フェイスマスクには種類があることをご存じですか?
毎日使っているフェイスマスクよりも、より効果の高いフェイスマスクがあるとしたら使ってみたいですよね。
そこで医師監修の下、フェイスマスクの種類や効果、取り入れたい美容成分について紹介していきます。
Profile
高畠唯先生
西荻窪皮膚科・美容皮膚科クリニック 院長
国立香川大学医学部医学科卒業後に、
社会医療法人財団大樹会総合病院回生病院などでの勤務を経て現在は西荻窪皮膚科・美容皮膚科クリニックの院長を務める。
フェイスマスクの効果
フェイスマスクとは、化粧水や美容液などを染み込ませたシートのこと。
シートパック、フェイスパック、シートマスクなどと呼ばれることもあります。
フェイスマスクの1番の特徴が「密封効果」です。
マスクを肌に密着させることによって、成分を肌にじっくりと届けることができます。
化粧水や美容液は時間が経つと蒸発してしまうため、マスクで閉じ込めることで蒸発を防ぎながらしっかりとしたケアが可能です。
フェイスマスクは時間の置きすぎに注意
フェイスマスクには使用の推奨時間が記載されています。
大体5分〜15分程度で設定されているものがほとんどで、長く使えば使うほど効果があるというわけではないのです。
その理由は、お肌の角質層が水浸しになってしまうから。
一定時間までは水分が与えられて肌が潤うのですが、一定時間を超えると水分が増えすぎてお肌がふやけたような状態になってしまいます。
また、水分には乾燥している方へ移動する性質があります。
肌よりもフェイスマスクが乾燥した状態になってしまうと、せっかくうるおった肌から水分が逃げてしまうのです。
フェイスマスクを使う際は、記載された時間を守るよう心がけましょう。
フェイスマスクの素材の種類と特徴
フェイスマスクに使われる素材は主に「不織布」と「バイオセルロース」の2つ。
それぞれの特徴を紹介します。
不織布のフェイスマスク
多くのフェイスマスクは不織布で作られています。
毎日使えるようなフェイスマスクのほとんどが不織布です。
不織布のメリットは、コストが安いこと。
そのため、大容量パックなどを作ったとしても安く提供することができます。
一方デメリットは乾きやすいこと。
短時間で美容成分が揮発してしまったり、密着性が低くはがれてしまったりといった点が挙げられます。
バイオセルロースのフェイスマスク
バイオセルロースとは、ココナッツウォーターから作られた繊維のこと。
不織布とは違い、ぷるっとした見た目が特徴的です。
メリットは密着度が高いこと。
つけてみるとわかるのですが、不織布よりもピタッと肌に密着し、多少動いても剥がれることはありません。
また、鼻や口元などにもピッタリと張り付き、成分が下に流れることがないため、肌全体に満遍なく美容成分を届けることができます。
デメリットは製造コストが高い点です。
コスパ重視のフェイスマスクよりも、スペシャルパックとして使うフェイスマスクに適しています。
フェイスマスクで使いたい注目成分
フェイスマスクは、用途によりさまざまな美容成分を染み込ませて製造します。
そこでここからは、フェイスマスクで取り入れたい注目の成分について紹介しましょう。
ヒト幹細胞培養液
「ヒト幹細胞」という言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
美容業界でも注目されている成分で、幹細胞を培養した際の上澄み液を指します。
多くのアミノ酸、EGFやFGFなどの成長因子、その他のサイトカイン(ホルモンの一種)が豊富です。
なぜここまでヒト幹細胞が注目されているのかというと、私たちが本来持っている細胞を活性化してくれる効果があるから。
真皮という肌の奥の層にまでアプローチし、ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンなどの生成を促すとされています。
ヒト幹細胞は人由来のものなので、アレルギーや副作用が起こりにくい成分。
中でも脂肪由来のものは安全性が高いとされています。
安全に使えて、かつ高い効果が見込めるという点では今後も注目され続ける成分といえるでしょう。
ペプチド
ペプチドとは、アミノ酸がいくつか連なったもの。
細胞の生まれ変わりをサポートする成分で、コラーゲンやエラスチンを生成しやすくしてくれます。
もともと体内で作られているものの、年齢を重ねるごとに少しずつ減っていくとされている成分です。
スキンケアで補うことによって、うるおい美肌を保つことができます。
EGFやFGF、アセチルデカペプチド-3、アセチルヘキサペプチド-8、カルノシンなどがペプチドです。
EGFは表皮細胞の成長因子、FGFは真皮細胞の成長因子です。
アセチルデカペプチド-3は、リジュリンとしてよく知られています。FGF(線維芽細胞増殖因子)とよく似たはたらきがあり、線維芽細胞の再生や増殖に関わっています。
アセチルヘキサペプチド-8は、表情ジワの原因物質の分泌を抑えることから、塗るボトックスとして有名なペプチドです。
カルノシンは鶏肉に多く含まれている成分。
酸化や糖化を防ぐ効果があり、肌の衰えを防いでくれることから、美容製品に使われるようになりました。
コラーゲンやエラスチンの劣化を防止し、肌のハリをキープしてくれます。
医師監修の範囲はこちらまで。
※医師は学術的内容を監修しており、特定の商品を推奨しているわけではありません。
筆者のおすすめ商品
今回筆者が見つけてきたおすすめの商品がこちら!
<ナールスリジェパーフェクトマスク>
バイオセルロースを使ったぷるっぷるのフェイスマスク。
マスク1個になんと美容液が1本分(25ml)含まれており、贅沢な気分を味わえます。
主な成分は「ヒト幹細胞培養液」と「ナールスゲン」。
その他プラセンタやカルノシンなど、話題の成分がたっぷり配合されています。
バイオセルロースのフェイスマスクはとにかく密着度が魅力。
肌の隅々まで密着し、捉えて離さないんです。
液が落ちてくることもないため、つけている間は広範囲にじっくり浸透してくれます。
こんな時におすすめ!
・大事な日の前日に
・週に1回のご褒美ケアに
・紫外線を浴びた日の応急処置に
・美容施術をした後の保湿に
使用者のレビューはこちら
✅美容成分がスーッと肌に入っていく感じなので、その後のメイクよれもなく、一日中パッと明るくキュッとしまったお肌で過ごせます。
✅私は美容医療をはじめ、攻める美容をすることもあるので、クーリングやダウンタイムにぴったり。これだけたっぷりの成分が入っているとなると嬉しくなります。
初めて使った時は、ぷるんとした素材にびっくり。
これまで使ってきた不織布のフェイスマスクとはまったく違い、肌に吸い付くような感覚でした。
たっぷりの美容液がぐんぐん浸透していくのがわかります。
使った直後もうるおっていたのですが、驚いたのは翌朝。
起きた瞬間からうるもち肌で感動!
ぜひ大事な日の前のスペシャルケアとして使いたいです。
この感動を、ぜひ味わってみてくださいね。
<紹介した商品の販売元>
ナールスのエイジングケア化粧品「ナールスコム」