今年3月、骨董通りにあった東京美容クリニック青山本院が神宮前の交差点に移転し「東京美容クリニック 表参道本院」としてグランドオープンしました。表参道本院には、美容皮膚科だけでなく美容婦人科もあります。「通いやすい場所にあるので、美容医療初心者の方でも気軽に通えるクリニックにしたい」と話すのは、院長の山西智子先生。東京美容クリニック表参道本院の魅力や、先生の美容医療への思いを聞きました。
美容医療の道に進みたいと、文系からの転身
____いまのご職業に就くまでの経緯を教えてください。
山西智子先生実は私、もともと文系の大学に通っていたんです。でも就活のときに、やりたいことがないことに気づいて…。父が医者だったのもあり、高校の時から行きたかった医学部にもう一回挑戦してみようと思って、卒業してから医学部を再受験しました。
____文系から理系への転身、しかも医学部となると大変でしたね。医学部に入られたときには進みたい道のイメージはあったのですか?
山西智子先生医学部に入るときには、美容医療の道に進みたいなと思っていました。だから卒業して研修が終わった後は、都内の美容皮膚科に就職しました。保険診療もやっているところでしたね。そのあと別のクリニックに勤めたあとに、この東京美容クリニックに入局しました。
____この東京美容クリニック表参道本院は、美容皮膚科と美容婦人科がありますが、その2つの施術メニューを置かれた理由についてお聞かせいただけますか?
山西智子先生そのお話は、産婦人科医でもある理事長の山村先生からお伝えできればと思います。
山村菜実先生:「女性の悩みを全て解決できるようになりたい」と思ったのが美容皮膚科を始めるきっかけでした。
美容皮膚科を始める前は婦人科で働いていたのですが、働く中で女性の悩みは婦人科以外にもたくさんあるなと感じたため、美容皮膚科を学びました。
美容皮膚科のメニューをご提供するのに加え、婦人科の自由診療もあれば、女性のお悩みの多くを解決できるのではと思い、美容婦人科のメニューをいれました。婦人科でも、保険診療で解決できなかったお悩みが自由診療で解決できることも多いんですよ。
また、婦人科と聞くとハードルが高く行きにくく感じるかもしれませんが、美容皮膚科に併設することにより、お肌のお悩みのついでに婦人科のことも気軽に相談できるかとも思っています。
施術は患者さまとの相性も大切。しっかりと見極めて提案する
____クリニックに来院される患者さまのお悩みTOP3を教えてください。
山西智子先生しみ、しわ、たるみですかね。あと、にきびのお悩みも30代半くらいまでは多いかな。
____しみの対策としては何がありますか?
山西智子先生ピコトーニング*1とピコスポット*2です。ピコトーニングはお顔全体にあてていくもので、ピコスポットはしみ一つ一つに当てていくものです。 ピコトーニングは顔全体のトーンアップが狙えますし、ピコスポットはシミを狙いうちしてあてることができるので、しみのタイプや目的によって使用する機種を変えます。
____しわに対してはどういったケアがありますか?
山西智子先生まずはボトックスですね。30代以降の方がよく受けられています。
あと、スキンケアの見直しも大切です。弊院ではスキンケアブランドもたくさん取り扱っていて、ゼオスキン・ガウディスキン・リビジョン・ビューティフルスキンなどがよくでますね。
____豊富なランナップですね!クリニックでケアをした後に、自宅でしっかりアフターケアができるのはうれしいです。たるみケアで人気なのは何でしょうか。
山西智子先生これから糸リフトも弊院で取り扱っていく予定ですが、まずはハイフを定期的に取り入れて頂くのをおすすめしています。 ハイフはウルセラ *3とウルトラフォーマーⅢ*4を取り扱っています。ドクター施術がウルセラで、ウルトラフォーマーはナース施術になります。
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____2つの機種はどういった違いがあるのでしょうか?
山西智子先生ウルセラの方がたるみに対しての効果は感じられるかと思いますが、ウルトラフォーマーの方が痛みは少なく、目の周りまでしっかり当てられるのが魅力です。お悩みに合わせて使用するハイフを変えることもありますし、痛みが苦手な方と得意な方でも変えたりします。 どちらを使用するかは、カウンセリングでしっかりと聞いて決めています。
____どれくらいのペースで通えばいいですか?
山西智子先生ウルセラもウルトラフォーマーも半年から1年に1回通っていただければいいかと思います。 ハイフシャワーというのもあって、他の2種に比べると少し弱めなので初めてハイフを受けられる方はハイフシャワー*5から始めてもらうのもいいと思います。筋肉痛のようなものがでたりはしますが、ダウンタイムがないところがいいですね。
____先生が自腹をきってでも受けたい施術を教えてください。
山西智子先生ピコレーザー、ハイフ、ボトックス *6です。 ピコレーザーは月に1回やっていますし、患者さまもそれくらいのペースで通われている方が多いですね。 ハイフは、私は痛いのがあまり得意ではないのでウルトラフォーマーⅢを使用しています。どの施術もアラフォー以上の女性にはおすすめです。
____アラフォー女性が取り入れた方がいい成分はありますか?
山西智子先生ビタミンCとビタミンEとトラネキサム酸ですね。ビタミンCとビタミンEは抗酸化作用が強いので特におすすめです。トラネキサム酸は肝斑が気になる方におすすめしています。私もこの3つは毎日取り入れています。
美容施術からスキンケア内服まで多様な提案をする美肌の名医
____先生がご自身を何かの名医というとしたら、何の名医でしょうか。
山西智子先生う〜ん、なんだろう…笑?美肌の名医ですかね。
私自身、敏感肌ということもあり敏感肌で悩まれている方のお気持ちも理解できますし、何かしらのアレルギーをお持ちの患者さまもクリニックに多くいらっしゃいます。
その患者さまのお気持ちや肌のお悩みにあわせて施術メニューやスキンケアを提案させて頂いています。
____例えば敏感肌の方が美白ケアをしたい場合は、どのような施術があるのでしょうか。
山西智子先生患者さまにもよりますが、ピコレーザーとスキンケア、あと内服をご提案します。スキンケアと内服は絶対した方がいいですね! ピコトーニングはダウンタイムもないので受けやすいかと思います。
美容医療初心者の方でも安心して来てもらえるように
____最後に患者さまといつもどう向き合っているか、その想いを聞かせてください。
山西智子先生クリニックにきてくださる患者さまは美容医療初心者の方が多いので、どういった悩みを抱えているのか、何を不安に思っているのかなど、深く掘り下げてしっかりお話を聞くようにしています。 ダウンタイムや痛みに関しても、カウンセリングの中できちんと説明して安心して受けて頂けるように心がけています。