ピルを飲むと情緒不安定で泣く？メンタル鬱の対処法3選も紹介！

今回は、ピルを飲むと情緒が不安定になる理由と対処法を紹介するよ！

生理の辛さを緩和するためにピルを飲み始めたのに、ピルを服用すると気分が下がったり急に涙が止まらなくなったりする方もいらっしゃるのではないでしょうか。

対処法を知ってピルと向き合い、生理の辛さから解放されましょう。

ピルを飲むと情緒不安定で泣いてしまう理由

ピルには卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)が含まれています。ピルの服用を開始するとホルモンが含まれた薬剤を摂取するため、体内のホルモンバランスが変化し、情緒が不安定となります。

また「ストレスホルモン」と呼ばれるコルチゾールが増加すると発表されました。コルチゾールはストレスがかかっている状態で増加します。そのため、ピル服用時はストレスを感じていると脳や体が判断し、情緒が乱れます。

参考：経口避妊剤デソゲストレル・エチニルエストラジオール錠
　　　経口避妊薬を服用している女性におけるHPA軸のストレス様変化の証拠

ピルの副作用により情緒不安定になる3パターン

ピルを服用すると副作用によって情緒が乱れてしまいます。情緒が乱れた場合に起きる症状を3つ紹介します。

情緒が不安定になり性格が変わった

情緒不安定に陥った場合、イライラする人がいます。普段はおおらかで些細なことは気にならない人でも、ホルモンバランスが崩れるとイライラしやすくなります。

涙が止まらなくなった

ストレス状態になると自律神経が乱れます。自律神経は興奮している時にはたらく「交感神経」とリラックスしている時に働く「副交感神経」があります。涙が止まらない原因は副交感神経が過剰にはたらくためです。

また涙にはストレスホルモンであるコルチゾールを低下させる役割もあるため、ストレスホルモンを排出しようとし、涙がでてしまいます。

涙はストレスから体を守ってくれてるんだね！

落ち込むことが増えた

ホルモンバランスが崩れると、気分が落ち込む可能性があります。また、うつ病の発症リスクも高まります。

デンマークのコペンハーゲン大学のグループが「女性ホルモン薬を使った避妊法がうつ病のリスクと関連している」という研究結果を発表しました。研究結果によると、ピルを使用していない人に比べて、ピルを服用している人は抗うつ薬を使用するリスクが1.23倍〜1.34倍高かったとの報告がありました。

参考：JAMA Psychiatry

気分の落ち込みを感じたらうつ病の可能性も考えられるよ！

ピル服用時にメンタル面への影響がでた場合の対処法3選

ピルを服用開始し、気分の落ち込みや涙が止まらなくなった場合にできる対象法を3つ紹介します。

1～3ヶ月は様子見の期間と割り切りピルの服用を続ける

ピルによる副作用は2〜3ヶ月継続して服用すると軽快、または消失していきます。体が慣れてくると副作用も落ち着きだすので、1〜3ヶ月は様子を見る必要があるので、継続が大切です。

医師に相談しピルの種類を変える

副作用がでるかは個人差があります。そのため、服用を開始してからでないとピルが体に合っているか判断できません。

服用継続が困難なほど副作用が強い場合は、ピルの種類を変えてみるのも良いでしょう。ホルモンの変化によって副作用が表れるため、症状が強い人はホルモンの配合量が少ない超低用量ピルを試してみるなど、医師と相談しながらピルの種類を検討してください。

ただし、超低用量ピルは副作用が出にくい反面、不正出血のリスクは低用量ピルよりもあがる点には注意が必要です。

参考：ポートサイド女性総合クリニックビバリータ

超低用量ピルはエストロゲンの配合量が30mg以下でヤーズ・ヤーズフレックス・ドロエチ・ルナベルULD・フリウェルULDがあるよ！

ストレスを発散する

ピルの服用を継続してもピルの種類を変更しても副作用が軽快しない場合、ストレスが原因の可能性があります。ストレスがたまると自律神経が乱れます。

自律神経が安定すると情緒不安定も軽快するため、ストレスの発散は大切です。ピルの服用によりストレスを感じやすい人には以下の特徴があります。

ストレスの原因は人間関係やペットの別れ、生活環境などさまざまです。まずはしっかりと睡眠をとりゆっくりと過ごしましょう。

参考：朝日新聞

暴飲暴食や多量に飲酒するなどは体調不良を起こす可能性があるのでやめよう！

ピルの種類を変えるならおすすめのオンラインクリニック5選

オンラインクリニックでは自宅で医師に相談しながらピルの種類を変更し処方してもらえます。おすすめのオンラインクリニックを5つ紹介します。

サービス名	取り扱いピル	診察時間	料金プラン	診察料	送料	当日発送 締め切り時間
メデリピル	・低用量ピル6種類 ・超低用量ピル5種類 ・中用量1種類 ・アフターピル2種類	10：00～23：00	＜定期便プラン＞ ピル代1,980円〜(税込) ※低用量ピルの場合	・低用量ピルは回数問わず無料 ・中用量・アフターピルは1,650円(税込)	550円(税込) ※6シートおまとめプラン・12シートおまとめプランは送料無料	17：00
マイピルオンライン	・低用量ピル6種類 ・アフターピル4種類 ・生理日移動ピル1種類	8：00～20：00	＜定期便＞ 低用量ピル 一律2,690円(税込)/月	・初診料/1,650円(税込) ・低用量ピル再診料/550円(税込)	550円(税込) バイク便/8,690円(税込) ※バイク便は梱包代として550円(税込)が別途必要 ※バイク便は東京都23区内限定	平日17：00 土日祝日15：00
エニピル	・低用量ピル2種類 ・中用量ピル1種類 ・アフターピル2種類	10：00～24：00	＜毎月配送プラン＞ ピル代2,563円(税込)	診療費/2,200円(税込) ※新規処方時のみ	385円(税込)	15：00 アフターピルのみ、日祝日は14：00
クリニックフォア	・低用量ピル8種類 ・中用量ピル1種類 ・アフターピル4種類	9：00～21：00	ピル代2,783円(税込)/月	1,650円(税込)	550円(税込)	低用量ピル15：00 アフターピル16：00 ※診療時間やお届けエリアによっては対象外
DMMオンラインクリニック	・低用量ピル9種類 ・ミニピル1種類 ・中用量ピル1種類 ・アフターピル3種類	平日 8：00～22：00 土日 8：00～21：00	＜らくらく定期便＞ 6ヶ月ごと：ピル代13,068円(税込)/1回 ※1ヶ月あたりのピル代は2,178円(税込)	無料	550円(税込)	平日15：30 土日祝日14：30

メデリピル

メデリピルはピルの服用が初めての方も服用しやすいように、低用量ピルが1ヶ月無料です。服用中の副作用の心配に対しても再診療がかからないので、医師に相談しやすいのが特徴です。

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マイピルオンライン

マイピルオンラインはおまとめ6ヶ月処方を利用すると、再診料と送料が無料です。そのため2ヶ月以降も継続しやすいのが特徴のオンラインクリニックです。

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エニピル

10時〜24時の診療のため、仕事から帰宅後にゆっくり過ごしながら受診できます。問診入力後は30分以内に診療が開始されるため、クリニック受診のように長時間待つ必要がありません。

　＼低用量ピルはこちら↓↓／

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クリニックフォア

クリニックフォアは当日診療が可能なため、予約し忘れていても予約が空いていれば診療してもらえます。全国に10店舗を展開しているクリニックで、対面診療を行っている医師が診療を行います。

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DMMオンラインクリニック

平日は8時～22時までと診療時間が長いため、隙間時間を見つけて診療できます。ピルの服用を検討しているが「喫煙している」「高血圧でピルを服用できない」といった方に向けたミニピルの取り扱いもあります。

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PMSに対するピルの効果

ピルにはPMSを軽減する効果があり、服用を継続しホルモンバランスを安定させます。

PMSはイライラや不安感、情緒不安定などがあげられます。生理前に症状が表れ、生理開始と同時期に症状が落ち着くのがPMSの特徴です。

アンケート調査でも、PMS時に実感する症状として感情の起伏が1位になっています。

引用：株式会社アラヴィスによる調査（株式会社アラヴィス）　

卵巣から分泌されるプロゲステロンの増加がPMSを引き起こす原因です。ピルを服用するとプロゲステロンを抑える働きがあるため、PMSの症状改善につながります。

PMSに対して処方されるピルの種類

PMSの治療には超低用量ピルが処方されます。

超低用量ピルにはいくつかの種類があり特徴が異なるため、以下の表で紹介します。

超低用量ピルは副作用が出にくいものの、不正出血や血栓症のリスクがあるので服用は医師の判断に従いましょう。

ピルはPMSと混同されがちな月経困難症にも対応

辛い生理痛や生理時の腰痛に対しても、ピルの服用で症状が軽快する場合があります。生理中に強い腰痛や腹痛を伴うのが月経困難症です。

月経困難症には2つに分けられ、子宮収縮によって起こされる症状を「機能性月経困難症」子宮に病気が潜んでいる場合は「器質性月経困難症」と診断されます。

月経困難症にはLEPと呼ばれる低用量エストロゲン・プロゲステロン配合薬が処方されます。成分は避妊時に処方されるOPと呼ばれるピルと違いはありません。

しかし、OPは自費診療になるのに対して、月経困難症と診断されるとピルは保険適用になります。

月経困難症は生理中にPMSは生理前に症状が現れるよ！

ピル休薬期間中なら情緒不安定は解消するのか

ピルを服用する副作用として情緒不安定になるケースがありますが、服用していない休薬期間には情緒は安定するのでしょうか。その答えを下記で詳しく紹介します。

休薬期間中でのメンタルは安定しない

休薬期間はホルモン量が増加します。情緒の不安定はホルモンの変化により起こるため、休薬期間中もメンタルは不安定になりやすい状態です。

休薬期間がある理由

子宮や卵巣のメンテナンスをするためにも、休薬期間を設けて生理をおこす必要があります。ピルを服用し続けて休薬期間を設けないと、不正出血が起きたりピルの服用を辞めた後に生理がこなくなったりとトラブルが起きる可能性が高いです。

ピルを服用中は卵巣と子宮は活動を休んでいます。しかし、女性の体を通常の状態に戻すには卵巣や子宮が正しく活動する必要があります。

超低用量ピルのヤーズフレックスは最大120日間ピルを服用できるよ！

ピルをやめると情緒が安定するのか

ピルの副作用がつらく、ピルをやめようか悩んでしまっている人も中にはいるのではないでしょうか。ここからはピルをやめると情緒が安定するのかを紹介します。

ピルをやめると生理痛などの症状が元に戻る

ピル服用中の副作用はピルをやめると落ち着きます。しかし、生理に関するトラブルが再発します。以下に生理に関するトラブルをまとめました。

また、子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が隠れていた場合、病気が進行する恐れがあります。生理に関する副作用だけでなく、ピルの服用をやめるとエストロゲンの量が低下し抜け毛が増える可能性もあります。

抜け毛は一時的なものが多いため、自然に改善されない場合は医療機関を受診しよう！

ポイント

ピルの正しいやめ方

どうしてもピルの副作用で情緒不安定が強く辛い場合には、ピルをやめる選択肢もあります。ピルをやめるタイミングとしては、現在服用中のピルを1シート飲み切ったあとが望ましいでしょう。ピルの服用を中止すると3ヶ月〜4ヶ月程度で生理や排卵が元に戻ります。

ピルの中止には、血栓症にも注意が必要です。ピルを中止してから服用を再開すると再度血栓症のリスクが高まるため、服用中止には適切な判断をしてもらえる医師に相談しながら行いましょう。

ピルをやめると生理痛などの生理トラブルが復活するため、服用中止は慎重に判断してください。

参考：日本産婦人科「低用量経口避妊薬、低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤ガイドライン（案）」

ピル服用時の情緒不安定に関するよくある質問

ピル服用時に関するよくある質問を3つ紹介します。

ピルを服用するとホルモンの変化で情緒不安定になりやすいよ！

ストレス発散には暴飲暴食は避けて体を動かしたりリラックスして過ごしたりするのがおすすめ！

症状が強い場合は無理に服用を継続せず医師に相談しよう！

ピルで情緒不安定で泣いてしまう場合には様子見かピルの変更がおすすめ

ピル服用を始めるとホルモンバランスが変わるため、情緒不安定になり涙が止まらなくなる人もいます。2ヶ月〜3ヶ月服用を続けると症状は落ち着くケースが多いものの、服用継続が困難なほど辛い場合は、処方されているピルとの相性が悪い可能性があります。

ピルの変更で症状が軽快する場合もあるので医師と相談しながらピルの服用をしてください。