しています。いずれの場合も、化粧品でうたえる効能は薬機法の範囲内に限られます。
    Q複数のテーマを扱う商品はどう選べばいいですか?
    A訴求の中心となるテーマに合わせて主となる診療科を選ぶのが基本です。テーマが複数領域にまたがって判断が難しい場合は、複数の診療科の医師が在籍する監修サービスに相談すると、最適な専門医をマッチングしてもらえます。
    Q最適な診療科の医師はどうやって探せばいいですか?
    A自社の人脈で探す方法もありますが、商材ごとに最適な専門医を見つけるのは手間がかかります。多数の診療科の医師が在籍する医師監修サービスを利用すれば、テーマに合った監修医師を効率よく手配できます。依頼の流れは「医師監修の依頼方法」の記事もあわせてご覧ください。
    執筆者 池川将理
    AUTHOR
    執筆者:池川将理
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