ピルのジェネリックって何？避妊効果・副作用・値段の違いを解説

「ピルのジェネリックが気になる！」
「ピルのジェネリックの効果や費用について知りたい」

低用量ピルにはさまざまな種類があり、使用目的によって使い分けることができます。また、ジェネリック医薬品のピルを利用すれば費用を抑えることも可能です。

でも、ジェネリックのピルって効果はどうなの？

この記事では、ピルのジェネリックの効果や副作用について、わかりやすく解説していきます。

通常のピルより安いジェネリックが気になる！

ジェネリックのピルと通常のピル、何が違うの？

ピルのジェネリックと通常のピルの効果や副作用は同じですが、製薬会社や使用される添加物、料金などに違いがあります。

ピル購入時にジェネリックを選択すれば、購入費用を抑えることが可能です。ジェネリックについて正しい知識を深めましょう。

ピルのジェネリックとは何か

そもそもジェネリックってどんなお薬？

ピルに限らずお薬には「先発医薬品」と「後発医薬品」があります。先発医薬品は最初に発売されたお薬のことで、新薬ともいいます。

一方後発医薬品とは、先発医薬品の特許期間などが終了したあとに発売されるお薬です。後発医薬品のことをジェネリック医薬品とも呼びます。

ジェネリック医薬品の特徴について詳しく見ていきましょう。

(参照：後発医薬品(ジェネリック医薬品)をご存じですか？｜東京都福祉保健局)

特許が切れたピルと同じ成分・製造方法

ジェネリックとは、新薬の特許が切れた後に製造販売されるお薬で、新薬と同じ有効成分が同じ量配合され、品質・効果が同等なものをいいます。

(参照：ジェネリック医薬品って何？｜沢井製薬)

ジェネリック医薬品の製造をおこなうには、厚生労働省で定められている先発薬と同じ基準(GMPなど)を、満たす必要があります。また、「先発薬と同等」ということを証明するための試験や、厚生労働省が定めた試験など、厳しい試験・審査を受けることが義務づけられています。

(参照：ジェネリック医薬品の有効性や安全性は？｜日本ジェネリック株式会社)

開発費がかからず薬代が安いのがメリット

ジェネリック医薬品は新薬に比べ、開発期間が短く、開発費用が抑えられるため、低価格でお薬が販売できます。新薬の開発は、新しい有効成分の有効性を確かめるためにたくさんの試験をおこなう必要があり、9～17年ほどの長い時間がかかります。

ジェネリックでは新薬と同じ有効成分を使用するため、開発期間が短くでき、費用を抑えることが可能です。

(参照：ジェネリック医薬品はなぜ安いの？｜日本ジェネリック株式会社)

ジェネリックのピルの効果と副作用

ジェネリックのピルの効果はどうなの？

ジェネリックのピルの効果と副作用について解説します。

先発薬とジェネリックは効果も副作用も同じ

ジェネリックは、新薬と同じ有効成分を同じ量配合したお薬で、効果も副作用も基本的には同じです。ただし、新薬と形状が違う場合や、使用される添加物が異なる場合があります。

添加物そのものには特に薬としての作用はなく、厚生労働省で承認を得て製造・販売されます。
(参照：H27ジェネリック医薬品冊子(納品))

ジェネリックのピルを服用して期待できる効果

ジェネリックのピルも先発薬と同じ効果が期待できます。

ピル服用で期待できる効果について見ていきましょう。

高い避妊効果

低用量ピルは、正しい服用で99.7％、飲み忘れがあった場合でも91％と高い避妊効果が期待できます。女性自身で、望まない妊娠のリスクを下げることができる方法です。
(参照：低用量経口避妊薬の使用に関するガイドライン｜日本産婦人科学会編)

生理周期の正常化

低用量ピルの服用により、生理周期の正常化が期待できます。通常、低用量ピルは「21日間毎日服用し、7日間休薬する(または偽薬の服用)」という使用方法です。ピルの休薬期間(偽薬服用期間)に生理がくるため、生理周期の安定が期待できます。

ピルを正しく服用しても生理不順が改善しない場合は、子宮や卵巣の病気が関係している可能性が考えられるため、婦人科で相談しましょう。

(参照：ピルは生理にどんな影響を与える？｜クリニックフォア)

生理痛の緩和

ピルの服用で生理痛の緩和が期待できます。生理痛の原因は、経血排出時に子宮収縮することです。低用量ピルの服用で子宮内膜が薄くなり、経血量が減ることで生理痛の軽減が期待できます。

(参照：低用量ピルが生理痛に効くって本当？｜マイピルオンライン)

月経困難症・子宮内膜症の改善

低用量ピルは月経困難症や子宮内膜症の改善も期待できます。ピルを服用することで、女性ホルモンの分泌量を減らし排卵を抑制、子宮内膜を厚くなりにくくします。この作用により、子宮収縮の動きが抑えられ、痛みの緩和ができるでしょう。
(参照：低用量ピルの効果はいつから効果が出るの？｜メデリピル)

PMSによる諸症状の緩和

低用量ピルを服用すると、PMSの症状緩和が期待できます。PMSは、生理前に女性ホルモンが急激に変動することが原因の一つ。

低用量ピルに含まれるエストロゲンとプロゲステロンの作用により、ホルモンの急激な変化が抑えられ、PMSの諸症状に効果があるとされています。
(参照：生理前の不調はPMS？｜メデリピル)

貧血の緩和

低用量ピルを服用すると、経血量(消退出血の量)が減り、貧血の改善が期待できます。ピルを服用すると排卵が止まり、子宮内膜を厚くする働きがあるプロゲステロンの分泌量も少なくなるため、経血量が減少。

過多月経による貧血が緩和できるとされています。

(参照：低用量ピルを飲むと経血量はどうなる？｜ルサンククリニック)

ニキビや肌荒れの改善

低用量ピルはホルモンバランスを整える効果があり、男性ホルモンや黄体ホルモン過多によるニキビ・肌荒れの改善が期待できます。生理前後に悪化するニキビや肌荒れは、急激に分泌される黄体ホルモンにより、皮脂が過剰に分泌されることが原因の一つです。

ピルを服用することでホルモンバランスが安定し、皮脂の過剰分泌を抑え、ニキビができにくい環境に整えます。

(参照：ピルによるニキビ・肌荒れ改善｜メデリピル)

ジェネリックのピルによる副作用

ジェネリックのピルにも先発薬のピルと同じく副作用があります。ほとんどの場合、ピルの服用を続けることで徐々に改善するので大きな心配はありません。

ピルには上記で紹介した副作用の他に「血栓症」という重篤な副作用があります。血栓症とは、血液に血栓ができ血管を詰まらせてしまう病気で「エコノミークラス症候群」としても有名です。

血栓ができる箇所によっては命の危険があり、ジェネリック・先発薬関係なく注意が必要です。

上記のような血栓症の初期症状や、いつもと違う症状があればすぐに医療機関を受診しましょう。
(参照：低用量ピルの副作用・デメリット｜イースト駅前クリニック)

(参照：低用量ピル処方について｜札幌みらいクリニック)

ジェネリックを含むピルの種類と値段の違い

ピルには、卵胞ホルモン「エストロゲン」と黄体ホルモン「プロゲステロン」という2つの女性ホルモンが配合されています。

エストロゲンはどのピルにも同じ「エチニルエストラジオール」が含まれ、プロゲステロンは、その種類と開発順により4つの世代に分けられています。

世代によりホルモンの種類や効果が異なる

世代によって、含まれるホルモンの種類や効果に違いがあるので、目的に合わせたピルを選択することが重要です。

(参照：低用量ピル・それぞれの違いや特徴)

ピルを選ぶときの参考にしてね！

（参照：https://mederi.jp/learn/learn08/）

ピルの先発薬とジェネリックの比較

ピルの先発薬とジェネリックの費用を比較してみましょう。

低用量ピルは継続して服用するので、ジェネリックが選択できれば費用負担の軽減につながります。クリニックによって取り扱いがないものもあるので、公式サイトや診察時に確認しましょう。

ジェネリックの処方におすすめのオンラインピル処方サービス5選

スキマ時間で医師の診察からピル処方を受けられるオンラインピル処方サービスですが、最近では、さまざまなサービスが増え、どれを選べばよいのか迷うことも多いのではないでしょうか。

以下で、おすすめのオンラインピル処方サービスを紹介するよ！

ピルのオンライン処方サービスを比較！

ピルのオンライン処方サービス5選の特徴を表にまとめました。

サービス名	取り扱いピル	診察時間	料金プラン	診察料	送料	当日発送 締め切り時間
メデリピル	・低用量ピル6種類 ・超低用量ピル5種類 ・中用量1種類 ・アフターピル2種類	10：00～23：00	＜定期便プラン＞ ピル代2,970円(税込) ※低用量ピルの場合	・低用量ピルは回数問わず無料 ・中用量・アフターピルは1,650円(税込)	550円(税込) ※6シートおまとめプランは送料無料	17：00
マイピルオンライン	・低用量ピル6種類 ・アフターピル4種類 ・生理日移動ピル1種類	8：00～20：00	＜定期便＞ 低用量ピル 一律2,690円(税込)/月	・初診料/1,650円(税込) ・低用量ピル再診料/550円(税込)	550円(税込) バイク便/8,690円(税込) ※バイク便は梱包代として550円(税込)が別途必要 ※バイク便は東京都23区内限定	平日17：00 土日祝日15：00
エニピル	・低用量ピル2種類 ・中用量ピル1種類 ・アフターピル2種類	10：00～24：00	＜毎月配送プラン＞ ピル代2,563円(税込)	診療費/2,200円(税込) ※新規処方時のみ	385円(税込)	15：00 アフターピルのみ、日祝日は14：00
クリニックフォア	・低用量ピル8種類 ・中用量ピル1種類 ・アフターピル4種類	9：00～21：00	ピル代2,783円(税込)/月	1,650円(税込)	550円(税込)	低用量ピル15：00 アフターピル16：00 ※診療時間やお届けエリアによっては対象外
DMMオンラインクリニック	・低用量ピル9種類 ・ミニピル1種類 ・中用量ピル1種類 ・アフターピル3種類	平日 8：00～22：00 土日 8：00～21：00	＜らくらく定期便＞ 6ヶ月ごと：ピル代13,068円(税込)/1回 ※1ヶ月あたりのピル代は2,178円(税込)	無料	550円(税込)	平日15：30 土日祝日14：30

メデリピル

メデリピルの診療は何度でも無料で、予約から診察まですべてスマホで完結します。

LINE上で、相談や体調管理、服薬までサポートしてくれるため手軽で使いやすいサービスです。

12シートおまとめ購入キャンペーン

メデリピルは現在、12シートおまとめ購入キャンペーンを実施しています。
初月ピル代0円、1シートあたりの値段が2000円以内でピルをお試しすることができます！

キャンペーンは2024/4/1~2024/6/30まで行っています！

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マイピルオンライン

マイピルは、おまとめ処方で再診料や送料が無料になるなど、続けやすい料金設定となっています。予約はWEBやLINEで簡単にできます。

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エニピル

エニピルは予約不要で診察が受けられます。 問診票に回答し、送信すると30分以内に医師のオンライン診療開始。予約も可能です。

アフターピルを希望する場合、最優先で割り込み診療が受けられ、15：00までに処方を受ければ即日発送されます。早く診察を受けたい人にピッタリなサービスです。

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クリニックフォア

クリニックフォアはアフターフォローが充実。 LINEで生理と服薬の両方が管理できます。飲み始めで不安な時も、体調に合わせたアドバイスを受けられます。

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DMMオンラインクリニック

DMMオンラインクリニックは最短で当日発送、当日到着ができるオンラインピル処方サービスです。すぐにでもピルが必要な方におすすめです。

DMMオンラインクリニックでは、DMM会員ならDMMポイントで決済が可能です。取り扱うピルの種類も多く、一人ひとりに合ったピルの処方が受けられます。

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ピルのジェネリックに関するよくある質問

ジェネリックを活用してピル代を抑えよう♪

ジェネリックのピルの効果や副作用は、新薬と同じです。低用量ピルには種類が多くあり、目的によって使用するお薬が違うため、目的に合ったピルを選択しましょう。
また、ピルの処方の際は、対応するジェネリック医薬品を選べば、ピル代の負担を減らすことができます。

ただし、クリニックによって取り扱いがないものもあるので、公式サイトまたは診察時に確認しておくと良いですよ。
ジェネリックを活用して、ピル代の負担を抑えましょう。